JPH0340534Y2 - - Google Patents

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JPH0340534Y2
JPH0340534Y2 JP1985174589U JP17458985U JPH0340534Y2 JP H0340534 Y2 JPH0340534 Y2 JP H0340534Y2 JP 1985174589 U JP1985174589 U JP 1985174589U JP 17458985 U JP17458985 U JP 17458985U JP H0340534 Y2 JPH0340534 Y2 JP H0340534Y2
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JP
Japan
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workpiece
horizontal
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lap
axial direction
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JP1985174589U
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JPS6281561U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は冷間圧造型に使用される超硬ダイス等
の円筒状の内面を鏡面仕上げする場合に用いられ
る横型ラツプ機に関するものである。
(従来の技術) 従来、各種の金型等の円筒状の内面を鏡面仕上
げするためには、垂直軸の下端にラツプ棒を取付
け、ワークをこのラツプ棒に対向させて上向きに
回転させる立て形のラツプ盤が用いられている
(例えば、日本機械学会編、機械工学便覧改定第
6版、第17編137ページ)。ところがこのような従
来の立て形のラツプ盤は、ラツプとワークとの間
に供給される砥粒を含んだラツプ液が重力によつ
て下方へ移動し易く、ワークの中心孔が貫通孔で
ある場合にはラツプ液を均一に供給することがで
きない欠点があつた。また従来の立て形のラツプ
盤は設置面積が小さい利点を持つ反面、高さが高
くなるために操作が行いにくいうえ、比較的小型
のワークの鏡面仕上げにしか向いていない欠点も
あつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は上記のような従来の問題点を解決し
て、ラツプ液の均一な供給が容易であるうえ、操
作性に優れしかも大型のワークの内面仕上げにも
用いることができる横型ラツプ機を提供するため
に完成されたものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案はベツドに敷設された水平レール上に所
定のストロークで軸線方向に往復動する往復台を
設置し、該往復台には軸線方向に微少振動しつつ
回転運動を行うラツプ棒保持用チヤツクを設ける
とともに、ベツド上の前記往復台と対向する位置
には対向する一対のスプリングによつて軸線に垂
直な水平方向に変位される台を設置し、該台上に
はワークを保持して回転させるワーク保持用チヤ
ツクを設けたことを特徴とするものである。
(実施例) 次に本考案を図示の実施例について詳細に説明
する。
図中1は水平なベツド、2及び3はベツド1上
に敷設された水平レール、4は一方の水平レール
2上に摺動自在に設置された往復台、5は他方の
水平レール3上に往復台4と対向させて設置され
たワーク側の台である。第1図及び第2図に示さ
れるように、往復台4はその後方にラツク6を備
えており、反転モータ7によつて駆動される図示
を略したピニオンがこのラツク6を機械の軸線方
向に進退動させることにより、往復台4も往復動
するように構成されている。なお往復台4の往復
動は、往復台4の後方に突設された軸8に位置調
節自在に螺装された3個のカム9がリミツトスイ
ツチ10を蹴ることによりストロークの制御が行
われる方式とされており、鏡面仕上げをすべきワ
ークの内面部分の深さに応じて自由に調節するこ
とができる。
第3図に詳細に示されているように、往復台4
上には軸受11によつてスリーブ12が軸線方向
に進退動自在に支持されており、このスリーブ1
2の先端にラツプ棒保持用チヤツク13がモータ
14及びベルト15によつて回転できるように設
けられている。そしてこのスリーブ12の後方部
分にはモータ16によつて回転される偏心ブツシ
ユ17が設けられており、この偏心ブツシユ17
とスリーブ12の後端とはリンク18及びピン1
9によつて連結されているので、モータ14とモ
ータ16とが回転するとラツプ棒保持用チヤツク
13は軸線方向に偏心ブツシユ17によつて微少
振動しつつモータ14によつて回転運動を行うこ
ととなる。
一方、往復台4と対向する位置に設置された台
5は第4図に示されるようにレール3の下側に設
けられたハンドル20付きの送りねじ21によつ
て軸線方向の位置を調節することができる基台2
2上に支持されたものである。そしてこの台5は
第5図に示されるように、基台22に対して軸線
と垂直な水平方向に変位できるように、基台22
の両側に内蔵された対向する一対のスプリング2
3,23及びスプリング押圧用ねじ24,24を
介して基台22の上面に支持されている。従つて
これらのスプリング押圧用ねじ24の調節によつ
て台5は軸線から垂直な水平方向に弾性的にわず
かに変位されることとなる。この台5上にはモー
タ25、ベルト26によつて回転されるワーク保
持用チヤツク27が軸受28により軸支されてい
る。第4図に示されるように、これらのワーク保
持用チヤツク27及び軸受28は中空部29を有
し、その内部には砥粒を含んだラツプ液をワーク
の内面に滴下するためのラツプ液供給パイプ30
が設けられている。
(作用) このように構成されたものは、先ず、往復台4
のラツプ棒保持用チヤツク13にダイヤモンド砥
粒を含んだラツプ液を予め付着させたラツプ棒を
取付けるとともに台5上のワーク保持用チヤツク
27に超硬ダイス等のワークを取付け、台5を水
平レール3に沿つて前進又は後退させてラツプ棒
の先端をワークの円筒状の内面に位置させる。次
に反転モータ7を作動させて往復台4を軸線方向
に所定のストロークで往復動させつつ、モータ1
4およびモータ16によりラツプ棒保持用チヤツ
ク13を軸線方向に微少振動させながら回転させ
る一方、台5をスプリング押圧用ねじ24の操作
によつて軸線に垂直方向に変位させるとともにモ
ータ25を作動させてワークをラツプ棒とは反対
方向に回転させる。この結果、ラツプ棒はワーク
の内面にスプリング23の力によつて押圧されて
微少振動しながらワークに対して回転運動及び往
復運動を繰り返すこととなり、ワークの内面はラ
ツプ棒によつて所定深さにわたり鏡面仕上げされ
ることとなる。このときラツプ液供給パイプ30
からラツプ棒の先端にラツプ液が供給されるが、
本考案の横型ラツプ機はワークが水平な軸線の周
りを回転するのでワークの中心孔が貫通孔である
場合にもラツプ液は内面全体に均等に供給され
る。またワークとラツプ棒との間には対向する一
対のスプリング23により適切に調整された弾性
的な押圧力が常に与えられているので、ワークの
内面は熟練工の手作業によると同様の美しい仕上
げ面となる。このように対向する一対のスプリン
グ23の弾発力の差を利用してラツプ力を調節す
る機構は、台5上にモータ25等を含む重量の大
きい部品が置かれて台5の静止摩擦力が大きい場
合に有効である。即ち、質量の大きい台5を変位
させるためにはその静止摩擦力を越える大きい力
を与える必要があり、一方にしかスプリングがな
い場合にはその力が直接ラツプ力として作用する
こととなるが、本考案のように一対のスプリング
を対向させた場合には、反対側のスプリングの弾
発力により静止摩擦力とは関係なくラツプ力を自
由に設定できるからである。しかも本考案の横型
ラツプ機は高さが低いので操作が容易であり、大
型のワークをも鏡面仕上げすることができる。
(考案の効果) 本考案は以上の説明からも明らかなように、ワ
ークの中心孔が貫通孔である場合にもラツプ液を
ワークの内面に均一に供給することができ、また
操作性に優れ、対向するスプリングにより自由に
設定されるラツプ力により大型にワーク内面の鏡
面仕上げをも容易に行うことができるものであ
る。よつて本考案は従来の問題点を解決した横型
ラツプ機として、その実用的価値は極めて大であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す正面図、第2図
はその平面図、第3図は往復台部分の一部切欠平
面図、第4図は台部分の一部切欠正面図、第5図
はその一部切欠左側面図である。 1……ベツド、2……水平レール、4……往復
台、5……台、13……ラツプ棒保持用チヤツ
ク、23……スプリング、27……ワーク保持用
チヤツク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベツド1に敷設された水平レール2上に所定の
    ストロークで軸線方向に往復動する往復台4を設
    置し、該往復台4には軸線方向に微少振動しつつ
    回転運動を行うラツプ棒保持用チヤツク13を設
    けるとともに、ベツド1上の前記往復台4と対向
    する位置には対向する一対のスプリング23,2
    3によつて軸線に垂直な水平方向に変位される台
    5を設置し、該台5上にはワークを保持して回転
    させるワーク保持用チヤツク27を設けたことを
    特徴とする横型ラツプ機。
JP1985174589U 1985-11-13 1985-11-13 Expired JPH0340534Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985174589U JPH0340534Y2 (ja) 1985-11-13 1985-11-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985174589U JPH0340534Y2 (ja) 1985-11-13 1985-11-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6281561U JPS6281561U (ja) 1987-05-25
JPH0340534Y2 true JPH0340534Y2 (ja) 1991-08-26

Family

ID=31113114

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985174589U Expired JPH0340534Y2 (ja) 1985-11-13 1985-11-13

Country Status (1)

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JP (1) JPH0340534Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5645364A (en) * 1979-09-21 1981-04-25 Aisin Seiki Co Ltd Attachment for internal superfinishing for drilling machine
JPS60221260A (ja) * 1984-04-17 1985-11-05 Takeo Morishima 対向するテ−パ−孔と複数爪チヤツクとの同心真円度修正ラツプ棒及びその使用方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5645364A (en) * 1979-09-21 1981-04-25 Aisin Seiki Co Ltd Attachment for internal superfinishing for drilling machine
JPS60221260A (ja) * 1984-04-17 1985-11-05 Takeo Morishima 対向するテ−パ−孔と複数爪チヤツクとの同心真円度修正ラツプ棒及びその使用方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6281561U (ja) 1987-05-25

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