JPH0339590Y2 - - Google Patents

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JPH0339590Y2
JPH0339590Y2 JP1983194956U JP19495683U JPH0339590Y2 JP H0339590 Y2 JPH0339590 Y2 JP H0339590Y2 JP 1983194956 U JP1983194956 U JP 1983194956U JP 19495683 U JP19495683 U JP 19495683U JP H0339590 Y2 JPH0339590 Y2 JP H0339590Y2
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JP
Japan
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spring
door
inner link
cut
shaft
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JP1983194956U
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JPS60102378U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、スライド蝶番のキヤツチ機構の改良
に関するものである。
従来より、スライド蝶番のキヤツチ機構には
色々なものが考案され、市販されているが、外リ
ンクまたは内リンクをばねにより弾撥回動して扉
を閉鎖保持するようにした形式のものでは、扉を
開く場合、トルクの中立点(普通扉を50°〜60°開
いた位置にある。)より開放の位置(一般に110°)
に到るに従い、ばねの弾撥力が扉を開く方向に強
く働き、扉が勢いよく開いて隣にある家具や壁を
傷つける、という欠点があつた。
本案は、扉を開いた場合、内リンクの回動とと
もにコイルばねの弾撥力を受ける内リンクの切り
起し切片が、リンクの回動とともにばねの短脚の
外面を滑動して、ばねの巻曲部の表面に滑動変移
するごとくにしたことにより、内リンクに対する
該ばねの弾撥力を減殺し、以て上記の欠点を除去
するようにしたものである。
図について本案実施の一例を説明すると、1は
マウンテイングプレート、2はカツプ、3は外リ
ンク、4は内リンク、5は家具の側壁、6は扉、
である。
カツプ2は外リンク3および内リンク4により
マウンテイングプレート1に軸支されている。7
は外固定軸、8は外動軸、9は内固定軸、10は
内動軸、である。
次に、内側の固定軸9の中心を通る垂線11に
対し内リンク4と反対側にばね軸12が設けてあ
る。該ばね軸12には巻ばね13が嵌着してあ
り、該巻ばね13の長脚14はマウンテイングプ
レート1の上板15の下面に、また、該巻ばね1
3の短脚16は内固定軸筒17の切り起し突片1
8に、夫々弾張圧接されている。該切り起し突片
18は内リンク4の延長方向に突出しており、内
リンク4の回動とともに、該切り起し突片18が
巻ばね13の短脚16の外面に接しながら滑動し
て、巻ばね短脚16と巻ばね13筒状部表面との
間を滑動変移するようにされている。
本案、スライド蝶番のキヤツチ構造は、図面お
よび上記説明のとおりであるので、次のような作
用効果がある。
イ 第1図に示した扉6を閉じた状態では、ばね
軸12が内固定軸9を通る垂線11に対し内リ
ンク4と反対側にあるので、巻ばね13の短脚
16が有効に切り起し突片18を弾撥するの
で、内リンク4は内固定軸9を中心として反時
計廻り方向に回動し、従つて、扉6を家具側壁
5に強く弾圧接し、扉6の閉鎖を良好に保持す
る。
ロ 扉6を開く場合、扉6の運動ととに内リンク
4は内固定軸9を中心として時計廻り方向に回
動を始め、切り起し突片18は巻ばねの短脚1
6の外側を圧して巻ばね13を巻き締め始め
る。巻き締めとともに切り起し突片18の縁端
は巻ばねの短脚16の表面を滑動して、扉6を
約50°〜60°に開いた位置において、巻ばね13
の筒状部表面に達する。(この状態は第3図に
実線で示したとおりである。)この状態におい
ては、巻ばね13の短脚16の弾撥力が内リン
ク4を回動させるモーメントは最小である。
次に、更に扉6を60°以上110°にまで開いて
ゆくと、内リンク4の他端である内動軸10
は、内固定軸9を中心とした運動弧19に沿つ
て運動するが、扉6の最大開放角である110°に
おいても、内リンク4は第3図に一点鎖線で示
した位置までしか回動しない。(これは2本の
リンクにより結合された4軸結合体の蝶番様開
閉運動の特質である。) 従つて、切り起し突片18の縁端は、内固定
軸9の中心からの挺子の長さが短かいため、扉
6が60°から110°まで開く間は、殆んど移動す
ることがなく、従つて、扉6は開扉者が扉に加
えた外力のみによつて開く。
即ち、扉6が蝶番に内装されたばねの力によ
つて、勝手に開き切つて、隣にある家具や壁を
傷つける、という欠点がない。
なお、第4図および第5図に示した従来のキヤ
ツチ機構の一例では、巻ばね13が外リンク3の
切り起し突片18を常に弾圧しているため、扉6
を開く場合、巻ばね13の弾撥力により扉6が勢
いよく開き切り、隣にある家具や壁を傷つける、
という欠点があつたのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本案のスライド蝶番のキヤツチ機構
の要部を示す断面図で、扉を閉めた状態、第2図
は、同じく扉を開いた状態、第3図は、同じく、
機構の作動要領を示すための説明図、第4図およ
び第5図は、従来のキヤツチ機構の一例を示した
もの、である。 図において、1……マウンテイングプレート、
2……カツプ、3……外リンク、4……内リン
ク、12……ばね軸、13……巻ばね、16……
巻ばねの短脚、18……切り起し突片である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 扉取付枠に固定さるべきマウンテイングプレー
    トと、扉に取り付けるべきカツプとを、2本のリ
    ンクアームにより結合したスライド蝶番のキヤツ
    チ機構において、 内リンク4の内側の固定軸筒17の一部を切り
    起して、内リンク4の延長方向に突出した切り起
    し突片18を設け、 内側の固定軸9の中心を通る垂直線11に対し
    内リンク4と反対側に設けたばね軸12に巻ばね
    13を装着し、該ばね13の長脚14をマウンテ
    イングプレートの上板15下面に、短脚16を内
    固定軸筒17の切り起し突片18に、夫々弾接せ
    しめ、 かつ、内リンク4の回動とともに、切り起し突
    片18の端部が巻きばね13の短脚16の外側面
    に接しながら巻ばね13の巻曲部外面に滑動変移
    するごとくにしたこと、 を特徴とするスライド蝶番のキヤツチ機構。
JP19495683U 1983-12-20 1983-12-20 スライド蝶番のキヤツチ機構 Granted JPS60102378U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19495683U JPS60102378U (ja) 1983-12-20 1983-12-20 スライド蝶番のキヤツチ機構

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19495683U JPS60102378U (ja) 1983-12-20 1983-12-20 スライド蝶番のキヤツチ機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60102378U JPS60102378U (ja) 1985-07-12
JPH0339590Y2 true JPH0339590Y2 (ja) 1991-08-20

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ID=30418882

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JP19495683U Granted JPS60102378U (ja) 1983-12-20 1983-12-20 スライド蝶番のキヤツチ機構

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59117770U (ja) * 1982-12-08 1984-08-08 スガツネ工業株式会社 ストツパ−付ヒンジ

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JPS60102378U (ja) 1985-07-12

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