JPH0339210A - 履物の底革成形装置 - Google Patents

履物の底革成形装置

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JPH0339210A
JPH0339210A JP1298753A JP29875389A JPH0339210A JP H0339210 A JPH0339210 A JP H0339210A JP 1298753 A JP1298753 A JP 1298753A JP 29875389 A JP29875389 A JP 29875389A JP H0339210 A JPH0339210 A JP H0339210A
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    • A43DMACHINES, TOOLS, EQUIPMENT OR METHODS FOR MANUFACTURING OR REPAIRING FOOTWEAR
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    • A43D3/10Devices for removing lasts
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    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
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    • B29D35/12Producing parts thereof, e.g. soles, heels, uppers, by a moulding technique
    • B29D35/128Moulds or apparatus therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C43/00Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
    • B29C43/02Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor of articles of definite length, i.e. discrete articles
    • B29C43/04Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor of articles of definite length, i.e. discrete articles using movable moulds
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/02Dies; Inserts therefor; Mounting thereof; Moulds
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は運動靴等に使用されるゴム製の履物底革を加
硫成形する履物の底革成形装置に関するものである。
〔従来の技術〕
一般的にゴム製の履物底革を金型で加硫成形するために
は、底革成形金型に熱を加える手段と、前記金型を圧着
させる手段と、前記金型を開閉させる手段等が必要とさ
れる。
ところが、履物底革を加硫成形させる従来の作業は、上
部金型を作業者が人為的に分離させ、加硫成形しようす
るゴム素材を下部金型内に挿入した後、分離させた上部
金型を下部金型の上に正確に位置させ、前記金型を油圧
力等を利用して圧着し、一定時間が経過した後に、再び
上部金型を作業者が持ち上げて、成形された履物底革を
取出すという方法で行なっているのが実情である。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記従来技術によると、重量の重い金型を作業者が人為
的に開閉しなければならず、又その作業は履物底革を加
硫成形する度毎に繰返さなければならないので、多くの
労力を必要とし、作業者の疲労及び作業能率の低下とい
う問題が生じる。
のみならず、ゴム素材の加硫成形時間を作業者の経験に
より決定しているので、加硫成形時間が作業者によって
まちまちに変化し、不良品の発生率が高くなる問題もあ
った。
換言すれば、加熱された金型によりゴム素材を加硫成形
する場合、前記金型を過早く分離させれば、ゴム素材の
加硫が不完全となり、また前記金型を過遅く分離させれ
ば、多加硫により不良品が出されることになるので、か
かる問題が生じないように成形するためには、相当の熟
練者が必要とされることになる。
この発明は前記従来の問題を解消するためになされたも
ので、その目的は一定時間の加硫成形作業並びに成形後
の金型引出し作業及び引出し後の金型開閉作業を自動的
に行なうことができ、熟練度如何に拘らず品質の高い履
物底革を少ない作業人員でも能率的に量産することがで
きる履物の底革成形装置を提供しようとするものである
〔課題を解決するための手段〕
前記の目的を達成するために、この発明に係わる履物の
底革成形装置は、プレス作動される加熱部を有し装置設
備場所に一定の間隔を置いて並設される複数台の加圧成
形機1と、この各加圧成形機1の加熱部上に出し入れで
きるように設置されるゴム素材を加硫成形するための上
部金型21と中間金型22及び下部金型23を1組とし
たセット金型20と、前記成形機1の並設部前側位置に
各成形機間を横行移動して成形完了の成形機前に停止で
きるように設備される1台の金型引出開閉機Aとを具備
する。
この金型引出開閉機Aは各成形機間を移動できる横行可
動機体50を有し、この横行可動機体50にゴム素材を
加硫成形したセット金型20を加圧成形機1から引出し
て前記機体50内に引入れる金型引出し手段51と、前
記機体50内に引入れたセット金型20を開閉させる金
型開閉手段52とを装備している。前記加圧成形機1の
加熱部は、1段だけであっても良いが、成形作業の能率
化を計るためには上段、中段、下段の3段に設けること
が望ましい。
この場合の各段加熱部は、各成形機1のケーシング3に
一定ストローク上下動できるように保持された熱fil
lを内装する座板7で形成し、この各股座板7の上に上
部金型21と中間金型22及び下部金型23を1組とし
たセット金型20を夫々出し入れできるように載置して
、最下段に位置する座板7を加圧シリンダ8のピストン
9の上端部に固定した圧板10で上昇又は下降させるこ
とにより、3段設置のセット金型20が同時に圧着又は
圧着解除されるようにする。
なお、前記下部金型23の先端部には、ヘッド挿入部2
8及び掛設部29を有する金型引出し用の連結具26を
固設し、この連結具2Bを用いた下部金型23の引出し
によって、1組のセット金型20が一体的に引出される
ように構成される。
前記金型引出開閉機Aの横行可動機体50は、横行移動
手段53及び移動停止ロック手段54を有する横行可動
台35と、この横行可動台35のポスト支柱39をガイ
ドとして昇降される下部格板100と、この下部格板1
00の加圧成形機1側に位置する背面部及びそれと反対
側の前面部に立設固定され前記可動台35に装備した位
置選定シリンダ58の作動によって下部格板100と一
体に所望の作業位置へ昇降移動される背面板106及び
前面板105とから構成され、この前面板105と背面
板100の間に金型引出し手段51が装備され、前記下
部格板100の上方位置に金型開閉手段52が装備され
る。
前記金型引出し手段51は、前面板+05と背面板10
6の間に固定した案内軸177をガイドとして引出器シ
リンダ178の作動により前後動される主動スライド1
70と、この主動スライド170の上面両側部に軸着し
た左右一対のピニオン188 、186 ’と、この両
ピニオンに噛合するラックギヤ143を有し上記前面板
105と背面板106の間に固定した左右一対のピニオ
ン案内板144と、前記ピニオン111B 、186 
’ に噛合するラックギヤ181を有し前記主動スライ
ド170の上にラック中間板183を介した結合状態で
設置される左右一対の摺動ラック板180と、主動スラ
イド170のチェーンブラケット173に連結され前記
ラック板180の間にラック中間板183を囲繞するよ
うにスプロケット掛けされた無端状のチェーン209と
、このチェーン209の上側部に連結されるチェーンス
プロケット198を有し前記チェーン209の連動回転
によって前後動される金型引出器195とから構成され
る。
また前記金型開閉手段52は、機体下部格板100の上
に立設固定した案内軸112をガイドとし横行可動台3
5に設けた中間格板作動シリンダ60によって昇降され
る中間格板90と、この中間格板90の上に配置され前
記案内軸112をガイドとして下部格板100の上に設
けた上部格板作動シリンダ85によって昇降される上部
格板80と、この上部格板80の左右両側に立設固定さ
れる内側サポート102及び中間格板90の左右両側に
立設固定される外側サポー ト103と、上部金型2I
が引込まれる金型案内溝159及び該金型案内満159
内に突出して上部金型21の溝部25に係合する出没自
在な金型断続片180を有し前記外側サポート103の
上部ホルダ結合部133に開閉可能にピン結合される上
部ホルダ155と、中間金型22が引込まれる金型案内
溝158及び該金型案内溝158内に突出して中間金型
22の溝部25に係合する出没自在な金型断続片186
を有し前記内側サポート102の中間ホルダ結合部12
3に開閉可能にピン結合される中間ホルダ145と、下
部金型23が引込まれる金型案内溝128を有し前記ピ
ニオン案内板144の上に配設固定される下部ホルダ1
25と、前記上部ホルダ155及び中間ホルダ145を
上部金型21及び中間金型22の引入れ状態で開閉させ
るリンク機構とから構成される。
〔作 用〕
前記構成の履物底革成形装置は、加圧成形機1の加熱部
にセット金型20を設置してゴム素材の加硫成形を行な
い、その成形後のセット金型20を金型引出開閉機Aで
引出して分離開放させるという作業と、分離開放された
セット金型20を成形品の取出し及びゴム素材の装填後
に型閉じて、金型が引出された加圧成形機1の加熱部に
再び挿入させるという作業を自動的に行なうもので、熟
練度如何に拘らず品質の高い履物底革を少ない作業人員
で能率的に量産することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に従い具体的に説明する
と、この履物底革成形装置は、装置設備場所に一定の間
隔を置いて並設される複数台例えば3台の加圧成形機1
(図面では1台の加圧成形機だけを示している)と、こ
の各加圧成形機1の加熱部上に出し入れできるように設
置されるゴム素材を加硫成形するための上部金型21と
中間金型22及び下部金型23を1組としたセット金型
20と、前記成形機1の並設部前側位置に各成形機間を
横行移動して成形完了の成形機前に停止できるように設
備される1台の金型引出開閉機Aとを具備し、この金型
引出開閉機Aは各成形機間を移動できる横行h1動機体
50を有し、この横行可動機体50にゴム素材を加硫成
形したセット金型20を加圧成形機1から引出して前記
機体50内に引入れる金型引出し手段51と、前記機体
50内に引入れたセット金型20を開閉させる金型開閉
手段52とを装備している。
前記各加圧成形機1の加熱部は上段、中段、下段の3段
に設けられ、その各段加熱部は各成形機lのケーシング
3に一定ストローク上下動できるように保持された熱線
11を内装する座板7で形成されている。そして、この
各段座板7の上に上部金型21と中間金型22及び下部
金型23を1組とした3組のセット金型20が夫々出し
入れできるように載置され、最下段に位置する座板7を
油圧シリンダ8のピストン9の上端部に固定した圧板1
0で上昇又は下降させることにより、3段設置のセット
金型20が同時に圧着又は圧着解除されるようになって
いる。
前記3組のセット金型20は夫々同一構造であり、また
この各セット金’J120を載置する上段、中段。
下段の座板7は前記ケーシング3の上下方向に長い縦長
孔4に沿って一定ストローク上下動できるようにボルト
6で保持され、これらのボルト6及び各段座板7は油圧
シリンダ8のピストン9が上下に移動される昇降距離と
同一に上下に移動される。従って、前記ケーシング3の
内部には各段のセット金型20が上昇又は下降されるの
を許容する空間部が第1図の如く形成されている。
前記1組のセット金型20は履物底革を加硫成形させる
ためのものであって、履物底革を製造するための一般的
な金型セットと略同じであるが、これを具体的に説明す
れば、上部金型21は履物底革の外郭部位を成形するた
めの型構造に刻設され、中間金型22は底革の゛内部形
態を成形するためのものであり、下部金型23は底革の
底の形状を成形するよう刻設されている。
前記セット金型20は金型引出開閉器Aの金型引出し手
段51で加圧成形機1より引出された後、金型引出開閉
機Aの金型開閉手段52により上部金型21と中間金型
22が開放されて、これ等が開かれた状態になるので、
この時セット金型2C内で側流成形された成形品を取出
した後、更に側流成形しようとするゴム素材を下部金型
23内に挿入させて、金型開閉手段52を利用して上部
金型21と中間金型22を閉じ密閉させ、型閉じされた
セット金型20を金型引出し手段51により加圧成形機
1の座板7上に押入れる。
上記の工程でセット金型2aが加圧成形機lの内部位置
に到達すれば、油圧シリンダ8のピストン9が上昇して
、熱allが内装された座板7と、その上に設置された
セット金型20を押上げて、各段セット金型20が圧着
状態にされる。
そうすると、熱線11により加熱された座板7の熱がセ
ット金型20に伝えられるので、ゴム素材はセット金型
20内で川流を始める。前記ゴム素材が完全に側流成形
される一定時間の間、上記状態を維持し、側流成形が完
全に成されれば、油圧シリンダ8のピストン9を下げて
座板7が下降されるようにした後、前記セット金型20
を金型引出開閉機Aの金型引出し手段51と金型開閉手
段52を利用して引出し開放させ、側流完成された履物
底革を取出し、更に川流させようとするゴム素材を開放
させたセット金型20内に挿入して、上記の工程を繰り
返す。
従って、セット金型20を油圧シリンダ8のピストン9
で押着させ、ゴム素材を川流させる時間は金型引出開閉
機Aが休んでいる状態であるから、同一構造よりなる加
圧成形機1を約3台程並列に設けて、前記成形機1でゴ
ム素材を側流成形する時間を順次にずらすようにすれば
、1台の金型引出開閉機Aで3台の加圧成形機1を順次
に作動2せることか出来るので、より一層効果的である
上記の如く加圧成形機1の内部においてセラ金型20は
開放が不可能であるから、このセット逼型20を加圧成
形機1の内部より引出す必要があシが、以下で金型引出
開閉aAの金型引出し手段5と金型間開手段52とを詳
説する。
前記セット金型20の上・中・下部金型21.22゜2
3の両側面部には、第3図の如くスライプインク案内部
24と溝部25が一体に形成されて、下部金狸23を引
出せば同時に中間金型22と上部金型21が力に移動さ
れ得るようにされ、また下部金型23の久端部には第3
図及び第5図の如き金型引出し用C連結具2Bが一体化
になるように固定されており、この連結具26の内側に
はヘッド挿入部28が形成され、その両側にはテーバ面
を備えた掛段部29が水成されている。
一方、金型引出開閉機Aがゴム素材を側流成形させる3
台の加圧成形機1からセット金型20を一定間隔を存し
て交互に引出すためには、3台の加圧成形機1を装置設
備場所に一定の間隔を存して並列に設け、その前面に金
型引出開閉機Aを横行移動可能に装備する。この金型引
出開閉機Aは底板30の上面に固定されたレール31に
沿って横行移動される横行可動機体50を備えている。
そして、前記底板30には各加圧成形機1の中央部と一
致される地点に位置して、機体移動掛止用の支持具32
を第1図及び第2図の如く固定し、金型引出開閉機Aが
前記成形機1のセット金型2oを引出そうとする時、金
型引出開閉機Aの機体底面部に設置されたセンター固定
シリンダ55の固定ピン56と結合され、金型引出開閉
機Aが正位置で停止されるように作動される。ここで、
センター固定シリンダ55の下部に設けられたハウジン
グ57内に固定ピン56が第2図の如く入っている状態
におり、必要の際にセンター固定シリンダ55のピスト
ンを下降させ、このピストン下端部に固定された固定ピ
ン56を支持具32の内孔に挿入させれば、金型引出開
閉機Aは加圧成形機1のセット金型2oを引出すための
正位置にロックされる。この横行可動機体50の移動停
止ロック手段は、第1図及び第2図において符号54で
示している。
金型引出開閉機Aの横行可動機体50は、四方に凹形の
壁体36が一体に形成された横行可動台35を備え、こ
の横行可動台35の底面中央部と四方隅縁部穴に穴を設
け、この四方隅縁部穴を利用してポスト支持具38を夫
々固定し、この各ポスト支持具3Bにポスト支柱39を
第2図の如く立設固定している。また、前記横行可動台
35の中央部穴を利用してセンター固定シリンダ55を
第2図の如く設け、壁体36内側の前面部と背面部の中
央に位置選定シリンダ58を第1図及び第23図の如く
夫々設けて、この位置選定シリンダ5Bのピストン61
上端部を金型引出開閉W4Aの前面板105と背面板l
O6の内側に固定されたピストン固定具59に第23図
の如く固定する。
一方、前記横行可動台35の底面部の左右両側に車$6
40を支承するためのハウジング42を固定設置し、前
記車軸40に軸設された車輪41がレール31に沿って
移動できるようにレール31上にa置される。
上記車軸40の一端部には、第1O図において拡大され
ている如くスプロケット48を軸設させ、横行可動台3
5の上面に設けた駆動モータMのスプロケット44とチ
ェーン48で連結して、駆動モータMの回転により車軸
40に軸設されたスプロケット43を回転させるように
して、前記車輪41をレール走行すべく回転駆動させる
金型引出開閉機Aの横行移動手段51が構成される。
前記横行可動台35のセンター固定シリンダ55の両側
には、一対の中間格板作動シリンダ80を設置している
。また、前記横行可動台35のポスト支柱39には、ポ
ストガイド110を四隅に固定した下部格板100が嵌
設され、この下部格板100には6(11所の案内軸固
定具111から立設された6本の案内軸112を第19
図の如く設けて、中間格板90と上部格板80が夫々昇
降可能に嵌挿されている。
一方、下部格板100の中央位置には上部格板作動シリ
ンダ85が設けられ、また中間格板作動シリンダ60の
ピストンB2の上端部は中間格板9oとボルトで固定さ
れて、ピストン62の上下作動により中間格板90が上
下に移動されるようになっている。
下部格板100の6個所に固定されている案内軸固定具
111には、等しい長さと直径を持つ6本の案内軸11
2が固定されており、上部格仮作動シリンダ85は中間
洛仮90の中央部に穿設したシリンダ設置穴93を通過
して上部方向に貫通され、その上部格板作動シリンダ8
5のピストン上端部分が上部格板80のピストン固定部
83にボルトで固定されている。案内軸通過穴92には
案内軸ガイド97を設け、案内軸ガイド97を有しない
残りの案内軸通過穴92には案内軸112がそのまま挿
通されるようになっている。
前記下部格板100の案内軸112は、中間格板90の
案内袖通過穴92と上部格板80の案内軸通過穴82を
順次に通過し、この各案内軸112の上端部には支持枠
70をボルト114で結合して、案内軸112と支持枠
70を固定し、ポスト支柱39の上端部も第23図に示
す別の支持台B9がボルト等で固定されている。なお、
上部格板80の案内軸通過穴82の中、数個の穴には案
内軸ガイド84をm19図の如く設け、その後の残りの
案内軸通過穴82には案内軸112がそのままJ、1通
されるようになっている。
前記支持枠70の左右両側には117図、第18図に示
すリンク断続片73を固定するためのボルト孔71が第
19図の如く穿設されている。また、上部格板80の左
右両側板81には、第11図及び第13図に示す内側サ
ポート102をボルト等で立設固定させ、中間格板90
の左右両側板91には、第11図、第14図に示す外側
サポート103をボルト等で立設固定している。この際
、前記中間格板90の横長さは上部格板80の横長さよ
り長く形成されているので、内側サポート102と外側
サポート103を設けるのにfo1等支障がない。
前記支持枠70の両側部にはボルト孔71にボルト結合
したリンク断続片73がm17図、第18図の如く取付
けられ、このリンク断続片73には一側端部に垂直方向
に貫通した凹状の断続溝74が設けられている。前記内
側サポート102には第13図の如く中間ホルダ支持部
121とリンク連結部122と中間ホルダ結合部123
とが一体に゛形成され、また外側サポート103には上
部ホルダ支持部131とリンク連結部132と上部ホル
ダ結合部133とが第14図の如く一体に形成されてい
る。
前記外側サポート103の上部ホルダ支持部131に枢
支される上部ホルダ155は、内側面に設けた第9図の
如き金型案内溝159を有し、上面にホルダ連結杆63
を第14図の如くボルト等で結合させている。この上部
ホルダ155の内側面には、第20図に示す金型断続片
160を設けるために、第21図の如く断続片設置溝1
47とスイッチ設置溝tt9及び配線設置口150を形
成すると共に、断続片設置溝147の中間部分を垂直に
貫通する案内孔148が第9図の如く設けられている。
一方、金型断続片160は本体の外面に断続部tetと
スライディング部1B2とスイッチ作動部163が第2
0図の如く一体に形成されており、また前記本体の中央
部分には空間部1B4が設けられ、この空間部164の
スイッチ作動部183側に位置する部分に湾曲片187
を固定させ、この湾曲片の背面部にスプリング18gが
弾設されるよう設けられているが、このスプリング18
gは断続片設置溝147の後端正着カバー189に第2
1図の如く支持されている。なお、上部ホルダ155の
スイッチ設置i’M149には、金型断続片160のス
イッチ作動部163が接離する感知スイッチ165を取
付けている。
上記の如く金型断続片160が内設された上部ホルダ1
55は、底面の一側に二個のリンク連結片158が第1
4図、第15図の如く固定されており、このリンク連結
片15Bにはサポート挿入部157と、このサポート挿
入部157に開孔した2藺のピン神大孔が設けられてい
る。この2個のピン神人孔のうち、−側端部に穿設され
ている孔と、外側サポート103の上部に形成された上
部ホルダ結合部133の孔にヒンジピン133aを第1
4図の如く挿入させ、このヒンジピン133aを中心に
して上部ホルダ155が第12図の如く回動開放できる
ように設けられている。また、第14図において想像線
で図示した如く下端部内側に案内ピン76′を突設した
「<」字形の回動リンク7Bを外側サポート103のリ
ンク連結部132にピンで連結し、この回動リンク76
の上端部と折畳リンク77の下端部をピンで連結させ折
畳リンク77の上端部に穿孔されたピン孔を上記リンク
連結片15Bの中央ピン孔と一致させて、その孔にピン
を嵌入連結している。なお、回動リンク76の折曲部に
貫通された孔は外側サポート103のリンク連結部13
2の孔と一致させ、ピンで回動可能に連結させる。
前記内側サポート102の中間ホルダ結合部123に枢
支される中間ホルダ145は、上部ホルダ155よりそ
の幅が若干狭い状態に形成され、内側部に第9図の如き
金型案内溝158が形成され、前面部には中間ホルダ連
結片64が第11図、第13図の如く結着されている2
゜また、前記中間ホルダ145の本体内部には、上部ホ
ルダ155に設けた金型断続片160と同一の形態と機
能を有する金型断続片180(第22図参照)が内設さ
れるようにし、底面にはサポート挿入部154を有する
リンク連結片146が第13図、第15図の如く固定さ
れている。
そして、この中間ホルダ145は内側サポート+02の
中間ホルダ結合部123にヒンジピン123aで枢支連
結され、この中間ホルダ145のリンク連結片14(i
に折畳リンク46をピン結合し、前記内側サポート10
2のリンク連結部122に案内ピン45′を有する回動
リンク45を第13図の如くピン結合している。このリ
ンク連結構成は上部ホルダ155のリンク連結構成と同
一であるので、詳細な説明は省略する。
前記中間ホルダ145の下側には固定の下部ホルダ12
5が配置され、この下部ホルダ125の一側部にはブラ
ケット151が第9図の如く固定されている。このブラ
ケット151の上には上部ホルダ155と中間ホルダ1
45に夫々内設された金型断続片160を断続状態と解
除状態に出没作動させる手段として、中間ホルダ145
の金型断続片160を断続する突出長さの短い断続片案
内軸152と、上部ホルダ155の金型断続片16(l
を断続する突出長さの長い断続片案内袖153とを第9
図の如く突設し、この両案内軸152 、153を上部
ホルダ155と中間ホルダ145に垂直に貫通された案
内孔148と一致させるようにしている。
なお、前記断続片案内軸152 、153の上端は傾斜
面に形成され、この傾斜面が金型断続片180の湾曲片
187とスライディング係合して、金型断続片160を
金型案内溝158 、159から没入する方向へ移動さ
せるようにしている。
前記内側サポート102の中間ホルダ支持部121の外
側上部には、−側方向にのみ回動付勢力が作用されるス
プリング(図示せず)を有する掛止レバー65が第11
図の如く回動可能に軸支されて、中間ホルダ145の断
続ピン6Gに係合されるようになっている。
前記下部格板100の第19図に示す前、背面の固定設
置部101上には、第1図、第2図の如く前面板105
と前面板106を夫々立設固定し、この内側面中央には
位置選定シリンダ58のピストン固定具59がボルトに
て第23図の如く締結固定され、また前面板105の上
部両側の内面には掛止断続片107を′R511図の如
く固設している。
また、上記前面板105の上部内側には第1B図におい
て平面上に図示した如くリンク作動シリンダ135をボ
ルトで固定させ、その両側位置には前面板105と背面
板106に固定されたブラケット案内棒130を配設し
、リンク作動シリンダ135のピストン136端部に案
内ブケット137を固定結合している。前記案内ブラケ
ット137は中央にピストン固定孔13gを有すると共
に、その両側方には案内棒嵌神孔129が形成されてお
り、この案内棒嵌挿孔129の両側方には両側はね部1
39を一体に形成して、リンク作動案内板140が固定
されている。
このリンク作動案内板140は外側面と内側面に形成し
た垂直方向に向かうリンク案内溝141゜142を有し
、前記回動リンク45.76の案内゛ピン45’ 、 
78’ を第11図、第12図及び第18図の如く案内
するようになっている。
前記リンク作動シリンダ135の上部両側には、内側面
に金型案内溝12Bが形成された下部ホルダ125と、
内側面にラックギヤ143が形成されたピニオン案内板
144とが第4図、第9図の如き結合状態で配置され、
このピニオン案内板144の固定部材であるビーム部材
144aが前面板105と背面板106の内側面に固定
されている。
前記ピニオン案内板144の内側には、主動スライド1
70が第4図の如く配置される。この主動スライド17
0は上面両側にはね部171を有し、上面中央部に摺動
溝部172を形成して、その中央部にチェーン209を
連結させるためのチェーンブラケット173を第7図、
第22図の如く突設している。
また、主動スライド170の両側には案内棒ホルダ17
4を設けると共に、この中央にはシリンダ内装空間1g
175があり、その背面中央には引出器シリンダ178
のピストン179の先端部を固定するピストン連結部1
76を一体に設けて、このピストン連結部176に前記
ピストン179を第7図の如く結合している。なお、主
動スライド170の案内棒ホルダ174に挿入される2
本の案内環177は、その両端部を前面板105と背面
板106に固定している。
また、引出器シリンダ176はその基端部が前面板10
5に固定されて、主動スライド170のシリンダ内部空
間部175に設けられ、そのピストン179の先端部が
ピストン連結部176に固定結合される。
前記主動スライド170の上面両側には、第8図の如く
形成した板状の摺動ラック板180が設置される。この
左右一対の摺動ラック板180は、ピニオン188 、
186 ’ と歯車結合されるラックギヤH1lを有し
、底面の内側端部には主動スライド170の摺動溝部1
72に係合する誘導段部182が形成され、この誘導段
部182側がラック中間板183で第3図、第7図の如
く連結されている。
また、前記摺動ラック板180の上面部には、内側に第
8図に示すような案内溝187を有する案内レール18
8 、 LH’がボルトにより固着されている。
前記ラック中間板183の前後端部には、アイドルベア
リング(図面せず)が内設されたスプロケット184 
、184 ’をブラケット185 、185 ’で支持
して第3図、第22図の如く設けている。
一方、片側に位置する摺動ラック板180の上面後方位
置には、一端に傾斜切欠部189aを有する返しカム1
89が上記案内レール188と一定の間隔を存して平行
するように固定され、またその前面には前後端内側部に
傾斜面190a、 190bを有する転換カム190を
回動自在に軸支し、この転換カム190を前端傾斜面1
90aが案内レール186而に弾接されるように第8図
に示すスプリング191で一方向に回動付勢している。
前記摺動ラック板180の上面には、第4図及び第5図
に示された金型引出器195が設置される。
この金型引出器195は引出器ハウジング196の下部
両側に第5図及び第6図の如く形成された両側はね部+
97を有し、この両側はね部197をレール案内f11
87に係合させてスライディングされるように装備され
る。なお、この金型引出器195の底面中央部には、第
6図の如くチェーンブラケット198を突設している。
また、金型引出rA195の軸方向に貫通した内部空間
部199には、ヘッド軸210を支承するベアリング2
03と、ヘッド軸210に軸設されるピニオンギヤ20
4が第6図、第7図の如く組込まれている。
この金型引出器ハウジング196には、棒状のラック2
00が内設される横孔を貫通させ、二の横孔の一端部を
スプリング193を弾設した円筒形のブラケット194
が挿入されて遊動されるように孔拡開させている。そし
て、この横孔内には一端部に案内軸設置部201が形成
された棒状ラック200を挿入し、このラック他端部を
円筒形ブラケット194に結合ピン202で固定し、前
記円筒形ブラケット194に内設されたスプリング19
3で棒状ラック200を第6図右側方向に付勢している
。なお、前記ピニオンギヤ204は棒状ラック200と
噛合された状態におかれる。
前記ヘッド軸210のハウジング外部に露出される軸端
部には作動キー213 、213 ’ を有するヘッド
211が設けられている。このヘッド211は中央部を
切開させたコ形状のキー設置部212を有し、その両側
には上下貫通させて結合孔を形成している。この様に形
成されたキー設置部212には、金型連結具26のヘッ
ド挿入部28に挿入掛止される作動キー213 、21
3 ’を挿入して回動可能に設けるが、この作動キー2
13 、213 ’の形状を鉤形に形成し、この2個の
作動キー213 、213 ’を対向させ、その内側に
スプリング(図示せず)が弾設されるようにし、ボルト
214で第5図の如く結合して作動キー213 、21
3 ’が開閉可能にされている。
前記棒状ラック200の案内軸設置部201には、ベア
リング206が結合された案内軸205を第6図の如く
装着し、金型引出器195が前後方向に移動する時に、
前記案内軸205が転換カム190の内側と外側面をス
ライディングするようになっている。
そして、前記転換カム190の案内軸誘導作用による棒
状ラック200の移動で、ラック噛合のピニオンギヤ2
04を回動させ、このピニオンギヤ204の回動によっ
て前記ヘッド軸200に固定されたヘッド211を水平
状態より90″角度に回動させる作用をなす。
前記摺動ラック板180とピニオン案内板144に夫々
形成されたラックギヤ181 、143の間には、左右
一対のピニオン188 、186 ’が第3図、第4図
の如く位置され、相互の噛合い状態に結合される。上記
ピニオン1118 、188 ’の上面には、案内板2
07を位置させ、第6図の如くボルト208でピニオン
案内板207とピニオン1g8 、186 ’及び主動
スライド170の両側はね部171を一体的に結合して
いる。また、引出器ハウジング196の底面と主動スラ
イド170の上面に突設したチェーンブラケット173
 、198には、等しい長さを有する2本の分割チェー
ンの両端部を固定するが、この2本の分割チェーンで形
成される無端状のチェーン209は、ラック中間板18
3の前後端部に設けたスプロケット184 、184 
’ に第7図、第22図の如く掛装される。
上記の金型引出開閉機Aを作動指令するコントロールボ
ックスBは、第2図において想像線で表わされた如く横
行可動機体50の右側に設けられ、また油圧作動設置部
Cは横行可動機体50の左側に設けられて、作業者がス
イッチ選択により金型引出開閉機Aを手動または自動的
に作動し、加圧成形機1よりセット金型20を引出して
開放分離させた後、更に元の位置に移動させる作業が繰
り返して行なわれるようになっている。この場合の作動
を更に詳しく説明すれば次の通りである。
金型引出開閉機Aは三重を横列に設けた加圧成形機1の
並設部前側位置にレール31に沿って横行できるように
設けている。そして、前記成形機1には3段座板7の上
に上部金型21と中間金型22と下部金型23が結合さ
れたセット金型20を設置し、この金型内部には加硫成
形するためのゴム素材が挿入されている。
この様な状態の加圧成形機1にスチーム等の加熱源を供
給すれば、座板7の内部に設けた熱allに熱が伝達さ
れ、約140°程度の焼成が可能な状態まで座板7を加
熱させ、その熱は更に座板7上に置かれたセット金型2
0を加熱させる。
そして、油圧シリンダ8が作動されれば、このシリンダ
のピストン9が上昇して、圧板lOの上に固定された再
下段の座板7を上昇させる。この作動に従い一定の間隔
で離間している3段座板7が順次に重ねられた状態にな
りながら、最上段のセット金型20は固定板2の底面に
当接する。
従って、三重に重ねられた各段のセット金型20は、圧
板lOと固定板2の間で圧着されて、各金型内に入って
いるゴム素材を加硫成形する。この加硫成形が完了され
れば、手動又は自動的に操作されるタイマーの作動によ
り油圧シリンダ8のピストン9は元のti、wtに下降
し、前記座板7は焼成完了状態のセット金型20を伴っ
た状態で元の位置に下がって一定の間隔で分離され、第
1図に示す元の位置になって、加圧成形機1の作動は停
止状態になる。
ここで、コントロールボックスBで金型引出開閉機Aの
駆動モータMが回動されるように指示すれば、金型引出
開閉機Aが成形完了状態にある加圧成形機1に向ってレ
ール31のガイドのもとに横行移動される。この移動時
に金型引出開閉機Aの前面下端部に設けたリミットスイ
ッチ33が第1図及び第2図に示すスイッチ断続片34
に当接し、金型引出開閉機Aが焼成完了状態にある加圧
成形機1と正確に一致される位置で移動停止される。
即ち、前記リミットスイッチ33の信号によって駆動モ
ータMの電源を遮断し、金型引出開閉機Aの横行移動を
ストップさせる。この様に駆動モータMが停止すると、
コントロールボックスBの指示により先ず最初にセンタ
ー固定シリンダ55が作動され、そのピストン固定ピン
56が下降して、支持具32の内孔に押入されることに
より、所定の作業位置が決定され、金型引出開閉機Aの
遊動を防止する役割をする。
上記の作動が完了され、金型引出開閉機Aが固定状態に
なれば、コントロールボックスBの次の指示により、成
形完了状態にある1組のセット金型20を前記成形機1
より引出して、金型引出開閉alA内に引入れるために
、引出器シリンダ178が作動してピストン179が背
面板106に向って前進される。この時、主動スライド
170は案内棒177にガイドされて前進移動され、こ
れと同時にピニオン案内板144のラックギヤ143と
、摺動ラック板186のラックギヤ181に噛合された
ピニオン1813 、186 ’が回動されて移動し、
チェーン209にて結合された金型引出器195が同時
に前進移動される。しかし、上記の知く同時に移動され
る主動スライド170と摺動ラック板180及び金型引
出器195は、その移動距離と速度を夫々異にする。
これを詳説すれば次の通りである。
即ち、金型引出器195の最初の停止位置(金型引出し
前の待機位置)は、第7図の(イ)で示す位置であり、
また金型引出器195の金型引出しに際する前進位置及
び後退位置は第7図の(ロ)及び(ハ)で示す位置であ
って、その作動は次の如く行なわれる。
前記(イ)の停止位置で引出器シリンダ178が作動さ
れ、ピストン179が前進されれば、その端部に固定さ
れた主動スライド170は同一の時間と距離を移動され
、主動スライド170の上面に摺動可能に設けた摺動ラ
ック板180は、そのラックギヤ181がピニオン18
6 、188 ’ を介してピニオン案内板144のラ
ックギヤ143と噛合しているので、主動スライド17
0が移動される時に両側のピニオン186 、188 
’ は、固定されたピニオン案内板144のラックギヤ
143の案内を受けて歯車移動をすることになり、1個
は時計回り方向に回動され、他の一個は反時計回り方向
に回動されて、摺動ラック板180を同時に前進移動さ
せる。
このため、上記摺動ラック板180の移動距離は主動ス
ライド170の移動距離に対して2倍に増幅される。ま
た、金型引出器195はラック中間板183にスプロケ
ット掛けされたチェーン209で主動スライド11i0
と連結されて、距離が増幅された状態で移動する上記の
摺動ラック板180よりは更に1倍増幅された状態で移
動されるので、結局、金型引出器】95の最終の増幅さ
れた移動距離D(′fJ17図参照)は、主動スライド
、170の移動距離より3倍(300%)に増幅された
状態になって前進移動されることになる。
斯様に前進移動する金型引出器195は、両側の案内レ
ール18gの案内を受けて移動すると同時に、案内軸2
05(この案内軸205は金型引出器195が第7図イ
の位置にある時に、転換カム190と案内レール18g
との間に第8図の如く位置している)は金型引出器19
5の前進移動に従って案内レール188面をスライディ
ングしながら移動され、この時のヘッド211は第5図
の如き水平状態で前進移動される。このように移動され
る金型引出器195のヘッド211は下部金型23に設
けた連結具26のヘッド挿入部28に押し入れられ、そ
の瞬間に両側の作動キー213 、213 ’が掛設部
29に係合接続される。この時、前記作動キー213 
、213 ’ はヘッド内部に弾設されたスプリング(
図示せず)を圧縮して、キー設置部212内に退入され
、掛設部29を経てヘッド挿入部28にヘッド211が
挿入される瞬間、圧縮されていたスプリングの復帰弾力
で元の状態に弾出して、掛設部29に内側に掛止される
ことにより、連結具26とヘッド211が結合される。
上記の作動は引出器シリンダ178のピストン179が
最も終端部まで前進される間に、その行為を終える。前
記ピストン179の前進作動が終れば直に元の位置に復
帰する作動がなされ、前記金型引出器195が連続具2
Bを介して後退され、連結具2Bが固定された下部金型
23を引出すので、相互結合していた加硫成形完了状態
のセット金型20が第7図想像線で例示した如き状態に
引出されることになる。
このように引き出された1組のセッ ト金型20は、 その上部金型21が上部ホルダ155の金型案内溝15
9に、中間金型22が中間ホルダ145の金型案内l:
!t158に、下部金型23が下部ホルダ125の金型
案内4M12Gに、夫々スライディング挿入される。
この様に金型引出器195がセット金型20の牽引状態
で後退移動する時には、前進する時とは逆に案内軸20
5が返しカム189と案内レール18gとの間の空間部
を通過し、そこに連接されている転換カム190を押し
退けて抜き出され、第3図の如く後退移動限位置まで案
内レール188面をスライディングしながら移動される
上記の如く引出作業を完了した引出器シリンダ178は
、第3図に示した金型引出器195の後退移動限位置に
おいて作動停止し、これに続いて引出されたセット金型
20の開放分離作動が行われる。
即ち、引出器シリンダ178が作動停止すれば、コント
ロールボックスBの次の指示に従い上部格板作動シリン
ダ85と中間格板作動シリンダBOが作動され、そのピ
ストン上昇によって上部格板80と中間格板90が上昇
され、同時に格板両側に設けた内側サポート102と外
側サポート103が一定の位置まで上昇されて、上部金
型21と中間金型22を有する上部ホルダ155と中間
ホルダ145が第11図の如き状態に上昇される。この
時、中間ホルダ145と上部ホルダ155の案内孔14
8は中間ホルダ145及び上部ホルダ155の断続片案
内軸152 、153より上方へ抜は外れるので、前記
中間ホルダ145及び上部ホルダ155に内設されてい
る金型断続片180は、圧縮スプリング18gの俳発力
で金型案内溝158 、159内に突出すべく押出され
、上部金型21と中間金型22の溝部25に第3図及び
第9図想像線の如く嵌め込まれる。
また、中間ホルダ145両側の断続ピン66に係合して
いた掛止レバー65も前面板105の掛正断続片107
による跳ね除は作用で回動されて、中間ホルダ145の
断続ピン66から第11図の如く係合離脱される。一方
、前記ホルダ145 、155の上昇によって回動リン
ク48.78も同時に上昇し、その案内ピン45’ 、
 7B’が第11図の如くリンク作動案内板140のリ
ンク案内溝141 、142に上向き導入され、この状
態で前記作動シリンダ60. g5は作動停止すること
になる。
上記の作動順序に続いてリンク作動シリンダ135が作
動されると、そのピストン13Bの前進移動によって案
内ブラケット137と、その両側はね部139に固定さ
れたリンク作動案内板140が同時に前進移動され、リ
ンク案内溝141 、142に案内ピン45’  7B
’が底入れた回動リンク45.76を押して第11図時
計回り方向に回動させ・る。
そうすると、内側サポート102と外側サポート103
にピン連結されている上部ホルダ155と中間ホルダ1
45がヒンジピン133a、 123aを支点として第
12図の如く回動開放し、下部ホルダ125及び中間ホ
ルダ145に嵌入保持されている上部金型21と中rU
J金型22が、固定の下部ホルダ125に嵌入保持され
ている下部金型23から分離するように開放される。こ
の場合、下部金型23は固定された下部ホルダ125に
金型引出器195に結合された状態でおかれており、上
部金型21と中間金型22だけが持上げられて夫々分離
開放される。この様に開放された上部金型2にと中間金
型22は、両側の溝部25に金型断続片160の断続部
161が嵌め込まれているので、上部ホルダ155と中
間ホルダ145に結合された状態に置かれる。
上記の如く分離開放が完了された状態になれば中間格板
作動シリンダ60は元の位置に下降し、上部格板作動シ
リンダ85は上昇されている状態で止まっていることに
なる。従って、作業者は開放分離された上・中・下部金
型21.22.23より加硫成形されて完成状態になっ
た底革を人為的に取出し、次の底革加硫成形を続行する
ために、開放分離状態にいるセット金型20の内部に加
硫成形させようとするゴム素材を再度押入させる。
なお、前記工程において中間格板作動シリンダ60の下
降と同時に下降された回動リンク7Bの案内ピン7B’
 は、リンク作動案内板140のリンク案内溝142か
ら抜き出されて分離状態になり、分MM脱された案内ピ
ン76′ は更に下降して、支持枠70の両側に設けた
リンク断続片73の断続溝74に第17図想像線で示す
如くスライディング挿入される。
そして、製品取出し作業とゴム素材の挿入作業が終れば
、前述した金型開放作動と逆順序の作動が行なわれ、開
放された中間ホルダ目5と上部ホルダ155の中、上部
ホルダ155を開放分離状態に置いたまま、中間ホルダ
145のみを折畳み回動させて中間金型22が先に結合
される。
上記の如く中間金型22を結合すれば、上部格板作動シ
リンダ85は元の位置に下降されて、回動リンク45の
案内ピン45′がリンク作動案内板140のリンク案内
溝141より分p/1iI!I脱される。
上記の如き作動が終れば、リンク断続片73の断続溝7
4にピン係合されている回動リンク76の復帰を助ける
ために、リンク作動シリンダ135のピストン138が
更に前進作動される。
そして、断続溝74に挿入されている回動リンク76の
案内ピン7B’をリンク作動案内板140のリンク案内
?4142に導入されるために、下降されていた中間格
板作動シリンダ80は再び上昇して、分離状態にいるリ
ンク案内溝142に回動リンク76の案内ピン78′を
上部方向にスライディング導入させて結合させるように
する。
この様に案内ピン76′が導入されてリンク作動案内板
140と回動リンク7Bとが結7合された状態に収れば
、止まっていたリンク作動シリンダは元の位置に後退作
動して上記回動リンク7Bを引張るので、先に折畳み結
合された中間ホルダ145の中間金型22に続いて、そ
の上に上部ホルダ155の上部金型21が結合する状態
に復帰作動をする。その後、中間格板作動シリンダBO
は更に下降して、ゴム素材を入れた1、[のセット金型
20を加圧成形機1への仲人位置に復帰させる。
この様な状態にされたセット金型20は、再度加硫成形
する作業を連続的に実施するために、加圧成形機1の金
型が引出された元の座板7上に押入れることになる。こ
の場合の押入れ作動は上記の引出作動状態を説明した道
順の動作により説明されるが、変化された作動は金型引
出器195の棒状ラック200に設けられた案内軸20
5が、セット金型20を座板7に押入れるために金型引
出器195と一体に前進移動する時に、案内レート18
8の一側面をスライディング移動して、案内レール[1
8面に接支された傾斜状の転換カム190に摺接し、こ
の傾斜状の転換カム190を第3図想像線で示す如く回
動させながら乗り越え移動されるので、この転換カム1
90の案内軸誘導作用によって棒状ラック200がスラ
イディング移動される。
この時、ラック噛合されたピニオンギヤ204は第6図
時計回り方向に回動し、その中央に固定結合されたヘッ
ド軸21Gを回動させるので、作動キー213 、21
3 ’ を有するヘッド211は同時に回動される。こ
の様に回動するヘッド2目は水平線上の位置より垂直線
上の位置に90度の回動をし、この状態で金型連結具2
Bの掛段部29に結合状態にいた作動キー213 、2
13 ’が解除され、前記ヘッドH1が連結具2Bのヘ
ッド挿入部28の中央位置に直交すべく転向されて、下
部金型23を押し移動させる状態の作動をする。なお、
前記のように移動する案内◆−205は、転換カム19
0の位置を通過する時に第3図及び第8図の想像線で示
した如く転換カム190を回動させ、返しカム189と
一直線上に位置させた後、返しカム189をスライディ
ングされる。そして、前記案内軸205が返しカム18
9の端部まで移動をされれば、セット金型20は加圧成
形機lの座板7上に押込まれた状態になり、この状態で
前進移動した引出器シリンダ178のピストン179は
後進され、摺動ラック板180と金型引出器195を第
7図の(イ)位置として示した最初の作動待機位置に移
動させることによって1.1サイクルの作業が完了され
る。
以上の1サイクル作業は第1図に示した一次作業位置で
行なわれるものであり、成形完了状態にある2段目のセ
ット金型20を引出して開放分離するためには、位置選
定シリンダ58のピストンが上昇して、第1図に示した
二次作業位置まで前面板105と背面板106を上昇さ
せることになる。
この時、下部格板100はポストガイド110が横行可
動台35に立設したポスト支柱30に案内されて上昇さ
れるが、一定の高さで停止されるようにする作動は、別
の感知スイッチ(図示せず)によりその位置が選定され
るようにして、上昇作動する位置選定シリンダ58を所
定の高さ位置で作動停止させる。この様に二次作業位置
へ上昇された後には、前述した金型引出し工程と開放分
離工程が同一の順序作動で実施される。そして、二次作
業を終えた後には、更に三次の作業位置まで位置選定シ
リンダ58を再度上昇作動させて、3段に設けた座板7
上の成形完了状態のセット金型20を引出して解放分離
させる作業が行なわれ、この−次から三次までの作業工
程は自動的になされる。
前記のようにして1台の加圧成形機1が三次作業まで完
了されると、金型引出開閉機Aは位置選定シリンダ58
の元位置への下降によって第1図に示す一次作業位置に
下降される。そして、この金型引出開閉alAは移動停
止ロック手段54の解除後において、横行移動手段53
の作動により次の作業順序となる二番目の加圧成形機(
図示せず)に向って移動される。そして、移動中にある
上記金型引出開閉機Aは、横行可動台35の前面両側に
あるリミットスイッチ33がスイッチ断続片34に接触
され、その信号がコントロールボックスBに送られて、
作業される成形機前の正位置に到着されると同特に、駆
動モータMの電源を遮断させることで移動停止される。
この時、センター固定シリンダ55が作動され、そのピ
ストン端部の固定ピン56が前述したように支持具32
の内孔に挿入されて固定されるので、二番目の成形機の
成形完了状態にあるセット金型の引出し並びに開放分離
の作業が上記と同様に行なわれ、また三番目の成形機で
も同様な作業が順序的に実施される。
このような一番目の加圧成形機1と二番目及び三番目の
加圧成形機の金型引出し作業と金型開放作業を所定の順
序で連続的に実施させるためにはコントロールボックス
Bの指示により金型引出開閉機Aを移動停止させ、セッ
ト金Ij:!20を引出して開放分離し、加硫完成され
た履物底革を取り出した後、更に元の状態に復帰させる
作業をする。
〔発明の効果〕
本発明の履物底革成形装置は、加圧成形機1のセット金
型20を金型引出開閉機Aで引出して自動的に開放させ
ることができるように構成されているので、熟練の無い
作業者であっても匂品質の高い履物底革を少ない人員で
能率的に量産することができ、また複数台の加圧成形機
で順次に加硫成形することにより、底革成形の作業能率
を一層向上させることができる。
特に、−台の加圧成形機1に3組のセット金型20が設
けられている場合には、1回の成形作動で3個の履物底
革を同時に加硫成形することができるので、加硫成形作
業をより一層能率化させ得る等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による履物底革成形装置を加
圧成形機と金型引出開閉機の作動状態で例示した側面図
、第2図は前記の金型引出開閉機を二部切欠して表わし
た正面図、第3図は前記金型引出開閉機とセット金型を
有する加圧成形機とが相互に作動する状態を説明するた
めの一部切欠状態の平面図、第4図は金型引出器の作動
部を一部切欠状態で示した正面図、第5図は金型引出器
と下部金型に固定された連結具を説明するための斜視図
、第6図は金型引出器の構造を詳細に説明するための横
断面図、第7図は金型引出器の作動を説明するための要
部断面図、第8図は片側の摺動ラック板に設置すた転換
カムと戻しカム及び案内レールの設置状態を示した斜視
図、第9図は上部ホルダと中間ホルダ及び下部ホルダの
設置部分を拡大して示した要部断面図、第10図は金型
引出開閉機の横行移動手段を示した駆動部設置状態の正
面図、第11図は金型引出開閉機の開放分離の直前に上
部格板作動シリンダと中間格板作動シリンダが上昇され
ている状態の側面図、第12図は上部ホルダと中間ホル
ダが開放分離された状態を示した側面図、第13図は中
間ホルダとリンクを設けた内側サポートの構成説明図、
第14図は上部ホルダとリンクを設けた外側サポートの
構成説明図、第15図は金型引出開閉機の上方部分を一
部断面状態で示したの正面図、第1B図はリンク作動シ
リンダと回動リンクが相互作用する状態を説明するため
の要部切欠平面図、第17図はリンク作動案内板により
移動される回動リンクがリンク断続片の断続溝にスライ
ディングされる状態を示した正面の一部断面図、第18
図は支持枠の一部を図示して両側にリンク断続片が設け
られた状態を示した平面図、第19図は本発明の開閉装
置部の中、上昇作動部分だけを示した一部切欠の斜視図
、第20図は金型断続片を示した斜視図、第21図は金
型断続片がホルダに設けられて金型を断続する状態を示
した横断平面図、第22図は一組の金型を引出した時(
金型引出器が後退限位置に移動停止された時)の作動状
態を示した側断面図、第23図は第1図の金型引出開閉
機を要部切断して示した側面図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)プレス作動される加熱部を有し装置設備場所に一
    定の間隔を置いて並設される複数台の加圧成形機(1)
    と、この各加圧成形機(1)の加熱部上に出し入れでき
    るように設置されるゴム素材を加硫成形するための上部
    金型(21)と中間金型(22)及び下部金型(23)
    を1線としたセット金型(20)と、前記成形機(1)
    の並設部前側位置に各成形機間を横行移動して成形完了
    の成形機前に停止できるように設備される横行可動機体
    (50)を有しこの横行可動機体(50)にゴム素材を
    加硫成形したセット金型(20)を加圧成形機(1)か
    ら引出して前記機体(50)内に引入れる金型引出し手
    段(51)と前記機体(50)内に引入れたセット金型
    (20)を開閉させる金型開閉手段(52)とを装備し
    た1台の金型引出開閉機(A)とを具備してなる履物の
    底革成形装置。 (2)請求項1に記載の底革成形装置において、各加圧
    成形機(1)の加熱部が上段、中段、下段の3段に設け
    られ、その各段加熱部が熱線(11)を内装し各成形機
    (1)のケーシング(3)に一定ストローク上下動でき
    るように保持された座板(7)で形成され、この各段座
    板(7)の上に上部金型(21)と中間金型(22)及
    び下部金型(23)を1組としたセット金型(20)が
    夫々出し入れできるように載置され、最下段に位置する
    座板(7)を油圧シリンダ(8)のピストン(9)の上
    端部に固定した圧板(10)で上昇又は下降させること
    により、3段設置のセット金型(20)が同時に圧着又
    は圧着解除されるようにしたことを特徴とする履物の底
    革成形装置。 (3)請求項1または2に記載の底革成形装置において
    、下部金型(23)の先端部にヘッド挿入部(28)及
    び掛段部(29)を有する金型引出し用の連結具(26
    )を固設し、この連結具(26)を用いた下部金型(2
    3)の引出しによって、1組のセット金型(20)が一
    体的に引出されるようにしたことを特徴とする履物の底
    革成形装置。 (4)請求項2に記載の底革成形装置において、金型引
    出開閉機(A)の横行可動機体(50)が、横行移動手
    段(53)及び移動停止ロック手段(54)を有する横
    行可動台(35)と、この横行可動台(35)のポスト
    支柱(39)をガイドとして昇降される下部格板(10
    0)と、この下部格板(100)の加圧成形機(1)側
    に位置する背面部及びそれと反対側の前面部に立設固定
    され前記可動台(35)に装備した位置選定シリンダ(
    58)の作動によって下部格板(100)と一体に所望
    の作業位置へ昇降移動される背面板(106)及び前面
    板(105)とから構成され、この前面板(105)と
    背面板(106)の間に金型引出し手段(51)が装備
    され、前記下部格板(100)の上方位置に金型開閉手
    段(52)が装備されていること、前記金型引出し手段
    (51)が、前面板(105)と背面板(106)の間
    に固定した案内軸(177)をガイドとして引出器シリ
    ンダ(178)の作動により前後動される主動スライド
    (170)と、この主動スライド(170)の上面両側
    部に軸着した左右一対のピニオン(186)(186′
    )と、この両ピニオンに噛合するラックギヤ(143)
    を有し上記前面板(105)と背面板(106)の間に
    固定した左右一対のピニオン案内板(144)と、前記
    ピニオン(186)(186′)に噛合するラックギヤ
    (181)を有し前記主動スライド(170)の上にラ
    ック中間板(183)を介した結合状態で設置される左
    右一対の摺動ラック板(180)と、主動スライド(1
    70)のチェーンブラケット(173)に連結され前記
    ラック板(180)間にラック中間板(183)を囲繞
    するようにスプロケット掛けされた無端状のチェーン(
    209)と、このチェーン(209)の上側部に連結さ
    れるチェーンスプロケット(198)を有し前記チェー
    ン(209)の連動回転によって前後動される金型引出
    器(195)とから構成されていること、 前記金型開閉手段(52)が、機体下部格板(100)
    の上に立設固定した案内軸(112)をガイドとし横行
    可動台(35)に設けた中間格板作動シリンダ(60)
    によって昇降される中間格板(90)と、この中間格板
    (90)の上に配置され前記案内軸(112)をガイド
    として下部格板(100)の上に設けた上部格板作動シ
    リンダ(85)によって昇降される上部格板(80)と
    、この上部格板(80)の左右両側に立設固定される内
    側サポート(102)及び中間格板(90)の左右両側
    に立設固定される外側サポート(103)と、上部金型
    (21)が引込まれる金型案内溝(159)及び該金型
    案内溝(159)内に突出して上部金型(21)の溝部
    (25)に係合する出没自在な金型断続片(160)を
    有し前記外側サポート(103)の上部ホルダ結合部(
    133)に開閉可能にピン結合される上部ホルダ(15
    5)と、中間金型(22)が引込まれる金型案内溝(1
    58)及び該金型案内溝(158)内に突出して中間金
    型(22)の溝部(25)に係合する出没自在な金型断
    続片(160)を有し前記内側サポート(102)の中
    間ホルダ結合部(123)に開閉可能にピン結合される
    中間ホルダ(145)と、下部金型(23)が引込まれ
    る金型案内溝(126)を有し前記ピニオン案内板(1
    44)の上に配設固定される下部ホルダ(125)と、
    前記上部ホルダ(155)及び中間ホルダ(145)を
    上部金型(21)及び中間金型(22)の引入れ状態で
    開閉させるリンク機構とから構成されていることを特徴
    とする履物の底革成形装置。 (5)請求項4に記載の底革成形装置において、金型引
    出器(195)のハウジング(196)内にピニオンギ
    ヤ(204)を軸設したヘッド軸(210)と、このヘ
    ッド軸(210)のピニオンギヤ(204)に噛合しス
    プリング(193)で一方向へ付勢された棒状ラック(
    200)とを設け、この棒状ラック(200)の案内軸
    設置部(201)に転換カム(190)に係脱可能な案
    内軸(205)を設けると共に、前記ヘッド軸(210
    )の先端部にキー設置部(212)を備えたヘッド(2
    11)を形成し、このヘッド(211)のキー設置部(
    212)に金型連結具(26)のヘッド挿入部(28)
    に挿入掛止される作動キー(213)(213′)を装
    着したことを特徴とする履物の底革成形装置。 (6)請求項4に記載の底革成形装置において、金型引
    出器(195)の移動距離を増幅させるための手段とし
    て、ラック中間板(183)の前後端部にブラケット(
    185)(185′)で支持したスプロケット(184
    )(184′)を設け、左右一対の摺動ラック板(18
    0)の上に案内溝(187)が形成された2本の案内レ
    ール(188)(188′)を対向するように固定する
    と共に、片側摺動ラック板(180)の上面後方位置に
    前後端部に傾斜面(190a)(190b)を有し前端
    傾斜面(190a)が案内レール(188)面に弾接さ
    れるようにスプリング(191)で回動付勢された転換
    カム(190)を軸着し、この転換カム(190)の後
    方位置に案内レール(188)と一定の間隔を存して平
    行する返しカム(189)を固定したことを特徴とする
    履物の底革成形装置。(7)請求項4に記載の底革成形
    装置において、前記主動スライド(170)は摺動ラッ
    ク板(180)を摺動案内する摺動溝部(172)と、
    引出器シリンダ(178)を内装する空間部(175)
    及びピストン連結部(176)と、ピニオン(186)
    (186′)を軸着する両側はね部(171)と、案内
    軸(177)が嵌挿される案内軸ホルダ(174)とを
    有し、上面の中央部にはチェーンブラケット(173)
    が突設され、ピストン連結部(176)には引出器シリ
    ンダ(178)のピストン(179)が固定され、前記
    主動スライド(170)の往復動によって摺動ラック板
    (180)と金型引出器(195)を前後動させること
    により、加圧成形機(1)内のセット金型(20)を引
    出せるようにしたことを特徴とする履物の底革成形装置
    。 (8)請求項4に記載の底革成形装置において、前面板
    (105)と背面板(106)間に固定されたビーム部
    材(144a)の上部に、ピニオン(186)(188
    ′)と噛合するラックギヤ(143)を形成した左右一
    対のピンオン案内板(144)が対向する状態に設けら
    れて、前記主動スライド(170)と摺動ラック板(1
    80)と金型引出器(195)の夫々の移動距離が順次
    に増幅すべく変化することを特徴とする履物の底革成形
    装置。 (9)請求項4に記載の底革成形装置において、無端状
    のチェーン(209)が等しい長さを有する2本の分割
    チェーンをスプロケット(184)(184′)に掛装
    し、このチェーン両端部を引出器ハウジング(196)
    のチェーンブラケット(198)と主動スライド(17
    0)のチェーンブラケット(173)とに連結固定して
    形成され、摺動ラック板(180)のラックギヤ(18
    1)とピンオン案内板(144)のラックギヤ(143
    )が主動スライド(170)の両側はね部(171)上
    に軸着したピニオン(186)(186′)によって噛
    合い状態にされ、主動スライド(170)と摺動ラック
    板(180)と金型引出器(195)を相互に連動させ
    るようにしたことを特徴とする履物の底革成形装置。 (10)請求項4に記載の底革成形装置において、前面
    板(105)の内側にリンク作動シリンダ(135)が
    固定され、該リンク作動シリンダ(135)のピストン
    (136)端部に案内ブラケット(137)を固定させ
    、該案内ブラケット(137)の両端はね部(139)
    に垂直方向へ向かうリンク案内溝(141)(142)
    を備えたリンク作動案内板(140)が結合され、折畳
    リンク(46)(77)とピン結合された回動リンク(
    45)(76)の案内ピン(45′)(76′)を案内
    するようになし、中間ホルダ(145)と上部ホルダ(
    155)をヒンジピン(123a)(133a)を中心
    として上下方向に回動させることにより、機体引込みの
    セット金型(20)を開閉し得るようにしたことを特徴
    とする履物の底革成形装置。 (11)請求項4に記載の底革成形装置において、内側
    サポート(102)が中間ホルダ支持部(121)とリ
    ンク連結部(122)と中間ホルダ結合部(123)及
    び中間ホルダ(145)の断続ピン(66)に係合され
    る掛止レバー(65)とを有して、上部格板(80)の
    両側板(81)に固定され、また外側サポート(103
    )が上部ホルダ支持部(131)とリンク連結部(13
    2)と上部ホルダ結合部(133)とを有して、中間格
    板(90)の両側板(91)に固定され、該内側サポー
    ト(102)及び外側サポート(103)に上部ホルダ
    (155)と中間ホルダ(145)及び回動リンク(4
    5)(76)と折畳リンク(46)(77)が夫々結合
    されて、このリンク作動により上部ホルダ(155)及
    び中間ホルダ(145)を上部金型(21)及び中間金
    型(22)の引入れ状態で開閉させるようにしたことを
    特徴とする履物の底革成形装置。 (12)請求項4に記載の底革成形装置において、上部
    ホルダ(155)と中間ホルダ(145)に縦方向に貫
    通された案内孔(148)と金型案内溝(159)(1
    58)に開口した横方向の断続片設置溝(147)及び
    該断続片設置溝に開口したスイッチ設置溝(149)を
    形成し、このスイッチ設置溝(149)に感知スイッチ
    (165)を断続片設置溝(147)に金型案内溝(1
    59)(158)へ出没自在な金型断続片(160)を
    内設し、下部ホルダ(125)の一側部に固定したブラ
    ケット(151)には前記案内孔(148)に嵌入して
    金型断続片(160)を金型案内溝(159)(158
    )から没入する方向へ可動させる断続片案内軸(153
    )(152)を立設して、この断続片案内軸(153)
    (152)から上部ホルダ(155)及び中間ホルダ(
    145)が係合離脱した時に金型断続片(160)が金
    型案内溝(159)(158)に突出して上部金型(2
    1)及び中間金型(22)の溝部(25)に嵌入される
    ようにし、それによって上部ホルダ(155)と中間ホ
    ルダ(145)の回動時における上部金型(21)と中
    間金型(22)の落下が防止されるようにしたことを特
    徴とする履物の底革成形装置。
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