JPH0337694Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0337694Y2 JPH0337694Y2 JP10856287U JP10856287U JPH0337694Y2 JP H0337694 Y2 JPH0337694 Y2 JP H0337694Y2 JP 10856287 U JP10856287 U JP 10856287U JP 10856287 U JP10856287 U JP 10856287U JP H0337694 Y2 JPH0337694 Y2 JP H0337694Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bottom plate
- strainer
- mounting seat
- net
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 12
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 12
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 10
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 3
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 description 3
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910001111 Fine metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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Landscapes
- Filtering Materials (AREA)
- Food-Manufacturing Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案はてんぷらに使用した油等を再使用する
ために浄化する浄油器のこし網体に関する。
ために浄化する浄油器のこし網体に関する。
(従来技術)
従来のこし網体はリング状の保持枠にこし網の
周縁部をかしめ止め等し、こし網の周縁のみを保
持している。ところが使用している間に、投入さ
れる油の重さやこし網上に残留する不純物等によ
りこし網が下方へとたれ下がり、ろ過性能が低下
し易い。またこし網として細い網線を利用してい
る場合等には、長い間使用している間に、着脱時
に変形したり最悪の場合は破れることも考えられ
る。
周縁部をかしめ止め等し、こし網の周縁のみを保
持している。ところが使用している間に、投入さ
れる油の重さやこし網上に残留する不純物等によ
りこし網が下方へとたれ下がり、ろ過性能が低下
し易い。またこし網として細い網線を利用してい
る場合等には、長い間使用している間に、着脱時
に変形したり最悪の場合は破れることも考えられ
る。
(考案の目的)
本考案の目的はこし網体の保持構造を改良する
ことにより、こし網体を良好に平面状に張ること
ができるようにすると共に耐久性を向上させるこ
とである。
ことにより、こし網体を良好に平面状に張ること
ができるようにすると共に耐久性を向上させるこ
とである。
(目的を達成するための技術的手段)
容器本体内にフイルターカートリツジを配置
し、フイルターカートリツジの上方に、金属製保
持枠と金属製こし網よりなるこし網体を配置した
浄油器において、保持枠には平板状の底板を一体
に形成し、底板にはこし網固定用の環状取付け座
を形成し、環状取付け座より内方側の底板部分に
多数の油通過孔を形成し、底板の上面にこし網を
載置し、上記環状取付け座に噛み合う環状凹部を
有する金属製押さえリングにより、こし網の周縁
を取付け座に押さえ付け、かつ押さえリングを取
付け座に溶着している。
し、フイルターカートリツジの上方に、金属製保
持枠と金属製こし網よりなるこし網体を配置した
浄油器において、保持枠には平板状の底板を一体
に形成し、底板にはこし網固定用の環状取付け座
を形成し、環状取付け座より内方側の底板部分に
多数の油通過孔を形成し、底板の上面にこし網を
載置し、上記環状取付け座に噛み合う環状凹部を
有する金属製押さえリングにより、こし網の周縁
を取付け座に押さえ付け、かつ押さえリングを取
付け座に溶着している。
(実施例)
第3図に示す浄油器1は上開きカツプ状の油溜
用容器本体2と、該容器本体2の上端部に載せら
れるろ過部ケース3と、ケース下端部に保持され
るフイルターカートリツジ5と、該フイルターカ
ートリツジ5の上側に配置される金属製こし網体
4とで構成されている。容器本体2とケース3は
例えばアルミニウム合金のプレス成形品として形
成され、それぞれ取手27が設けられている。ケ
ース3はその下端部に上から順番に第1段部6、
第2段部7、第3段部8を備え、第3段部8の中
央の開口にフイルターカートリツジ5が下方突出
状に嵌合し、第3段部8上にカートリツジ5の筒
状ケース9の上端開口部の掛止用外向きフランジ
10が着座している。第1段部6にはこし網体4
の外向フランジ部11が着座している。
用容器本体2と、該容器本体2の上端部に載せら
れるろ過部ケース3と、ケース下端部に保持され
るフイルターカートリツジ5と、該フイルターカ
ートリツジ5の上側に配置される金属製こし網体
4とで構成されている。容器本体2とケース3は
例えばアルミニウム合金のプレス成形品として形
成され、それぞれ取手27が設けられている。ケ
ース3はその下端部に上から順番に第1段部6、
第2段部7、第3段部8を備え、第3段部8の中
央の開口にフイルターカートリツジ5が下方突出
状に嵌合し、第3段部8上にカートリツジ5の筒
状ケース9の上端開口部の掛止用外向きフランジ
10が着座している。第1段部6にはこし網体4
の外向フランジ部11が着座している。
金属製こし網体4は第2図のように底浅円筒状
の金属製保持枠12と、上方から見て円形の金属
製こし網13と、金属製押さえリング14とから
構成され、保持枠12、こし網13及び押さえリ
ング14は例えばステンレスでできており、こし
網13の目数は例えば200メツシユである。保持
枠12には上方に延びる取手22が設けられ、取
手22の上端部は半径方向外方へと折れ曲がり、
ケース3の上端縁に係合している。保持枠12は
底板15を一体に備え、底板15には下方へと折
れ曲がる環状の段部16が形成され、該段部16
で囲まれた底板部分15aがこし網載置部分とな
つている。環状段部16より半径方向内方に少し
間隔を隔てた底板15の載置部分15aには、上
方に隆起するこし網固定用環状取付け座17が一
体に形成され、取付け座17の上端面は平面状と
なつている。押さえリング14はその外周端縁が
前記段部16に嵌合して位置決めされると共に、
取付け座17に噛み合う下開きの環状凹部14a
が形成されている。こし網13は底板15の載置
部分15aの上に載置され、こし網13の周縁部
は押さえリング14により取付け座17の上に押
さえ付けられて凹部14a内に噛み込まれ、それ
により凹部14aと取付け座17の間で挾持され
ると共に、取付け座17の凹凸形状に対応する形
状に変形して半径方向外方へと全周均等に引つ張
られている。
の金属製保持枠12と、上方から見て円形の金属
製こし網13と、金属製押さえリング14とから
構成され、保持枠12、こし網13及び押さえリ
ング14は例えばステンレスでできており、こし
網13の目数は例えば200メツシユである。保持
枠12には上方に延びる取手22が設けられ、取
手22の上端部は半径方向外方へと折れ曲がり、
ケース3の上端縁に係合している。保持枠12は
底板15を一体に備え、底板15には下方へと折
れ曲がる環状の段部16が形成され、該段部16
で囲まれた底板部分15aがこし網載置部分とな
つている。環状段部16より半径方向内方に少し
間隔を隔てた底板15の載置部分15aには、上
方に隆起するこし網固定用環状取付け座17が一
体に形成され、取付け座17の上端面は平面状と
なつている。押さえリング14はその外周端縁が
前記段部16に嵌合して位置決めされると共に、
取付け座17に噛み合う下開きの環状凹部14a
が形成されている。こし網13は底板15の載置
部分15aの上に載置され、こし網13の周縁部
は押さえリング14により取付け座17の上に押
さえ付けられて凹部14a内に噛み込まれ、それ
により凹部14aと取付け座17の間で挾持され
ると共に、取付け座17の凹凸形状に対応する形
状に変形して半径方向外方へと全周均等に引つ張
られている。
押さえリング14の凹部14aと底板15の取
付け座17とは、第1図のように円周方向に間隔
を隔てた複数箇所のスポツト溶接Aにより結合さ
れている。底板15のこし網載置部分15aには
多数の油通過孔18が略均一分布で形成されてい
る。
付け座17とは、第1図のように円周方向に間隔
を隔てた複数箇所のスポツト溶接Aにより結合さ
れている。底板15のこし網載置部分15aには
多数の油通過孔18が略均一分布で形成されてい
る。
第2図の筒状ケース9の底板26は中央に開口
27を備え、上記底板26上に順次不織布フイル
ター28と、活性炭29と金網30が積層されて
いる。また底板15の油通過孔18はケース3の
第1段部8よりも内方側に配置されており、油通
過孔18を通過する油がフイルターカートリツジ
5の外周端部と第3段部8との間に流れ込まない
ようになつている。
27を備え、上記底板26上に順次不織布フイル
ター28と、活性炭29と金網30が積層されて
いる。また底板15の油通過孔18はケース3の
第1段部8よりも内方側に配置されており、油通
過孔18を通過する油がフイルターカートリツジ
5の外周端部と第3段部8との間に流れ込まない
ようになつている。
次に使用方法について簡単に説明する。使用済
みの高温のてんぷら油を浄油器1のろ過部ケース
3内へ注ぎ込むと、てんぷら油は最初に目の細い
金属製こし網体4を通り、そこで微細なてんかす
が除去され、そして底板15の油通過孔18を通
り、殆んど温度が低下することなく、下側の金網
30に至る。てんぷら油は金網30を通過し、活
性炭29内に広い範囲にわたり入り込み、その間
に悪臭や色が除去されて不織布フイルター28に
到達する。フイルター28の部分では底板26の
開口27に面した部分から一部は矢印X1のよう
に下向きに最短距離で通過するが、残りの大部分
のてんぷら油は開口27を囲む底板26上にある
不織布フイルター28の部分を矢印X2のように
通過し、開口27から下方へ滴下し、容器本体2
内に溜まる。開口27が比較的小さい孔で形成さ
れているため、てんぷら油は活性炭29内に可及
的に長時間滞留し、活性炭29による浄化作用を
受ける。
みの高温のてんぷら油を浄油器1のろ過部ケース
3内へ注ぎ込むと、てんぷら油は最初に目の細い
金属製こし網体4を通り、そこで微細なてんかす
が除去され、そして底板15の油通過孔18を通
り、殆んど温度が低下することなく、下側の金網
30に至る。てんぷら油は金網30を通過し、活
性炭29内に広い範囲にわたり入り込み、その間
に悪臭や色が除去されて不織布フイルター28に
到達する。フイルター28の部分では底板26の
開口27に面した部分から一部は矢印X1のよう
に下向きに最短距離で通過するが、残りの大部分
のてんぷら油は開口27を囲む底板26上にある
不織布フイルター28の部分を矢印X2のように
通過し、開口27から下方へ滴下し、容器本体2
内に溜まる。開口27が比較的小さい孔で形成さ
れているため、てんぷら油は活性炭29内に可及
的に長時間滞留し、活性炭29による浄化作用を
受ける。
(別の実施例)
前述の第3図の浄油器は容器本体2の上にろ過
部ケース3を載せるいわゆるセパレートタイプで
あるが、本考案は第4図のように容器本体2′の
高さを増して、ろ過部ケース3′を容器本体内の
上半部分に挿入するタイプ、いわゆるポラトタイ
プの浄油器にも適用することができる。27′は
容器本体2′の取手である。また第4図では第3
図と同じ部品には同じ番号を付している。
部ケース3を載せるいわゆるセパレートタイプで
あるが、本考案は第4図のように容器本体2′の
高さを増して、ろ過部ケース3′を容器本体内の
上半部分に挿入するタイプ、いわゆるポラトタイ
プの浄油器にも適用することができる。27′は
容器本体2′の取手である。また第4図では第3
図と同じ部品には同じ番号を付している。
(考案の効果)
以上説明したように本考案によると:
(1) こし網13の周縁部を、保持枠12の上方隆
起状の環状の取付け座17とこれに噛み合いか
つ溶着される押さえリング14の凹部14aと
で挾持しているので、こし網固定時には、全周
にわたつて均一に外方へとこし網13を張るこ
とができ、皺などが生じることなく平面状に奇
麗にこし網13を装着することができる。
起状の環状の取付け座17とこれに噛み合いか
つ溶着される押さえリング14の凹部14aと
で挾持しているので、こし網固定時には、全周
にわたつて均一に外方へとこし網13を張るこ
とができ、皺などが生じることなく平面状に奇
麗にこし網13を装着することができる。
(2) しかもこし網13の下側を、多数の孔18を
有する保持枠12の平面状底板15で支えるの
で、長く使用しても油や残留物の重さ等でたる
むことはなく、常に良好なろ過性能を発揮でき
る。
有する保持枠12の平面状底板15で支えるの
で、長く使用しても油や残留物の重さ等でたる
むことはなく、常に良好なろ過性能を発揮でき
る。
(3) 取付け座17とこれに噛み合いかつ溶着され
る押さえリング14の凹部14aとで挾持して
いることと、底板15でこし網13を支持して
いることにより、耐久性が向上する。
る押さえリング14の凹部14aとで挾持して
いることと、底板15でこし網13を支持して
いることにより、耐久性が向上する。
第1図は本考案によるこし網体のこし網を一部
切り欠いて示す平面図、第2図は第1図の−
断面図、第3図は第1図のこし網体を備えたセパ
レートタイプの浄油器の縦断面図、第4図は本考
案のこし網体を備えたポツトタイプの浄油器の縦
断面図である。 2……容器本体、4……金属製こし網体、5…
…フイルターカートリツジ、12……保持枠、1
3……こし網、14……押さえリング、14a…
…凹部、15……底板、17……取付け座、18
……油通過孔。
切り欠いて示す平面図、第2図は第1図の−
断面図、第3図は第1図のこし網体を備えたセパ
レートタイプの浄油器の縦断面図、第4図は本考
案のこし網体を備えたポツトタイプの浄油器の縦
断面図である。 2……容器本体、4……金属製こし網体、5…
…フイルターカートリツジ、12……保持枠、1
3……こし網、14……押さえリング、14a…
…凹部、15……底板、17……取付け座、18
……油通過孔。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 容器本体内にフイルターカートリツジを配置
し、フイルターカートリツジの上方に、金属製
保持枠と金属製こし網よりなるこし網体を取り
出し自在に配置した浄油器において、保持枠に
は平板状の底板を一体に形成し、底板には上方
に隆起するこし網固定用の環状取付け座を形成
し、環状取付け座より内方側の底板部分に多数
の油通過孔を形成し、底板の上面にこし網を載
置し、上記環状取付け座に噛み合う環状凹部を
有する金属製押さえリングにより、こし網の周
縁を取付け座に押さえ付け、かつ押さえリング
を取付け座に溶着していることを特徴とする浄
油器のこし網体。 (2) 前記取付け座の外周側の底板部分に下方に突
出する環状段部を形成し、該段部に押さえリン
グの外周端縁を嵌合していることを特徴とする
実用新案登録請求の範囲第1項記載の浄油器の
こし網体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10856287U JPH0337694Y2 (ja) | 1987-07-15 | 1987-07-15 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10856287U JPH0337694Y2 (ja) | 1987-07-15 | 1987-07-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6412610U JPS6412610U (ja) | 1989-01-23 |
JPH0337694Y2 true JPH0337694Y2 (ja) | 1991-08-09 |
Family
ID=31344015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10856287U Expired JPH0337694Y2 (ja) | 1987-07-15 | 1987-07-15 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0337694Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010005550A (ja) * | 2008-06-27 | 2010-01-14 | Tbm:Kk | 廃油及び廃固形分含有廃水分離装置 |
JP5269552B2 (ja) * | 2008-11-07 | 2013-08-21 | 株式会社ティービーエム | 廃油及び廃固形分含有廃水の選択分離装置 |
-
1987
- 1987-07-15 JP JP10856287U patent/JPH0337694Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6412610U (ja) | 1989-01-23 |
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