JPH0338259Y2 - - Google Patents

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JPH0338259Y2
JPH0338259Y2 JP20124484U JP20124484U JPH0338259Y2 JP H0338259 Y2 JPH0338259 Y2 JP H0338259Y2 JP 20124484 U JP20124484 U JP 20124484U JP 20124484 U JP20124484 U JP 20124484U JP H0338259 Y2 JPH0338259 Y2 JP H0338259Y2
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JP
Japan
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panel
lever
pusher
locking pin
tightening
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JP20124484U
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JPS61116819U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、台風や地震による高潮の災害から
工場その他の建物及び敷地への浸水を防止するた
め、建物と建物との間の道路や敷地内に予め支柱
だけを設置しておき、災害の発生が予想される時
に、各支柱間にパネルを取付固定して防水壁を構
築する組立式防潮扉のパネル締付装置に関する。
〔従来の技術〕
此の種の防潮扉に用いられるパネル締付装置の
多くは、高潮情報の入手から災害の発生が予想さ
れる時間まで、極く短時間のうちに敷地内にある
総べての防潮扉を完全に閉鎖し終わらねばならぬ
関係上、レバーもしくはこれに代わるハンドルの
回動操作に連動する偏心カムを使用してパネルを
支柱面に押圧し、パネルと支柱間の水密性を確保
する仕組みになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
然しながら、パネルの締付に偏心カムを用いた
場合、偏心カム外周の曲面がパネルの平らな板面
に対して点接触又は線接触の状態で当接し、その
強大な押圧力が局部的に集中してパネルの板面に
作用するため、パネルが変形したり損傷したりす
る恐れがあるので、使用後にこれを修理しておか
なければ、次の再使用時に防潮扉を組立てること
が出来なくなる事は勿論、組立作業に時間が掛か
り過ぎて高潮の襲来に間に合わなくなる欠点があ
つた。
この考案の目的は、支柱に対するパネルの締付
をワンタツチ操作で敏速に行ない得るだけでな
く、締付の際にパネルを変形及び傷損する恐れの
ない耐久性に優れた防潮扉のパネル締付装置を簡
単な構造により安価に提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案のパネル締付装置は、前記の目的を達成
するために案出されたものであつて、支柱のパネ
ル取付側の面にブラケツトを突設して押圧レバー
の支点となる部分を回動可能に枢支し、前記押圧
レバーの先端部に当該レバーの回動に伴なつて円
弧運動動を行なう係止ピンを横方向に着設すると
共に、後部に前記係止ピンに係合する縦方向の長
孔を有し且つパネルに当接する面を平板状に形成
した押動子を連結して押圧レバーとパネルとの間
に介在させてあることを特徴とするものである。
〔考案の実施例〕 以下、本考案によるパネル締付装置の構造及び
その使用動作を実施例の図面について説明する
と、第1図はこの考案の具体的な実施構造の一例
を示し、第2図は本装置の取付位置を示したもの
であつて、パネル締付装置Mは、建物と建物との
間の道路を横切つて定間降毎に配設された各支柱
1の前面に2箇乃至数箇宛装着する。
支柱1はパネルPとの水密性をよくするために
パネル取付側の面1a(高潮が押寄せてくる前面)
にゴムなど弾力質の材料からなる防水板2を張着
し、中間部にある支柱1の後部には支柱1の倒伏
を防ぐ補強用の控柱3が斜めに取付けてある。符
号4はパネルPの両側部を支柱1の前面に密着さ
せて締付固定するための押圧レバーで、この押圧
レバー4は、支柱1の前面に突設したブラケツト
5により支点となる部分を枢軸6で回動可能に支
持し、平常時は柄部が斜め下方に垂下した状態に
なつており、レバー4の先端部はブラケツト5中
央部の透孔4aを貫通してパネルPの挿入空間に
突出し、その先端部には後記する押動子8の長孔
9に突入して円弧運動を行なう係止ピン7が横方
向に架設してある。
また符号8は前記押圧レバー4とパネルPとの
間に介在してパネルPを支柱1前面に押しつける
押動子で、本実施例の場合、押動子8はT字形の
断面形を持つ部材にて形成され、パネルPに当接
する面8aが平板状になつており、後部の突壁8
bに縦方向の長孔9が支柱1と平行になるように
穿設され、この長孔9に係止ピン7を貫通係合さ
せて押圧レバー4の先端部に押動子8を連結して
ある。
なお図面中の符号10はブラケツト5の一側壁
に螺進可能に着設した押ネジで、押圧レバー4を
パネルPの締付位置(第3図の実線で示した位
置)に引上げた状態でこの押ネジ10を螺進方向
に回動すれば、押圧レバー4の復動を防止し、パ
ネルPの締付固定を保持し得るようになつてい
る。
本考案によるパネル締付装置Mは上記の構造を
有するので、防潮扉の組立に際し各支柱1,1間
にパネルPを取付ける場合、押圧レバー4を第3
図鎖線図示の如く斜め下方に回動して押動子8と
支柱1前面との間にパネルPを挿入し得る間隙を
形成し、この間隙に上方からパネルPを落し込ん
だ後、押圧レバー4を実線図示の水平位置まで回
動すれば、押動子8の長孔9に係合している係止
ピン7が押圧レバー4の回動に伴なつて、枢軸6
を中心にして円弧運動を行ない、押圧レバー4が
水平位置に移動したとき、支点になる枢軸6から
パネルP前面に至る水平距離が第3図図示の如く
L1からL2まで拡大され、その分だけ押動子8が
パネルPに向かつて前進し、当該押動子8の平板
状の面8aでパネルPを押圧して支柱1の前面1
aに強く押しつけ、これを不動に締付固定するこ
とができる。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案のパネル締付装置は、支
柱のパネル取付側の面にブラケツトを突設して押
圧レバーの支点となる部分を回動可能に枢支し、
前記押圧レバーの先端部に当該レバーの回動に伴
なつて円弧運動を行なう係止ピンを横方向に着設
すると共に、後部に前記係止ピンに係合する縦方
向の長孔を有し且つパネルに当接する面を平板状
に形成した押動子を連結して押圧レバーとパネル
との間に介在させてあるので、防潮扉の組立に際
して支柱に対するパネルの締付をワンタツチ操作
で極めて容易且つ敏速に行ない得ることは勿論、
締付動作時にパネルと当接する面を平板状に形成
した押動子をレバーの回動により間接的に前進さ
せ、平らで大きな加圧面でパネルを押圧する仕組
になつているため、従来の偏心カムを用いた締付
装置と違つて、その押圧力がパネルの板面に局部
的に集中して作用しないため、パネルが変形した
り傷損したりする恐れがなく、補修を必要とせず
に長期間に亘つて半永久的に反復使用することが
可能になり、何時でも高潮の襲来に対応し得る利
点を併有し、装置の構造が簡単で安価に製造でき
る事とも相俟つて、頗る顕著な使用効果を発揮す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるパネル締付装置の具体的
な実施構造の一例を示す要部の斜視図、第2図は
装置の取付位置を示す斜視図、第3図はパネルの
締付動作を示す要部の側面図である。 M……パネル締付装置、P……パネル、1……
支柱、1a……パネル取付側の面、4……押圧レ
バー、5……ブラケツト、7……係止ピン、8…
…押動子、8a……パネルに当接する面、9……
長孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支柱1のパネル取付側の面1aにブラケツト5
    を突設して押圧レバー4の支点となる部分を回動
    可能に枢支し、前記押圧レバー4の先端部に当該
    レバー4の回動に伴なつて円弧運動を行なう係止
    ピン7を横方向に着設すると共に、後部に前記係
    止ピン7に係合する縦方向の長孔9を有し且つパ
    ネルPに当接する面8aを平板状に形成した押動
    子8を連結して押圧レバー4とパネルPとの間に
    介在させてあることを特徴とする防潮扉のパネル
    締付装置。
JP20124484U 1984-12-28 1984-12-28 Expired JPH0338259Y2 (ja)

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JP20124484U JPH0338259Y2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28

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JP20124484U JPH0338259Y2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28

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Publication Number Publication Date
JPS61116819U JPS61116819U (ja) 1986-07-23
JPH0338259Y2 true JPH0338259Y2 (ja) 1991-08-13

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