JPH0339222Y2 - - Google Patents

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JPH0339222Y2
JPH0339222Y2 JP3763786U JP3763786U JPH0339222Y2 JP H0339222 Y2 JPH0339222 Y2 JP H0339222Y2 JP 3763786 U JP3763786 U JP 3763786U JP 3763786 U JP3763786 U JP 3763786U JP H0339222 Y2 JPH0339222 Y2 JP H0339222Y2
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temperature
heat
heat exchange
injection molding
molding machine
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、射出成形機のスクリユーシリンダの
シリンダカバーに関するものである。
(従来の技術) 従来の技術の射出成形機のスクリユーシリンダ
の基本的な構成例は第4図に示すとおりである。
そのシリンダカバーは、スクリユーシリンダ1の
外周面に設けたヒータ4a〜4c及びこれを直接
保温する断熱材(但し、図示しない)からなつて
いる。そしてヒータ4a〜4cによりスクリユー
シリンダ1の温度調節を行ない、ヒータ4a〜4
cの外周面から空気中への放熱を断熱材にて抑止
し、エネルギー損失を防止している。
(考案が解決しようとする問題点) 従来技術のヒータ外周面を直接断熱材にて保温
するシリンダカバーの場合、スクリユーシリンダ
内にてプラスチツク材料を可塑化する際、プラス
チツク材料とスクリユーシリンダ及びスクリユー
(但し、図示しない)との間の剪断摩擦により発
熱し、一方ヒータ外周の断熱材による保温効果に
より、上記剪断摩擦による発熱量がスクリユーシ
リンダ内に蓄積され、スクリユーシリンダの温度
が設定温度値以上に上昇し制御し切れなくなるこ
とが多くあつた。そのため、断熱材を取りはずし
て、スクリユーシリンダの温度を下げなければな
らないという問題点があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するため、スクリユ
ーシリンダ外周のヒータを直接断熱材により保温
するものではなく、ヒータを、その外周部に空気
層を形成するよう熱交換用ジヤケツトにより包囲
し、該ジヤケツト内を環流する熱媒体(例えば、
空気、水、油等)の温度を制御することによりス
クリユーシリンダの温度を制御するものである。
また、熱交換用ジヤケツトの外周面に断熱材を設
け、該ジヤケツトを保温する。
即ち、本考案は、従来技術のヒータとこれを直
接保温する断熱材との間に、空気層及び熱交換用
ジヤケツトを配し、該ジヤケツト内を環流する熱
媒体の温度を制御するものである。
(作用) 本考案は、シリンダカバーの内周側、即ちスク
リユーシリンダ、が加熱された場合(例えばプラ
スチツク材料を可塑化し摩擦熱を生じた場合)、
スクリユーシリンダから空気層への放熱量を熱交
換用ジヤケツトにより吸収することが可能とな
り、またシリンダカバーの外周側、即ち外気温度
が低い(例えば15℃)の場合、熱交換用ジヤケツ
トの外周が断熱材にて断熱されているので該ジヤ
ケツト内の熱媒体温度を制御し、例えば70℃に保
持できるので保温効果も得られる。
更に、熱交換用ジヤケツト内の熱媒体温度は連
続成形作業中も一定に保持できるので、スクリユ
ーシリンダ外周の空気層は、熱媒体設定温度とス
クリユーシリンダ温度との間の熱的にバランスし
たところで外気温度に左右されず一定となる。
(実施例 1) 本考案の第1実施例を第1図に示す。1はスク
リユーシリンダ、2はスクリユー孔、3はホツパ
ーフランジである。スクリユーシリンダ外周面に
は、ヒータ4a〜4cが取付けられている。更
に、熱交換用ジヤケツト5がヒータ4a〜4cと
の間に空気層6を形成するようヒータ4a〜4c
を包囲して設けられている。熱交換用ジヤケツト
5内には熱媒体環流路5aが熱交換用ジヤケツト
5の全周、全長に亘り形成されており、熱媒体は
給入口8より流入し、これと長手方向反対側の排
出口9から流出し、排出流路9aに設けたソレノ
イドバルブ11を経て排出される。また、熱交換
用ジヤケツト5の外周面には保温用の断熱材7を
取付けてある。
熱媒体温度検出用の温度検出器10が熱媒体排
出口9に取付けられ、その温度検出値は温調器1
2に与えられている。一方、温調器12には温度
設定値が予め設定されており、上記温度検出値が
温度設定値に達したとき、ソレノイドバルブ11
のソレノイドを励磁し、該バルブを開き熱媒体を
熱交換用ジヤケツト5から排出流路9aに排出す
る。
更に、ソレノイドバルブ11には微小経な絞り
11aが設けてあり、非励磁の状態でも熱媒体排
出口より微少量の熱媒体が排出されている。この
ために熱交換用ジヤケツト5内の熱媒体環流路5
aを通り熱媒体が常時微少量流れているので、温
度検出器10は正確に熱交換用ジヤケツト5内の
熱媒体温度を検出することが可能であり、該温度
を正確に制御することが出来る。
(実施例 2) 本考案の第2実施例を第2図に示す。第2図に
おいてヒータ4a〜4c、空気層6、熱交換用ジ
ヤケツト5及び断熱材7の構成は、第1図と同様
である。第2図では、熱交換用ジヤケツト5の排
出口9をホツパーフランジ3の冷却経路入口13
aに接続し、熱媒体をホツパーフランジ内を環流
させ、冷却経路出口13bを経て排出流路9a、
9bに排出している。また、温度検出器10はホ
ツパーフランジ3の冷却経路出口13bに取付け
てある。
第2図における熱媒体の温度制御の方法は第1
図の場合と同様である。第2図の場合、スクリユ
ーシリンダ1の外周のホツパーフランジ側のヒー
タ4cからホツパーフランジ3への熱流出量を抑
えることができ、またホツパーフランジ3内へ熱
媒体を環流させることにより、排熱利用もでき
る。
(実施例 3) 本考案の第3実施例を第3図に示す。第3図に
おいてヒータ4a〜4c、空気層6、熱交換用ジ
ヤケツト5及び断熱材7の構成は、第1図と同様
である。第3図では、温度検出器10を、熱交換
用ジヤケツト5内の熱媒体環流路5aに対して設
けてある。またソレノイドバルブ11は、第1図
における微小経絞り11aを設けていない点で第
1図と異なるが、熱媒体温度制御の方法は第1図
の場合と同様である。
(考案の効果) 本考案は上記構成により、従来のスクリユーシ
リンダカバーの如き欠点を解消し得るのみでな
く、スクリユーシリンダの外周が恒温室的に温度
保持されるため、外気温変動(朝夕及び四季変
化)に伴うスクリユーシリンダの温度変動防止に
有効である。これは、スクリユーシリンダ内にて
可塑化溶融されるプラスチツク材料の可塑化制御
が外気に影響されることを防止し得ることを示
し、精密な射出成形制御を行う上に於て顕著な効
果を奏するものである。
更に、排出される熱媒体の温度は制御された所
定温度を有するため、排出される熱媒体をホツパ
ーフランジなどの熱利用にも用いることが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1〜第3図は本考案実施例のスクリユーシリ
ンダカバーを一部切欠いて示した斜視図である。
第4図は従来のスクリユーシリンダの一部を切欠
いて示した斜視図。 1……スクリユーシリンダ、2……スクリユー
孔、3……ホツパーフランジ、4a,4b,4c
……ヒータ、5……熱媒体ジヤケツト、5a……
熱媒体環流路、6……空気層、7……断熱材、8
……熱媒体給入口、9……熱媒体排出口、9a,
9b……排出経路、10……温度検出器、11…
…ソレノイドバルブ、11a……絞り、12……
温調器、13a……ホツパーフランジの冷却経路
入口、13b……ホツパーフランジの冷却経路出
口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 スクリユーシリンダ外周面に設けたヒータ、
    該ヒータの外周部に空気層を形成するよう該ヒ
    ータを包囲する熱交換用ジヤケツト及び該ジヤ
    ケツト保温用の断熱材からなり、かつ上記熱交
    換用ジヤケツト内を環流する熱媒体温度を検出
    する温度検出器及び熱媒体温度設定用の温調器
    を設け、これら両者の値たる温度検出値と温度
    設定値が一致したとき熱媒体流路に設けたソレ
    ノイドバルブを励磁することを特徴とする射出
    成形機用シリンダカバー。 2 ソレノイドバルブが非励磁の状態では、微小
    絞りにより熱媒体を少量流出せしめる実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の射出成形機用シリ
    ンダカバー。 3 熱媒体流路をホツパーフランジなどの熱容量
    体を介して設けた実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の射出成形機用シリンダカバー。 4 温度検出器を熱交換用ジヤケツト内環流路に
    設けた実用新案登録請求の範囲第1項記載の射
    出成形機用シリンダカバー。 5 温度検出器を熱交換用ジヤケツト排出口に設
    けた実用新案登録請求の範囲第1項記載の射出
    成形機用シリンダカバー。
JP3763786U 1986-03-17 1986-03-17 Expired JPH0339222Y2 (ja)

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JP3763786U JPH0339222Y2 (ja) 1986-03-17 1986-03-17

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JPS62150125U JPS62150125U (ja) 1987-09-22
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US20070104822A1 (en) * 2004-01-05 2007-05-10 Autonetworks Technologies, Ltd. Plasticizing apparatus for resin material
JP5072038B2 (ja) * 2008-10-02 2012-11-14 スターテクノ株式会社 射出成形機における射出シリンダの保温ジャケット

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Publication number Publication date
JPS62150125U (ja) 1987-09-22

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