JPH0337469Y2 - - Google Patents

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JPH0337469Y2
JPH0337469Y2 JP19346986U JP19346986U JPH0337469Y2 JP H0337469 Y2 JPH0337469 Y2 JP H0337469Y2 JP 19346986 U JP19346986 U JP 19346986U JP 19346986 U JP19346986 U JP 19346986U JP H0337469 Y2 JPH0337469 Y2 JP H0337469Y2
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armrest
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chair
backrest
flexible
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は背もたれ部が前後傾動自在の肘掛け付
椅子であつて、安楽椅子、事務用椅子、座椅子等
に関する。
〔従来の技術〕
近年、コンピユーターオフイス用のいわゆる
OAチエアーといわれる椅子に代表されるよう
に、人間工学的な見地から座部、背もたれ部が人
間の姿勢によくフイツトし、かつ姿勢の動きに追
従するように動く椅子が使用されている。
このように座部、背もたれ部が前後に動く椅子
にあつては、肘掛けを取り付けた場合、肘掛け自
体も座部と背もたれ部の動きに追従して動く必要
があり、一般的に硬質プラスチツク製や金属製の
肘掛けの場合肘掛けのエルボー部(第1図及び第
4図の7に相当する部分)を蝶番機構などにして
いるのが多い。しかしながら、蝶番機構を外部に
設けた肘掛けはデザイン上外観を美麗にすること
に対して制約を受け、また材質も硬質プラスチツ
クや金属等に限定されるものである。
このためデザインが自由にとれ、肘掛けの感触
も良好な軟質、半硬質プラスチツク製肘掛けを採
用する場合は芯材として硬質芯材を使用して保持
強度を高めるものであるが、芯材のエルボー部に
蝶番機構を設けるため、肘掛けの長期使用の動き
によつて、芯材のエルボー部周囲を被覆している
軟質、半硬質プラスチツクが破壊したり、プラス
チツクが蝶番機構に食い込んで動かなくなつたり
する欠点があつた。
このような欠点を解消するため、実公昭55−
51337号公報に記載された考案のような椅子が提
案されている。この椅子は肘掛けとして芯材に板
バネ等の可撓性弾性材を使用し、その周囲をクツ
シヨン材で被覆したものであつて、板バネの弾性
変形を利用して肘掛けを変形させ椅子の背もたれ
部の動きに追従させるものであつて、特に蝶番な
どの回動機構は設けていない。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながらこのような肘掛けは、第3図に示
すように肘掛け2a全体が彎曲状に変形するた
め、肘を掛ける姿勢が不安定であり、また肘掛け
部及び立設部も変形し易いので、肘掛けに強く荷
重を掛けると肘掛け全体が変形してしまい、強く
肘を掛けられない欠点がある。この考案はこのよ
うな欠点を解決することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
即ち、本考案は肘掛けが背もたれ部から座部に
わたつて設けられ、背もたれ部が前後傾動自在に
構成された椅子において、肘掛けが剛性芯材の肘
掛け部及び立設部と該肘掛け部及び立設部を可撓
性弾性芯材により連結するエルボー部からなり、
上記両芯材の周囲に可撓性外被材が被覆されてな
り、背もたれ部と座部に回動可能に接合させてな
ることを特徴とする椅子を要旨とする。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案の一実施例を示すもので、本考
案椅子1は肘掛け2が背もたれ部3から座部4に
わたつて設けられ、背もたれ部3が前後傾動自在
に構成されている。
本考案における肘掛け2は、肘掛け部5と立設
部6がエルボー部7において屈曲した形状を有す
るもので、第4図に示すように剛性芯材8からな
る肘掛け部5及び立設部6を所定角度に屈曲させ
た可撓性弾性芯材9からなるエルボー部7にて連
結させ、上記両芯材8,9の周囲を可撓性外被材
10で被覆して構成される。
上記エルボー部7は、本実施例の如く1枚の可
撓性弾性芯材9により連結形成しても、或いは第
5図に示すように2枚の可撓性弾性芯材9により
連結形成してもよい。1枚の可撓性弾性芯材9に
より連結形成する場合、該芯材9は第4図に示す
ように剛性芯材8の内側表面相互に接面するよう
に設けても、或いは剛性芯材8の外側表面相互に
接面するように設けてもよい。上記前者の如く2
枚の可撓性弾性芯材9を用いて構成した場合、1
枚による構成に比べ、相互の剛性芯材8を強固に
連結することができるため肘掛け2の保形性が増
すとともに変形した際の弾性による復元力が増
し、その結果、肘掛け荷重に対する強度が良好な
ものとなる。
剛性芯材8と可撓性弾性芯材9との連結は、ボ
ルト締め14(第4図)、リベツト止め等の固定
手段を用いて行うことができる。また、肘掛け部
5及び立設部6の末端にはカラー11をそれぞれ
取り付ける。
上記の如く連結構成した剛性芯材8及び可撓性
弾性芯材9の周囲には可撓性外被材10が被覆さ
れ、その被覆形成は、例えば肘掛け形状に形成し
たモールド中に連結された上記両芯材8,9を設
置し、半硬質ポリウレタンフオーム用原液を注入
し、発泡させる、いわゆるプラスチツクフオーム
のモールド成形方法によつて一体成形することが
できる。
剛性芯材8は軟鋼、鉄、ニツケル、アルミニウ
ム等の金属やプラスチツクからなる板形状の芯材
であり、また可撓性弾性芯材9は板バネ鋼、丸棒
バネ鋼、適度な剛性を有し且つフレキシブルなプ
ラスチツク体又はゴムプラスチツク体等の芯材で
ある。
可撓性外被材10は軟質プラスチツクフオームも
使用することができるが、適度な硬度、感触、外
観等の点から半硬質ポリウレタンフオームのイン
テグラルスキンフオームが好ましい。
肘掛け2は第1図に示すように、肘掛け部5の
末端を椅子1の背もたれ部3の側部に回動可能に
接合具12で接合し、立設部6の末端を椅子1の
座部4の側部に回動可能に接合具13で接合す
る。第2図に示すように背もたれ部3が後傾した
場合、肘掛け2はエルボー部7で拡開変形し、点
線で示すような形状に移動し、その後、エルボー
部7の芯材9の弾性力等により初期形状(状態)
に復元する。
以上の構成からなる本考案椅子は、肘掛け部及
び立設部が剛性芯材からなり、エルボー部が可撓
性弾性芯材からなる肘掛けを有するため、肘掛け
部及び立設部は曲げ強度が大きくなり、変形しに
くく、肘掛け部に荷重を掛けても肘掛け部及び立
設部はたわまず安定した状態で肘を保持する。ま
た、背もたれ部を後傾させると、肘掛け部及び立
設部は変形せず、エルボー部のみが変形すること
により、肘掛けが背もたれ部の動きに追従して変
形し、従つて、硬質材でつくられエルボー部に蝶
番等の回動機構を設けた肘掛けと同様の形状で変
形する。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案椅子は、肘掛けが可
撓性弾性芯材からなるエルボー部において自由に
変形するため椅子の背もたれ部の後傾に追従して
動く。また肘掛けは肘掛け部及び立設部が剛性芯
材からなり、エルボー部が可撓性弾性芯材からな
り、その両芯材の周囲が可撓性外被材にて被覆さ
れている簡単な構造であつて、蝶番等の複雑な機
構が内蔵されていないから、変形機能が長期間に
わたつて有効である。
さらに本考案における肘掛けは、ひとつの板バ
ネ状芯材を折り曲げ、肘掛け部及び立設部に相当
する箇所に補強リブを形成してなる肘掛けに比
べ、製造が容易であるとともに製造コストも低い
という利点がある。また、公知のモールド製法な
どにより可撓性外被材を被覆することができるか
ら、外観デザインも自由にとれ、固定式の肘掛け
と何等変わりがない外観の肘掛けが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案椅子の一実施例を示す斜視図、
第2図は側面図、第3図は従来の椅子の説明図、
第4図は肘掛けの断面図、第5図は肘掛けの他の
実施例を示す要部縦断面図である。 1……椅子、2……腰掛け、3……背もたれ
部、4……座部、5……肘掛け部、6……立設
部、7……エルボー部、8……剛性芯材、9……
可撓性弾性芯材、10……可撓性外被材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 肘掛けが背もたれ部から座部にわたつて設けら
    れ、背もたれ部が前後傾動自在に構成された椅子
    において、肘掛けが剛性芯材の肘掛け部及び立設
    部と該肘掛け部及び立設部を可撓性弾性芯材によ
    り連結するエルボー部からなり、上記両芯材の周
    囲に可撓性外被材が被覆されてなり、背もたれ部
    と座部に回動可能に接合させてなることを特徴と
    する椅子。
JP19346986U 1986-12-16 1986-12-16 Expired JPH0337469Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP19346986U JPH0337469Y2 (ja) 1986-12-16 1986-12-16

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JP19346986U JPH0337469Y2 (ja) 1986-12-16 1986-12-16

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Publication Number Publication Date
JPS6399548U JPS6399548U (ja) 1988-06-28
JPH0337469Y2 true JPH0337469Y2 (ja) 1991-08-08

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4792235B2 (ja) * 2005-03-02 2011-10-12 株式会社イトーキ 椅子
JP5213278B2 (ja) * 2011-03-07 2013-06-19 株式会社イトーキ 椅子
JP5953737B2 (ja) * 2011-12-27 2016-07-20 コクヨ株式会社 椅子

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JPS6399548U (ja) 1988-06-28

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