JPH0340336Y2 - - Google Patents

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JPH0340336Y2
JPH0340336Y2 JP1985116143U JP11614385U JPH0340336Y2 JP H0340336 Y2 JPH0340336 Y2 JP H0340336Y2 JP 1985116143 U JP1985116143 U JP 1985116143U JP 11614385 U JP11614385 U JP 11614385U JP H0340336 Y2 JPH0340336 Y2 JP H0340336Y2
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JP
Japan
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mist
water
gas
wire mesh
cleaning
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JP1985116143U
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JPS6224923U (ja
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  • Separation Of Particles Using Liquids (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は湿式塗装ブース用ミストセパレータに
係り、捕集部材に付着した塗装ミストを移動的に
除去できるミストセパレータに関する。
〔考案の背景〕 一般に塗装現場などに於いて、フード又はブー
スによつて捕集された塗装ミストガスは湿式塗装
ブース用ミストセパレータを通り、このときガス
中のミストが除去され、清浄ガスとして排気され
る。従来、ミストセパレータとして第2図及び第
3図に示したものが用いられている。第2図に示
したミストセパレータは、ミストセパレータ本体
10と、本体10の下部に取付けられた水槽12
と、本体10の下部右側面に水槽12の水面と接
触して設けられたガス導入口16と、本体10の
上部に設けられたガス排出口18とから構成され
ている。又、本体10内には、複数の邪魔板21
が段違いに取付けられている。
このような構成に於いて、ミストガス14は導
入口16を通り、本体10内の邪魔板21に衝突
させながら排気口18から大気中に排出される。
このミストガスの流れに於いてミストガスの風力
を大きくし、水槽12の水を巻き上げることによ
つて、ガス中のミストは最初水槽に内の水と接触
し、除去される。次にガス中のミストは邪魔板2
1に衝突し、捕集される。しかしながらこのよう
なミストセパレータはミスト除去率が悪く、邪魔
板21に付着したミストの清浄が困難であるとい
う欠点がある。
又、第3図に示した他の従来のミストセパレー
タは第2図に示した従来のミストセパレータの外
観と略同様な本体構造であるが、ミストセパレー
タ本体10の内部にはミスト除去用の複数の水ス
プレーノズル20が並設され、ノズル20はフル
コーンタイプでミストガス通路19全域にスプレ
できるように取付けられる。又、ノズル20の上
部には千鳥に配した溝形網の邪魔板が設けられて
いる。本体10外には循環水用ポンプ24が設け
られ、ポンプ24は水槽14及び水スプレーノズ
ル20と連通されており、水槽12内の水はノズ
ル20からスプレされる。更に、ポンプ24は本
体10の右上部に設けられた水受け樋26と連通
されており、ポンプ24によつて溜められた樋2
6の水は溢れて、本体10の右側面の水流板27
の表面を流下し水槽12内へと流れる。
このような構成に於いて、ミストガス14は導
入口16から導入され、清浄ガスとして排気口1
8から大気外に排出される。この時にガス中のミ
ストは最初水槽12の水面又は本体10の右上部
の水受け樋26から右側面の水流板27の表面を
流下する水との接触によつて一部除去される。次
に、ミストはスプレーノズル20による水スプレ
処理で90%近くまで除去され、更に後段の邪魔板
22で100%近くまで除去される。
しかし、この後段の邪魔板22に付着したミス
トは邪魔板22の溝形鋼を目詰りさせる虞れがあ
る。この目詰りはガス排気の圧力損失を起こし、
ミストセパレータの性能を低下させる。又、邪魔
板22が狭溢な場所に設けられているため、清掃
作業が困難という欠点がある。
〔考案の目的〕
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもの
で、ミストセパレータ内の捕集部材に付着したミ
ストを容易に取り除くことのできるミストセパレ
ータを提案することを目的としている。
〔考案の概要〕
本考案は、前記目的を達成するために、ミスト
ガス用ミストセパレータ本体と、該ミストセパレ
ータ本体内でミストガスの通路に並設された複数
のスプレーノズルと、該スプレーノズルのミスト
ガス下流側に設けられた捕集部材とからなるミス
トセパレータに於いて、前記捕集部材は一対のロ
ーラで回転される無端環状網材で形成され、該網
材に近接して網材に付着したミストを除去する清
掃装置を取付けたことを特徴とする。
〔実施例〕
以下添付図面に従つて本考案に係るミストセパ
レータの好ましい実施例を詳説する。第1図は本
考案に係るミストセパレータの説明図である。第
1図で示すミストセパレータは第3図で示した従
来の装置と同様な外観構成になつており、第3図
で示したミストセパレータ中の同一の部材若しく
は類似の部材には同一の符号を付し、その詳しい
説明は省略する。ミストセパレータ本体10の内
部には、従来の邪魔板22の代わりに捕集部材と
して無端環状金網30が設けられ、この金網30
は本体10に取付けられたローラ32,34に張
設されている。また、クリーニングローラ36が
前記金網30の下側でローラ32の近傍に設けら
れ、図中矢印方向に回転しているローラ32で折
り返えされた直後の金網30の表面に転接するよ
う設置される。また、クリーニングローラ36の
下方にはクリーニングローラ用樋38が取付けら
れ、樋38に貯留された水にクリーニングローラ
36が略半分浸漬される。又、無端環状金網30
の内の内側に清掃用フルコーンタイプの複数の水
スプレーノズル40…が下側の金網30部分の全
域に向けられてスプレするように設けられてい
る。ノズル40はポンプ24とパイプ44,46
を介して連通され、又、ポンプ24は水槽12と
パイプ42を介して連通されており、水槽12の
水がノズル40よりスプレされる。又、従来と同
様に、ポンプ24と水スプレノズル20はパイプ
44,48を介して連通され、水槽12の水がノ
ズル20からもスプレされる。更に、水受け樋2
6もポンプ24とパイプ44を介して連通され、
ポンプ24によつて溜められた樋26の水は溢れ
て、本体10の右側面の水流板27の表面を流下
して水槽12内へと流れる。
前記の如く構成された本実施例に於いて、ブー
ス又はフードによつて捕集されたミストガスは導
入口16を通り、水スプレーノズル20…からの
水でスプレ処理され、捕集用金網30を通り排出
口18より清浄ガスとして排気される。ガス中の
ミストは最初水槽12の水面又は、本体10の右
上の水受け樋26から水流板27の表面を流下す
る水との接触によつて一部除去される。次にミス
トはガス通路19全域にスプレするように設けら
れたフルコーンタイプの水スプレーノズル20に
よつて90%近く除去される。更に残りのミスト
は、捕集用金網30によつて100%近く捕集され
る。前記金網30で捕集されたミストは、次第に
肥厚して金網30から落ち難くなり、金網30の
表面を覆うようになる。これにより、前記金網3
0に目詰まりが発生してミストガスの圧力損失が
増大するので、ミストセパレータの性能が低下し
安定して運転することができなくなる。ところが
本考案の実施例によれば、この目詰まり防止をク
リーニングローラ36と洗浄用スプレーノズル4
0によつて行つている。即ち、金網30から落ち
難い前記ミストは、金網30がローラ32を転接
する際に折り返されるので、金網30から剥離し
易くなる。そして、剥離し易くなつたミストは、
水スプレーノズル40でスプレされながらクリー
ニングローラ36で擦り落とされる。そして、ミ
ストが擦り落とされた金網30は、前記水スプレ
ーノズル40,40…で洗浄される。これによつ
て、金網30に付着した落ち難いミストを確実
に、且つ自動的に除去することができるので、ミ
ストセパレータを安定して運転することができ
る。また、クリーニングローラ36はローラ用樋
38の水で汚れを落とし、樋38の水は上方のス
プレーノズル40によつて給水される。この結
果、捕集用金網30に付着したミストを除去し、
金網30の目詰りを防止している。
又、ここで金網30を連続回転する必要はな
く、金網30のミスト付着により圧力損失値が一
定以上になると金網30を回転させ清掃するよう
にしてもよい。
本実施例では清掃装置としてクリーニングロー
ラ36を用いたが、このような構成に限るもので
なく、清掃装置として固定ブラシ装置を用いて金
網のミストを除去してもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係るミストセパレ
ータによれば、クリーニングローラをローラで折
り返えされた網材の表面に転接するよう設置し
て、網材から剥離し易くなつたミストをクリーニ
ングローラで擦り落とし、更にミストが擦り落と
された網材を複数の第2のスプレーノズルで洗浄
するようにして、落ち難いミストを確実に、且つ
自動的に除去するようにしたので、ミストセパレ
ータを安定して運転すことができる。また、クリ
ーニングローラを洗浄する洗浄水が貯留された樋
を設けたので、クリーニングローラのミストによ
る目詰まりを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るミストセパレータの説明
図、第2図及び第3図は従来のミストセパレータ
の説明図である。 10……ミストセパレータ、20……スプレー
ノズル、30……金網、32,34……トライブ
ローラ、36……クリーニングローラ、40……
スプレーノズル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ミストガス用ミストセパレータ本体と、 ミストセパレータ本体内でミストガスの通路に
    並設された複数の第1のスプレーノズルと、 複数の第1のスプレーノズルのミストガス下流
    側に配設されると共に、一対のローラで張設され
    ローラの回転により周回可能な無端環状網材と、 前記ローラの近傍に設けられると共にローラで
    折り返えされた前記網材の表面に転接するよう設
    置されたクリーニングローラと、 前記網材を洗浄する複数の第2のスプレーノズ
    ルと、 クリーニングローラの一部を受容すると共にク
    リーニングローラを洗浄する洗浄水が貯留された
    樋と、 から成ることを特徴とするミストセパレータ。
JP1985116143U 1985-07-29 1985-07-29 Expired JPH0340336Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985116143U JPH0340336Y2 (ja) 1985-07-29 1985-07-29

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JP1985116143U JPH0340336Y2 (ja) 1985-07-29 1985-07-29

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Publication Number Publication Date
JPS6224923U JPS6224923U (ja) 1987-02-16
JPH0340336Y2 true JPH0340336Y2 (ja) 1991-08-26

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ID=31000456

Family Applications (1)

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JP1985116143U Expired JPH0340336Y2 (ja) 1985-07-29 1985-07-29

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5074866A (ja) * 1973-11-09 1975-06-19
JPS5420138U (ja) * 1977-07-12 1979-02-08
JPS5855983U (ja) * 1981-10-14 1983-04-15 明治図書出版株式会社 テストペ−パ−用包装箱

Patent Citations (3)

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JPS6224923U (ja) 1987-02-16

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