JPH0340565Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0340565Y2 JPH0340565Y2 JP1985167227U JP16722785U JPH0340565Y2 JP H0340565 Y2 JPH0340565 Y2 JP H0340565Y2 JP 1985167227 U JP1985167227 U JP 1985167227U JP 16722785 U JP16722785 U JP 16722785U JP H0340565 Y2 JPH0340565 Y2 JP H0340565Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lubricating oil
- groove
- saw blade
- oil hole
- guide bar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 claims description 41
- 238000010516 chain-walking reaction Methods 0.000 claims 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 2
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Sawing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は外周縁に沿つて鋸刃チエーンを案内す
る溝とこの溝に潤滑油を供給するための潤滑油孔
を側面に有するチエーンソーのガイドバーに関す
る。
る溝とこの溝に潤滑油を供給するための潤滑油孔
を側面に有するチエーンソーのガイドバーに関す
る。
従来の技術
従来のチエーンソーのガイドバーでは、その外
周縁の溝に案内されて摺走する鋸刃チエーンとガ
イドバーを潤滑するために、溝の底寄りの側壁に
形成された孔から潤滑油を溝内へ吐出させること
又は鋸刃チエーンのドライブリンクを孔の出口面
を通過させ、孔の出口から吐出される潤滑油をド
ライブリンクによつてかき取ることが行なわれて
いる。しかしながら、前者の場合には油孔の出口
が鋸屑によつて早期に詰まり、このため潤滑油の
吐出が阻害されて潤滑効果を低下させ、また後者
の場合には溝を浅くしてガイドバーの中板をドラ
イブリンクに殆ど接する位置に配置しないとその
効果がないために、ガイドバーの軽量化を計りに
くいという欠点がある。
周縁の溝に案内されて摺走する鋸刃チエーンとガ
イドバーを潤滑するために、溝の底寄りの側壁に
形成された孔から潤滑油を溝内へ吐出させること
又は鋸刃チエーンのドライブリンクを孔の出口面
を通過させ、孔の出口から吐出される潤滑油をド
ライブリンクによつてかき取ることが行なわれて
いる。しかしながら、前者の場合には油孔の出口
が鋸屑によつて早期に詰まり、このため潤滑油の
吐出が阻害されて潤滑効果を低下させ、また後者
の場合には溝を浅くしてガイドバーの中板をドラ
イブリンクに殆ど接する位置に配置しないとその
効果がないために、ガイドバーの軽量化を計りに
くいという欠点がある。
考案が解決しようとする問題点
そこで、本考案は上記したような従来のガイド
バーの問題点を解決して、鋸屑による潤滑油孔の
詰まりがなく、常に鋸刃チエーンを良好に潤滑す
ることができると共に軽量化しやすい構造のチエ
ーンソーのガイドバーを提供することを目的とす
る。
バーの問題点を解決して、鋸屑による潤滑油孔の
詰まりがなく、常に鋸刃チエーンを良好に潤滑す
ることができると共に軽量化しやすい構造のチエ
ーンソーのガイドバーを提供することを目的とす
る。
問題点を解決するための手段
本考案は、外周縁に沿つて鋸刃チエーンを案内
する溝とこの溝に潤滑油を供給するための潤滑油
孔を側面に有するチエーンソーのガイドバーにお
いて、潤滑油孔が鋸刃チエーンのドライブリンク
舌端の走行軌跡より下方で溝に連通する開口部を
前記舌端にかからぬ位置に有しており、該開口部
の鋸刃チエーン走行方向手前側端部に隣接して溝
内に突出する突出部分を有する構成を特徴とす
る。
する溝とこの溝に潤滑油を供給するための潤滑油
孔を側面に有するチエーンソーのガイドバーにお
いて、潤滑油孔が鋸刃チエーンのドライブリンク
舌端の走行軌跡より下方で溝に連通する開口部を
前記舌端にかからぬ位置に有しており、該開口部
の鋸刃チエーン走行方向手前側端部に隣接して溝
内に突出する突出部分を有する構成を特徴とす
る。
作 用
本考案の上記構成により、鋸屑が鋸刃チエーン
の摺走中にそれによつてガイドバーの案内溝内を
運ばれた鋸屑が突出部分に遮られて潤滑油孔部に
堆積して孔を塞ぐのを妨げることができ、かつ潤
滑油孔は鋸刃チエーンのドライブリンク舌端の走
行軌跡より下方で溝に連通する開口部が形成され
ているので、ガイドバーの外周縁の鋸刃チエーン
の摺走部の強度が弱められることがない。
の摺走中にそれによつてガイドバーの案内溝内を
運ばれた鋸屑が突出部分に遮られて潤滑油孔部に
堆積して孔を塞ぐのを妨げることができ、かつ潤
滑油孔は鋸刃チエーンのドライブリンク舌端の走
行軌跡より下方で溝に連通する開口部が形成され
ているので、ガイドバーの外周縁の鋸刃チエーン
の摺走部の強度が弱められることがない。
実施例
以下に本考案を図面の実施例で説明する。
本考案によるチエーンソーのガイドバーの一実
施例が図面に一方の側板を取り去つた破断図で示
されており、このガイドバーは三板合わせの鋼板
で構成されていて、中板1の両側に側板2(その
一方だけを図示す)をそれぞれ固着している。二
板の側板2は中板1よりも幅広であり、このため
中板1及び側板2によつて画成されかつガイドバ
ーの長手方向に延びる鋸刃チエーンを案内する溝
3がガイドバーの外周縁に形成される。
施例が図面に一方の側板を取り去つた破断図で示
されており、このガイドバーは三板合わせの鋼板
で構成されていて、中板1の両側に側板2(その
一方だけを図示す)をそれぞれ固着している。二
板の側板2は中板1よりも幅広であり、このため
中板1及び側板2によつて画成されかつガイドバ
ーの長手方向に延びる鋸刃チエーンを案内する溝
3がガイドバーの外周縁に形成される。
ガイドバーの図で見て左側の円弧状端部に隣接
して鋸刃チエーン駆動用スプロケツト(図示せ
ず)が設けられ、無端状の鋸刃チエーン4(ドラ
イブリンク1個のみ図示した)がスプロケツト及
びガイドバーに巻き掛けられている。鋸刃チエー
ン4はそのドライブリンク舌端5がスプロケツト
に係合して鋸刃チエーン4全体を溝の長手方向に
矢印Aの方向へ摺走せしめる。
して鋸刃チエーン駆動用スプロケツト(図示せ
ず)が設けられ、無端状の鋸刃チエーン4(ドラ
イブリンク1個のみ図示した)がスプロケツト及
びガイドバーに巻き掛けられている。鋸刃チエー
ン4はそのドライブリンク舌端5がスプロケツト
に係合して鋸刃チエーン4全体を溝の長手方向に
矢印Aの方向へ摺走せしめる。
側板2にチエーンソー本体側の吐油孔と連通す
る潤滑油孔7が形成されており、チエーンソー本
体に設けた適当な潤滑油供給装置に連結されて潤
滑油の圧送を受ける。潤滑油孔7は鋸刃チエーン
のドライブリンク舌端5の下方端の走行軌跡Bよ
り下方で側板2の側面に配置されており、潤滑油
孔7に対応する中板1の孔の上側は切欠かれて潤
滑油孔7を溝3内に連通する開口部6を形成する
ようになつている。
る潤滑油孔7が形成されており、チエーンソー本
体に設けた適当な潤滑油供給装置に連結されて潤
滑油の圧送を受ける。潤滑油孔7は鋸刃チエーン
のドライブリンク舌端5の下方端の走行軌跡Bよ
り下方で側板2の側面に配置されており、潤滑油
孔7に対応する中板1の孔の上側は切欠かれて潤
滑油孔7を溝3内に連通する開口部6を形成する
ようになつている。
中板1の外周縁には、潤滑油孔7の後側即ち鋸
刃チエーン4の走行方向Aの方向にみて潤滑油孔
7の手前側において潤滑油孔7に接した位置に外
方へ突出する突出部分8を一体に形成している。
この突出部分8の突出外方端はドライブリンク舌
端5の下端の走行軌跡Bのわずか下側の位置で終
端しており、このためドライブリンク舌端5はそ
の走行中に突出部分8の上端すれすれを通るよう
になつている。このように構成された突出部分8
は、その手前側の溝3の底部には図に9で示した
ように鋸屑を堆積させることがあつても、陰にな
つている開口部6に付着するのを妨げて潤滑油孔
7を詰まり難くし、またたとえ鋸屑が潤滑油孔7
の出口部分に付着してもそれを粗の状態にさせて
潤滑油孔7からの必要な量の潤滑油の供給を維持
する。
刃チエーン4の走行方向Aの方向にみて潤滑油孔
7の手前側において潤滑油孔7に接した位置に外
方へ突出する突出部分8を一体に形成している。
この突出部分8の突出外方端はドライブリンク舌
端5の下端の走行軌跡Bのわずか下側の位置で終
端しており、このためドライブリンク舌端5はそ
の走行中に突出部分8の上端すれすれを通るよう
になつている。このように構成された突出部分8
は、その手前側の溝3の底部には図に9で示した
ように鋸屑を堆積させることがあつても、陰にな
つている開口部6に付着するのを妨げて潤滑油孔
7を詰まり難くし、またたとえ鋸屑が潤滑油孔7
の出口部分に付着してもそれを粗の状態にさせて
潤滑油孔7からの必要な量の潤滑油の供給を維持
する。
さらに、中板1は必要により潤滑油孔7の前側
即ち前記突出部分8と反対側の外周縁部分におい
て潤滑油孔7に接して突出部分8と同様の突出部
分10を設けて潤滑油孔7の鋸屑による詰まりを
一層効果的に防止するように構成することができ
る。
即ち前記突出部分8と反対側の外周縁部分におい
て潤滑油孔7に接して突出部分8と同様の突出部
分10を設けて潤滑油孔7の鋸屑による詰まりを
一層効果的に防止するように構成することができ
る。
さらに、既製ガイドバーの潤滑油孔に隣接して
貫通孔を追加工し、該孔に輪切りにした管材を打
ち込んで、本考案の突出部分を形成することもで
きる。
貫通孔を追加工し、該孔に輪切りにした管材を打
ち込んで、本考案の突出部分を形成することもで
きる。
考案の効果
以上説明した本考案の構成により、本考案は潤
滑油孔が鋸屑によつて塞がれるのを防止すること
ができ、常に確実な潤滑油作用を維持することが
でき、潤滑油供給ポンプは必要最小限の吐出量を
有する小型のポンプで充分であり、潤滑油孔付近
の溝内に貯つた潤滑油が鋸刃チエーンを効果的に
潤滑し、かつ潤滑油孔の形成によるガイドバーの
強度低下がほとんどないなどの優れた効果を奏す
る。
滑油孔が鋸屑によつて塞がれるのを防止すること
ができ、常に確実な潤滑油作用を維持することが
でき、潤滑油供給ポンプは必要最小限の吐出量を
有する小型のポンプで充分であり、潤滑油孔付近
の溝内に貯つた潤滑油が鋸刃チエーンを効果的に
潤滑し、かつ潤滑油孔の形成によるガイドバーの
強度低下がほとんどないなどの優れた効果を奏す
る。
図面は本考案によるチエーンソーのガイドバー
の一例の一方の側板を取り外した破断図である。 1……中板、2……側板、3……溝、4……鋸
刃チエーン、5……ドライブリンク舌端、6……
開口部、7……潤滑油孔、8,10……突出部
分、9……鋸屑。
の一例の一方の側板を取り外した破断図である。 1……中板、2……側板、3……溝、4……鋸
刃チエーン、5……ドライブリンク舌端、6……
開口部、7……潤滑油孔、8,10……突出部
分、9……鋸屑。
Claims (1)
- 外周縁に沿つて鋸刃チエーンを案内する溝と該
溝に潤滑油を供給するための潤滑油孔を側面に有
するチエーンソーのガイドバーにおいて、前記潤
滑油孔が前記鋸刃チエーンのドライブリンク舌端
の走行軌跡より下方で前記溝に連通する開口部を
前記舌端にかからぬ位置に有しており、該開口部
の鋸刃チエーン走行方向手前側端部に隣接して前
記溝内に突出する突出部分を有することを特徴と
するチエーンソーのガイドバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985167227U JPH0340565Y2 (ja) | 1985-10-30 | 1985-10-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985167227U JPH0340565Y2 (ja) | 1985-10-30 | 1985-10-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6275901U JPS6275901U (ja) | 1987-05-15 |
JPH0340565Y2 true JPH0340565Y2 (ja) | 1991-08-27 |
Family
ID=31098960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985167227U Expired JPH0340565Y2 (ja) | 1985-10-30 | 1985-10-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0340565Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3729424A1 (de) * | 1987-09-03 | 1989-03-16 | Stihl Maschf Andreas | Fuehrungsschiene fuer die saegekette einer motorkettensaege und verfahren und vorrichtung zu ihrer herstellung |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5583303U (ja) * | 1978-12-07 | 1980-06-09 |
-
1985
- 1985-10-30 JP JP1985167227U patent/JPH0340565Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6275901U (ja) | 1987-05-15 |
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