JPH0340129A - 浮動小数点加算器 - Google Patents

浮動小数点加算器

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JPH0340129A
JPH0340129A JP1174256A JP17425689A JPH0340129A JP H0340129 A JPH0340129 A JP H0340129A JP 1174256 A JP1174256 A JP 1174256A JP 17425689 A JP17425689 A JP 17425689A JP H0340129 A JPH0340129 A JP H0340129A
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Yuji Yoshida
裕司 吉田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔斗既  要〕 データ処理装置に使用する浮動小数点加算器に関し、 浮動小数点数の整数部取り出し命令において、正規化数
を整数値に丸める処理の処理ステップ数を削減し処理の
効率化を図ることを目的とし、11EIEB標準規格若
しくはこれに準拠した浮動小数点数の加算を行う浮動小
数点加算器であって、供給される2つのオペランドデー
タの少なくとも一方について、そのオペランドデータが
正規化数であっても、仮数部の上位に付加される整数ビ
ットを強制的に「0」に設定することがマイクロプログ
ラムによって制御可能な設定手段と、丸め処理前に行わ
れる加算結果の正規化処理を抑止することがマイクロプ
ログラムによって制御可能な抑止手段とを備え、前記抑
止手段により正規化処理が抑止された場合でも加算結果
が既に正規化されたものとして丸め処理を行うように構
成する。
(2) 〔産業上の利用分野〕 本発明は、データ処理装置に使用する浮動小数点加算器
に関する。
浮動小数点加算器において、丸め処理とは有効数字のあ
るビット位置よりも下位にある有効数字を切り上げ若し
くは切り捨てる処理をいう。
IBEB標準規格において、無限大方向丸め、ゼロ方向
丸め、最近値方向丸め等の丸めモードにより丸め方向の
指定が可能な丸め方式や、非数(数値でないデータ)や
無限大数のような特殊なオペランドも表現する浮動小数
点表現形式が提唱されている。従って、これに準拠した
丸め方式や浮動小数点数を扱うデータ処理装置が増大し
つつある。
一方、データ処理装置の命令実行部は、算術論理演算器
(ALU)やシフタのような汎用演算器をマイクロプロ
グラムにより制御することで数多くの命令を高速に実行
することができる。
又、大型電算機では科学技術計算の高速処理に対する要
求が強いため、浮動小数点加算器のような専用演算器を
設けることにより浮動小数点演算(3) の高速化が行われる。専用演算器は特定の命令やデータ
を対象とした処理を主にハードウェア制御により行うた
めさらに高速処理が可能である。
このようにデータ処理装置の命令実行部では、汎用演算
器を使用して主にマイクロプログラムの制御により行う
処理と、専用演算器を使用して主にハードウェア制御に
より行う処理とを、命令の種類やデータによって最適に
使い分ける方式が一般的である。
〔従来の技術〕
IEIEEE準規格に準拠した浮動小数点数表現形式を
用いるデータ処理装置では、浮動小数点数χは、第3図
に示すように、1ビツトの符号部S、mビットの指数部
E、及びnビットの仮数部で表現される。
指数部Eの値は実際の指数値にバイアス値を加算したも
ので、通常、バイアス値として、2(m−1)   l が使用される。実際の指数値eは、 (4) e=E−バイアス値 から求められる。
仮数部Fを表す2進数のビット列を f、、f2 、 0.f、。
とすると2進浮動小数点数Xは次式で与えられる。
X=(1)5XL ’ fl  −f2  、”’、f
、、X2″ここで、Lは有効数字の最上位のビットであ
り、L=1であるような浮動小数点数を正規化浮動小数
点数若しくは正規化数という。
指数値Eの最大値(すべてのビットが1)及び最小値く
すべてのビットが0)は非数、無限大数、不正規化数、
ゼロといった正規化数以外のデータを表現するために予
約されている。
指数部Eがその最大値でも最小値でもない場合が正規化
数である。このように、正規化数であるか否かは指数部
の値により識別でき、しかも正規化数ではnビットの値
は必ずlであるため、nビットは明示的には表現されな
い。従って、浮動小数点演算において、オペランドデー
タが正規化数の場合には明示的に表現されないnビット
が仮数(5) 部の上位に付加されて処理される。
浮動小数点数の整数部取り出し命令は、ある浮動小数点
数が表す実際の値の2°より小さい有効数字部分を丸め
処理によって丸めることにより、整数値を持つ浮動小数
点数に変換する命令である。
前述のように、丸め処理とは有効数字のあるビット位置
(このビットを1ビツトとする)よりも下位にある有効
数字を切り上げ若しくは切り捨てる処理である。ここで
、1ビツトより1ビツト下位にあるビットをgビット、
さらに下位にあるビットをrビットとし、rビットより
も下位にあるすべてのビットの論理和をにビットとする
と、丸め処理は次のようになる。
■十無限大方向丸め g、r、にのいずれかが1で、かつデータの符号が正で
あれば切り上げ、それ以外ならば切り捨てる。
■−無限大方向丸め g・r、にのいずれかが1で、かつデータの符号が負で
あれば切り上げ、それ以外ならば切り捨(6) てる。
■ゼロ方向丸め g、l”+ kのいずれかが1であれば切り上げ、それ
以外なら切り捨てる。
■最近値方向先め g=1で、かつrとkのいずれかが1であるか、g=l
 、r=Q 、に=oで、i=1であれば切り上げ、そ
れ以外なら切り捨てる。
第8図はIBEE標準規格で規定された2つの浮動小数
点の加算を行う浮動小数点加算器の構成例である。この
回路は図示しない制御回路により制御され、3マシンサ
イクルで2つの正規化された浮動小数点数の加減算結果
を出力することができる。
3マシンサイクルの第1のサイクルをTI、!2のサイ
クルをF2、第3のサイクルをF3とすると各サイクル
での動作は概略以下のようになる。
ここで、 Slオペランド1の符号部 El:オペランド1の指数部 Fl:オペランド1の仮数部 (7) Llオペランド1の仮数部の上位に付加される1ビツト
の整数部 S2;オペランド2の符号部 F2:オペランド2の指数部 F2:オペランド2の仮数部 F2:オペランド2の仮数部の上位に付加される1ビツ
トの整数部 SR1:オペランド1の符号部の値を保持するレジスタ SR2:オペランド2の符号部の値を保持するレジスタ BXPR:中間結果の指数部を保持するレジスクFRI
:加減算回路の第1の人力を保持するレジスタ PH2:加減算回路の第2の入力を保持するレジスタ S3:演算結果の符号部 F3:演算結果の指数部 F3:演算結果の仮数部 SAI:桁合せシフタ1のシフト量 (8) SA2:桁合せシフタ2のシフト量 また、指数部のビット数を11、仮数部のビット数を5
2とする。
(1)Tlサイクル(桁合わせ処理) 両オペランドの符号部SL、S2を各々レジスタSRI
 、 SR2に格納する。また、指数比較回路11によ
り指数部ElとF2の大小比較を行い、その結果により
E1≧E2であれば、Elを、El<F2であればF2
を選択して中間結果の指数部保持レジスタEXPRへと
格納するとともに、ElとF2の指数差を計算して桁合
わせシック16.17をシフトするシフト量SAI、S
へ2を生成する。仮数部の桁合わせシフトは指数値の小
さい方の仮数部を指数差の分だけ右にシフトすることに
より行われる。従って、E1≧E2であれば5A1−指
数差、5A2=0、El<F2であれば、5AIO1S
A2−指数差がそれぞれ出力される。
両オペランドの仮数部Fl、F2は、整数部付加回路1
4.15により上位に1ビツトの整数ビットLl、L2
が付加され、それぞれLFI 、 LP2としく9) て桁合わせシフタ16.17へ送出される。桁合わせシ
ック16.17はシフト量Sへ1 、 SA2 に従っ
てLFILF2を右シフトし、仮数部の最下位ビット位
置よりも右へシフトされた部分は、仮数部の最下位ビッ
トより下位の2ビツトとさらに下位にあるすべてのビッ
トの論理和の1ビツトとして、計3ビットが付加されて
それぞれ加減算回路入力レジスタFRI 、 PH1に
格納する。
(2)F2サイクル(加減算及び正規化処理)加減算回
路18はレジスタFR1とPH2の加算あるいは減算を
行い加減算結果の絶対値を出力する。第4図に示すよう
に加算か減算かは両オペランドの符号により図示しない
制御回路により決定される。符号部決定回路12はレジ
スタSRI 、 SR2に格納されている両オペランド
の組合せと命令の種類及び加減算回路の加減算結果によ
り算術的に演算結果の符号を決定しレジスクSRIに格
納する。第5図に示すようにレジスタFR1の各ビット
を上位から順にx1〜X56、PH2のそれをY1〜Y
56とすると、加減算回路18の絶対値出力(XO) はZO〜Z56となる。ここで、ZOは加減算回路18
で加算を行った場合に最上位ビットから発生ずる桁上げ
出力である。
正規化シフト制御回路19は加減算回路18の絶対値出
力20−256を正規化するのに必要なシフト量を生成
し、指数補正回路13と正規化シフタ20へ供給する。
正規化はZO〜Z56の最も上位にある「1」であるビ
ットが21のビット位置に来るように右或いは左シフト
により行われる。右シフトが行われるのはZO=1のと
きだけであるから、右シフト量は最大でも1である。
Z1〜256のビット位置に対応して、正規化シックの
出力をN1〜N56とする。ただし、正規化シフタ20
において右シフトが行なわれた場合には、N56には2
55とZ56の論理和が出力される。
N1〜N53がFRIのX1〜X53のビット位置に格
納され、X54〜X56にはゼロが格納される。
丸め処理決定回路21はN54〜N56の3ビツトを切
り上げるか切り捨てるかの丸め処理を決定し、切り上げ
が選択された場合にはFR2のY53のビ(工1) ット位置に王を格納し、その他のビットにゼロを格納す
る。そのため、丸め処理決定回路21は、N53を1ビ
ツト、N54をgビット、N55をrビット、N56を
にビットとして前述のように丸め処理を決定する。
また、指数補正回路13は正規化シフトによって右シフ
トが行なわれる場合には1ビツトにつき+1、左シフト
が行なわれる場合には1ビツトにつき−1の補正をEX
PHに保持されている中間結果の指数部に対して行ない
、この補正結果がIEXPRへと格納される。
(3)T3サイクル(丸め処理) 中間結果の符号部がレジスタSRIに、正規化された中
間結果の指数部がレジスタBXPRに、また正規化され
た仮数部演算結果の上位53ビツト(N1〜N53)が
レジスクFRIに保持されている。
丸め処理による加算は加減算回路18でFRIとFR2
を加算することによって行なわれる。切り捨てによる丸
め処理が選択された場合にはFR2(12) はゼロであるからFRIのX1〜X53が加算結果とし
て得られ、また、切り上げによる丸め処理が選択された
場合にはFR2のY53が1であるからFRIのX53
のビット位置に1を加算した結果が得られる。つまり、
正規化された中間結果N1〜N53の下位3ビツトを丸
め処理によって丸めた結果が得られることになる。
正規化シフト制御回路19は加減算回路18の絶対値出
力20−256を正規するのに必要なシフ)Itを生成
し、指数補正回路13および正規化シック20へと供給
する。ZO−1の場合は、1ビツト右シフトすることに
よって正規化処理が行われるので指数補正回路13の出
力はレジスタEXPHに保持されている中間結果の指数
部に+■したものとなり、また正規化シフタ20出力は
ZO〜Z56を右へ1ビツトシフトしたものとなる。Z
O=0の場合にはZl−1であるから、正規化シフト量
はOとなる。
従って、指数補正回路13の出力はレジスタBXPRに
保持されている中間結果の指数部となり、また正規化シ
フタ20出力はZ1〜Z56の値となる。
(13) また、符号部決定回路■2はレジスタSRIに保持され
ている中間結果の符号部を最終結果の符号部として出力
する。従って、最終的な演算結果の符号部S3、指数部
E3、および仮数部F3は、それぞれ符号部決定回路出
力、指数補正回路出力、正規化シフタ出力のN2〜N5
3として得られる。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来、浮動小数点数の整数部取り出し命令において、正
規化数を整数値に丸める処理は、上記gr・kの値とデ
ータの符号、及び丸めモードに従って、マイクロプログ
ラムの条件分岐を繰り返すことにより行っていたため、
処理ステップ数が多く効率が悪いという問題があった。
本発明の目的は浮動小数点数の整数への丸め処理を高速
に行うことが可能な浮動小数点加算器を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、第1図に原理構成図を示すように、(↓4) 11EEE標準規格若しくはこれに準拠した浮動小数点
数の加算を行う浮動小数点加算器であって、供給される
2つのオペランドデータの少なくとも一方について、そ
のオペランドデータが正規化数であっても、仮数部F2
の上位に付加される整数ビットL2を強制的に「O」に
設定することがマイクロプログラムによって制御可能な
設定手段15と、丸め処理前に行われる加算結果の正規
化処理を抑止することがマイクロプログラムによって制
御可能な抑止手段19とを備え、前記抑止手段により正
規化処理が抑止された場合でも加算結果が既に正規化さ
れたものとして丸め処理を行うことを特徴とする。
〔作 用〕
2つの正規化数を浮動小数点加算器で加算すると、通常
は加算結果を正規化し、この正規化された結果に対して
、人力オペランドデータの仮数部の最下位ビット位置に
相当するビットを1ビツトとする丸め処理を行う。
(15) 従って、ある正規化数Sを整数値に丸める場合には、仮
数部の最下位ビット位置の実際の重みが2°となるよう
な指数部を持ち、その仮数部がOであるような正の正規
化数Aを正規化数Sに加算する。このとき前記設定手段
により正規化数Aの仮数部に付加される1ビツトの1を
強制的にOとすれば、正規化数への有効数字はすべてO
となるから加算によって正規化数Sの有効数字は影響を
受けない。
又、前記抑止手段によって、加算結果を正規化せずにそ
のまま丸め処理を行わせると、正規化数Sの指数値が正
規化数Aの指数値と等しいか大きい場合は、加算結果は
正規化数Sそのものとなるため、実質的に正規化数Sの
最下位ビットを1ビツトとした丸め処理が行われる。こ
の場合、g、r、kに相当するビットはすべてOである
から丸め処理の結果も正規化数Sそのものとなるが、正
規化数Sの指数値が正規化数Aの指数値と等しいか大き
いということは、正規化数Sの有効数字の最下位ビット
の実際の重みが2°以上である、即(16) ち、2°より小さい重みを持つ有効数字がないことを意
味するから、整数値への丸め処理が正しく行われたこと
になる。
一方、正規化数Sの指数値が正規化数Aの指数値より小
さい場合には実質的に正規化数Sの有効数字で2°の重
みを持つビットを1ビツトとした丸め処理が行われるこ
とになり、やはり、整数値への丸め処理を正しく行うこ
とができる。
〔実施例〕 第2図は本発明の一実施例構成図である。図において第
8図と同一の構成要素には同一の番号を符す。
本実施例では整数部付加回路15にオペランド2の仮数
部F2の上位に付加される整数ビットL2をマイクロプ
ログラムの制御によって強制的にL2=0とする設定手
段と、正規化シフト制御回路19にマイクロプログラム
によって制御可能な正規化抑止信号NISを追加し、正
規化抑止信号NISによって正規化処理が抑止された場
合には、(17) 正規化シフト制御回路19は加減算回路■8の結果に関
係なく正規化シフト量をOとすることによって実質的に
正規化処理を抑止する抑止手段を設けた。
なお、マイクロプログラムが設定手段および抑止手段を
それぞれ有効にしない限り、本実施例の浮動小数点加算
器は図8の浮動小数点加算器とまったく同一に動作する
図8の浮動小数点加算器と図2の本発明による浮動小数
点加算器の動作の違いを明確にするため、オペランド1
 =4238888888888888(符号部S 1
=O指数部E 1 =423仮数部F1−888888
888888) オペランド2 =433000()0000[)000
0(符号部52=O指数部E 2 =433仮数部F2
000000000000) のような2つの正規化浮動小数点数の加算を図8の浮動
小数点加算器と図2の浮動小数点加算で行なった場合の
動作例を図6および図7に示す。
ただし、図7においてはT1サイクルで前記設定手段に
より強制的にL2−0とし、T2サイク(18) ルで前記抑止手段によって正規化処理を抑止している。
またT3サイクルでは正規化抑止信号NISがオフとな
り、加減算回路18の結果が通常動作により正規化され
ている。また丸めモードは最近値方向丸めであるとし、
図においてレジスクFR1およびFR2などの値は16
進数で表現している。
図6および図7から分るように従来の浮動小数点加算器
の結果および本発明による浮動小数点加算器の演算結果
はそれぞれ 従来の浮動小数点加算器の結果−4330001888
888889本発明の浮動小数点加算器の結果−423
8888888890000となる。なお、本発明の浮
動小数点加算器でも前記設定手段および抑止手段を使用
しなければ演算結果は従来と同じになる。従って、本発
明の浮動小数点加算器は前記設定手段および抑止手段を
使用することによって図7で示すような特殊な結果を出
力することができることが分る。
次に本発明の浮動小数点加算器による特殊な結果がオペ
ランド1の整数部取り出し命令の結果となることを示す
。整数部取り出し命令は、ある浮(19) 動小数点数が表す実際の値の2°より小さい有効数字部
分を丸め処理によって丸めることにより、整数値を持つ
浮動小数点数に変換する命令である。
従って、与えられた浮動小数点数の有効数字の実際の重
みが2°であるビット位置を見つけて、それよりも下位
にあるビットを丸め処理によって丸めることによって得
られる。
本発明の実施例である浮動小数点加算器では、与えられ
た浮動小数点数をオペランド1とし、また、仮数部の最
下位ビット位置の実際の重みが2゜となるような指数部
を持ち仮数部のすべてのビットがOであるような浮動小
数点数をオペランド2として加算し、かつ加算処理にお
いて前記設定手段によってオペランド2の整数ビットを
強制的に0とし、また丸め処理前の加算結果の正規化処
理を前記抑止手段によって抑止することにより加算結果
を正規化せずに丸め処理を行ない、丸め処理結果を正規
化することによってオペランド1の整数部取り出し結果
を得ることができる。オペランド1の指数部がオペラン
ド2の指数部より大きい(20)・ か等しい場合には、桁合せシフトによりオペランド2の
仮数部が右シフトされて加算されるが、オペランド2の
整数ビットは前記設定手段により強制的に0となるから
オペランド2の有効数字はすべて0となるため、加算結
果はオペランド1そのものとなる。従って、加算結果の
254〜Z56はすべて0であり、丸め処理の結果得ら
れる最終結果もオペランド1そのものとなる。オペラン
ド1の指数部がオペランド2の指数部より大きいか等し
いということはオペランド1の仮数部の最下位ビットの
実際の重みが2°以上であることを意味するから、オペ
ランド1の整数部取り出し結果はオペランド1そのもの
である。
オペランド1の指数部がオペランド2の指数部より小さ
い場合には、オペランド1の整数ビットおよび仮数部が
右シフトされて加算されるが、オペランド2の有効数字
はすべてOであるから、加算結果はオペランド1の桁合
せシフト結果そのものとなる。本発明の実施例では、こ
の加算結果を前記抑止手段により正規化せずに丸め処理
を行な(21) う。したがって加算結果の253のビット位置の実際の
重みは2°であるから、丸め処理によって254〜Z5
6を丸めることは2°より小さい重みを持つ有効数字部
分を丸めて整数値とすることに他ならない。つまり、本
発明による浮動小数点加算器を用いることによって、与
えられた浮動小数点数の整数部取り出し命令を処理する
ことが可能となる。図3で示すような浮動小数点形式の
場合、仮数部の最下位ビット位置の実際の重みが2°と
fヨるような指数部を持ち仮数部のすべてのビットがO
であるような浮動小数点数は433000000000
0000である。したがって、図7の動作例で得られた
結果はオペランド1の整数部取り出し結果である。
浮動小数点数4238888888888888の指数
部423が表す実際の指数値は 423−3FF =24 (16進数)  −36(1
0進数)であるから、浮動小数点数4’2388888
88888888は次のような2進数の数値を表現して
いる。
1、10001000100010001000100
0100010001000100010001000
1000 X 236(22) これを2°の重みを持つビットより下位にあるビットを
最近値方向丸めモードによって丸めると1、10001
0001000100010001000↓00010
0010010000000000000000 X 
2”となる。これを図3の浮動小数点形式で表現すると
4238888888890000となり、明らかに図
7で得られた結果と一致している。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、浮動小数点数の整
数部取り出し命令において、正規化数を整数値に丸める
処理の処理ステップ数を削減し丸め処理の高速化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理構成図、 第2図は本発明の一実施例構成図、 第3図は浮動小数点数のデータ形式例、第4図は加減算
回路の処理説明図、 第5図は加減算回路の出力説明図、 第6図は従来の浮動小数点加算器による加算器(23) 果説明図、 第7図は本発明の浮動小数点加算器による加算結果説明
図、および 第8図は従来の浮動小数点加算器の構成図である。 (符号の説明) 11・・・指数比較回路、  12・・・符号部決定回
路、13・・・指数補正回路、 14・15・・・整数部付加回路、 16.17・・・桁合せシフタ、18・・・加減算回路
、19・・・正規化シフト制御回路、 20・・・正規化シフタ、  21・・・丸め処理決定
回路、SRI、 SR2,FRl、 PH1,EXPR
・・・レジスタ。 (24)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、IEEE標準規格若しくはこれに準拠した浮動小数
    点数の加算を行う浮動小数点加算器であって、供給され
    る2つのオペランドデータの少なくとも一方について、
    そのオペランドデータが正規化数であっても、仮数部(
    F2)の上位に付加される整数ビット(L2)を強制的
    に「0」に設定することがマイクロプログラムによって
    制御可能な設定手段(15)と、 丸め処理前に行われる加算結果の正規化処理を抑止する
    ことがマイクロプログラムによって制御可能な抑止手段
    (19)とを備え、 前記抑止手段により正規化処理が抑止された場合でも加
    算結果が既に正規化されたものとして丸め処理を行うこ
    とを特徴とする浮動小数点加算器。
JP1174256A 1989-07-07 1989-07-07 浮動小数点加算器 Pending JPH0340129A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1992016891A1 (en) * 1991-03-19 1992-10-01 Fujitsu Limited Numerical expression converter and vector processor using the same
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