JPH0337385Y2 - - Google Patents

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JPH0337385Y2
JPH0337385Y2 JP1982153691U JP15369182U JPH0337385Y2 JP H0337385 Y2 JPH0337385 Y2 JP H0337385Y2 JP 1982153691 U JP1982153691 U JP 1982153691U JP 15369182 U JP15369182 U JP 15369182U JP H0337385 Y2 JPH0337385 Y2 JP H0337385Y2
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JP1982153691U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、所要の長さを有する操作柄杆の先端
部に回転刃を備え、該回転刃によつて立木の枝を
切り落す形式の枝打機に関する。
〔従来の技術〕
上述のような枝打機として従来一般に知られて
いるものは、例えば、特開昭51−80557号公報に
記載されているように内部に伝動軸を挿通した操
作柄杆の一端側にエンジンを取付け、操作柄杆の
他端側に、エンジンによつて回転駆動される回転
刃を備えた形式のものが多い。
そしてこの種の枝打機では、枝の切り落しが確
実に行なえるように、上述の先行技術では回転刃
の切断領域にV字形をした枝保持具が取り付けら
れている。
また他の先行技術として実開昭57−23159号公
報に記載されたものも知られ、この先行技術で
は、回転刃を囲むカバーを有し、カバーから回転
刃を露出させる切除部の端部に枝を受け止めてお
く止め金具が設けられている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述の先行技術の場合、切り落す枝を受け止め
ておく部材が、回転刃の切断領域の端部に固定し
て設けられ、回転刃が切り落す枝に対して直接的
に接触する形式のものであつたため、次に述べる
ような問題点があつた。
すなわち枝打機の回転刃は、これが高速回転さ
れていることもあつて、回転刃が切り落す枝に直
接的に接触する場合、その接触による反作用によ
つて回転刃が枝から跳ねる現象が起り、特にその
回転刃は所要の長さを有する棒状の操作柄杆の先
端に取り付けられて不安定な支持状態で操作され
ることからも、回転刃が枝から跳ねると、不用意
に他の枝に接触したり、飛び跳ねて枝打ち作業に
危険が伴うばかりでなく、枝の切り落し位置(枝
打ち位置)を正確に定め得ない等の問題点があつ
た。
本考案は、上述の問題点を課題として提案され
たもので、枝打ち対象の枝に対し、予め定めた枝
打ち位置で枝の切り落しが円滑かつ確実に行わ
れ、しかも切り粉の飛散方向を規制することによ
り作業者の安全を図つた枝打機を提供することを
目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、この目的を達成するため、所要長さ
を有する操作柄杆の先端部に回転刃を備え、該回
転刃によつて立木の枝を切り落とす枝打機におい
て、操作柄杆の先端部に、回転刃の一部を露出し
てその周囲を囲むカバーを装着し、該カバーの回
転刃を露出される切断領域のカバー切除部に、常
時はバネ部材により回転刃の円周軌跡より突出す
る位置へ向けて回動付勢され、回転刃を枝に切り
込む方向へ押圧すると後退して切除部の全開位置
に向け移動するように回動可能に枢支されたへ字
状の枝フツク金具を設けており、更に前記カバー
切除部に臨む位置で前記カバーに半径方向に突出
する飛散ガイド部を設けたことを特徴とする。
〔作用〕
このような構成では、回転刃による枝の切り落
しに先行して事前に切り落す枝がへ字状の枝フツ
ク金具に係止され、この係止状態で回転刃を切り
落し対象の枝に向け押圧すると、枝フツク金具が
後退して回転刃が、そのフツクに係止された枝に
対し円周方向より徐々に切り込まれるようになる
結果、回転刃が反作用により枝より跳ねる現象が
防止され、枝打ち対象の枝に対して予め定めた枝
打ち位置で枝の切り落しが円滑かつ確実に達成で
きる。また、切り落とされた切り粉等は、飛散ガ
イド部によつて飛散方向が規制されるため、作業
者に衝突する等の事故発生が防止される。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を添附の図面に基いて
説明する。
まず第1図において、符号1は、軽合金製のパ
イプからなる操作柄杆を示し、これは所要の長さ
を有していてその操作柄杆1の基端部に、動力源
としての小型エンジン2が取り付けられ、エンジ
ン2の出力軸が、操作柄杆1の内部に挿通された
伝動軸(図示省略)を介して先端部に取り付けら
れた回転刃ユニツト3に伝達される構成となつて
いる。
回転刃ユニツト3は、第2〜4図に示すように
操作柄杆1の先端に固定されたギヤケース3aを
有し、そのギヤケース3a内の出力軸に回転刃3
1が取付けられている。そして回転刃31は、第
2図で示されているように下半部の片側を露出し
てその周囲がカバー32で囲まれており、上記回
転刃31を露出させた部分(下半部の片側)が切
断領域としてこの部分のカバー32に切除部が形
成されている。上記カバー32は、回転刃31を
露出させた側と反対側が操作柄杆1に沿つて下方
へ張出され、その張出部32aを、柄杆1に固定
された取付具33に固着させてことで操作柄杆1
に固定されている。
上記カバー32の回転刃31を露出させた切断
領域の切除部に、略へ字形をした枝フツク金具3
4が設けられている。この枝フツク金具34は、
その基部34aを前記取付具33に突設した枢軸
33aに回動可能に枢支してあり、また枝フツク
金具34は、その基部34aに突出した突起34
bと、取付具33に突出させた突起33bとに跨
つてコイルばね35の各端部が係止されていて、
コイルばね35のばね力により常時は第2図の実
線位置に示すように枝フツク金具34が回転刃3
1の円周軌跡より突出する位置に向けて回転付勢
され、回転刃31を枝に切り込む方向に押圧する
とコイルばね35のばね力に抗して後退して第2
図の仮想線位置(切除部の全開位置)に向けて移
動するようになつている。
なお上述の枝フツク金具34は図示の実施例の
場合、基杆34eの一端部が前記枢軸33aに回
動可能に枢支された基部34aとなつており、基
杆34eの他端部には、斜め下方へ向けて屈曲さ
れたフツク部34cと、上方へ延出された枝除け
部34dとが形成されている。そしてフツク部3
4cと連続する基杆34eの内縁にはリムにより
幅広部分が形成されてあり、また枝除け部34d
はフツク部34cと連続して基杆34eの先端に
山状をなすように突出された形態になつている。
さらに図示の実施例の場合、前記カバー32に
は回転刃31を露出させる切除部端縁32bに連
続して回転刃31の回転方向側(第2図の矢印方
向側)に枝の切断によつて発生する鋸屑を操作柄
杆1から離れた方向へ放出するための飛散ガイド
部32cが形成されてあり、このガイド部32c
はカバー32の外周縁に沿つて型の案内溝を延
出した形態に形成されている。
次に上述のように構成された本考案による枝打
機の枝打ち作業要領について説明する。
まずエンジン2を始動させると、このエンジン
の始動により回転刃ユニツト3の回転刃31が第
2図の時計方向(矢印方向)に回転を始める。作
業者は、操作柄杆1のグリツプなど適当な位置を
握つて回転刃ユニツト3を、枝打ち対象の立木に
向つて掲げ、切り落す対象枝Eに対して枝フツク
金具34を引掛ける。
この場合、枝フツク金具34は、カバー32の
切除部より露出する回転刃31の切断領域に位置
して常時は、コイルばね35のばね力により回転
刃31の円周軌跡より突出する位置(第2図の実
線位置)に回転付勢されていることで、回転刃3
1による切断に先行して、その枝フツク金具34
の、基杆34eと先端フツク部34cとの間の凹
部内に対象枝Eが係止された状態に引掛けられ、
枝打機を対象枝Eに引掛けた状態に支持される。
この状態から作業者が、操作柄杆1を引き下げ
るようにして回転刃31を対象枝Eに向け押圧さ
せると、枝フツク金具34は、コイルばね35の
付勢力に抗して後退し、対象枝Eを、枝フツク金
具34の先端フツク部34cに係止させた状態
で、且つその係止状態の受け止め側に向けて回転
刃31が円周方向より徐々に対象枝Eに切り込ま
れるようになる結果、回転刃31が反作用により
枝Eから跳ねるような現象が起らず、スムーズに
回転刃31が対象枝Eに切り込まれて枝Eの切断
が進行され、その切断進行に伴つて枝フツク金具
34が最終的には第2図の仮想線に示す位置まで
後退して対象枝Eが完全に切り落される。
そして枝打ちが終了すると、枝フツク金具34
は再びコイルばね35の付勢力により元の位置、
すなわち第2図の実線位置に復帰して次の対象枝
の枝打ち作業にそなえる態勢となる。
なお図示の実施例の場合、回転刃31の切込み
で生じる鋸屑は飛散ガイド部32cに沿つて矢印
方向に整流となつて飛散されることで鋸屑が作業
者に振り掛るのが防止され、また、枝打ち対象の
枝の近辺に他の枝が位置して対象枝Eに対する枝
打ちを妨げるような場合には、枝除け部34dに
より他の枝が押し除けられることで枝フツク金具
34を所定の対象枝Eに引掛けて枝打ち作業を行
うことができる。
なお以上の実施例では操作柄杆1の一端部に直
接動力源である小型エンジン2を装着したものを
示したが、エンジンは背負形式とし、フレキシブ
ルな軸を介して操作柄杆1の内部に挿通された伝
動軸と連結した構成としてもよい。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案による
枝打機によれば、カバーより露出される回転刃の
切断領域に対応したカバー切除部に、常時はバネ
部材により回転刃の円周軌跡より突出する位置へ
回動付勢され、回転刃を枝に切り込む方向へ押圧
すると後退してカバー切除部の全開位置に向け退
避するへ字状の枝フツク金具を設けてなる構成で
あるので、回転刃による枝の切り落しに先行して
事前に切り落す枝が枝フツク金具に係止され、こ
の係止状態で回転刃が円周方向より徐々に対象枝
に切り込まれるようになる結果、回転刃が反作用
により枝から跳ねるような現象が派生せず、この
ような現象に伴う種々な弊害を解消できると同時
に、スムーズ且つ安全に枝の切り落しが達成され
ることで枝打ち対象の枝に対して予め定めた枝打
ち位置で枝の切り落しが円滑かつ確実に達成でき
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による枝打機の使用
状態を示す斜面図、第2図は本考案による枝打機
の回転刃ユニツト部分を拡大して示す平面図、第
3図は同側面図、第4図は第2図の−線に沿
う方向から見た回転刃ユニツト部の部分図であ
る。 1……操作柄杆、2……小型エンジン、3……
回転刃ユニツト、3a……ギヤケース、31……
回転刃、32……カバー、32a……カバー張出
部、32b……切除部端縁、32c……飛散ガイ
ド部、33……取付具、33a……枢軸、34…
…枝フツク金具、34a……枝フツク金具の基
部、34b……突起、34c……枝フツク金具の
フツク部、34d……枝フツク金具の枝除け部、
34e……枝フツク金具の基杆、35……コイル
ばね。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 所要長さを有する操作柄杆の先端部に回転刃を
    備え、該回転刃によつて立木の枝を切り落とす枝
    打機において、 操作柄杆の先端部に、回転刃の一部を露出して
    その周囲を囲むカバーを装着し、該カバーの回転
    刃を露出される切断領域のカバー切除部に、常時
    はバネ部材により回転刃の円周軌跡より突出する
    位置へ向けて回動付勢され、回転刃を枝に切り込
    む方向へ押圧すると後退して切除部の全開位置に
    向け移動するように回動可能に枢支されたへ字状
    の枝フツク金具を設け、更に前記カバー切除部に
    臨む位置で前記カバーに半径方向に突出する飛散
    ガイド部を設けたことを特徴とする枝打機。
JP15369182U 1982-10-08 1982-10-08 枝打機 Granted JPS5959740U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15369182U JPS5959740U (ja) 1982-10-08 1982-10-08 枝打機

Applications Claiming Priority (1)

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JP15369182U JPS5959740U (ja) 1982-10-08 1982-10-08 枝打機

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JPS5959740U JPS5959740U (ja) 1984-04-19
JPH0337385Y2 true JPH0337385Y2 (ja) 1991-08-07

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ID=30339953

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JP15369182U Granted JPS5959740U (ja) 1982-10-08 1982-10-08 枝打機

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5723159B2 (ja) * 1974-04-22 1982-05-17
JPS642624U (ja) * 1987-06-25 1989-01-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5723159U (ja) * 1980-07-16 1982-02-05

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