JPH034102A - 走査型トンネル顕微鏡 - Google Patents

走査型トンネル顕微鏡

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JPH034102A
JPH034102A JP13891689A JP13891689A JPH034102A JP H034102 A JPH034102 A JP H034102A JP 13891689 A JP13891689 A JP 13891689A JP 13891689 A JP13891689 A JP 13891689A JP H034102 A JPH034102 A JP H034102A
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JP
Japan
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sample
probe
optical
actuator
optical member
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JP13891689A
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English (en)
Inventor
Toshio Tazaki
多崎 敏雄
Shuzo Mishima
周三 三島
Tsugiko Takase
つぎ子 高瀬
Yasushi Miyamoto
裕史 宮本
Hiroko Ota
大田 浩子
Takao Okada
孝夫 岡田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野J この発明は、走査型トンネル顕微鏡に関する。 より詳細には、予め試料の観察領域を視野選択するため
の光学顕微鏡を備えた走査型トンネル顕微鏡に関する。 [従来の技術] 高真空中における超高分解能表面形状測定装置として、
1982年にBfnnjgらにより、USPat、 4
 、343.993において、走査型トンネル顕微鏡(
以下、STMと言う)が提案された。2方向アクチユエ
ーターにより、先端の鋭い探触針を試料表面にlrv程
度まで接近させ、探触針と試料との間に所定の電圧を印
加すると、探触針と試料との間にトンネル電流を流れる
。このトンネル電流は、探触針と試料との距離に敏感に
反応し、変化する。STMは、このトンネル電流の性質
を利用して、試料表面の形状を観illするもので、ト
ンネル電流の値を一定に保つように2方向アクチユエー
ターをサーボ動作させながら、x’1方向アクチュエー
ターによって、探触針を試料表面の面方向に番目対的に
移動させるとともに、2方向アクチユエーターのサーボ
電圧を読みとり、画像表示することにより、試料表面の
形状を観察する。 このSTMは、分解能が非常に高いため、試料を低倍率
で観察して、観察領域を選択するには適していない。し
かも、試料表面上の観察領域を他の顕微鏡により観察し
た後にSTMによる観察を行なう場合、顕微鏡で得られ
る像と、STMによる観察像とが必ずしも一致しないと
いう欠点があった。このため、観察領域を選択するため
の光学顕微鏡を備えたSTMが使用されるに至った。 このようなSTMの一例が、J、Vac、Sc1.Te
chn。 1、A13(2)、Mar/Apr 198g、ppa
83−385に開示されている。この従来例に係るST
Mでは、透明試料を介して光学Wi微鏡の対物レンズと
STMの探触針とが対峙している。探触針の反対側から
、対物レンズを介して観察する試料表面に光を照射し、
この試料表面からの反射光で光学的に観察する一方、反
対側に配置された探触針を走査させてS7M観察を行な
う。
【発明が解決しようとする課wJ] しかし、このようなSTMにおいて、試料を光学的に観
察する際、試料表面に反対側から光を照射するので、観
察試料は光学的に透明でなければならない。すなわち、
光学的に透明でない試料を光学的に観察することができ
ない。 また、試料を載せる試料台が、光学顕微鏡のステージの
上にa置されるので、外部振動に対して対物レンズと試
料台とが同位相で振動しない。このため、試料を高倍率
の光学顕微鏡で観察する場合、光学顕微鏡による像が外
部振動によって、大きく搗れてしまうため、位置決めが
非常に困難になるという欠点がある。 この発明は、耐振動性に優れ、かつ不透明試料を光学的
に観察できる光学顕微鏡を備える走査型トンネル顕微鏡
を提供することを目的とする。 catzを解決するための手段] この発明の走査型トンネル顕微鏡は、試料を保持する試
料台と、トンネル電流を検出する探触針と、この探触針
を走査させるアクチュエーターとを備える探触針走査ユ
ニットと、対物光学部材と、この対物光学部材を介する
前記試料からの反射光を受ける接眼光学部材とを有し、
この接眼光学部材を介して前記試料の表面を観察する光
学系と、前記探触針走査ユニットまたは前記対物光学部
材を前記試料の上方の観察位置に選択的に配置する手段
とを備えることを特徴とする。 または、試料を保持する試料台と、トンネル電流を検出
する探触針と、この探触針を走査させるアクチュエータ
ーとを備える探触針走査ユニットと、対物光学部材と、
この対物光学部材を介する前記試料からの反射光を受け
る接眼光学部材とを有し、この接眼光学部材を介して前
記試料の表面を観察する光学系と、前記探触針走査ユニ
ットを、前記試料と前記対物光学部材との間に介在させ
る手段とを鎧えることを特徴とする。 [作用] この発明では、試料上方の観察位置に、探触針走査ユニ
ットまた°は対物光学部材のいずれがが選択的に配置さ
れる。試料表面を観察する光学系の対物光学部材を観察
位置に配置することにより、試料方面を光学顕微鏡像が
観察できできるとともに、観察位置に探触針走査ユニッ
トを配置することにより、STM像が観察できる。 または、試料表面を観察する光学系により光学顕微鏡像
が観察できるとともに、光学系の対物光学部材と試料と
の間に探触針走査ユニットを配置することにより、ST
M像が観察できる。 いずれの場合も、光学顕微tPL(!I!とSTMi!
j!、を同じ方向から観察するので、光学的に不透明な
試料を観察することができる。 C実MiN] この発明の一実施例をm1図を参照して説明する。台座
12の上には試料台20が載置されている。g料金20
は、a置された試料10を上下方向に移動させる2ステ
ージと、作動つまみ21を回転させることにより、試料
10を水平方向に移動させるXYステージを帰えている
。台座12の端部には、はぼ逆り字状の形をした支持ア
ーム14が立設されている。支持アーム14の先端部上
方には、接眼レンズ26を鍮えるFRrIIi光学部2
8が配置されている。また、支持アーム14の先端部の
下方には、公知の光学顕微鏡で知られる回動可能なレボ
ルバ−16が取り付けられている。レボルバ−16は複
数のネジ穴を鍮え、このネジ穴に対物レンズ22および
探触針追査ユニットが螺合されている。レボルバ−・1
6を回転させることにより、対物レンズ22または探触
針走査ユニット24のいずれかが、選択的に試料lOの
上方に垂直に配置される。 探触針走査ユニット14は、その断面図が第2図に示さ
れるように、レボルバ−16のネジ穴の雌ネジに螺合可
能は雄ネジが周面に形成された突出部を上端部に有し、
また下端が開口した円筒状の外枠30を備えている。外
枠30の内側において、上部スライダー32が、側面に
固着された上部支持用圧電アクチュエーター36によっ
て、支持されている。上部スライダー32の下面には移
動用圧電アクチュエーター38が固着され、移動用圧電
アクチュエーター38の下端は下部スライダー34に固
着されている。下部スライダー34もまた、側面に固着
された下部支持用圧電アクチュエーターによって、外枠
30の内側に支持されている。下部スライダー34の下
面には、探触針52を鎧える円筒型圧電アクチュエータ
ー50が取り付けられている。円筒型圧電アクチュエー
ター50は、上部支持用圧電アクチュエーター36およ
び下部支持用圧電アクチュエーター40の固定を交互に
解除し、この解除に応じて移動用圧電アクチュエーター
38を断続的に伸縮させる、いわゆるインチワーム方式
により、2方向に移動される。 次に円筒型圧電アクチュエーター50について、第3図
を参照して説明する。円筒型圧電アクチュエーター50
は、円筒型圧電体54の内面に111−電極56を備え
、外周面に4分割電極58を備える。円筒型圧電体54
の下端にはセラミック製の絶縁リング60を介して、中
心に探触針ホルダー64を固定するためのネジ穴を有す
る金属円板62が取着されている。金属円板62のネジ
穴には、中心に探触針52が固定された探触針ホルダー
が螺合されている。 円筒型圧電アクチュエーター50は、X*V−2方向の
走査信号を受けて3次元方向に走査される。走査原理を
述べると、単一電極56および4分割電極のそれぞれに
等しく、所定の電圧が印加されると、円筒型圧電体54
が2方向に伸縮され、2方向に変位する。また、4分割
電極58の各々に選択的に所定の電圧が印加されると、
円筒型圧電体54がわん曲し、4分割電極58に印加さ
れた電圧の比に対応してxy力方向変位する。これによ
り、円筒型圧電アクチュエーター50に取り付けられた
探触針52が3次元方向に走査される。 試料のSTM@観察領域の光学5IJI微鏡による観察
ニついて述べる。トンネルバイアス電圧を印加するため
の電極が取り付けられた試料10を試料台20の上に固
定する。レボルバ−16を回転させ、試料10の上方に
対物レンズ22を配置し、・光学顕微鏡の光軸と対物レ
ンズの光軸を一致させる。これにより、試料10の表面
が光学顕微鏡により観察可能となる。試料台20の2ス
テージを上下方向に移動させて、光学像のピントを合わ
せる。試料10の光学像を観察しながら、試料台20の
XYステージを移動させて、STM像を観察したい試料
10の領域を光学像の中心に移動させる。 次にSTMによる観察について述べる。光学顕微鏡によ
り、観察領域を視野選択した後、試料台20のXYステ
ージおよび2ステージを動かすことなく、レボルバ−1
6を回転させて、探触針走査ユニット24を試料10の
上方に配置する。このとき、探触針走査ユニット24の
探触針52は、試料10に当たらないように、対物レン
ズ22の最下端より高い位置に支持されている。探触針
52は探触針走査ユニット24の中心にあるので、探触
針52は、レボルバ−16を回転する以前に位置してい
た対物レンズ22の光軸上に位置する。 この結果、STMの観察領域と光学顕微鏡による観察領
域が一致する。 試料10と探触針52の間に所定の電圧を印加し、両者
の間に流れるトンネル電流を71−1定しつつ、インチ
ワーム方式により円筒型圧電アクチュエーター50を下
げ、トンネル電流が0.5nAになるまで探触針52を
試料10の表面に近づける。さらに円筒型圧電アクチュ
エーター50を用いて、トンネル電流の値が5nAにな
るまで、探触針52を試N10に接近させる。 探触針52と試料10との間に流れるトンネル電流を一
定に保つように、所定の2方向走査信号を円筒型圧電ア
クチュエーター50に送りながら、円筒型圧電アクチュ
エーター50にxy方向走査用信号を送り、探触針52
をxy力方向走査させる。このとき、xy方向走査信号
に同期させて、2方向走査信号をコンピュータに取り込
み、画像処理した後、CRTまたはビデオプリンターに
STM像を出力する。 この発明では、光学i微鏡による観察とSTMによる観
察を同方向から行なうので、不透明な試料も観察できる
。しかも、レボルバ−16を回転させるだけで、光学顕
微鏡の光軸上に探触針52を配置できるので、位置決め
が容品に行える。さらに、顕微鏡本体ごと除振台上に載
置することにより、振動の影響を低減できる。 別の探触針走査ユニットを第4図に示す。この探触針走
査ユニット70は、レボルバ−16のネジ穴の雌ネジに
螺合可能は雄ネジが周面に形成された突出部を上端部に
有し、また下端が開口した円筒状の外枠72を備えてい
る。外枠72は調整ネジ74が挿通する開口部を有する
突出部74を備えている。外枠72の内側には、上下方
向に移動可能が内枠76が挿入されており、内枠72は
、その上に配置されたバネ77によって比圧されている
。内枠76は、外枠72の開口部75を通って外部に延
出する突出部79を備える。内枠76の突出部79は、
外枠72の突出部73の開口部を貫通した3!整ネジ7
4が螺合するネジ穴を先端部に備えている。内枠76は
、調整ネジ74を回転させることにより、外枠72の内
側を上下に移動される。内枠76の内側において、探触
針52が取り付けられた支持部材80は、一端が支持部
材80の側面に固着され、他端が内枠76の内壁側面に
固着された4本のxy方向走査用圧電アクチュエーター
82により支持されている。また、2方向走査用圧電ア
クチユエーター84の一端が支持部材80の上面に固着
され、他端が内枠76の土壁の下面に固着されている。 4本のxy方向走査用圧電アクチュエーター82に電圧
が印加されて伸縮されることにより、探触針52がxy
力方向走査され、また2方向走査用圧電アクチユエータ
ー84に電圧が印加されることにより、探触針52が2
方向に移動される。 また別の探触針走査ユニットを第5図に示す。 この探触針走査ユニット9oは、レボルバ−16のネジ
穴の雌ネジに螺合可能な雄ネジが周面に形成された突出
部を上面に有し、また下端が開口した円筒状の外枠92
を具備する。この外枠92の土壁内面中央には、ネジ穴
が形成されており、このネジ穴に対物レンズ22が上端
で螺合されている。この対物レンズ22の外周面と外枠
92の内周面との間には円筒状の内枠94が設けられて
いる。この内枠は上下に互いに所定間隔を有して位置す
る1対の支持部94aと、この支持部間に支持され、上
下方向に伸縮可能な圧電素子からなる筒状の探触針移動
用粗微動装置94bとから構成されている。これら支持
部94gは、外枠92の周壁に上下方向に離間して設け
られた1対の上方内枠固定用粗微動装ri192a並び
に1対の下方内枠固定用粗微動装置92bによって、各
々選択的に固定される。これら6対の2個の粗微動装置
は互いに180度離間して設けられ、内枠方向に伸縮可
能は圧電素子により構成されている。上方の支持部94
aには、内枠94と対物レンズ22との間に、対物レン
ズ22と同心的に位置する円筒状の3次元アクチュエー
ター96の上端が固定されている。この3次元アクチュ
エーター96は、前記上方内枠固定用粗微動装W192
aと下方内枠固定用粗微動装置92bとを交互に働かせ
ること1こより、上方および下方の支持部94aの固定
を交互に解除し、この解除に応じて探触針移動用m微動
装置94bを断続的に伸縮させる、いわゆるインチワー
ム方式により、2方向に移動される。 このアクチュエーターの下端には、中央に円形開口を有
する円形の金属枠98が周縁で固定されている。このと
きの金属枠98の固定は、交換可能なように、例えば、
ネジのような手段により行なうのが好ましい。この金属
枠98には、これの円形開口を塞ぐカバーガラスからな
る探触針ホルダー100が取り付けられ、この探触針ホ
ルダー100の中心部には、探触針52が対物レンズ2
2の光軸に沿って試料方向に突設されている。試料10
はXおよびy方向に移動可能なステージよりなる試料台
102上に固定されている。 光学顕微鏡のレボルバ−16に、この探触針走査ユニッ
ト90を装着して試料表面の顕微鏡観察を行なう場合、
光学顕微鏡のピント合わせは、試料台102を粗動させ
て行なう。この場合、光学顕微鏡像上に存在する探触針
52による影の部分がSTMの走査範囲に対応するので
、これによってS7M走査範囲・を光学顕微鏡で確認す
ることができる。一方、STM表面像を観察するには、
探触針走査ユニット90の対物レンズ22を光学顕微鏡
のピント位置に設定した後、このユニットの粗微動装置
により探触針を微動調整してトンネル電流を検出した後
、3次元アクチュエーターを働かせて試料を探触針によ
り走査する。 この発明に係る別の実施例を第6図および第7図を参照
して説明する。一般に知られる光学顕微鏡130におい
て、上下方向に移動可能なZステージ131の上に、位
置調整機能を備えた試料ステージ132がatされてい
る。試料ステージ132の中央部には、積層型圧電アク
チュエーター134が立設されている。積層型圧電アク
チュエーター134は一端が閉塞された円筒状の支持部
材135により覆われ、積層型圧電アクチュエーター1
34の上端と支持部材135の閉塞面は固着されている
。支持部材135の外周に、その下端において周arf
Bで固定された円筒型圧電アクチュ、1−1−136が
配置されている。この円筒型圧電アクチュエーター13
6の上端を塞ぐように試料台137が取り付けられてい
る。試す4台137の上に載置された試料138の位置
は、積層型圧電アクチュエーター134により上下方向
に微動調整され、また円??i型圧電アクチュエーター
136により水平方向に微動調整される。 試料138の上方には、その光軸が試料表面に垂直な対
物レンズ22が配置さ゛れている。試料ステージ132
の上端には、スライド枠110が固定されており、スラ
イド枠110は対物レンズ22と試料13Bの間に配置
される。スライド枠110の上面図が第7図に示される
。スライド枠110は、スライドガイド114の溝に沿
って移動可能なスライド板112を備え、スライド板1
12を固定する固定用ネジ116をスライドガイド11
4に備える。スライド板112には、光学観察用の開口
部118と、探触針走査ユニット120が離間して設け
られている。探触針走査・ユニット120は、探触針5
2が立設された探触針ホルダー128が固定された金属
円板126の外周面が、一端がこの金属円板126の外
周面に固定され、他喘がスライド板112に設けられた
開口部122の内側面に固定された4本の圧電アクチュ
エーター124により支持されて構成される。これら4
本の圧電アクチュエーター124に所定の電圧が印加さ
れることにより、探触針52がxy力方向走査される。 このスライド枠110は、スライドガイド114が試料
ステージ132の上端に固定されることにより、スライ
ド板112が水平方向に移動可能に取り付けられる。 試料138の光学的観察は、対物レンズ22の下方に開
口部118が位置するようにスライド板112を移動す
る。これにより、試料138の表面で反射された観察光
が開口部118を通って対物レンズ22に入射されるよ
うになり、光学的観察ができるようになる。光学像のピ
ント合わせは2ステージを上下方向に移動することによ
り行なわれる。光学像を観察しながら、試料ステージ1
32の位W1調整機構を用いて、STM像を観察する領
域が中心に位置するように調整する。 STMによる観察は、光学的観察により位置決めを行な
った後、スライド板112を移動させ、探触針52が対
物レンズ22の光軸上に位置するように配置して行なう
。探触針52を観察領域上に配置した後、探触針52と
試料138との間に所定の電圧を印加し、両者の間に所
定のトンネル電流が流れるように、閉居型圧電アクチュ
エーター134に電圧を印加して、試料138を探触針
52に接近させる。この状態で、トンネル電流を一定に
保つように、円筒型圧電アクチュエーター136を駆動
させて、探触針52と試料138との距離を制御しなが
ら、圧電アクチュエーター124に所定の電圧を印加し
て探触針52をxy力方向走査させる。このとき、探触
針52をxy力方向走査させるための圧電アクチュエー
ター124および円筒型圧電アクチュエーター136に
印加される電圧を同期させて検出し、処理することによ
りSTM像を得る。 この実施例では、光学的観察と87M観察の切り替えは
、スライド板を移動させることにより行なわれ、従って
位置合わせも容易である。また、不透明な試料が、観察
可能であることは言うまでもない。 この発明は上述した実施例に限定されるものではなく、
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々多くの変形が可能で
ある。 【発明の効果】 この発明によれば、光学顕微鏡による観察とSTMによ
る観察を同方向から行なうので、不透明な試料も観察で
きるようになる。しかも、光学顕微鏡の光軸と探触針を
一致させて、対物レンズと探触針走査ユニットとを簡単
に入れ換えられるので、試料の観察領域の位置決めが容
易に行えるようになる。さらに、顕微鏡本体ごと除振台
上に載置することにより、振動の影響を低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る装置の構成を示す図
、第2図は一実施例に係る探触針走査ユニットの断面図
、第3図は一実施例に係る円筒型圧電アクチュエーター
の断面図、第4図は別の探触針走査ユニットの断面図、
第5図はまた別の探触針走査ユニットの断面図、tJ6
図はこの発明の別の実施例に係る装置の構成を示す図、
第7図はスライド枠の上面図である。 10・・・試ll、16・・・レボルバ−22・・・対
物レンズ、24・・・探触針走査ユニットe

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)試料を保持する試料台と、 トンネル電流を検出する探触針と、この探触針を走査さ
    せるアクチュエーターとを備える探触針走査ユニットと
    、 対物光学部材と、この対物光学部材を介する前記試料か
    らの反射光を受ける接眼光学部材とを有し、この接眼光
    学部材を介して前記試料の表面を観察する光学系と、 前記探触針走査ユニットまたは前記対物光学部材を前記
    試料の上方の観察位置に選択的に配置する手段とを備え
    る走査型トンネル顕微鏡。
  2. (2)試料を保持する試料台と、 トンネル電流を検出する探触針と、この探触針を走査さ
    せるアクチュエーターとを備える探触針走査ユニットと
    、 対物光学部材と、この対物光学部材を介する前記試料か
    らの反射光を受ける接眼光学部材とを有し、この接眼光
    学部材を介して前記試料の表面を観察する光学系と、 前記探触針走査ユニットを、前記試料と前記対物光学部
    材との間に介在させる手段とを備える走査型トンネル顕
    微鏡。
  3. (3)前記探触針走査ユニットが、前記探触針をトンネ
    ル電流が流れる距離まで前記試料に接近させる粗動装置
    を備えることを特徴とする請求項1記載の走査型トンネ
    ル顕微鏡。
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