JPH0340457Y2 - - Google Patents

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JPH0340457Y2
JPH0340457Y2 JP4772383U JP4772383U JPH0340457Y2 JP H0340457 Y2 JPH0340457 Y2 JP H0340457Y2 JP 4772383 U JP4772383 U JP 4772383U JP 4772383 U JP4772383 U JP 4772383U JP H0340457 Y2 JPH0340457 Y2 JP H0340457Y2
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JP
Japan
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trunnion
bearing
pot
inner race
notch
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JP4772383U
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JPS59153056U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は製鉄その他の冶金設備において、鍋の
側部の突設したトラニオンを受け鍋を傾動自在に
支承するトラニオン軸受に関する。
製鉄設備の電気炉から鍋に移された溶融金属の
表面には多量のスラグが浮いているので、鋳造設
備へ運ぶ途中で鍋を傾動装置に導き、ここで鍋を
傾動させてスラグを除去するようにしている。
鍋の側部に突設したトラニオンを受けるため、
上記傾動装置に組込まれるトラニオン軸受は、 (イ) トラニオンを上方から挿入できること、 (ロ) 大荷重に耐え得ること、 (ハ) ダストの多い雰囲気でも使用できること、 等が要請される。
しかし従来の傾動装置はころがり軸受を使用し
ており、ころがり軸受の場合は、一部を切欠く
(開放する)と、トラニオンからの荷重によりイ
ンナーレース、アウターレース共に変形して使用
に耐えなくなるという問題がある他、ころがり軸
受はダストに弱いので、ダストの多い雰囲気では
故障し易いという問題がある。
本考案は以上に鑑み、トラニオンを上方から挿
入できると共に大荷重にもよく耐え、しかもダス
トの多い雰囲気でも比較的長期に亘り故障なく使
用できる冶金設備用トラニオン軸受を提供するた
めになしたものである。
以下本考案の実施例を図面により説明する。
第1図及び第2図は傾動装置の全体を示すもの
で、鍋1の両側に該鍋1の重心より上方へ適宜の
間隔を有してトラニオン2を一体に設け、該トラ
ニオン2を上方から挿入できるよう上部を開放し
た本考案のトラニオン軸受3を、台車4の前後部
に立設せる軸受スタンド5上に設けて、両トラニ
オン2を中心に鍋1が傾動できるようにしてい
る。鍋1の両側に、切欠部6を有する補強フレー
ム7を設け、該切欠部6に嵌合し引掛るフツク8
を傾動用の液圧シリンダ9のロツド先端に回転自
在に設け、該液圧シリンダ9の伸長操作でフツク
8が切欠部6に嵌つて鍋1を傾動させ得るように
し、且つ液圧シリンダ9のロツド先端をサポート
及びガイドするためのガイドスタンド10を備え
ている。
第3図及び第4図はトラニオン軸受3の詳細を
示すもので、上下に分割できるようにしたアウタ
ーレース11、該アウターレース11の内周に固
着したブツシユ12、該ブツシユ12の内側に回
転自在に設けたインナーレース13の各上部を切
欠いて開放し、トラニオン2を上方から挿入でき
るようにしている。
14はインナーレース13の軸方向の動きを規
制すると共にインナーレース13とブツシユ12
との間へのダスト侵入を防止するカバー、15は
アウターレースの切欠き個所に設けたウエアプレ
ート、16は鍋1の傾動角度を検知するための指
針である。
上記構成であるから、鍋1を台車4上に吊下
げ、徐々に降して行くと、トラニオン2はアウタ
ーレース11の切欠き個所から軸受内に入つてイ
ンナーレース13の内面に嵌合し、鍋1の荷重を
インナーレース13及びブツシユ12を介してア
ウターレース11に伝える。かかる状態で液圧シ
リンダ9を作動して鍋1に傾動モーメントを与え
ると、これに伴ないインナーレース13がブツシ
ユ12の内周面を滑りながら回転する。
なお本考案は前記実施例に示したもののみに限
定されるものではなく、例えばブツシユはインナ
ーレース側に固定してもよいこと、その他本考案
の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加
え得ること、等は勿論である。
前記構成の本考案のトラニオン軸受によれば、 () 上部を開放したのでトラニオンを上方か
ら挿入できる、 () 上部を切欠いても大荷重に耐えることが
できるから、製鉄設備用の鍋のような大重量の
鍋を上方から落し込んで支持する方式の軸受と
して最適である、 () 構造が簡単であつて部品数も少いので安
価に製作できる、 () コロのような精密部品は使用していない
ので、ダストの多い雰囲気でも使用できる、 インナーレースとアウターレースとの境界部
分にカバーを設けたので、境界部分に対するダ
ストの侵入を防止することができる、 等の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のトラニオン軸受を組込んだ傾
動装置の正面図、第2図は同側面図、第3図は本
考案のトラニオン軸受の詳細図、第4図は第3図
の矢視図である。 1……鍋、2……トラニオン、3……トラニオ
ン軸受、5……軸受スタンド、11……アウター
レース、12……ブツシユ、13……インナーレ
ース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に円柱状空間を有すると共に上部に鍋の側
    部から突設したトラニオンを挿入可能な切欠きを
    有するアウターレースを設け、内部に前記トラニ
    オンを収納可能な空間を有すると共に上部にトラ
    ニオンを挿入可能な切欠部を有する円柱状のイン
    ナーレースを設け、該インナーレースを上部にト
    ラニオンを挿入可能な切欠部を有するブツシユを
    介在させて前記アウターレースの円柱状空間内部
    に回転自在に取付け、且つアウターレースの端面
    にアウターレースとインナーレースとの境界部分
    を覆うカバーを配設したことを特徴とする冶金設
    備用トラニオン軸受。
JP4772383U 1983-03-31 1983-03-31 冶金設備用トラニオン軸受 Granted JPS59153056U (ja)

Priority Applications (1)

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JP4772383U JPS59153056U (ja) 1983-03-31 1983-03-31 冶金設備用トラニオン軸受

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JP4772383U JPS59153056U (ja) 1983-03-31 1983-03-31 冶金設備用トラニオン軸受

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59153056U JPS59153056U (ja) 1984-10-13
JPH0340457Y2 true JPH0340457Y2 (ja) 1991-08-26

Family

ID=30178270

Family Applications (1)

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JP4772383U Granted JPS59153056U (ja) 1983-03-31 1983-03-31 冶金設備用トラニオン軸受

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JPS59153056U (ja) 1984-10-13

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