JPH0340679Y2 - - Google Patents

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JPH0340679Y2
JPH0340679Y2 JP1985007173U JP717385U JPH0340679Y2 JP H0340679 Y2 JPH0340679 Y2 JP H0340679Y2 JP 1985007173 U JP1985007173 U JP 1985007173U JP 717385 U JP717385 U JP 717385U JP H0340679 Y2 JPH0340679 Y2 JP H0340679Y2
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wheelchair
wheel
vehicle
stopper
wheels
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JP1985007173U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両の車止めと共に車椅子の車止め
としても使用し得るようにした車止め装置に関す
るものである。
(従来の技術) 一般に、身体障害者等が車椅子でバス等の車両
に乗車する場合には、原則として、車椅子を固定
装置によつて車体フロア上に緊締状態に固定する
必要があり、このような固定装置としては、例え
ば特開昭54−61720号公報等に開示されているよ
うなものが知られている。
しかし、路線バス等一般の車両では、固定装置
を備えていないのがほとんどであり、このため、
便宜的に、従来より広く知られている断面略三角
形状の基体の一斜面部に車両の車輪外周に当接す
る車輪当接面を有する車両用車止め具を車椅子の
車輪の前後に当接配置して車椅子を車止めするよ
うにすることがある。また、固定装置を備えた車
両においても、固定装置の取扱いが煩雑であつ
て、車両の運行に支障をきたす恐れがあるため、
乗車区間が短い場合等には、固定装置を使用せ
ず、上記車両用車止め具で車椅子の車止めをする
だけで済ませることがある。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上記の車両用車止め具による車椅子
の車止めは、単に車両用車止め具の車輪当接面を
車椅子の車輪外周に当接せしめて該車輪の回転移
動を阻止するように車輪を保持しているにすぎな
いため、その保持力が弱く、車止め機能が充分に
発揮されるものとは言えず、より安全性を高める
ことが望まれる。
本考案はかかる点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、上述の如き車両用
車止め具において車椅子の車輪に対する回転移動
阻止のための保持力が増大するように改良を加え
ることにより、車椅子の車止めとしても簡便にか
つ充分にその機能を発揮し得る車止め装置を提供
せんとするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案の解決手段
は、車両用車止め具の車輪当接面に、その傾斜方
向に沿つて車椅子の車輪外周の半径に相当する曲
率半径でもつて円弧状に湾曲して延びかつ車椅子
の車輪の幅よりも若干大きい幅を有する、車椅子
の車輪が嵌り込み可能な凹条溝を形成するととも
に、該凹条溝の開口端部に内方に突出するフイン
状の可撓性部材を設けたものである。
(作用) 上記構成により、本考案では、車両用車止め具
を車椅子の車止めとして使用する場合、該車止め
具の凹条溝に車椅子の車輪が嵌り込んで抱持され
るとともに、この凹条溝に嵌り込んだ車輪は可撓
性部材により抜止めされることによつて、車椅子
の車輪に対する回転移動阻止のための保持力が著
しく増大して、車両用車止め機能と共に車椅子の
車止め機能が充分に発揮されることになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図および第2図は本考案の第1実施例とし
ての車止め装置Aを示し、この車止め装置Aは、
バス等の車両の車止めとして使用される車両用車
止め具1をもつて、車椅子で車両に乗車する場合
該車椅子の車止めとしても使用し得るようにした
ものである。上記車両用車止め具1は、断面略三
角形状の基体1aの一斜面部に車両の車輪外周に
当接可能な車輪当接面1bを有しており、該車輪
当接面1bは、車両の車輪外周の半径に相当する
曲率半径でもつて湾曲する円弧状湾曲面ないしは
平面に形成されている。
そして、上記車両用車止め具1の車輪当接面1
b中央部には、その斜面方向に沿つて延び、車椅
子の車輪が嵌り込み可能な断面U字状の凹条溝2
が形成されており、該凹条溝2は、その長手方向
に車椅子の車輪外周の半径に相当する曲率半径で
もつて円弧状に湾曲しており、凹条溝2の幅は車
椅子の大車輪の幅よりも若干大きく設定されてい
る。また、上記車輪当接面1bには上記凹条溝2
両側に、それぞれラバー、合成樹脂等からなる可
撓性を有する薄板状の可撓性部材3,3が車輪当
接面1bを覆つて固着されており、該各可撓性部
材3の内端部は、凹条溝2の側壁上端から内方に
向つて略直線的に若干突出していて、凹条溝2の
開口端部に可撓性を有するフイン部3aが形成さ
れている。尚、4は車止め装置A取扱い用の把手
である。
次に、上記車止め装置Aの作用効果を説明する
に、車止め装置Aを車両(バス)の車止めとして
使用する場合には、第3図に示すように、従来と
同様車両用車止め具1を車両Bの前輪b1前側ま
たは後輪b2後側に、該車止め具1の車輪当接面
1bを車輪b1,b2外周に当接せしめた状態で
配置することにより、該車止め具1によつて車両
Bが車止めされる。
一方、車止め装置Aを車椅子の車止めとして使
用する場合には、第4図に示すように、車両用車
止め具1を車椅子Cの大車輪(後輪)c前後に、
該車止め具1の凹条溝2内に大車輪cの一部を嵌
め込んだ状態で配置することにより、該車止め具
1によつて車椅子Cが車止めされる。
この場合、車椅子Cの大車輪cは、第5図に示
すように、車止め具1の凹条溝2内に嵌り込んで
確実に抱持されるとともに、上記凹条溝2の開口
端部に設けられた可撓性部材3のフイン部3aが
その可撓性により下方に巻込まれた状態に湾曲変
形して、大車輪cの内周側側部に圧接し密着状態
に係合することにより、凹条溝2内から抜止めさ
れる。また、凹条溝2の幅は大車輪cの幅よりも
若干大きいだけであるため、凹条溝2内に嵌り込
んだ大車輪cが該凹条溝2内を左右方向に動くこ
ともない。この結果、車止め具1により車椅子C
の大車輪cを強固に保持してその回転移動を確実
に阻止することができ、車椅子Cの車止めとして
の機能を充分に発揮することができる。
しかも、上記可撓性部材3のフイン部3aは、
その可撓性により、大車輪cを車止め具1の凹条
溝2内に嵌め込んで車椅子Cを車止めするときお
よびその車止めを解除するときに何等支障をきた
すことはなく、これらの作業を簡易にかつ迅速に
行うことができる。
第6図は本考案の第2実施例としての車止め装
置Dを示し、この車止め装置Dは、車両用車止め
具1の車輪当接面1bにおける凹条溝2の両側に
設けられた可撓性部材5,5の内端部を凹条溝2
側壁上端から半円弧状に巻込んで凹条溝2の内方
に突出する突条のフイン部5a,5aを形成した
ものである。
また、第7図は本考案の第3実施例としての車
止め装置Eを示し、この車止め装置Eは、車両用
車止め具1の凹条溝2における開口端部の両側壁
にそれぞれブラシを植設して内方に突出するフイ
ン状の可撓性部材6,6を構成したものである。
そして、上記第2および第3実施例の各車止め
装置D,Eにおいても、第1実施例の車止め装置
Aの場合と同様に、車両の車止めと共に車椅子の
車止めとしてもその機能を簡便にかつ充分に発揮
できる。
(考案の効果) 以上の如く、本考案の車止め装置によれば、車
両用車止め具を車椅子の車止めとして使用する場
合、該車止め具の車輪当接面に形成した凹条溝に
車椅子の車輪が嵌り込んで抱持されるとともに、
この凹条溝に嵌り込んだ車輪は凹条溝の開口端部
に設けたフイン状の可撓性部材により抜止めさ
れ、また凹条溝内での左右方向の動きも阻止され
るので、車椅子の車輪を強固に保持してその回転
移動及び横ズレを確実に阻止することができ、車
両の車止めと共に車椅子の車止めとしてもその機
能を簡便にかつ充分に発揮することができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図な
いし第5図は第1実施例を示し、第1図は車止め
装置の正面図、第2図は同側面図、第3図は車止
め装置をバスの車止めとして使用した状態を示す
図である。第4図は車止め装置を車椅子の車止め
として使用した状態を示す図であり、第5図は第
4図の−線における拡大断面図である。第6
図および第7図はそれぞれ第2および第3実施例
としての車止め装置の断面図である。 1……車止め具、1a……基体、1b……車輪
当接面、2……凹条溝、3,5,6……可撓性部
材、3a,5a……フイン部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基体の一面部に車両の車輪外周に当接する傾斜
    した車輪当接面を有する車両用車止め具の上記車
    輪当接面に、その傾斜方向に沿つて車椅子の車輪
    外周の半径に相当する曲率半径でもつて円弧状に
    湾曲して延びかつ車椅子の車輪の幅よりも若干大
    きい幅を有する、車椅子の車輪が嵌り込み可能な
    凹条溝が形成されているとともに、該凹条溝の開
    口端部に内方に突出するフイン状の可撓性部材が
    設けられていることを特徴とする車止め装置。
JP1985007173U 1985-01-21 1985-01-21 Expired JPH0340679Y2 (ja)

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JP1985007173U JPH0340679Y2 (ja) 1985-01-21 1985-01-21

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JPS61122961U JPS61122961U (ja) 1986-08-02
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JPS58172139A (ja) * 1982-04-05 1983-10-08 Canon Inc シ−ト給送装置
JPS5926059B2 (ja) * 1977-01-06 1984-06-23 日本電気株式会社 制御回路

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