JPH0340629A - 伝送装置 - Google Patents

伝送装置

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JPH0340629A
JPH0340629A JP1174105A JP17410589A JPH0340629A JP H0340629 A JPH0340629 A JP H0340629A JP 1174105 A JP1174105 A JP 1174105A JP 17410589 A JP17410589 A JP 17410589A JP H0340629 A JPH0340629 A JP H0340629A
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JP
Japan
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circuit
transmission
output
bus
signal
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Pending
Application number
JP1174105A
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English (en)
Inventor
Atsuhiko Suzuki
敦彦 鈴木
Yuusaku Himono
檜物 雄作
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、伝送装置に関し、特に信頼性の高さが要求さ
れる伝送装置に関する。
(従来の技術) 自動車内のデータ通信においては、データを誤ったり、
データ伝送が出来ないようなことがあった場合、その故
障の内容によっては重大な結果を招くこととなる可能性
がある。しかも、自動車内の環境は、−船釣な民生レベ
ルに比べて厳しく、種々の故障が発生する可能性が高い
。このため車両に搭載される伝送装置は、高い信頼性が
要求される。
そこで、このような高い信頼性が要求される通信回路に
おいは、伝送線は、雑音の影響を受けにくいツイストへ
ア線を使用することが一般的である。また、ツイストペ
ア線のバスの一方が、例えば、バッテリ電圧にショート
したり、グランドにショートしたり或いは断線等の異常
が発生した際にこれを検知し、且つこのような異常時で
も他方の正常なバスにより伝送可能とすることが望まれ
ている。更には、伝送線の故障が検知され、速やかに修
理を促すことも望まれている。
このようなデータ通信装置の一例として、例えば、「デ
ータ通信方法及び多重結線システム(特開昭64−12
633号公報)jが提案されている。このシステムの概
略は、第7図に示すように各バスA、Bの信号を各別に
受信する受信回路DEF−A、DEF−B、バスAとB
との信号を受信する作動受信回路DEF−Cと、これら
の各受信回路から出力される信号のビットを夫々各別に
検出するビット検出回路BD−A、BD−B、BD−C
と、これらのビット検出回路BD−A−BD−Cの出力
信号の中の何れか1つの信号を選択して出力するセレク
タ5EC1及びビット検出口mBD−A−BD−Cの出
力信号に基づいてセレクタSECを切換制御するデコー
ダDEC等により構成されており、各ビット検出回路B
D−A〜BD−Cで各受信回路DEF−A−DEF−C
から入力する信号の先頭信号を検出し、正しく先頭が受
信できた信号を検出するようにした方式を採用している
(発明が解決すべき課題) しかしながら、上記方式は、少なくともメツセージ開始
を検出する装置即ち、ビット検出回路は3個必要であり
、このために次段のセレクト回路の構成は複雑なものと
なる。また、バスの回線に接続された出力装置について
は、バスの故障時に出力すると、短絡電流が流れて装置
を破壊する虞れがある。更に、故障診断は、夫々のノー
ドで行ない、個々のノードで故障管理を行なうために各
々のノードのソフトウェア、ハードウェアの負担が大き
い等の問題がある。また、バスの両端がショートするよ
うな故障に対しても伝送可能とすることが望まれる。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、高信頼性が
要求される通信システムをより簡単な構成にし、且つ故
障時にも伝送ユニットの破壊等が生ずることがなく、更
に伝送路の故障診断が単一ノードで集められることが可
能な伝送装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明によれば、ツイストペ
ア線に、受信回路と送信回路とを複数並列に接続する平
衡型通信システムの伝送装置において、前記受信回路を
、一方の伝送線の電圧を比較する第1の比較手段と、他
方の伝送線の電圧を比較する第2の比較手段と、両方の
伝送線の信号電圧差に関して閾値を持つ第3の比較手段
とにより構成し、更に第1、第2の比較手段の何れか一
方を選択する第1の選択手段と、当該第1の選択手段の
出力と第3の比較手段の出力との何れか一方を所定の条
件により選択する第2の選択手段とを備えた構成とした
ものである。
更に、前記伝送装置は、第1、第2、第3の各比較手段
の出力を選択する第3の選択手段を備え、選択結果に基
づいて伝送線に接続された送信回路を遮断させる構成と
したものである。
更に、前記伝送装置は、送信回路が接続される伝送線を
強制的に一側のみ選択する第4の選択手段を備え、他の
各伝送装置への送信及び各伝送装置からの返答を受信し
てその結果により伝送線の故障診断を行なう構成とした
ものである。
更に、前記伝送装置は、第3の比較手段の閾値が、他伝
送装置の伝送線に接続される駆動線の片側がオープンに
なっても受信可能な値に設定された構成としたものであ
る。
(作用) 受信回路の第1の比較手段は伝送線の一方の信号電圧を
入力して基準電圧との差を、第2の比較手段は伝送線の
他方の信号電圧を入力して基準電圧との差を出力する。
第1の選択手段は、第1又は第2の比較手段の出力の何
れか一方を選択出力する。第3の比較手段は伝送線の両
方の信号電圧を入力してその差分を出力する。第2の選
択手段は、第■の選択手段及び第3の比較手段の各出力
を入力し、伝送線が正常の時には第3の比較手段からの
出力を選択して出力する。
伝送線の一方が故障した時には、第1の選択手段が、伝
送線の他方に接続された比較手段の出力を選択して出力
し、第2の選択手段はこの第1の選択手段の出力を入力
して出力する。
また、伝送装置は、伝送線の片側が故障した時には当該
伝送線に接続されている送信回路を切り離して過電流が
流れ込むことを防止する。
更に、伝送装置は、第1又は第2の比較手段が強制的に
3伝送線の片側のみを選択して、他の伝送装置に送信し
、その返答を受信してその結果により伝送線の故障の診
断を行なう。
更に、伝送装置は、第3の比較手段の閾値を振幅の中心
よりもパッシブ側に設定しておくことにより、伝送線に
接続される他の伝送装置の駆動線の片側がオープンにな
っても当該伝送装置からの信号を受信することができる
(実施例) 以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
第1図は伝送システムの構成を示し、伝送線1は、ツイ
ストペア線からなる2本のループ状のバスA、Bにより
構成されており、これらの伝送線lには複数の電子ユニ
ット例えば、エアコン(空調装置)2、多重ジヨイント
ボックス(J/B)3、カーコミニュケーションシステ
ム(CC3)コントローラ4、メータ5、ステアリング
スイッチ6等のノードが並列に接続されている。そして
、これらの各ユニット2〜6内には第2図に示すように
、送・受信装置lOを備えている。この送・受信装置1
0は、受信回路11、送信回路12、バイアス回路13
、コントロールロジック14、CPU15、及びバスA
、Bの信号を外部に出力する外部出力回路16、外部の
信号をバスA、 Hに入力させる外部入力回路17等を
備えている。
本伝送方式は、所謂CS MA/ CD (Carri
reSence Multiple Address/
Co11usion Detection)型伝送方式
であり、伝送線の状態には、パッシブ(Passive
 )とドミナント(Dominant)の2種類の状態
が存在し、出力が衝突した時にはドミナント状態が優先
されるものとし、また、無信号状態はパッシブとする。
そして、バスA、Bの電圧は、例えば、正常な状態にお
けるパッシブ時には、バスAがOV1バスBが5Vであ
り、ドミナント時には、バスAが3.5〜5V、バスB
が1.5〜OVである。
第3図は第2図の受信回路11、送信回路12及びバイ
アス回路13の詳細を示すもので、受信回路lOの比較
器21の一方の入力端子はレベルシフト回路20を介し
てバスAに、比較器22の一方の入力端子はレベルシフ
ト回路20を介してバスBに接続されており、比較器2
3は、一方の入力端子がバスAに、他方の入力端子がバ
スBに接続されている。また、比較器21.22の各他
方の入力端子には参照電圧Vllo、V r e I□
が印加されている。比較器21はバスAの信号のみを受
信可能とされ、比較器22はバスBの信号のみを受信可
能とされている。また、比較器23は、差動受信用の比
較器で、バスA、Bの信号を差動で受信可能とされてい
る。レベルシフト回路20は、比較器21〜23のスレ
ッシュレベルを決定するためのものである。
比較器21.22の各出力端子は自動信号選択回路(以
下「セレクタ」という)24の各入力端子に接続される
と共にオア回路25を介して信号検出回路26に接続さ
れ、当該信号検出回路26の出力端子はセレクタ24の
セレクト入力端子に接続されている。セレクタ24の出
力端子はビット検出回路27に、比較器23の出力端子
はビット検出回路28に接続され、これらのビット検出
回路27.28の各出力端子はセレクタ29の入力端子
及びセレクト入力端子に接続されている。
また、比較器23の出力端子は信号検出回路30に接続
され、当該信号検出回路30の出力端子はセレクタ29
のセレクト入力端子に接続されている。このセレクタ2
9の出力端子はコントロールロジック15に接続されて
いる。
信号検出回路26.30は、一定時間以上その伝送プロ
トコルでは有りえない時間ドミナント状態が連続したこ
とを検出して信号を出力し、セレクタ25.29の入力
信号を切り替えるもので、例えば、タイマ、カウンタ等
により構成することができる。
送信回路12は、バスAと電源+Vcc(5V)との間
に接続されたスイッチ回路31.バスBとアースとの間
に接続されたスイッチ回路32と、これらのスイッチ回
路31.32を開閉制御するためのアンド回路33.3
4等により構成されている。アンド回路33.34の各
一方の入力端子はデコーダ40のノア回路44.45の
各出力端子に、各他方の入力端子はコントロールロジッ
ク14に接続されている。そして、33.34にはコン
トロールロジック14から送信ロジックが加えられる。
これらのアンド回路33.34の各出力端子は夫々スイ
ッチ回路31.32に接続されている。
バイアス回路13は、各一端がバスA、Bに接続された
バイアス抵抗Ra、Rbと、バイアス抵抗Raの他端と
アースとの間に接続されたスイッチ回路35、及びバイ
アス抵抗Rbの他端と電源+VCCとの間に接続された
スイッチ回路36とにより構成されている。そして、ス
イッチ回路35.36はデコーダ40のノア回路44.
45の各出力端子に接続されている。
デコーダ40は、アンド回路41,43、インバータ4
2及びノア回路44.45等により構成されており、ア
ンド回路41の両入力端子はセレクタ24.29の各出
力端子に接続され、アンド回路43の一方の入力端子は
インバータ42を介してセレクタ24の出力端子に、他
方の入力端子はセレクタ29の出力端子に接続されてい
る。これらのアンド回路41.43の各出力端子はノア
回路44.45の各一方の入力端子に接続されている。
ノア回路44.45の各他方の入力端子はコントロール
ロジック14に接続されており、ノア回路44にはバス
Aの故障診断ロジックが、ノア回路45にはバスBの故
障診断ロジックが加えられる。
セレクタ24のデコーダ40への出力は、受信回路11
の比較器21が選択されたとき即ち、バスBが故障した
ときに「0」、比較器22が選択された時即ち、バスA
が故障したときに「1」となる。また、セレクタ29の
デコーダ40への出力は、受信回路11のビット検出回
路27が選択されたとき即ち、バスA又はバスBの何れ
か一方が故障したときに「1」となり、ビット検出回路
28が選択されたとき即ち、バスA、Bが共に正常なと
きに「0」となる。
バスA、バスBの各故障診断ロジックは、通常時には「
0」であり、故障診断時には、診断する側を「0」に、
診断しない側を「l」にする。
以下に作用を説明する。
第3図において、バスA、Bが正常の状態にあり、送・
受信装置10が受信状態にある時には送信回路12のス
イッチ回路31.32は開成され、バイアス回路13の
スイッチ回路35.36は閉成されており、バスAはバ
イアス抵抗Raを介して接地され、バスBはバイアス抵
抗Rbを介して電源+Vcc接続されている。
受信回路11の比較器21はバスAのみの信号を、比較
器22はバスBのみの信号を受信してセレクタ24に加
える。同時に比較器21,22の出力はオア回路25を
介して信号検出回路26に入力される。このオア回路2
5の出力は、比較器21.22の何れかの出力が「ドミ
ナント」であればハイレベル(以下「l」という)とな
る。信号検出回路26は、一定時間以上少なくともプロ
トコル上有りえない長さのドミナントが続いた時に「1
」を出力する。
セレクタ24の出力は信号検出回路26の出力により変
化し、信号検出回路26の出力がロー1ノベル(以下「
0」という)のときには比較器21.22のうち先に「
ドミナント」を出力した側を選択し、rlJのときには
先に「パッシブ」を出力した側を選択する。また、比較
器2122が共にドミナント状態で変化がない時にはバ
スA、 B同士のショートであり、比較器22側を選択
する。
このセレクタ24の出力はビット検出回路27に加えら
れ、当該ビット検出回路27の出力はセレクタ29に加
えられる。
比較器23は、バスAとBとの信号を受信してビット検
出回路28に加え、当該ビット検出回路28の出力はセ
レクタ29に加えられる。セレクタ29は正常時にはビ
ット検出回路28から入力される信号を出力してコント
ロールロジック14に加える。しかしながら、セレクタ
29は、バス伝送異常を検出した時にはビット検出回路
27から入力される信号を出力する。このビット検出回
路27の信号が出力される条件は、次の2つの条件の中
の何れかである。
(1)、一定時間以上、その伝送プロトコルでは有りえ
ない時間、比較器23から出力される信号のドミナント
状態が連続した時(この状態は信号検出回路30により
検出される)。
(2)、ビット検出回路28が、再同期を必要とする状
態であり、且つビット検出回路27が同期信号を検出し
た時、又は送信回路12がドミナントを出力している時
に受信回路11がパッシブを検出した時。
即ち、上記何れかの条件のときにバス伝送に異常が発生
したことを検知し、比較器21又は22によりバスA又
はBの何れかの信号を受信する。
また、上記条件が解除される条件は、 (1)、ビット検出回路28に一定の時間パッシブ状態
が観測され、成る一定時間経過した時。
(2)、ビット検出回路28が入力せる信号の立ち上が
りエツジ即ち、信号の同期を正確に検出した時。
ところで、データの1フレームの中で、特定のノード(
電子ユニット)だけが送信するのではなく、受信ノード
が返答する場合、当該返答ノードの根元でバスに接続さ
れる駆動線の片側がオープンしていると、その他のフレ
ームの部分は正常であるために比較器23が選択されて
いる可能性がある。従って、この場合第4図(a)のA
CKフレームに点線で示すようにバスの片側がオープン
しているノードの返答を受信出来なくなる可能性がある
そこで、第5図(b)、(C)に示すように比較器21
゜22のスレッシュレベル(閾値)をパスA1バスBの
電圧の振幅範囲MA 、Maの略中心に設定し、比較器
23のスレッシュレベルを第5図(a)に示すようにバ
スAの電圧とバスBの電圧との差の取り得る範囲MAl
lの中心よりもパッシブ側に設定し、当該比較器23に
より第4図(b)のACKフレームに示すように片側が
オープンとなったノードからの信号を受信することを可
能としている。
また、車両によってはステアリングスイッチユニット6
(第1図)の伝送線が、点線で示すようにスリップリン
グ7を介して接続されている場合もある。このようなノ
ードの場合には、正常時であってもスリップリング7の
接触部の浮き上がり等により伝送線が一時的に断線する
可能性があり、その度に受信回路llの比較器21又は
22を選択していると伝送効率が低下してしまう。しか
しながら、かかる不具合は、比較器23のスレッシュレ
ベルを上述のように設定することにより防止することが
できる。
また、比較器21〜23の中の何れかを選択していると
きには、その選択情報を用いて送信回路12及びバイア
ス回路13の保護を行なうことが可能である。具体的に
は、受信回路11が、比較器21を選択している時には
、この原因は、その逆に接続されているバスBに異常が
あるものと認められことである。このときセレクタ24
のデコーダ40への出力が「0」となり、セレクタ29
のデコーダ40への出力が「l」となる。従って、デコ
ーダ40のアンド回路43の出力が「1」となり、ノア
回路34に加えられる。また、バスBの故障診断を行わ
ない状態においてはコントロールロジック14・の故障
診断ロジックは「0」であり、ノア回路45の出力は「
0」となる。
従って、送信回路12のアンド回路34は不動作状態と
なり、スイッチ回路32をオフの状態に維持する。また
、ノア回路45の出力が「0」となると、バイアス回路
13のスイッチ回路36がオフとなる。この結果、バス
Bが電[+Vcc及びアースから切り離されて、コント
ロールロジック14から送信ロジックが出力されても、
バスBへの送信は停止される。
一方、デコーダ40のアンド回路41の出力が「0」と
なり、ノア回路44の出力が「1」となる。この結果、
送信回路12のアンド回路33が動作状態となる。従っ
て、アンド回路33は、コントロールロジック14から
出力される送信ロジックが「1」の時に出力がrlJと
なり、スイッチ31をオンにする。従って、バスAによ
り送信が可能となる。
上述とは反対に、受信回路11の比較器22が選択され
ている時は、バスAに異常があるものと認められ、スイ
ッチ回路3135がオフとされ、当該バスAが電源+V
ccとアースから切り離される。そして、このときには
バスBにより送信が行なわれる。
これにより、万一、伝送線1のバスA又はBがバッテリ
電圧にショートしても、バスA、Bに接続されている送
信回路12、バイアス回路13に過電流が流れることが
防止され、送信回路12、バイアス回路13が保護され
る。また、過電流による発熱部分が減るために伝送装置
の信頼性が向上する。
また、バスAとバスBとがショートした場合には、何れ
か一方のバスが電[+VCCとアースから切り離され、
この結果、何れか他方のバスのバイアス抵抗はその抵抗
値を保持することができ、従って、バス同士がショート
した場合でも伝送が可能となる。
次に、多重伝送の故障診断を行なう場合を第図のフロー
チャートを参照しつつ説明する。
多重伝送の故障診断を行なう場合には、成る一箇所のノ
ードで行なう。好ましくは、その他の故障情報を統括し
ているノードが望ましい。
例えば、バスAの故障診断をする場合、コントロールロ
ジック14は、バスAのみに送信するように送信回路1
2を設定(ステップ1)する。即ち、コントロールロジ
ック14は、診断するバスAの故障診断ロジックを「0
」、診断しないバスBの故障診断ロジックを「l」にす
る。従って、デコーダ40のノア回路45の出力は、セ
レクタ24.29の出力の如何に拘らず「0」となり、
送信回路12のアンド回路34の出力が「0」となりス
イッチ回路32がオフになると共にバイアス回路13の
スイッチ回路36がオフとなる。
この結果、バスBが電源十Vccとアースから切り離さ
れ、受信回路11は、比較器21によりバスAの信号を
検出可能な状態となる。従って、セレクタ24の出力が
「0」となり、デコーダ40のアンド回路41の出力が
「0」となり、ノア回路44の出力がrlJとなり、送
信回路11のアンド回路33の出力が動作状態となる。
従って、バイアス回路13のスイッチ回路35がオンの
ままになる。この結果、送信回路11のスイッチ回路3
1は、コントロールロジック14から出力さ。
れる送信ロジックに応じてオン、オフし、バスAにより
送信が行なわれる。
即ち、デコーダ40は、受信回路11の比較器21〜2
3の選択状態に拘らずスイッチ回路31を選択し、バス
Aのみに送信するように設定し、各ノードより返答が期
待される信号を送信する。
次いで、コントロールロジック14は、全てのノードよ
り返答信号を要求しくステップ2)、受信回路11によ
り応答信号を受信してチエツク(ステップ3)する。
このステップ3において、送信エラーであると判別され
た場合には、選択されたバスAそのものがショート等に
より故障している可能性があり、回線全体又は自ノード
が故障しているものと判断(ステップ4)する。また、
特定のノードの返答がないと判別された場合には当該特
定ノードが故障している(ステップ5)ものと判断する
。尚、このステップ5において、全てのノードより返答
がない場合には、各ノードのバスAの支線のオープン又
は自ノードを含めた各ノードの故障の可能性がある。そ
して、バスAが正常であれば当該診断を終了する。
バスAの故障診断が終了した後コントロールロジック1
4は、同様にしてバスBの故障診断を行なう。即ち、コ
ントロールロジック14は、バスBの故障診断ロジック
を「0」、バスAの故障診断ロジックを「l」にして送
信回路12のスイッチ回路31をオフ、バイアス回路1
3のスイッチ回路35をオフにして、前述と同様の手続
きを繰り返しくステップ6〜10)バスBの故障を診断
し、正常であれば当該診断を終了する。これにより、送
・受信装置10は、伝送線1のバスA、、Bの故障情報
を得ることができる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、ツイストペア線に
、受信回路と送信回路とを複数並列に接続する平衡型通
信システムの伝送装置において、前記受信回路を、一方
の伝送線の電圧を比較する第1の比較手段と、他方の伝
送線の電圧を比較する第2の比較手段と、両方の伝送線
の信号電圧差に関して閾値を持つ第3の比較手段とによ
り構威し、更に第1、第2の比較手段の何れか一方を選
択する第1の選択手段と、当該第1の選択手段の出力と
第3の比較手段の出力との何れか一方を所定の条件によ
り選択する第2の選択手段とを備えた構成としたことに
より、ビット検出回路数を少なくすることができ、受信
回路の構成を簡単にすることが可能となり、これに伴い
コストも低くすることが可能となる。
更に、第1、第2、第3の各比較手段の出力を選択する
第3の選択手段を備え、選択結果に基づいて伝送線に接
続された送信回路及びバイアス回路を遮断させるように
したので、簡単な回路を付加するだけで送信回路を過電
流から有効に保護することができる 更に送信回路が接続される伝送線を強制的に一側のみ選
択する第4の選択手段を備え、他の各伝送装置への送信
及び各伝送装置からの返答を受信してその結果により伝
送線の故障診断を行なうようにしたので、当該伝送線に
接続されている一箇4゜ 所のノードにより伝送線の故障を診断することが可能と
なる。
更に、第3の比較手段の閾値を、他伝送装置の伝送線に
接続される駆動線の片側がオープンになっても受信可能
な値に設定することにより、同一フレームで当該ノード
からの返答を受信することが可能となる。これにより伝
送装置の信頼性を向上させることができる等の優れた効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る伝送装置を採用した平衡型伝送
システムの一実施例を示す構成図、第2図は第1図の伝
送装置の送・受信装置構成を示すブロック図、第3図は
第2図の送・受信回路の詳細を示すブロック図、第4図
は送信データフレームとACKフレームを示す図、第5
図は第3図の各比較器のスレッシュレベルを示す図、第
6図は伝送線の故障診断時における手順を示すフローチ
ャート、第7図は従来の伝送装置のブロック図である。 1・・・伝送線、2〜6・・・電子ユニット(ノード)
、10・・・送・受信装置、11・・・受信回路、12
・・・送信回路、13・・・バイアス回路、14・・・
コントロールロジック、15・・・CPU、16・・・
外部出力回路、17・・・外部入力回路、20・・・レ
ベルシフト回路、21〜23・・・比較器、24.29
・・・セレクタ、26.30・・・信号検出回路、27
.28・・・ビット検出回路、31.32.35.36
・・・スイッチ回路、40・・・デコーダ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ツイストペア線に、受信回路と送信回路とを複数
    並列に接続する平衡型通信システムの伝送装置において
    、前記受信回路を、一方の伝送線の電圧を比較する第1
    の比較手段と、他方の伝送線の電圧を比較する第2の比
    較手段と、両方の伝送線の信号電圧差に関して閾値を持
    つ第3の比較手段とにより構成し、更に第1、第2の比
    較手段の何れか一方を選択する第1の選択手段と、当該
    第1の選択手段の出力と第3の比較手段の出力との何れ
    か一方を所定の条件により選択する第2の選択手段とを
    備えたことを特徴とする伝送装置。
  2. (2)前記伝送装置は、第1、第2、第3の各比較手段
    の出力を選択する第3の選択手段を備え、選択結果に基
    づいて伝送線に接続された送信回路を遮断させることを
    特徴とする請求項1記載の伝送装置。
  3. (3)前記伝送装置は、送信回路が接続される伝送線を
    強制的に一側のみ選択する第4の選択手段を備え、他の
    各伝送装置への送信及び各伝送装置からの返答を受信し
    てその結果により伝送線の故障診断を行なうことを特徴
    とする請求項1記載の伝送装置。
  4. (4)前記伝送装置は、第3の比較手段の閾値が、他伝
    送装置の伝送線に接続される駆動線の片側がオープンに
    なっても受信可能な値に設定されていることを特徴とす
    る請求項1記載の伝送装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06244847A (ja) * 1992-12-25 1994-09-02 Mitsubishi Electric Corp 2線式入出力装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH06244847A (ja) * 1992-12-25 1994-09-02 Mitsubishi Electric Corp 2線式入出力装置

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