JPH0133270Y2 - - Google Patents

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JPH0133270Y2
JPH0133270Y2 JP4772283U JP4772283U JPH0133270Y2 JP H0133270 Y2 JPH0133270 Y2 JP H0133270Y2 JP 4772283 U JP4772283 U JP 4772283U JP 4772283 U JP4772283 U JP 4772283U JP H0133270 Y2 JPH0133270 Y2 JP H0133270Y2
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JP
Japan
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pot
hydraulic cylinder
tilting
hook
trunnion
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JP4772283U
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JPS59153057U (ja
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は製鉄その他の冶金設備において溶融金
属の表面からスラグを除去するのに用いる冶金設
備用鍋の傾動装置に関する。
製鉄設備の電気炉から鍋に移された溶融金属の
表面には多量のスラグが浮いているため、次工程
(例えば炉外精錬炉)へ運ぶ途中で鍋を傾動して
スラグを除去するようにしている。
従来、鍋の傾動は、第1図に示すように、鍋a
を支承した傾転フレームbを液圧シリンダcによ
りピンdを中心に回転させる方式、あるいは第2
図に示すように鍋aをクレーンの主捲きのフツク
eで吊上げ、鍋aに取付けられている傾転金具f
に補巻きのフツクgを引掛け、該補巻きのフツク
gを引上げる方式で実施されている。
しかし第1図のものは、液圧シリンダに大きな
傾動トルクが生じる構造であるから、鍋重量が10
〜25トン程度であれば特に問題はないが、鍋重量
が例えば200トンを超えるようになると、液圧シ
リンダ及び液圧ユニツトが厖大なものになり、設
備費の高騰が問題となる。又第2図のものは、鍋
の傾動操作中にはクレーンを使用した他の作業が
できない問題の他に、クレーン操作、合図、フツ
ク掛け等に人手を要するという問題がある。
本考案は以上に鑑み、人手を要することなく鍋
の傾動を行うことができ、しかも液圧シリンダに
対する傾動トルクを小さくできて小型の液圧シリ
ンダによつても大荷重を傾動し得、設備費の削減
を可能にする冶金設備用鍋の傾動装置に関する。
以下本考案の実施例を図面により説明する。
第3図〜第5図は本考案について示すもので、
鍋1の両側に該鍋1の重心より上方へ適宜の間隔
を有してトラニオン2を一体に設け、該トラニオ
ン2を上方から挿入できるよう上部を開放したト
ラニオン軸受3を、台車4の前後部に立設せる軸
受スタンド5上に設けて、両トラニオン2を中心
に鍋1が傾動できるようにする。鍋1の両側に、
切欠部6を有する補強フレーム7を設け、該切欠
部6に嵌合し引掛るフツク8を傾動用の液圧シリ
ンダ9のロツド先端に回転自在に設け、該液圧シ
リンダ9の本体側を台車4に回転自在に取付け、
液圧シリンダ9の伸長操作でフツク8が切欠部6
に嵌つて鍋1を傾動させるようにし、且つ液圧シ
リンダ9のロツド先端をサポート及びガイドする
ためのガイドスタンド10を台車4上に立設して
いる。ガイドスタンド10は、鍋1の傾動開始時
にフツク8が切欠部6に自然に嵌り込むよう液圧
シリンダ9のロツド先端のブーツ11をガイド
し、フツク8が嵌り込んで補強フレーム7が斜め
上方に押し上げられるようになつた後はブーツ1
1から離れるようになり、鍋1が傾動前に復帰す
る途中で切欠部6とフツク8との嵌合が解かれる
ようになつたときブーツ11を受け液圧シリンダ
9の落下を防止するよう設計されている。トラニ
オン2の中心とガイドスタンド10のガイド面1
2との距離が鍋1の製作精度、熱変形、ダストの
堆積等により変化した場合に液圧シリンダ9のロ
ツドに曲げ力が作用することが考えられるから、
これを逃げるためガイドスタンド10にスプリン
グ13を内装している。トラニオン軸受3の摩擦
抵抗の関係から、鍋1を傾動前に復帰させる過程
で鍋1が垂直に対し3〜8゜傾いた状態で放置され
完全に戻らなくなることがあるため、液圧シリン
ダ14、ブラケツト15、ローラ16からなる戻
し装置17を設け、ブラケツト15の回動により
ロール16を鍋1の下部に押し付けて鍋1を垂直
に戻せるようにしている。
上記構成において鍋の傾動を行う場合は、両液
圧シリンダ9を図示のように最も短縮させておく
と共に、鍋1を台車4上に吊り下げ徐々に降して
トラニオン2をトラニオン軸受3に挿入し、かか
る状態で両液圧シリンダ9を伸長操作すると、液
圧シリンダ9のロツド先端のフツク8が切欠部6
に嵌合し、フツク8に押されて鍋1はトラニオン
2を中心に傾動を開始する。傾動開始後、間も無
く、ブーツ11はガイド面12から浮上し摩擦抵
抗の少ない状態で鍋1の傾動が進展し、やがて液
圧シリンダ9が最長ストロークエンドに達し、鍋
1は所定の角度に傾動する。鍋1内のスラグの除
去が終つて鍋1を復帰させるべく液圧シリンダ9
を短縮すると、鍋1は重力で以つてトラニオン2
を中心に前記と反対方向に回動しようとするが、
液圧シリンダ9のヘツド側の作動液の流量をコン
トロールすることにより所定の復帰速度が得られ
る。鍋1が垂直近くまで戻り、ブーツ11がガイ
ド面12に接触するようになると、フツク8が切
欠部6から離れ、液圧シリンダ9は最も短縮側ス
トロークエンドに達して停止する。トラニオン軸
受3の摩擦抵抗によつて鍋1が完全に垂直に戻ら
ない場合は、戻し装置17を作動する。
このように、鍋1を重心の近くで傾動自在に支
持したので、傾動トルクは小さくなり、従つて小
型の液圧シリンダ9で以つて大荷重を傾動させる
ことが可能になる。又液圧シリンダ9の伸長操作
によりシリンダロツドのフツク8が鍋1側の切欠
部6に嵌り込み、鍋1を傾動するようにしてい
る。なお、鍋1自体が同調軸として作用するた
め、2本の液圧シリンダ9に対する同調装置を不
要にできる。更には、鍋1を落し込み或は引き上
げるだけで傾動装置との接続或は切離しを行うこ
とができるので、かかる作業に人手は不要とな
る。
なお本考案は前記実施例に示したもののみに限
定されるものではなく、例えば製鉄設備以外の冶
金設備にも使用できること、補強フレームに設け
る引掛部は切欠き以外であつてもよいこと、その
他本考案の要旨を逸脱しない範囲で種種の変更を
加え得ること等は勿論である。
本考案によれば以上述べたように、 () 傾動トルクを小さくできるので、小型の
液圧シリンダ、液圧ユニツトによつても大荷重
を傾動でき、製作コストの削減を計り得る、 () 2本の傾動用液圧シリンダに対し同調装
置が不要であるから、部品数を少くできて構造
の簡素化を図れる、 () 鍋と傾動装置との接続、切離しに人手を
要しない、 () 構造が簡単であつて故障が少い、 等の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来装置の説明図、第3図
〜第5図は本考案について示すもので、第3図は
正面図、第4図は側面図、第5図は要部拡大図で
ある。 1……鍋、2……トラニオン、3……トラニオ
ン軸受、6……切欠部、7……補強フレーム、8
……フツク、9……液圧シリンダ、10……ガイ
ドスタンド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 傾動できるよう支持させた鍋に、引掛部を有す
    る補強フレームを設け、傾動用シリンダのロツド
    先端に、前記引掛部に嵌り込んで引掛かる引掛金
    物を備えてなり、傾動用シリンダの伸長操作で引
    掛金物が引掛部に嵌つて鍋を傾動させるようにし
    たことを特徴とする冶金設備用鍋の傾動装置。
JP4772283U 1983-03-31 1983-03-31 冶金設備用鍋の傾動装置 Granted JPS59153057U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4772283U JPS59153057U (ja) 1983-03-31 1983-03-31 冶金設備用鍋の傾動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4772283U JPS59153057U (ja) 1983-03-31 1983-03-31 冶金設備用鍋の傾動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59153057U JPS59153057U (ja) 1984-10-13
JPH0133270Y2 true JPH0133270Y2 (ja) 1989-10-09

Family

ID=30178269

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4772283U Granted JPS59153057U (ja) 1983-03-31 1983-03-31 冶金設備用鍋の傾動装置

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JP (1) JPS59153057U (ja)

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JPS59153057U (ja) 1984-10-13

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