JPH0341031Y2 - - Google Patents

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JPH0341031Y2
JPH0341031Y2 JP43983U JP43983U JPH0341031Y2 JP H0341031 Y2 JPH0341031 Y2 JP H0341031Y2 JP 43983 U JP43983 U JP 43983U JP 43983 U JP43983 U JP 43983U JP H0341031 Y2 JPH0341031 Y2 JP H0341031Y2
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JP
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door
hinge
shaft
piston
damper
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JP43983U
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JPS59106977U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は油圧力にて扉の開閉速度を調整する
ダンパーヒンジに関するものである。
〔考案の従来技術〕
従来、この種のダンパーヒンジとしては、例え
ば第1図に示すようなものがある。ダンパーヒン
ジは上部蝶番羽根10を有する上部ヒンジ筒体1
と下部蝶番羽根11を有する下部ヒンジ筒体2と
が同軸線上に隣接して配設されている。上部ヒン
ジ筒体1に突出して設けられた軸3の突出部は下
部ヒンジ筒体2内に位置し、かつ軸受部9を介し
て回転自在に装着されている。また軸3の突出部
にスプライン係合し、かつ下部ヒンジ筒体2の内
壁に螺合してピストン5が装着されている。この
ピストン5の摺動穴18の底壁には調速通路20
と弁通路22が形成され、この調速通路20に調
速棒12のテーパー部13が貫装され、弁通路2
2に逆止弁4が装着されている。このような底壁
を挾んで形成される摺動穴18たる油圧室及びダ
ンパー室24にオイルを充填し、これら両室1
8,24間のオイルの移動流量を制御して閉扉速
度を制御するようにしたものである。すなわち、
上部ヒンジ筒体1を開扉方向に回転させると、下
部ヒンジ筒体2内に螺装したピストン5が上方へ
移動するとともに、油圧室18内のオイルが逆止
弁4を開いてダンパー室24に流出する。次い
で、スプリングの付勢力により、上部ヒンジ筒体
1が閉扉方向に回転すると、下部ヒンジ筒体2内
に螺装したピストン5が下方へ移動し、ダンパー
室24を縮小せしめる。その結果、逆止弁4は弁
通路22を閉鎖するので、ダンパー室24内のオ
イルは調速棒12によつて調整される調速通路2
0を通つて油圧室18に流れ込む。しかして、調
速通路20はピストン5の下方への移動にともな
つてその通路面積が漸次狭められるので、オイル
の移動流量が減少し、ピストン5の下方への移動
が制御される。このようにして、上部ヒンジ筒体
1の閉扉方向の回転速度、つまり、閉扉速度が制
御されるものである。
しかしながら、このような従来のダンパーヒン
ジにあつては、開扉角度が大きくなるに従つて調
速通路20の通路面積が漸次拡大するので、初期
閉扉速度は開扉角度に比例して大きくなり、通常
の出入り開扉角度(約70゜程度)よりさらに開扉
した場合(以下これを大開状態とよぶ)には、初
期閉扉速度がさらに大きなものとなり、扉は円滑
に閉動し得ないという欠点がある。また、スプリ
ングの付勢力によつて自動的に閉扉する構造であ
るので、開扉角度が大きくなるに従い、付勢力が
大きくなり、前述の調速通路20の場合と相俟つ
て初期閉扉速度が著しく大きなものとなり、閉扉
の円滑な閉動が損なわれてしまう。さらに、扉を
勢いよく開けたり、あるいは風であおられたりし
た場合、扉は急激に開けられ、極めて危険である
ばかりでなく、出入角度を越えた大開時にはヒン
ジ筒体1,2に無理な力が加わり、損傷の原因と
なる問題点がある。
〔考案の目的〕
そこで、この考案は従来の前記問題点に着目し
てなされたもので、その目的とするところは、軸
の突出部の先端に小径の先端小径部を形成し、こ
の先端小径部と微小間隙を有して大開時にのみ嵌
合する嵌合穴をピストンの摺動穴の底部に形成す
ることにより、大開時の開扉動作終期近傍におい
て終期開扉速度を次第に抑制させて円滑に開扉さ
せ、また、大開時の閉扉動作の始期近傍において
は初期閉扉速度を徐々に増大させて扉の開閉速度
の制御を可能にして大開時の開閉扉動作における
円滑性を向上させるとともに、大開時の扉の開閉
の始終期における衝撃力を緩衝させて安全性を向
上させるようにしたダンパーヒンジを提供するこ
とにある。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例を第2図及び第3図
に基づいて詳細に説明する。
まず、構成について説明すると、図面におい
て、符号26はダンパーヒンジであり、このダン
パーヒンジ26は大開時の扉の開閉の始終期にお
ける扉の開閉動を抑制して扉の開閉速度を制御
し、扉の開閉動作を円滑にしたものである。すな
わち、このダンパーヒンジ26は上部蝶番羽根2
8を有する上部ヒンジ筒体30と下部蝶番羽根3
2を有する下部ヒンジ筒体34とが同軸線上に隣
接して配設されている。上部ヒンジ筒体30は内
部に操作穴36を有し、この操作穴36の底部の
中心に軸38がキー40を介して回り止めされて
下方に突出して設けられている。この軸38の突
出部は下部ヒンジ筒体34内に位置して軸受部4
2を介して回転自在に装着されている。この軸受
部42は下部ヒンジ筒体34の上端に嵌めこまれ
てピン44によつて抜け止め及び回り止めが施さ
れている。シールを良好にしてリークを防止すべ
く軸受部42には、下部ヒンジ筒体34内壁との
間に、また軸38のの外周との間にOリング45
が夫々嵌着されている。そして上下のヒンジ筒体
30,34同士の隣接部には、スラストベアリン
グ46が装着されて軸38の回動を円滑にしてい
る。また、軸38にEリング48が嵌着され、こ
のEリング48は、スラスト方向の軸38の移動
を拘束して抜け止めを可能にしている。軸38の
中心には、スラスト方向に調整自在に移動可能な
調速棒50が設けられている。この調速棒50の
頭部は上部ヒンジ筒体30内の操作穴36に突出
しており、ドライバを介して調速棒50を調整自
在に移動できるようなされている。また、軸38
の下端面から調速棒50が突出し、下方に向かつ
て漸次減少するテーパー部52が形成されてい
る。しかして、軸38の突出部は拡径部38aと
小径部38bとが連なつて形成されている。拡径
部38aの周側にスプライン溝54が形成され、
これに対応するスプライン突条56がピストン5
8の摺動穴60に形成されている。これにより、
ピストン58は拡径部38aにスプライン係合さ
れて相互の回転を阻止し、スラスト方向のみの移
動が出来るようなされている。また、このピスト
ン58は中心に摺動穴60に連なつて拡径穴63
に小径の嵌合穴62が形成されている。この嵌合
穴62は軸38の先端小径部38bと微小間隙を
有して摺動できるよう形成されている。ピストン
58の外周には、上部にフランジ部58aが、下
部に雄ネジ部58bが夫飽々形成され、これに対
応して下部ヒンジ筒体34内には、シリンダ壁3
4aとこれに連なる雌ネジ部34bが夫々形成さ
れている。符号64はオイル通路であり、シリン
ダ壁34aとフランジ部58aとで構成される油
圧室66と拡径穴63とを連通させている。ま
た、ピストン58の底部に調速通路68と弁通路
70とを有し、この調速通路68には、調速棒5
0のテーパー部52が挿通しており、弁通路70
には、油圧室66側からダンパー室72側へのオ
イルの移動を許容し、その逆方向のオイルの移動
を阻止する逆止弁74が設けられている。
次に作用について説明する。
開扉に際して、上部ヒンジ筒体30が開扉方向
に回転すると、ピストン58は上方に移動し、油
圧室66は縮小し、油圧室66内のオイルはオイ
ル通路64を経て拡径穴63に達し、さらに逆止
弁74を全開させてダンパー室72内に流入す
る。しかして、開扉が進むにつれてピストン58
がさらに上昇し、大開状態に至るまでの開扉動作
の終期近傍では、軸38の先端小径部38bに嵌
合穴62が接し、さらに開扉して大開状態に突入
すると、先端小径部38bに嵌合穴62が嵌合
し、第2図に示すような嵌合状態が得られる。そ
の結果、油圧室66からオイル通路64を経てダ
ンパー室72に向うオイルは先端小径部38bと
嵌合穴62との微小間隙を経て流動することにな
り、そのため、オイルの流動量は抑制され、これ
に伴つてピストン58の上昇が抑制される。これ
により、大開時の終期開扉速度を次第に減少させ
て円滑に開扉させ得る。
次いで、閉扉に際して、スプリングの付勢力に
より、扉は閉動するが、一般に、開扉角度が大き
いほどスプリングの付勢力が大きくなるので、閉
扉始期においては扉は急激に閉動してしまう傾向
にある。しかしながら、この大開時の閉扉始期に
おいては軸38の先端小径部38bと嵌合穴62
とが微小間隙を有して嵌め合い状態にあるので、
閉扉に伴つてピストン58が勢いよく下方に移動
せんとし、これによりダンパー室72内のオイル
も調速通路68を経て嵌合穴62に流入せんとす
るが、嵌合穴62と軸38の先端小径部38b間
の微小間隙によつてオイルの流動は抑制される。
その結果、大開時直後の初期閉扉速度が減少し、
閉扉動作を円滑にスタートさせることができる。
しかして、閉扉中期においては、第3図に示す
ようにピストン58がさらに下降し、嵌合穴62
が軸38の先端小径部38bから離間すると、オ
イルの流動量が増大し、閉扉速度が漸次増大す
る。
また閉扉終期においては、ピストン58が下降
するに従つて調速通路68の通路面積は調速棒5
0のテーパー部52によつて減少せしめられるの
で、ダンパー室72から調速通路68へのオイル
の流入量は抑制される。その結果、終期閉扉速度
は減少し、閉扉動作を円滑に完了させることがで
きる。
なお、この考案は前記実施例に限定されるもの
でなく、種々の応用改変が可能であることはもち
ろんである。例えば、この実施例では、軸の先端
小径部を円柱状に形成したが、これに限らず、先
端小径部を先端から上方に向つて漸次拡径するテ
ーパー形状に形成し閉扉速度に変化をつけること
ができる。また、この実施例では、ダンパーヒン
ジについて説明したが、同様な構造を有する自動
閉扉機についてもこの考案を適用してもよい。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、この考案によ
れば、ダンパーヒンジにおいて、軸の突出部の先
端に小径の先端小径部を形成し、この先端小径部
と微小間隙を有して大開時にのみ嵌合する嵌合穴
をピストンの摺動穴の底部に形成したので、部品
点数を増大させることなく簡単な構造により、大
開時の開扉の終期近傍において、終期開扉速度を
次第に抑制させて扉を円滑に全開させ、また、大
開時の閉扉の始期近傍において、初期閉扉速度を
徐々に増大させて扉の開閉速度を制御させ得る。
その結果、扉の開閉動における衝撃力を緩衝させ
て安全性を向上させることができる効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のダンパーヒンジを示す縦断面
図、第2図はこの考案の一実施例に係るダンパー
ヒンジを示す縦断面図、第3図は閉扉状態を示す
作用説明図である。 28……上部蝶番羽根、30……上部ヒンジ筒
体、32……下部蝶番羽根、34……下部ヒンジ
筒体、38……軸、38b……先端小径部、42
……軸受部、50……調速棒、52……テーパー
部、58……ピストン、60……摺動穴、62…
…嵌合穴、68……調速通路、70……弁通路、
74……逆止弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 夫々蝶番羽根28,32を有する一対のヒンジ
    筒体30,34を同軸線上に隣接させて配設し、
    一方のヒンジ筒体に軸を突出させて設け、この軸
    の突出部を他方のヒンジ筒体内に位置させて軸受
    部42を介して回転自在に装着し、軸の突出部に
    スプライン係合させ、かつヒンジ筒体内壁に螺合
    させてピストン58を装着し、このピストン58
    の摺動穴60の底壁に調速通路68と弁通路70
    とを形成し、この調速通路68に調速棒50のテ
    ーパー部52を貫装し、弁通路70に逆止弁74
    を設けたダンパーヒンジにおいて、軸38の突出
    部の先端に小径の先端小径部38bを形成し、こ
    の先端小径部38bと微小間隙を有して通常の出
    入り角度よりさらに開扉した大開時にのみ嵌合す
    る嵌合穴62をピストン58の摺動穴60の底部
    に形成したことを特徴とするダンパーヒンジ。
JP43983U 1983-01-06 1983-01-06 ダンパ−ヒンジ Granted JPS59106977U (ja)

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JP43983U JPS59106977U (ja) 1983-01-06 1983-01-06 ダンパ−ヒンジ

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JPS59106977U JPS59106977U (ja) 1984-07-18
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KR20020062405A (ko) * 2001-01-20 2002-07-26 주식회사 에스엔드씨테크 수직형 자동 도어클로져
KR100456786B1 (ko) * 2002-02-07 2004-11-10 주식회사 에스엔드씨테크 자동닫힘 도어용 힌지에 있어서 유압제어구조
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JP2018134510A (ja) * 2018-06-06 2018-08-30 株式会社三洋物産 遊技機

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