JPH0341121Y2 - - Google Patents

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JPH0341121Y2
JPH0341121Y2 JP9849385U JP9849385U JPH0341121Y2 JP H0341121 Y2 JPH0341121 Y2 JP H0341121Y2 JP 9849385 U JP9849385 U JP 9849385U JP 9849385 U JP9849385 U JP 9849385U JP H0341121 Y2 JPH0341121 Y2 JP H0341121Y2
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JP
Japan
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oil
flange
hydraulic
oil tank
tank
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JP9849385U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ポンプ,各種弁類,配管類及び油
タンク等から成る油圧装置に係り、特にアルミニ
ウム製油タンクとその上蓋を油受けのないものに
共用できるようにした油圧装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に使用されている油圧装置は、油タンク
と、この油タンクの上蓋上に設置した油圧ポンプ
及びその駆動用電動機と、油圧制御弁類等の各種
制御機器から構成され、そしてこれらの制御機器
は油タンク上蓋上に設置したパネルに配設される
とともに、各制御機器間及びこれと油圧ポンプ間
は配管等により接続されている。
しかるに、これらの油圧機器は、装置が運転さ
れた時の振動,作動油の圧力変化や油温変化に起
因して油圧機の接合部あるいは配管接続部等から
油漏れが生じ、これが油タンク上蓋からタンク側
面を伝わって作業床面等に流れ出し、油圧装置周
辺の作業環境を悪くするほか、公害発生の要因と
なる。
そこで、従来においては、タンク上蓋上に漏出
した油を、タンクの上部に設けた油受にて捕集す
るようにしている。
従来、このような油受を油タンクに配設する方
式としては、特公昭57−31001号公報に開示され
ている如く、タンク上蓋と油受とを鉄板材からプ
レス加工にて一体成形したもの、及び実開昭53−
28387号公報に開示されているように油受を鉄板
材、あるいはアルミニウム材により成形し、これ
を上蓋又は油タンク本体に溶接にて取付けたも
の、又は、アルミニウム材からなる油タンクに、
その鋳造時に油受を一体成形する方式のものなど
が提案されている。
油タンクのアルミ製化は、密閉状態に収容され
ている作動油の放熱を良好にするとともに、油タ
ンクの軽量化及び大量生産に適し、低コスト化で
きると云う点で大いに普及されているものであ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来の油圧装置において、上蓋と油受とを
プレス加工により一体成形する方式のものでは、
上蓋に油ポンプ,電動機及び各種制御機器等の重
量が負荷される関係上、その板厚が6mmと厚く、
プレス加工による一体成形が困難である。
また、上蓋もしくは油タンクと油受とを溶接す
る方式のものにあつては、油受の接合部分を全周
に亘り溶接しなければならず、その溶接の手間が
大きくなるとともに、溶接不良部分が存在してい
る場合には、油タンク内の作動油レベルの下降に
伴い外気と共に浮遊塵埃が溶接不良隙間を通して
直接吸入され、作動油を劣化させる原因となるほ
か、レベルの上昇時にはミスト化されたオイルが
大気に放出され、作業環境を悪化させる問題があ
る。
さらにまた、上記従来の油圧装置では、油受は
上蓋及び油タンクのいずれかに一体に取付けられ
た構造になつているため、油受を必要としない油
タンク及び上蓋に共用化できず、油受を有しない
油タンク及び上蓋を新たに成形しなければならな
い問題があつた。
この考案は上記のような従来の問題を解決する
ためになされたもので、油受を油タンク本体と分
離可能にし、かつ油受の油タンク本体への組付け
も容易にするとともに、油受を必要としない油タ
ンクにも共用できるようにした油圧装置を提供す
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案にかかる油圧装置は、作動油を貯蔵及
び冷却するアルミニウム材から成形された上部開
口の油タンクと、この油タンクの上部開口端に形
成したフランジ上に気密に載置固定されるととも
に油圧ポンプ及び各種油圧制御弁等の油圧機器が
設置される上蓋と、上記油タンクのフランジ外周
形状に対応して成形されるとともに上記油圧機器
から漏出する油を捕集する別構成の油受を備え、
上記油受には上記油タンクの上蓋取付用フランジ
上に載置係合されるフランジを設け、このフラン
ジをシール材を介して上記油タンクフランジと上
蓋間で挟持し締付け固定するボルトを設けたもの
である。
〔作用〕
この考案においては、油タンクの開口フランジ
上面と上蓋間でシール材を介して油受のフランジ
部を挟み込み、ボルトにより締付けることで、油
受を油タンクに取付け、油タンクの密閉を完全に
するとともに、油受を取外すことで油受のない油
タンクとして利用可能にする。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例を第1図乃至第4図
に基づいて説明する。
第1図乃至第3図はこの考案にかかる油圧装置
の全体構成の正面図及び平面図を示すもので、1
はアルミニウム材から鋳造成形された油タンクで
あり、この油タンク1の上部は開口され、この開
口上端縁にはその全周に亘り上蓋取付用のフラン
ジ2が一体に形成されている。また、フランジ2
の上面にはその全周に亘りエンドレスの溝3が形
成され、該溝3にはOリング等のシール材4が挿
着されている。
5は上記油タンク1の上部開口を閉塞する上蓋
で、鉄板材又はアルミニウム材から一体成形さ
れ、上記タンクフランジ2に螺合されるボルト6
によつて油タンク1に気密に固定されている。
また、7は上蓋5上に後述の油圧機器から漏出
した油を捕集するための油受で、第2図及び第3
図に示す如く鈑金加工などにより溝型鋼状にした
部材により油タンク1のフランジ2の外周囲を取
り巻く形に成形され、そして油受7の内側片7a
の上縁全周には、上記油タンク1のフランジ2の
上面に載置係合されるフランジ8を一体に形成す
るとともに、フランジ8には上記ボルト6が挿通
される複数個のボルト貫通孔9が穿設されてお
り、さらに油受7の底面には捕集された油を油受
7外に排出する排出口10が形成されている。
このようにした油受7は、そのフランジ8を第
4図に示す如く上記タンクフランジ2の上面上に
シール材4を介して載置係合し、さらに枠状のシ
ール材11を介して上蓋5を重ね合せた後、上蓋
5の取付けボルト6によりタンクフランジ2に締
付けることで油タンク1に一体に固定されるもの
である。
第1図及び第2図において、12は油圧装置を
構成する油圧ポンプで、上記上蓋5上に設置した
電動機13に直結されている。また、14は上記
上蓋5上に垂直に設置されたパネルで、このパネ
ル14は図示しない油圧制御弁等の各種制御機器
を取付けるためのものであり、そしてこれら制御
機器間及び油圧ポンプ間は図示しない配管により
接続されるようになつている。15は油圧ポンプ
12の吸入側に接続した吸込管で、その他端部は
上蓋5を貫通して油タンク1内に挿入され、その
挿入先端には作動油内に浸漬されたストレーナ1
6が接続されている。また、17は油圧ポンプ1
2の吐出側に設けた圧力計、18は油圧ポンプ1
2のドレン管、19は上蓋5に設けた給油口兼用
のエアーブリーザ、20は油タンク1の側面に設
けた液面計である。
上記のように構成された本実施例の油圧装置に
おいて、電動機13により油圧ポンプ12が駆動
されると、油タンク1内の作動油はストレーナ1
6及び吸込管15を通して吸入され、さらに油圧
ポンプ12の吐出側から外部負荷へ供給されると
ともに、図示しない戻り管を介して油タンク1へ
帰還される。このときの作動油の圧力及び外部負
荷の制御はパネル14に取付けた各種制御機器
(図示せず)により行われる。
一方、電動機13及び油圧ポンプ12の運転に
伴う機械的振動及び作動油の圧力変化,油温変化
等起因して、油圧ポンプ12,油圧制御弁等の各
種油圧機器における接合部位の緩み、及びシール
材の劣化、あるいは油圧機器と配管との接続部位
の緩み等が生じると、その緩み及びシール劣化部
位から作動油が漏出する。この漏れ油は油タンク
1の上蓋5上に滴下し、さらにタンク上蓋5上を
周縁方向へ流動して、周縁から油受7内に流入し
捕集される。そして捕集された漏れ油は排出口1
0から油受7外へ流出され、濾過浄化処理された
後、油タンク7内へ戻される。
このように各種油圧機器から漏出した油は、油
圧装置の設置床面に流出されることがなく、油圧
装置周辺の作業環境を良好にできるとともに、油
受7の油タンク1への取付けは、油受7のフラン
ジ8をシール材4,11を介してタンクフランジ
2と上蓋5によりサンドイツチに挟み、ボルト6
により締付ける方式としたため、ボルト6を抜き
取れば、油受7を油タンク1及び上蓋5から分離
することができる。
従つて、油受7を必要としない場合、例えば油
タンク1と油圧ポンプ12を含む各種油圧機器と
を別々にして、油圧機器を油タンク1上に搭載し
ない場合には、油受7を取外し、油タンク1のフ
ランジ2上にシール材4を介して上蓋5をボルト
6により締付け固定すれば良い。即ち、従来のよ
うに油受を有しない油タンク又は上蓋を別に成形
する必要がなく、油タンク1及び上蓋5をそのま
ま油受のない油圧装置にも共用できるとともに、
油タンク及びこれに対応する上蓋の機種数を従来
の方式に比して1/2にすることができる。さらに
油受7を別構成とすることにより、油タンク1の
アルミ鋳造成形及び上蓋5の成形を簡便にし、大
量生産に適したものとすることができ、油受7の
形状,大きさ等の設計の自由度も得られるほか、
油17の油タンク1への取付けには、上蓋5の油
タンクへの取付ボルトを兼用し、かつ油受7のフ
ランジ8を油タンクフランジ2に載置係合させる
だけで良いため、油受7の油タンク1への組付け
も容易になり、気密性も十分に確保できる。
なお、この考案における油受7の形状は上記実
施例のものに限定されないことは勿論である。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば、油タンクの
上蓋取付用フランジの外周形状に対応して成形し
た別構造の油受に上蓋取付用フランジの上面に載
置係合されるフランジを設け、このフランジをシ
ール材を介して油タンクのフランジと上蓋間で挟
持し、ボルトにより締付け固定する方式としたの
で、油受を油タンクから分離することができ、こ
れに伴い油受を必要としない油タンクに共用でき
るとともに、油受の油タンクへの取付けは、上蓋
の油タンクへの取付手段(ボルト)を兼用し、か
つ油受のフランジを油タンクフランジに載置係合
させるだけで良いため、油受の油タンクへの組付
けも容易になり、気密性も十分に確保できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる油圧装置の一例を示
す全体構成の正面図、第2図はその平面図、第3
図はこの考案における油受及びシール材の詳細を
示す斜視図、第4図は第1図における要部の拡大
断面図である。 1……油タンク、2……上蓋取付用フランジ、
4……シール材、5……上蓋、6……ボルト、7
……油受、8……フランジ、10……排出口、1
1……シール材、12……油圧ポンプ、13……
電動機、14……制御機器取付用パネル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 作動油を貯蔵及び冷却するアルミニウム材から
    成形された上部開口の油タンクと、この油タンク
    の上部開口端に形成したフランジ上に気密に載置
    固定されるとともに油圧ポンプ及び各種油圧制御
    弁等の油圧機器が設置される上蓋と、上記油タン
    クのフランジ外周形状に対応して成形されるとと
    もに上記油圧機器から漏出する油を捕集する別構
    成の油受を備え、上記油受には上記油タンクの上
    蓋取付用フランジ上に載置係合されるフランジを
    設け、このフランジをシール材を介して上記油タ
    ンクフランジと上蓋間で挟持し締付け固定するボ
    ルトを設けたことを特徴とする油圧装置。
JP9849385U 1985-06-28 1985-06-28 Expired JPH0341121Y2 (ja)

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JP9849385U JPH0341121Y2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28

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JP9849385U JPH0341121Y2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28

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JPS626503U JPS626503U (ja) 1987-01-16
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