JPH0339957A - ハロゲン化銀カラー写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー写真感光材料

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JPH0339957A
JPH0339957A JP30699689A JP30699689A JPH0339957A JP H0339957 A JPH0339957 A JP H0339957A JP 30699689 A JP30699689 A JP 30699689A JP 30699689 A JP30699689 A JP 30699689A JP H0339957 A JPH0339957 A JP H0339957A
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silver halide
alkyl
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Toyoki Nishijima
豊喜 西嶋
Masaki Tanji
丹地 正樹
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はハロゲン化銀カラー写真感光材料に関し、詳し
くは、色素画像の光退色性及び暗所における退色性のい
ずれもが改良され、イエロー マゼンタ及びシアンの3
色の総合的な退色カラーバランスに優れ、かつ保存後の
鮮鋭性劣化の少ないハロゲン化銀カラー写真感光材料に
関する。
〔従来技術〕
一般ニ、ハロゲン化銀カラー写真感光材料(以下、単に
感光材料という)は、支持体上に青感光性、緑感光性及
び赤感光性を有するよう選択的に増感された3種のノ・
ロゲン化銀乳剤層が、それぞれ塗設されている。
例えばカラー印画紙用感光材料では、一般に露光される
側から赤感光性乳剤層、緑感光性乳剤層、青感光性乳剤
層の順に塗設されており、その他特殊の目的で紫外線吸
収層を初めとする中間層、保護層等が設けられている。
これらの各乳剤層は前記とは別の配列で設けられること
も知られており、更に感光性の異なる各乳剤層を1層用
いる代わりに、各々の色光に対して実質的に同じ感光域
に異なる感度を有する少なくとも2種の感光性乳剤層を
用いることも通常行われている。
これらの感光性乳剤層には、発色現像主薬(例えば芳香
族第1級アミン系化合物)の酸化生成物と反応して色素
画像を形成するための色素形成カプラーが含有される。
通常、シアン、マゼンタ及びイエローの各色素画像を形
成するために、それぞれフェノールもしくはす7トール
系シアンカプラー 5−ピラゾロン、ピラゾリノベンズ
イミダゾール、ピラゾロトリアゾール、インダシロンも
しくはシアノアセチル系マゼンタカプラー及びアシルア
セトアミドもしくはジベンゾイルメタン系イエローカプ
ラーが用いられる。
上記のようにして得られるカラー感光材料の色素画像は
、長時間光に曝されて保存されたり、又、光に曝される
時間は短いが、長時間暗所に保存され、保存状態の如何
によっては著しく変退色することが知られている。一般
に前者の変退色を光変退色とか明退色、後者の変退色を
暗変退色とか暗退色と呼んでおり、カラー感光材料を記
録として半永久的に保存する場合、このような明退色、
暗退色の程度を極力小さく抑えてイエロー マゼンタ及
びシアンの各色素画像の総合的な3色退色カラーバラン
スを初期の状態に保持することが要望される。しかしな
がら、イエロー マゼンタ及びシアンの各色素画像の明
・暗変退色の程度は、これら各色素画像によって差異が
あり、長期間の保存後には前°記3色の総合的退色カラ
ーバランスが崩れてしまい、色素画像の画質が劣化する
という不都合があった。
このような不都合を解決するために従来より種々の試み
がなされてきた。このような試みは大きく2方面に分け
ることができ、1つは変退色性の少ない色素画像を形成
しうる新しいカプラーを開発することであり、他の1つ
は変退色を防止しうる新しい添加剤を開発することであ
る。
例えば光変退色を防止する目的で、従来より感光材料中
に紫外線吸収剤を添加、配合したり、紫外線吸収フィル
ター層を設けて色素画像の光変退色を改良する方法が種
々提案されている。しかしながら、この方法には紫外線
吸収剤自身の着色による色素画像の汚染を生じたり、高
沸点溶媒等に対する溶解性が劣り析出することによる紫
外線吸収剤の添加量に限界があった。更に又、紫外線吸
収剤の活性光線による分解で効果が減少し、却って変退
色が促進されるという欠点もある。
又、紫外線吸収剤では防止できない可視スペクトル領域
の光に対する変退色を抑える目的で、種々の退色防止剤
も提案されている。例えばビスフェノール類(特公昭4
8−31256号、同48−31625号)、ピロガロ
ール、没食子酸及びそのエステル類又はそのアシル誘導
体(米国特許3,069,262号)、6−ヒドロキシ
クロマン類(米菌特許3,432.300号、同3゜5
74.627号)、5−ヒドロキシクロマン誘導体(米
国特許3,573.050号)及び6.6′−ジヒドロ
キシスピロビクロマン類(特公昭49−20977号)
等が挙げられるが、いずれも未だ満足すべき状態にない
のが実情であり、このため満足する保存性を得るには大
量の添加を必要とし、その結果、保存後の画像の鮮鋭性
が劣化してしまうという問題が生じる。
更にイエロー マゼンタ及びシアンの各色素画像のカラ
ーバランスが、長期間光に曝されたり、あるいは高温・
高湿下に暗所で保存された後でも極力層れないことが望
まれるが、光退色(明退色)や暗退色の程度は、各色素
画像により異なり、暗退色について言えば、シアン色素
画像に次いでイエロー色素画像、マゼンタ色素画像の順
に暗退色が生じ易く、特にシアン色素画像が格段に大き
い。
又、明退色についても特に紫外線の豊富な光源において
は、暗退色と同様の順に生じ易い。
このことから、長期に亘ってイエロー マゼンタ及びシ
アンの3色の退色カラーバランスを良好に維持するため
に種々のカプラーの組合せが提案されている。例えば特
開昭60−205446号には、特定のカプラーの組合
せが記載されており、ある程度の効果はあるものの充分
ではなく、退色防止剤の併用が必要であった。しかし、
通常の退色防止剤では大量に添加しても若干の効果はあ
るものの不充分であり、かつ感光材料保存後の画像の鮮
鋭性が劣化するという新たな問題を生じた。
従って、保存後の退色バランスを保つだけでなく、保存
後の鮮鋭性劣化も防止する技術の開発が要望されていた
〔発明の目的〕
本発明の第1の目的は、光退色性及び暗退色性のいずれ
も改良されたハロゲン化銀カラー写真感光材料を提供す
ることにある。
本発明の第2の目的は、イエロー マゼンタ及びシアン
の各色素画像の退色カラーバランスに優れたハロゲン化
銀カラー写真感光材料を提供することにある。
更に第3の目的は、色素画像保存後も鮮鋭性劣化の少な
いハロゲン化銀カラー写真感光材料を提供することにあ
る。
・〔発明の構成〕 本発明の上記目的は下記構成のハロゲン化銀カラー写真
感光材料により遺戒される。
支持体上に下記一般式(Y)で示されるイエローカプラ
ーを含有する青感光性ハロゲン化銀乳剤層、下記一般式
(M)で示されるマゼンタカブラ−を含有する緑感光性
ハロゲン化銀乳剤層並びに下記一般式(C−1)で示さ
れるシアンカプラー及び下記一般式(C−2)で示され
るシアンカプラーを含有する赤感光性ハロゲン化銀乳剤
層を有し、かつ、該青感光性ハロゲン化銀乳剤層及び該
赤感光性ハロゲン化銀乳剤層の少なくとも一つが下記一
般式〔T〕で示される化合物を含有することを特徴とす
るハロゲン化銀カラー写真感光材料。
一般式(Y) 式中、R1は、水素原子、ハロゲン原子又はアルコキシ
基を表し、 R8は、−NHCOR,、−NH302R,、−GOO
R,又は−SO□N−R,(ただし、R1及びR4は、
それぞれアR。
ルキル基を表す。)で示される基を表し、zlは、窒素
原子とともに5〜6員のへテロ環を形成するに必要な非
金属原子群を表す。
一般式CM) 式中、R3は、水素原子、ハロゲン原子又は炭素原子数
1〜4個のアルコキシ基を表し、それぞれ、 水素原子又はアシル基を表し、 Rア及 びR6がともにアシル基であるときは、R7とR8とは
連結して、N[子とともに5員のへテロ環ヲ形成しても
よい。)、アルキルもしくはアリールスルホンアミド基
、アルキルもしくはアリールスルファモイル基又はアル
キルもしくはアリールカルボン酸エステル基を表し、 YいY、及びY、は、それぞれ、水素原子、ハロゲン原
子、アルキル基、アルコキシ基、カルボキシ基、アルコ
キシカルボニル基、ニトロ基、アリールオキシ基、シア
ノ基又はアシルアミノ基を表し、 2、は、水素原子又は発色現像主薬の酸化体とカップリ
ング反応した際に、離脱する原子又は基を表す。
一般式(C−1) H U& 式中、 R1はバラス ト基を表す。
一般式 ) 式中、R1はアルキル基又はアリール基を表す。
R2はアルキル基、シクロアルキル基、アリール基又は
複素環基を表す。R1は水素原子、ハロゲン原子、アル
キル基又はアルコキシ基を表す。又、R1はR1と共同
して環を形成してもよい。Zは水素原子又は芳香族第1
級アミン系発色現像主薬の酸化体との反応により離脱可
能な原子又は基を表す。
一般式(T) 式中、R,及びR2は水素原子又はアルキル基を、R,
、R4は水素原子、アルキル基、アリール基又はヘテロ
環基を、R,、R,は水素原子、アルキル基、アリール
基、アシル基又はアルコキシカルボニル基を、Xは上記
6員環の構成原子としての炭素原子を有する2価基を、
mは0.1又は2を表す。
次に一般式(Y)で示されるイエローカプラーについて
説明する。
本発明において、前記一般式(Y)のR1は水素原子、
ハロゲン原子又はアルコキシ基を表すが、ハロゲン原子
としては、例えば塩素原子、臭素原子、フッ素原子等を
挙げることができ、このうち好ましくは塩素原子である
R3で表されるアルコキシ基としては、炭素原子数1〜
5の直鎖又は分岐のアルキル成分のアルコキシ基、例え
ば、メトキシ基を挙げることができる。
一般式(Y)において、R2は−NDCOR、、−NH
SO,R,、C00Rs又は−5o!N−R,を表す。
4 R3及びR4で示されるアルキル基は、炭素原子数1〜
25の直鎖又は分岐のアルキル基であり、具体的にはオ
クチル基、ノニル基、デシル基、ドデシル基、ヘキサデ
シル基、オクタデシル基等を挙げることができる。この
アルキル基は、置換基を有することができ、置換基とし
ては、アリールオキシ基、アルコキシカルボニル基、ア
ルキルスルホニル基、スルホン酸基、アリール基、アル
キルアミド基等を挙げることができる。
前記一般式(Y)において、2.で示される非金属原子
群としては、炭素原子、酸素原子、窒素原子、イオウ原
子等を挙げることができ、このような非金属原子群と窒
素原子との間で形成される5〜6員のへテロ環としては
、例えば、2.5−ジオキソイミダゾリジン、2.4−
ジオキソオキサゾリジン、トリアゾール等を挙げること
ができる。
本発明の一般式(Y)で示されるイエローカプラーは、
従来公知の他のイエローカプラーと併用することができ
る。
以下に一般式(Y)で示されるイエローカプラーの代表
的具体例を挙げる。
−1 −2 −3 −4 −5 しH。
−6 −7 本発明において、一般式CM)で表されるマゼンタカプ
ラーのR5は水素原子、ハロゲン原子又は炭素原子数1
〜4個の直鎖又は分岐のアルキル成分を有するアルコキ
シ基を表すが、このうち好マシいものはハロゲン原子、
アルコキシ基である。
R6で表されるハロゲン原子としては、塩素原子、臭素
原子、弗素原子等を挙げることができる。又R6で表さ
れるアルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、
プロポキシ基、i−プロポキシ基、ブトキシ基、t−ブ
トキシ基等を挙げることができる。このアルコキシ基は
置換基を有することができる。
R7及びR8は、同一でも異なっていてもよく、それぞ
れ、水素原子又はアシル基を表し、R7及びR6が共に
アシル基であるときには、R7とR8とは連結、して、
N原子と共に5員のへテロ環を形成してもよい。)、ア
ルキルもしくはアリールスルホンアミド基、アルキルも
しくはアリールスルファモイル基又はアルキルもしくは
アリールカルボン酸エステル基を表す。
前記RいR7及びR5は、非置換体の他、場合によって
はそれに付された炭素原子数等の制限を満足した上で、
更に別の置換基によって置換されたものを包含するもの
である。
このような置換基としては、例えば、直鎖、もしくは分
岐を有するアルキル基(例えばメチル、エチル、イング
ロビル、t−ブチル、ドデシル、オクチル等の6基)、
直鎖、もしくは分岐を有するアルケニル基(例えばアリ
ル基、オクタデセニル基)、アリール基(例えばフェニ
ル、ナフチル等の6基)、ヘテロ環残基(例えばチエニ
ル、ピリジル、フリル等の6基)、ハロゲン原子(例え
ば、塩素、臭素、弗素等の各原子)、オキシ基、チオ基
、スルホン基、スルフィニル基、ニトロ基、アミノ基、
シアノ基、アシル基、アシルアミノ基、ヒドロキシ基、
カルバモイル基、スルホンアミド基、スルファモイル基
、エステル基、カルボキシ基、スルホン酸エステル基、
カルボニルオキシ基等がある。更にこのような置換基に
は、上記したような置換基が更に置換していても良い。
Y1〜Y3のハロゲン原子としては、塩素原子、臭素原
子等であり、更に好ましくは塩素原子であり、アルキル
基としては炭素原子数1〜5のアルキル基、例えば、メ
チル基、エチル基、プロピル基、i−プロピル基、ブチ
ル基、t−ブチル基等、アルコキシ基、例えば、メトキ
シ基、エトキシ基等、アルコキシカルボニル基、例えば
、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基等、ア
リールオキシ基、例えば、フェニルオキシ基等、アシル
アミノ基、例えば、メチルアシルアミノ基、エチルアシ
ルアミノ基、ブチルアシルアミノ基等を、それぞれ具体
的に挙げることができる。
前記一般式〔M〕において、2.は公知の種々の発色現
像主薬の酸化体とカップリング反応した際に離脱する原
子又は基である。
これらのカップリング反応した際に離脱する原子または
基としては、当業界で知られている所謂ハロゲン原子や
スプリットオフ基を挙げることができる。
以下にマゼンタカプラーの代表的具体例を示す。
−4 M−5 −6 次に前記−数式(c−1)で示されるシアンカプラーに
ついて説明する。
R1により表されるバラスト基はカプラーが適用される
層からカプラーを実質的に他層へ拡散できないようにす
るのに十分なかさばりをカプラー分子に多えるところの
大きさと形状を有する有機基である。代表的なバラスト
基としては全炭素数が8から32のアルキル基又はアリ
ール基が挙げられる。これらのアルキル基とアリール基
は置換基を有してもよく、このアリール基の置換基とし
ては、例えばアルキル基、アリール基、アルコキシ基、
アリールオキシ基、カルボキシル基、アシル基、エステ
ル基、ヒドロキシル基、シアノ基、ニトロ基、カルバモ
イル基、カルボンアミド基、アルキルチオ基、アリール
チオ基、スルホニル基、スルホンアミド基、スルファモ
イル基、ハロゲンが挙げられ、又アルキル基の置換基と
してはアルキル基を除く前記アリール基に挙げた置換基
が挙げられる。 以下に一般式(C−1)で示されるシ
アンカプラーの代表的具体例を示す。
−1−1 じU −1−2 しU −1−3 しU 前記−数式(c−2)で表されるシアンカプラーにおい
て、R1で表されるアルキル基としては、炭素数1〜3
2のものが好ましく、これらは直鎖でも分岐でもよく、
置換基を有するものも含む。
R3で表されるアリール基としてはフェニル基が好まし
く、置換基を有するものも含む。
R8で表されるアルキル基としては炭素数1〜32のも
のが好ましく、これらのアルキル基は直鎖でも分岐でも
よく、又、置換基を有するものも含む。
R2で表されるシクロアルキル基としては、炭素数3〜
12のものが好ましく、これらのシクロアルキル基は置
換基を有するものも含む。
R2で表されるアリール基としては、フェニル基が好ま
しく、置換基を有するものも含む。
R3で表される複素環基としては5〜7員のものが好ま
しく、置換基を有するものを含み、又縮合していてもよ
い。
R1は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基又はアルコ
キシ基を表し、該アルキル基及び該アルコキシ基は置換
基を有するものを含むが、R1は好ましくは水素原子で
ある。
又、R,とR1が共同して形成する環としては5〜6員
環が好ましく、その例としては、−数式(C−2)にお
いてZで表される発色現像主薬の酸化体との反応により
離脱可能な原子又は基としては、ハロゲン原子、アルコ
キシ基、アリールオキシ基、アシルオキシ基、スルホニ
ルオキシ基、アシルアミノ基、スルホニルアミノ基、ア
ルコキシカルボニルオキシ基、アリールオキシカルボニ
ルオキシ基及びイミド基など(それぞれ置換基を有する
ものを含む)が挙げられるが、好ましくは、ハロゲン原
子、アリールオキシ基、アルコキシ基である。
上述のシアンカプラーのうち特に好ましいものは、下記
−数式(C−2A)で示されるものである。
−数式CC−2A) H c 式中、ROlは少なくとも1個のハロゲン原子で置換さ
れたフェニル基を表し、これらのフェニル基は更にハロ
ゲン原子以外の置換基を有するものを含む。Ro、は前
記−数式(C−2)のR,と同義である。zGはハロゲ
ン原子、アリールオキシ基又はアルコキシ基を表し、置
換基を有するものを含む。
以下に一般式(C−2)で表されるシアンカプ上述のシ
アンカプラーの具体例としては更に例えば、特願昭61
−21853号明細書第26頁〜35頁、特開昭60−
225155号公報第7頁左下の欄〜10頁右下の欄、
特開昭60−222853号公報第6頁左下の欄〜8頁
右下の欄及び特開昭59−185335号公報第6頁左
下の欄〜9頁左上の欄に記載された2、5−ジアシルア
ミノ系シアンカプラーを含み、これらの明細書及び公報
に記載されている方法に従って合皮することができる。
本発明においてカプラーは感光性/%ロゲン化銀乳剤層
に用いられ、その添加量はハロゲン化銀1モル当りl 
X 10−3〜1モルが好ましく、特に好ましくはI 
X 10−”〜8 X 10−’モルの範囲である。
以下−数式(T)で示される化合物について詳しく説明
する。
R1又はR1で表されるアルキル基としてはメチル基が
好ましい。
R3〜R,で表されるアルキル基としては炭素数l〜4
のものが、アリール基としてはフェニル基が好ましい。
R1又はR4で表されるヘテロ環基としてはチエニル基
が好ましい。
Rs、Raで表されるアルコキシカルボニル基としては
炭素数2〜19のものが、アシル基としてはアセチル基
、ベンゾイル基が好ましい。
R5−R6で表される6基は置換基を有するものを含み
、R,、R,がフェニルの場合、好ましい置換基として
はノ・ロゲン厚子、炭素数1〜8個のアルキル基、フェ
ニル基、シクロヘキシル基、炭素数1〜18のアルコキ
シ基、炭素数7〜9のフェニルアルキル基、ヒドロキシ
ル基が挙げられ、R1゜R8がアルキル基の場合、好ま
しい置換基としてはヒドロキシル基、フェニル基、炭素
数1−12のアルコキシ基、ベンゾイルオキシ基、炭素
数2〜18のアルキルカルボニルオキシ基が挙げられる
Xで表される2価基としては好ましいものと>C−NN
H−アシルが挙げられる。
ここにR7は水素原子、炭素数1〜4のアルキを、R5
は水素原子、メチル基、フェニル基、−P (0)(O
アルキル)2(アルキルの炭素数は1〜4)、アリルオ
キシ基、ベンジルオキシ基、炭素数1〜12のアルコキ
シ基を、R1は水素原子、OH,アリルオキシ基、ベン
ジルオキシ基、炭素数1〜12のアルコキシ基、アシル
オキシ基、アシルアミノ基を、R10は水素原子、アシ
ル基を、R1+は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基
、−〇〇、OR1を、R12は水素原子、炭素数l〜4
のアルキル基を、R14は水素原子、アシル基を表す。
R9で表されるアシルオキシ基、アシルアミノ基におけ
るアシル基、R10,R14で表されるアシ\ ル基及びXで表される C=NN[(−アシル基におけ
/ けるアシル基はベンゾイル基、炭素数2〜18のアルキ
ルカルボニル基の他、好ましいものとして、に4 が挙げられる。
ここにR,−R,、nは前述のものと同義であり、Q、
mはO又はlであり、m≧aであり、Rlmは単なる結
合手、2価の結合基(例えば炭素数1〜14アルキレン
−(pは0又は1)基を、R1,は水素原子、アルキル
基(好ましくは炭素数1〜8のアルキル基)、アシル基
、アルコキシオキサリル基、スルホニル基、カルバモイ
ル基を、R+a+R1tは水素原子、アルキル基、アリ
ール基を、R1,は水R17は前述のものと同義であり
、 Roは一〇− 2L 原子、アルキル基]を表す。)を表す。
以下に一般式〔T〕で示される化合物の具体例−13 −14 T−30 一般式(T)で示される化合物は公知の方法により合成
できる。例えば4−ヒドロキシテトラヒドロチオビラン
系化合物を酸クロライドでアシル化する方法、4−ケト
テトラヒドロチオピラン系化合物とジオールと反応させ
て1.5−ジオキサ−9−チアスピロ[5,5]−ウン
デカン系化合物、1.4−ジオキサ−8−チア−スピロ
[4,5]−デカン系化合物を得る方法等を用いること
ができる。
一般式〔T〕で示される化合物の添加方法は米国特許2
,322,027号、同2,801.170号、同2,
801.171号、同2,272,191号及び同2,
304.940号に記載の方法に従って高沸点溶媒に、
必要に応じて低沸点溶媒を併用して溶解し、分散して親
水性コロイド溶液に添加するのが好ましく、このとき必
要に応じてカプラー ハイドロキノン誘導体、紫外線吸
収剤或いは公知の色素画像退色防止剤等を併用しても何
ら差し支えなく、例えば、公知の色素画像褪色防止剤と
しては、特開昭61−143754号等に記載されてい
る化合物を挙げることができる。このとき本発明の化合
物を2種以上混合しても何ら差し支えない。
一般式(T)で示される化合物の添加量はl mW当り
1.5g以上が好ましく、特に0.O1〜0.6gが好
ましい。
本発明の効果をより発揮する点で以下の実施態様は好ま
しい。
(1)前記−数式(Y)で示されるイエローカプラーと
前記−数式(T)で示される化合物(以下、本発明の化
合物という)を併用することにより、イエロー色素画像
の耐光性及び暗所保存後の鮮鋭性が良好になる。
(2)−数式(Y)のイエローカプラー及び本発明の化
合物を30℃の誘電率が6.0以下の高沸点有機溶媒を
用いて分散した分散物中に併用することにより、イエロ
ー色素画像の耐光性は更に向上する。
(3)30’Oの誘電率が6.0以下の高沸点有機溶媒
が後記−数式(S−1)で示されるフタール酸エステル
系化合物であることにより、上記(2)の効果はより向
上する。
(4)−数式(C−1)のシアンカプラー −数式(C
−2)のシアンカプラー及び本発明の化合物を併用する
ことにより、シアン色素画像の明・暗退色性がいずれも
改良され、暗所保存後の鮮鋭性も更に向上する。
(5)−数式(c−1)及び(C−2)のシアンカプラ
ー、本発明の化合物を、誘電率が6.0以下の高沸点有
機溶媒を用いて分散した分散物中に併用することにより
、シアン色素画像の明・暗退色性が更に改良される。
(6)誘電率が6.0以下の高沸点有機溶媒が一般式[
:5−1)の化合物であることにより、上記(5)の効
果の内、シアン色素画像の明退色性が更に向上する。
(7)−数式〔Y〕のイエローカプラー及び本発明の化
合物を含有する青感光性ハロゲン化銀乳剤層、前記一般
式CM)で示されるマゼンタカプラーを含有する緑感光
性ハロゲン化銀乳剤層ならびに一般式CC−1)、[C
−2)のシアンカプラー及び本発明の化合物を含有する
赤感光性ハロゲン化銀乳剤層を有するカラー感光材料に
より、イエロー マゼンタ、シアン3色の明退色、暗退
色における退色バランスが向上し、かつ暗所保存後のイ
エロー及びシアン色素画像の鮮鋭性が改良される。
(8)本発明の化合物及び−数式〔Y〕のイエローカプ
ラーを一般式(S−1)の高沸点有機溶媒を用いて分散
した分散物を含む青感光性ハロゲン化銀乳剤層、一般式
CMJのマゼンタカプラーを−数式C5−1)の高沸点
有機溶媒を用いて分散した分散物を含む緑感光性ハロゲ
ン化銀乳剤層ならびに本発明の化合物、−数式(C−1
:]のシアンカプラー及び(C−2)のシアンカプラー
を一般式(S−1)の高沸点有機溶媒を用いて分散した
分散物を含む赤感光性ハロゲン化銀乳剤層を有する感光
材料により、上記(7)の効果はより向上する。
(9)上記緑感光性ハロゲン化銀乳剤層に含まれる分散
物が、更に後記−数式(A)で示される化合物を含有す
ることにより、上記(8)の効果の内、明退色における
3色の退色バランスが更に向上する。
(10)支持体上に、青感光性ハロゲン化銀乳剤層、緑
感光性ハロゲン化銀乳剤層、赤感光性ハロゲン化銀乳剤
層の順に支持体側から設けることにより、3色の明退色
バランスが向上する。
(11)  (10)の層順であって緑感光性ハロゲン
化銀乳剤層と赤感光性ハロゲン化銀乳剤層の間に後記−
数式(U)で示される化合物を含有する中間層を有し、
赤感光性ハロゲン化銀乳剤層の支持体とは反対側に一般
式(U)で示される化合物を含有する非感光性層を有し
、更に該非感光性層の支持体とは反対側に非感光性保護
層を設けることにより、3色の明退色バランスが向上す
る。
(12)支持体としてレジンラミネート紙又は白色顔料
を含有するポリエチレンテレフタレートヲ用いて上記(
11)の層構成を設けたカラー感光材料は、マゼンタ色
素画像の明退色性が向上する。
(13)レジンラミネート紙支持体又は白色顔料を含有
するポリエチレンテレフタレート支持体上に、該支持体
側から順に本発明の化合物及び−数式(Y)のイエロー
カプラーを一般式(S−1)の溶媒で分散した分散物を
含む青感光性乳剤層、数式〔M〕のマゼンタカプラー及
び−数式(A)の化合物を一般式(S−1)の溶媒で分
散した分散物を含む緑感光性乳剤層、−数式〔U〕の化
合物を含有する中間層、本発明の化合物、−数式〔C−
1)のシアンカプラー及び(c−2)のシアンカプラー
を一般式1”5−1)の溶媒で分散した分散物を含む赤
感光性乳剤層、−数式(U)の化合物を含有する非感光
性層ならびに非感光性保護層を有するカラー感光材料を
露光後、発色現像処理し漂白定着処理した後、水洗処理
又は安定化処理することにより、3色の暗退色バランス
を向上することができる。
(14)上記水洗処理又は安定化処理が多段向流方式で
、水洗処理又は安定化処理に用いる処理液の補充量が前
浴である漂白定着浴からのキャリオーバー量の0.1〜
50倍にすることにより、上記(13)の効果はより増
大する。
(15)安定化処理に用いる処理液にインチアゾロン系
防パイ剤を含有させることにより、各色素画像の暗退色
性が改良される。
カプラー等の分散に用いる高沸点有機溶媒とは沸点15
0°Cの有機溶媒をいい、誘電率が6.0以下のものが
好ましい。その種類は特に制限されるものではなく例え
ば誘電率6.0以下の7タル酸エステル、燐酸エステル
、安息香酸エステル等のエステル類、有機酸アミド類、
ケトン類、炭化水素化合物等が挙げられる。より好まし
くは誘電率6.0以下1.9以上で100℃における蒸
気圧が0.5mmHg以下の高沸点有機溶媒である。ま
た更に好ましくは、該高沸点有機溶媒中の7タル酸エス
テル類或いは燐酸エステル類である。更に、該高沸点有
機溶媒は2種以上の混合物であってもよい。
なお、上記の誘電率とは、30°Cにおける誘電率をい
う。
本発明において有利に用いられるフタル酸エステルとし
ては、下記−数式(S−1)で示されるものが挙げられ
る。
式中、R1及びR2はそれぞれアルキル基、アルケニル
基又はアリール基を表す。但し、R1及びR2で表され
る基の炭素数の総和はl′2ないし32である。より好
ましくは炭素数の総和は16ないし24であり、更に好
ましくは18ないし24である。
本発明において、前記−数式(S−1)のR1及びRZ
で表されるアルキル基は、直鎖でも分岐のものでもよく
、例えばブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、2−エチ
ルヘキシル基、3.5.5−トリメチルヘキシル基、オ
クチル基、ノニル基、デシル基、ドデシル基、テトラデ
シル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基等である。R
,及びR2で表されるアリール基は、例えばフェニル基
、ナフチル基等であり、アルケニル基は、例えばヘキセ
ニル基、ヘプテニル基、オクタデセニル基等である。
これらのアルキル基、アルケニル基及びアリール基は、
単一もしくは複数の置換基を有するものも含み、アルキ
ル基及びアルケニル基の置換基としては、例えばハロゲ
ン原子、アルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基
、アルケニル基、アルコキシカルボニル基等が挙げられ
、アリール基の置換基としては、例えばハロゲン原子、
アルキル基、アルコキシ、アリール基、アリールオキシ
基、アルケニル基、アルコキシカルボニル基等を挙げる
ことができる。
上記において、R1及びR2は好ましくはアルキル基で
あり、例えば2−エチルヘキシル基、3,5.5−トリ
メチルヘキシル基、n−オクチル基、n−ノニル基等で
ある。
本発明において有利に用いられる燐酸エステルとしては
、下記−数式(S−2)で示されるものが挙げられる。
式中、R3R4及びR6はそれぞれアルキル基、アルケ
ニル基又はアリール基を表す。但し、R3R1及びR′
で表される基の炭素数の総和は24ないし54であり、
好ましくは27ないし3Gである。 −数式(S−2)
のRJR4及びR5で表されるアルキル基は、例えばブ
チル基、ペンチル基、ヘキシル基、2−エチルヘキシル
基、ヘプチル基、ノニル基、デシル基、ドデシル基、テ
トラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、ノナ
デシル基等であり、アリール基としては、例えばフェニ
ル基、ナフチル基等であり、又、アルケニル基トシでは
、例えばヘキセニル基、ヘプテニル基、オクタデセニル
基等である。
これらのアルキル基、アルケニル基及びアリール基は、
単一もしくは複数の置換基を有するものも含む。好まし
くはR3R4及びR6はアルキル基であり、例えば2−
エチルヘキシル基、n−オクチル基、3.5.5−トリ
メチルヘキシル基、n−ノニル基、n−デシル基、5e
c−デシル基、5ec−ドデシル基、を−オクチル基等
が挙げられる。
以下に、本発明に好ましく用いられる高沸点有機溶媒の
代表的具体例を示すが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。
−2 C2H。
−3 −4 −5 −6− 7− −9 し11。
S−10 S−11 −12 −13 5 −14 −16 −17 −18 −19 −20 −21 −22 高沸点有機溶媒の使用量としては、カプラー1gに対し
、0.1−11−1Oが好ましく、特に0.1.−5 
mQが好ましい。
上述の高沸点有機溶媒と併用してもよい高沸点有機溶媒
としては現像主薬の酸化体と反応しないフェノール誘導
体、フタル酸エステル、燐酸エステル、クエン酸エステ
ル、安息香酸エステル、アルルアミド、脂肪酸エステル
、トリメシン酸エステル等の沸点150°C以上の有機
溶媒が用いられる。
緑感光性ハロゲン化銀乳剤層に好ましく用いられる一般
式(A)で示される化合物について説明する。
一般式(A) 式中、Rs 、 Ryは炭素数2〜12のアルキル基を
、R、、R、、R、。及びRlIは水素原子又は炭素数
2〜8のアルキル基を表し、R6−R1のうちの3個以
上が同時に水素原子であることはない。
R6〜R0で表されるアルキル基は置換基(例えばフェ
ニル基)を有するものを含む。
次に本発明において用いると好ましい一般式(U)で示
される化合物について説明する。
−数式(U) (上記−数式(U)において、R,、R2及びR1はそ
れぞれ水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アリール
基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルケニル基、
ニトロ基又は水酸基を表す。)R,−R,で表される6
基は置換基を有するものを含む。
R1及びR2で表される基のうち、水素原子、アルキル
基、アルコキシ基及びアリール基が好ましく、特に水素
原子、アルキル基及びアルコキシ基が好ましい。
R1で表される基のうち、特に水素原子、ハロゲン原子
、アルキル基、アルコキシ基が好ましい。
R、−R、のうち、少なくとも1つはアルキル基である
ことが好ましく、更に少なくとも2つがアルキル基であ
ることが好ましい。又、R1−R3の少なくとも1つは
分岐アルキル基であることが好代表的具体例を示す。
一般式〔U〕で示される化合物の添加量は該化合物を添
加する層のバインダーに対して0.1〜300重量%が
好ましく、更に1〜200重量%が好ましい。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用いられるハロゲ
ン化銀乳剤には、ハロゲン化銀として臭化銀、沃臭化銀
、沃塩化銀、塩臭化銀及び塩化銀等の通常のハロゲン化
銀乳剤に使用される任意のものを用いる事が出来る。又
、これらの粒子を混合して用いてもよい。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料において、バライタ
紙又はα−オレフィンポリマー等をラミネートした紙、
合成紙等の可撓性反射支持体、酢酸セルロース、硝酸セ
ルロース、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリカーボネイト、ポリアミド等の
半合成又は合成高分子からなるフィルムや、ガラス、金
属、陶器などの剛体等を支持体とすることが出来るが、
σ−オレフィンポリマー等のレジンをラミネートした紙
又は白色顔料を含有するポリエチレンテレフタレートが
好ましい。
本発明の感光材料は露光後、発色現像工程、脱銀処理工
程を少なくとも含む処理を施すことにより、色素画像を
与えることができるが、好ましくは露光後、発色現像処
理し、次に漂白定着処理した後、水洗処理又は安定化処
理する処理方法である。
水洗処理又は安定化処理が多段向流方式であり、水洗処
理又は安定化処理に用いる処理液の補充量が前浴である
漂白定着浴からのキャリーオーバー量の0.1〜50倍
であることが好ましく、安定化処理に用いる処理液には
防パイ剤を含有せしめることが好ましい。好ましい防パ
イ剤としては例えばソルビン酸系化合物、安息香酸系化
合物、フェノール系化合物、チアゾール系化合物、ピリ
ジン系化合物、グアニジン系化合物、カーバメイト系化
合物、トリアゾール系化合物、モルホリン系化合物、四
級ホスホニウム系化合物、アンモニウム系化合物、尿素
系化合物、インキサゾール系化合物、プロパノールアミ
ン系化合物、スルファミド系化合物、ピロノン系化合物
及びアミノ系化合物が挙げられ、特にチアゾール系化合
物が好ましい。
チアゾール系化合物は、五員環に窒素原子及びイオウ原
子を持つ化合物であり、好ましくはl、2−ベンツイソ
チアゾリン3・オン、2−メチル−4−イソチアゾリン
3−オン、2−オクチル〜4−インチアゾリン3−オン
、5−クロロ・2−メチル−4−インチアシリ3・オン
等のインチアゾロン系化合物である。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが本発明
の実施の態様はこれらに限定されない。
実施例1 マゼンタカプラー(M  3)60gと色素画像安定化
剤(S T −3)15gと、添加化合物(A O−1
)40g。
スティン防止剤(HQ −1)1.7gを、高沸点有機
溶媒(D B P )40mffと酢酸エチル100m
(2に溶解した溶液を分散添加剤(サポニン)5gを含
む5%ゼラチン水溶液に添加し超音波ホモジナイザーで
分散し、得られた分散液を1500mQに仕上げた。こ
の分散液を塗布用3%ゼラチン水溶液1000n+12
に加え、更に緑感性塩臭化銀乳剤(臭化銀80モル%含
有)400gを添加し緑感光性乳剤層塗布液を調整した
同様にして各層の塗布液を調整し、ポリエチレン被覆紙
支持体上に表−1の構成となるよう支持体側から順次塗
設し、試料lを作製した。
表−1 (2) T− B (ジブチル7タレート) ■ (ポリビニルピロ リ ドン) ■ ■ ■ 尚、 各層のハロゲン化銀乳剤は下記の増感色素を用いて増感
した。
緑感光性乳剤 青感光性乳剤 又、硬膜剤として下記のH−1,H−2が、白地調整剤
として下記のW−1,W−2,W−3が、防カビ剤とし
て下記のに−1が用いられている。
)(−I           H−2しU −1 −2 −3 次に試料1の第1層、第3層、第5層のイエローカプラ
ー マゼンタカプラー シアンカプラー及び退色防止剤
を表1に示すように変更した以外は、試料1と同等の各
試料を作成した。
これらの試料を2分し、その一部に感光計(コニカ株式
会社製KS−7型)を用いて白色光でウェッジ露光を与
えた。
又、別の試料に解像力テストチャートを赤色光及び青色
光で焼き付けた後、各試料に以下の処理を行った〇 処理工程    処理温度   処理時間発色現像  
   32,8°C3分30秒漂白定着     32
.8℃    1分30秒水   洗        
32.8°0      3分30秒(発色現像液組成
) 発色現像液Iff中、 N−エチル−N−β−メタンスルホンアミドエチル−3
−メチル−4−アミノアニリン硫酸塩 ヒドロキシルアミン硫酸塩 炭酸カリウム 塩化ナトリウム 臭化ナトラム 無水亜硫酸ナトリウム ベンジルアルコール ポリエチレングリコール (平均重合度400) を含有。水酸化ナトリ 整する。
(漂白定着液組成) 漂白定着液Iff中、 エチレンジアミン四酢酸鉄 す)・リウム塩 チオ硫酸ナトリウム 重亜硫酸ナトリウム メタ重亜硫酸ナトリウム を含有。硫酸を用いてpH7,0に調整する。
ラムを用いてpH10,0に調 4.0g 2.0g 25.0g O,1g 0.2g 2.0g 10.0m12 3.9m12 60.0g 100.0g 20.0g 5.0g 処理後、各試料のニュートラル発色部及び解像力チャー
トの画像保存性を次のように評価した。
[暗退色] 85℃、60%RHの恒温槽に14日間保存後の初期濃
度1.0における退色率を調べた。
[明退色] 屋外曝露台にて4週間太陽光に曝射後の初期濃度1.0
における退色率を調べた。(算出法は暗退色と同じ) 又、暗退色後の鮮鋭度を調べた。シアン及びイエローの
解像力テストチャートをマイクロフォトメータにて濃度
測定し、下記式で求められる値を鮮鋭度(%)とした。
この値が大きい程、鮮鋭度が優れていることを示す。
結果を併せて表−2に示す。
表−2から明らかなように本発明の試料は退色率が小さ
く、かつ退色バランスがとれている。従ってニュートラ
ル発色部での退色による変色が見えにくい。又、退色後
の鮮鋭度も良好であるため、退色後であっても視覚的に
は鮮明で退色したことがわかりにくい。
試料6のT−24の代わりにT−22,T−31を用い
た各試料についても本発明の効果が認められた。
又、カプラーを一般式(y)、CM)、(C−1)。
〔C−2〕で示される他の例示化合物に代えても本発明
の効果が認められた。
実施例2 試料lの第1層及び第5層の添加剤及び高沸点有機溶媒
を表−3のように代えた他は試料lと同様な試料を作製
し、実施例1と同じ評価を行なった。結果を表−3に示
す。
表−3の結果から明らかなように本発明の試料は退色後
も鮮鋭度が良く、退色も少なく、更に色バランスのくず
れが少ない。
又、高沸点有機溶媒としては誘電率の低いものの方が、 又、 フタール酸エステル系のものが良好 実施例3 実施例2で用いl;試料を以下の処理工程で処理した。
処理機としては安定浴が多段向流方式の自動現像機(低
補充タイプ)を用いて、安定浴の処理液補充量を漂白定
着浴からのキャリーオーバーの5倍にして、ランニング
処理した後、試料を処理し、実施例2と同じ評価を行な
ったところ、本発明の効果が同様に認められた。又、漂
白定着後、水洗する場合に較べて、安定化処理した場合
の方が鮮明な画像が得られた。
処理工程    処理温度 発色現像    32.8℃ 漂白定着    32.8°C 安   定      32.8°C (発色現像液組成) 発色現像液1ffi中、 N−エチル−N−β−メタ エチル−3−メチル−4− アミノアニリン硫酸塩 ヒドロキシルアミン硫酸塩      2.0g4.0
g ド 処理時間 3分30秒 1分30秒 3分30秒 ンスルホンアミ 炭酸カリウム 塩化ナトリウム 臭化ナトリウム 無水亜硫酸ナトリウム ベンジルアルコール ポリエチレングリコール (平均重合度400) を含有。水酸化ナトリ 整する。
(漂白定着液組成) 漂白定着液IQ中、 エチレンジアミン四酢酸鉄 ナトリウム塩 チオ硫酸ナトリウム 重亜硫酸ナトリウム メタ重亜硫酸ナトリウム を含有。硫酸を用いてpH7,0に調整する。
[安定化液] 安定化液Iff中、 5−クロロ−2−メチル−4− ラムを用いてpH10,0に調 25.0g O,1g 0.2g 2.0g 10.0m12 3 、0mff 60.0g 100.0g 20.0g 5.0g イソチアゾリン−3−オン        1.0gエ
チレングリコール         1.0g1−ヒド
ロキシエチリデン−1,l− ジホスホン酸             2.0gエチ
レンジミン四酸酢酸        1.0g水酸化ア
ンモニウム(20%水溶液)    3.0g亜硫酸ア
ンモニウム         3.0g蛍光増白剤(4
,4’−ジアミノスチルベンジスルホン酸誘導体)  
      1.5gを含有。硫酸又は水酸化カリウム
でpH−7,0に調整する。
実施例4 実施例1の試料3の支持体を酸化チタンを含有スルポリ
エチレンテレフタレート支持体に代えて実施例1と同じ
評価を行なったところ、特に鮮鋭度、明退色性が向上し
、保存後の画像がより鮮明であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 支持体上に下記一般式〔Y〕で示されるイエローカプラ
    ーを含有する青感光性ハロゲン化銀乳剤層、下記一般式
    〔M〕で示されるマゼンタカプラーを含有する緑感光性
    ハロゲン化銀乳剤層並びに下記一般式〔C−1〕で示さ
    れるシアンカプラー及び下記一般式〔C−2〕で示され
    るシアンカプラーを含有する赤感光性ハロゲン化銀乳剤
    層を有し、かつ、該青感光性ハロゲン化銀乳剤層及び該
    赤感光性ハロゲン化銀乳剤層の少なくとも一つが下記一
    般式〔T〕で示される化合物を含有することを特徴とす
    るハロゲン化銀カラー写真感光材料。 一般式〔Y〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_1は、水素原子、ハロゲン原子又はアルコ
    キシ基を表し、 R_2は、−NHCOR_3、−NHSO_2R_3、
    −COOR_3又は▲数式、化学式、表等があります▼
    (ただし、R_3及びR_4は、それぞれアルキル基を
    表す。)で示される基を表し、Z_1は、窒素原子とと
    もに5〜6員のヘテロ環を形成するに必要な非金属原子
    群を表す。〕一般式〔M〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_5は、水素原子、ハロゲン原子又は炭素原
    子数1〜4個のアルコキシ基を表し、R_6は▲数式、
    化学式、表等があります▼基(ただし、R_7及びR_
    8は、それぞれ、水素原子又はアシル基を表し、R_7
    及びR_8が、ともにアシル基であるときは、R_7と
    R_8とは連結して、N原子とともに5員のヘテロ環を
    形成してもよい。)、アルキルもしくはアリールスルホ
    ンアミド基、アルキルもしくはアリールスルファモイル
    基又はアルキルもしくはアリールカルボン酸エステル基
    を表し、 Y_1、Y_2及びY_3は、それぞれ、水素原子、ハ
    ロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、カルボキシ基
    、アルコキシカルボニル基、ニトロ基、アリールオキシ
    基、シアノ基又はアシルアミノ基を表し、 Z_2は、水素原子又は発色現像主薬の酸化体とカップ
    リング反応した際に、離脱する原子又は基を表す。〕 一般式〔C−1〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_3はバラスト基を表す。〕 一般式〔C−2〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_1はアルキル基又はアリール基を表す。R
    _2はアルキル基、シクロアルキル基、アリール基又は
    複素環基を表す。R_3は水素原子、ハロゲン原子、ア
    ルキル基又はアルコキシ基を表す。 又、R_3はR_1と共同して環を形成してもよい。 Zは水素原子又は芳香族第1級アミン系発色現像主薬の
    酸化体との反応により離脱可能な原子又は基を表す。〕 一般式〔T〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_1及びR_2は水素原子又はアルキル基を
    、R_3,R_4は水素原子、アルキル基、アリール基
    又はヘテロ環基を、R_5,R_6は水素原子、アルキ
    ル基、アリール基、アシル基又はアルコキシカルボニル
    基を、Xは上記6員環の構成原子としての炭素原子を有
    する2価基を、nは0,1又は2を表す。〕
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