JPH0338882A - 半導体整流装置 - Google Patents

半導体整流装置

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JPH0338882A
JPH0338882A JP17488889A JP17488889A JPH0338882A JP H0338882 A JPH0338882 A JP H0338882A JP 17488889 A JP17488889 A JP 17488889A JP 17488889 A JP17488889 A JP 17488889A JP H0338882 A JPH0338882 A JP H0338882A
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JP
Japan
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region
impurity concentration
type region
reverse recovery
thickness
Prior art date
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Pending
Application number
JP17488889A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Yoshida
稔彦 吉田
Yoshito Akiyama
秋山 義人
Hiroyasu Kawachi
浩康 河内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概  要〕 本発明は、pin構造を有する半導体整流装置に関し、
ライフタイムコントロール等の方法を用いることなく、
逆回復時の電流の傾きを緩やかに保ったまま逆回復時間
を短くするため、p型領域の不純物濃度を1×10′5
〜lXl0”C酊3とすると共に、i領域の厚さを30
〜70μmとしたものである。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、pin構造を有する半導体整流装置に関する
〔従来の技術〕
従来のpinダイオードは、−船釣には第10図に示す
ように、不純物濃度lXl0”〜1×1019cm−1
程度のp型領域1と、はぼ同様の不純物濃度のn型領域
2との間に、不純物濃度lXl0”程度の低不純物濃度
のi領域3を介在させた構造となっている。
そして、このような構造のpinダイオードに順バイア
スを加えている状態から逆バイアスに切り換えた場合は
、第11図に示すように、まず順電流IFが減少してい
き、その後、電流ゼロを経て逆電流が流れ始める。次に
、逆電流の最大値■□。
に達した後、逆電流は減少し始め、最終的に電流ゼロに
落ち着く。同図において、t rrは、順電流がゼロま
で減少してから、逆電流の最大値IRPの10%まで回
復するのに要する時間(以下、逆回復時間と称す)であ
り、di/dt2は、逆電流の最大値IRPから回復す
るまでの電流の傾きである。
〔発明が解決しようとする課題〕
半導体整流装置では、一般に高周波化の要望があり、そ
のためには逆回復時間Lrrを短くする必要がある。と
ころが、単に逆回復時間trrを短くしようとすると、
逆回復時の電流の傾きd i / di2が大きくなる
。すると、この半導体整流装置を組み込んだ回路内に存
在するインダクタンス成分りにより、 L d i /
 d t 2なる大きな起電力が生し、スパイクノイズ
の発生や素子の破壊等の原因になるという問題が生した
ところで、逆回復時間t rrを短くするための手段と
しでは、従来から、例えばAuやpt等の重金属の拡散
や、電子線やプロトンの照射により、キャリアのライフ
タイムをコントロールする手法が知られている。或いは
、シヨソトキーハリアダイオートを構成することによっ
ても、逆回復時間t rrの短縮化が可能になる。
ところが、上記のライフタイムコントロールを行うと、
順電圧VFが高くなり、しかもリーク電流も大きくなる
という問題があり、また、ショソトキーダイオードもリ
ーク電流が大きくなる等の問題がある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、ライフタイムコントロール等の方法を
用いることなく、逆回復時間t rrを短くし、かつ逆
回復時の電流の傾きdi/dt2を緩やかにすることの
できる半導体整流装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は、p型領域とn型領域との間に低不純物濃度の
i 6N域を介在させたpin構造を有する半導体整流
装置において、p型領域の不純物濃度を順次変化させた
場合の不純物プロファイルを示す図であり、第2図は、
上記第1図の不純物濃度変化Gこ幻応した逆回復時の電
流変化を示す図である。第3図は、同様なpin構造を
有する半導体整流装置において、i領域の厚さを順次変
化させた場合の不純物プロファイルを示す図であり、第
4図は、上記第3図の厚さ変化に対応した逆回復時の電
流変化を示す図である。
まず第1図に示すように、p型領域の不純物濃度を■〉
■〉■のように順次減らしていくと、i領域への正札の
注入が減少していくことから、逆回復時間trrは第2
図に示すように■〉■〉■と減少することがわかった。
ただし、第2図から明らかなように、電流の傾きd i
 / d t 2はp型領域の不純物濃度とはほとんど
無関係であり、いずれの場合もほぼ同し傾きとなった。
これは、pn接合が回復した後、i領域に残存するキャ
リアが再結合等により消滅する割合が同程度だからであ
る。
そこで、第3図に示すように、i領域の不純物濃度をI
 X 10 ”cm−”に固定したまま、厚さを■〈■
く■と順次厚くしていくと、i領域に蓄積されたキャリ
アの量が多くなることから、第3図に示すように逆回復
時間t rrが■〈■く■とわずかずつ増加していく一
方、逆回復時の電流の傾きdi / d t 2が■〉
■〉■と緩やかになっていくこ− とがわかった。
以上のことから、p型領域の不純物濃度とi ii域の
厚さをそれぞれ適宜設定することにより、逆回復時間L
rrを短縮させると共に、これとI・レドオフ関係にあ
る電流の傾きdi/dL2を緩やかにすることが可能で
あることがわかる。
そこで次に、第5図〜第7図に基づき、p型領域の不純
物濃度とi SJf域の厚さの望ましい範囲をそれぞれ
決定する。この際、順電圧VFをも考慮する。なお、第
5図、第6図、第7図は、それぞれ逆回復時間t rr
、電流の傾きdi/dt2、順電圧VFとi領域の厚さ
との関係をp型領域の不純物濃度をバタメータとして示
した図である。これらの図から、以下のi〜1iiの点
が明らかである。
)第6図より、i領域の厚さが30μm以下になると、
電流の傾きd i / d t 2が急増することがわ
かる。また、p型領域の不純物濃度が1×10”cm−
”を越えると、di/dt2の増加が一層激しくなるこ
ともわかる。
ii)第7図より、i領域の厚さが厚くなると、順電I
−E V Fもわずかずつ増加するが、i N域の厚さ
が70μmまでだと、順電圧VFが素子としての損失を
考えた場合の」二限である(、OV以下に抑えられるこ
とがわかる。また、p型領域の不純物濃度が1×101
8CI11−3以上だと、i領域の厚さが30μmであ
っても、順電圧VFは1.0V以上となってしまう。
111)第5図より、i領域の厚さが厚くなることによ
って、またp型領域の不純物濃度が増加することによっ
ても、逆回復時間Lrrが増加するのがわかる。そして
特に、p型領域の不純物濃度がIX I Q 17cm
−3を越えると、逆回復時間t rrが高周波に使用し
うる限度である2、0μsを越える程に増加してしまう
のが明らかである。
従って本発明では、上記1〜111の点に基づき、p型
領域の不純物濃度を1×1015〜IX1.017cm
”3の範囲に設定すると共に、i領域の厚さを30〜7
0μmの範囲に設定した。
〔作   用) 上述したように、P型領域の不純物濃度を減少一 させていくと、i領域へのキャリアの注入量が減少する
ことにより逆回復時間t−が減少しく第1図及び第2図
参照)、一方、i領域を厚くしていくと、i領域に蓄積
されたキャリアの量が増加することにより電?衆の(頃
きd i / d t 2が緩やかになっていく(第3
図及び第4図参照)。これらの作用に鑑み、P型領域の
不純物濃度とi領域の厚さを上記の範囲に設定した場合
、上記の第5図〜第6図からも明らかなように、逆回復
時間trrが2.0μs以下まで短縮されると共に、こ
れとトレードオフ関係にある電流の傾きd i / d
 t 2 も50A/μS以下の緩やかな傾斜に保たれ
、しかも順電圧■、も1.OV以下に抑えられる。
〔実  施  例〕
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説
明する。
第8図は、本発明の一実施例の半導体整流装置の断面図
である。
同図において、不純物濃度5 X I 018cm−3
程度のn型半導体基板11上に、不純物濃度1×10c
m−3程度のn型低不純物濃度領域であるi領域12が
エピタキシャル成長により厚さd−30〜7011mの
範囲内に堆積されている。そして、このi iJf域1
域中2中定部分に上方から不純物拡散を施すことにより
、不純物濃度1×1015〜1×1017cm−3の範
囲内で厚さ5μm以上のp型領域13が形成されている
また、p型領域13の周囲には不純物拡散により複数の
フィールドリミティングリング(FLR)14が形成さ
れ、更にその周囲には等価電位電極(EQR)15が形
成されている。更に、フィールドリミティングリング1
4上は酸化膜16で覆われており、この酸化II*16
で覆われていないp型領域13上と等価電位電極15上
にはアルミニウム(A乏)電極17が設けられている。
この場合、p型領域13の表面濃度が従来よりも低いが
、P型領域13とアルミニウム電極17との間では十分
なオーミックコンタクトが得られる。また、n型基板1
1の裏面には、この裏面側から順にクロム(Cr)、ニ
ッケル(N i ) 、金(Au)を積層してなる多層
電極18が形成されている。
本実施例によれば、p型領域13の不純物濃度をI X
 10”−I X 10I7cm−”の範囲内に設定す
ると共に、j領域12の厚さdを30〜70μmの範囲
内に設定したことにより、前記の第5図〜第7図からも
明らかなように、逆回復時の電流の傾きdi/dL2を
緩やかに保ったまま、逆回復時間り、、、を大幅に短縮
することができる。例えば、p型領域13の不純物濃度
をI X 10 ”c+n−”、その厚さを6μmとし
、かつigl域12の不純物濃度をI X 10 ”c
m−3、その厚さを4Qμmとした場合、順バイアスの
状態から逆バイアスを印加することにより、第9図に実
線で示すような電流変化が得られた。なお、同図に破線
で示した曲線は、重金属拡散を用いてライフタイムコン
トロールを行っている従来の素子の電流変化である。同
図から明らかなように、従来は600nsを越えていた
逆回復時間t rrが本実施例では300ns程度まで
短縮することができ、しかもこのように逆回復時間L 
rrを大幅に短縮したにもかかわらず、電0 流の傾きd i / d t zを従来と同程度の緩や
かな傾斜に保つことができた。またこの場合、定格50
Aで電流密度165A10flとすると、順電圧VFも
0.98Vと小さく抑えることができた。このことは、
従来の重金属拡散を用いた素子が逆回復時間trr−6
00n s、順電圧VF=1.16Vであるのと比較す
れば、本実施例の効果の大きさが理解できる。
また、本実施例では、p型領域13の拡散深さを5μm
以上とし、しかもp型領域13の周囲にフィールドリミ
ティングリング14を設けたことにより、高耐圧500
V以上のダイオードを得ることができる。上記のように
p型領域13の不純物濃度をI X 1016cm−”
、その厚さを6μmとし、かつiv4域12の不純物濃
度をI X 10 ”cm−’、その厚さを40μmと
した場合、650v程度の大きな逆耐圧を得ることがで
きた。
なお、i領域12として、n型の低不純物濃度領域の代
わりに、p型の低不純物濃度領域を用いても十分な特性
を得ることができる。
■ また、本発明は、上記実施例ムこ示したような電力用の
ダイオードだけでなく、低電流用のダイオードにも適用
できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、p型領域の不純物濃度とi領域の厚さ
を所定の範囲内に設定したことにより、逆回復時間t 
rrを著しく短縮できると共に、この逆回復時間trr
とはトレードオフ関係にある電流の傾きdi/dt2を
緩やかに保つことができるようになり、しかも順電圧V
Fをも低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はpin構造を有する半導体整流装置におけるP
型領域の不純物濃度を順次変化させた場合の不純物プロ
ファイルを示す図、 第2図は第1図の不純物濃度変化に対応した逆回復時の
電流変化を示す図、 第3図はpin構造を有する半導体整流装置におけるi
領域の厚さを順次変化させた場合の不純物プロファイル
を示す図、 12 第4図は第3図の厚さ変化に対応した逆回復時の電流変
化を示す図、 第5図は逆回復時間trrとi領域の厚さとの関係をp
型領域の不純物濃度をパタメータとして示す図、 第6図は電流の傾きdi/dt、2とi領域の厚さとの
関係をp型領域の不純物濃度をバタメータとして示す図
、 第7図は順電圧VFとj領域の厚さとの関係をp型領域
の不純物濃度をバクメータトして示す図、第8図は本発
明の一実施例の半導体整流装置の断面図、 第9図は逆回復時の電流変化を上記実施例と従来例とで
比較して示す図、 第10図は従来の一般的なpinダイオードの断面構造
を示す図、 第11図は上記−船釣なpinダイオードにおける逆回
復時の電流変化を示す図である。 11・・・n型基板、 12・・・i領域、 3 13 ・ p型領域、 14 ・ ・フィールドリミティングリング、 l 5 ・ ・等価電位電極、 t rr ・ ・逆回復時間、 d i / d t 2 ・逆回復時の電流の傾き、 VF ・順電圧。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 p型領域とn型領域との間に低不純物濃度のi領域を介
    在させたpin構造を有する半導体整流装置において、 前記p型領域の不純物濃度を1×10^1^5〜1×1
    0^1^7cm^−^3とし、前記i領域の厚さを30
    〜70μmとしたことを特徴とする半導体整流装置。
JP17488889A 1989-07-06 1989-07-06 半導体整流装置 Pending JPH0338882A (ja)

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JP17488889A JPH0338882A (ja) 1989-07-06 1989-07-06 半導体整流装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006156637A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Shindengen Electric Mfg Co Ltd ダイオードおよびブリッジダイオード
JP2008251925A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Sanyo Electric Co Ltd ダイオード
JPWO2016143156A1 (ja) * 2015-03-09 2017-06-15 株式会社日立製作所 放射線検出器およびそれを用いた放射線検出装置

Cited By (4)

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