JPH0337242Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0337242Y2 JPH0337242Y2 JP1985202816U JP20281685U JPH0337242Y2 JP H0337242 Y2 JPH0337242 Y2 JP H0337242Y2 JP 1985202816 U JP1985202816 U JP 1985202816U JP 20281685 U JP20281685 U JP 20281685U JP H0337242 Y2 JPH0337242 Y2 JP H0337242Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermocouple
- guide pipe
- tip
- pipe
- mounting device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 6
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000009529 body temperature measurement Methods 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
- Control Of Combustion (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
この考案は、熱電対の温度検知部を配管等の被
測定部に当接させるようにした熱電対取付装置に
関するものである。
測定部に当接させるようにした熱電対取付装置に
関するものである。
「従来の技術およびその問題点」
一般に、原子力発電所に設けられて蒸気等の流
体が流される配管においては、熱電対を各所に配
設し、温度を測定することが行なわれている。そ
して、これら熱電対の中には、例えば、第7図に
示すように、コンクリート壁を貫通する部分の配
管に取り付けられているものがある。
体が流される配管においては、熱電対を各所に配
設し、温度を測定することが行なわれている。そ
して、これら熱電対の中には、例えば、第7図に
示すように、コンクリート壁を貫通する部分の配
管に取り付けられているものがある。
すなわち、図に示す原子炉Mの主蒸気管aは、
原子炉圧力容器bに接続されると共に、原子炉圧
力容器bを取り囲むコンクリート製格納容器cを
貫通して図示しない外部設備に接続されており、
この主蒸気管aがコンクリート製格納容器cを貫
通する部分(矢印nで示す)に熱電対が取付けら
れている。
原子炉圧力容器bに接続されると共に、原子炉圧
力容器bを取り囲むコンクリート製格納容器cを
貫通して図示しない外部設備に接続されており、
この主蒸気管aがコンクリート製格納容器cを貫
通する部分(矢印nで示す)に熱電対が取付けら
れている。
ところで、コンクリート壁を貫通する部分に取
付られた熱電対は、貫通孔と配管との間隔が狭い
ため、十分な作業スペースが得られずに熱電対の
交換等のメンテナンス作業に困難が伴うという不
具合があつた。また、上記のような条件では、熱
電対を配管の表面に密着させることが難しく、こ
れによつて、現実の温度変化と熱電対によつて検
出された温度変化とのタイムラグが大きくなり、
測定誤差の原因となるという問題があつた。
付られた熱電対は、貫通孔と配管との間隔が狭い
ため、十分な作業スペースが得られずに熱電対の
交換等のメンテナンス作業に困難が伴うという不
具合があつた。また、上記のような条件では、熱
電対を配管の表面に密着させることが難しく、こ
れによつて、現実の温度変化と熱電対によつて検
出された温度変化とのタイムラグが大きくなり、
測定誤差の原因となるという問題があつた。
この考案は、上記の事情に鑑みてなされたもの
で、上記の問題を解決した熱電対取付装置を得る
ことを目的とする。
で、上記の問題を解決した熱電対取付装置を得る
ことを目的とする。
「問題点を解決するための手段」
この考案は、熱電対が挿通されるガイドパイプ
の後端に、前記熱電対を同ガイドパイプの先端部
方向に付勢する付勢機構を設けると共に、前記ガ
イドパイプ先端部に熱電対を摺動自在に支持する
先端開口部を設けたことを特徴とするものであ
る。
の後端に、前記熱電対を同ガイドパイプの先端部
方向に付勢する付勢機構を設けると共に、前記ガ
イドパイプ先端部に熱電対を摺動自在に支持する
先端開口部を設けたことを特徴とするものであ
る。
「実施例」
以下、この考案の実施例について第1図〜第6
図を参照して説明する。
図を参照して説明する。
これらの図において、第1図〜第3図は第1実
施例を、第4図〜第6図は第2実施例を示してい
る。なお、これらの実施例において同一構成要素
については、同一符号を付し説明を省略する。
施例を、第4図〜第6図は第2実施例を示してい
る。なお、これらの実施例において同一構成要素
については、同一符号を付し説明を省略する。
まず、第1実施例を第1図〜第3図を参照して
説明すると、これらの図において符号1はコンク
リート壁に形成された挿通孔である。挿通孔1に
は配管2が挿通され、この配管2の外周面は保温
材3で被覆されている。そして、前記配管2に、
熱電対取付装置Aに支持された熱電対4が配設さ
れている。
説明すると、これらの図において符号1はコンク
リート壁に形成された挿通孔である。挿通孔1に
は配管2が挿通され、この配管2の外周面は保温
材3で被覆されている。そして、前記配管2に、
熱電対取付装置Aに支持された熱電対4が配設さ
れている。
該熱電対4は、先端部および後端部に折曲部7
a,7bを各々有するガイドパイプ7に挿通され
ている。また、ガイドパイプ7は、中央部7cが
該保温材3の表面に接触するように配設され、該
先端折曲部7aが保温材3の内部に配設されてい
る。
a,7bを各々有するガイドパイプ7に挿通され
ている。また、ガイドパイプ7は、中央部7cが
該保温材3の表面に接触するように配設され、該
先端折曲部7aが保温材3の内部に配設されてい
る。
次に、第1図に矢印I、矢印に示された熱電
対取付装置Aの構造を第2図、第3図を各々参照
して説明する。
対取付装置Aの構造を第2図、第3図を各々参照
して説明する。
熱電対取付装置Aのガイドパイプ7は、第2図
に示すように先端が先細となつており、かつ、そ
の先端には、熱電対4の先端部4aを摺動自在に
支持する開口部8が設けられている。また、前記
ガイドパイプ7の後端部には、第3図に示すよう
に、外面にネジ溝を有するコネクター12aが固
定され、このコネクター12aには、中央部に熱
電対挿通孔13を有する断面コ字状のコネクター
12bが螺合されている。前記コネクター12b
の熱電対挿通孔13には、熱電対4が挿通され、
該熱電対4には、コネクター12aの端部に当接
されるスリーブ14が固定されている。そして、
スリーブ14とコネクター12bとの間には、熱
電対4を矢印a方向に付勢するスプリング15が
設けられている。なお、前記コネクター12a,
12b、スリーブ14、スプリング15によつて
付勢機構16が構成されている。
に示すように先端が先細となつており、かつ、そ
の先端には、熱電対4の先端部4aを摺動自在に
支持する開口部8が設けられている。また、前記
ガイドパイプ7の後端部には、第3図に示すよう
に、外面にネジ溝を有するコネクター12aが固
定され、このコネクター12aには、中央部に熱
電対挿通孔13を有する断面コ字状のコネクター
12bが螺合されている。前記コネクター12b
の熱電対挿通孔13には、熱電対4が挿通され、
該熱電対4には、コネクター12aの端部に当接
されるスリーブ14が固定されている。そして、
スリーブ14とコネクター12bとの間には、熱
電対4を矢印a方向に付勢するスプリング15が
設けられている。なお、前記コネクター12a,
12b、スリーブ14、スプリング15によつて
付勢機構16が構成されている。
前記熱電対4は、付勢機構16によつて矢印a
方向に付勢されて、先端の温度検知部4aが常に
配管2の外面に当接されるようになつており、ま
た、コネクター12bを取外すことで、同熱電対
4をガイドパイプ7から抜き出し、かつ挿入でき
るようになつている。
方向に付勢されて、先端の温度検知部4aが常に
配管2の外面に当接されるようになつており、ま
た、コネクター12bを取外すことで、同熱電対
4をガイドパイプ7から抜き出し、かつ挿入でき
るようになつている。
上記の熱電対取付装置Aでは、熱電対4がスプ
リング15によつて矢印a方向に付勢されている
ので、該熱電対4の温度検知部4aが常に配管2
の外面に当接され、これによつて、タイムラグを
少なくさせ該配管2の正確な温度を測定すること
ができる。また、上記熱電対取付装置Aでは、配
管2と挿通孔1との間隔が小さい場合であつて
も、コネクター12bを取外すことで、コンクリ
ート壁の外側から熱電対4の交換を容易に行うこ
とができる。
リング15によつて矢印a方向に付勢されている
ので、該熱電対4の温度検知部4aが常に配管2
の外面に当接され、これによつて、タイムラグを
少なくさせ該配管2の正確な温度を測定すること
ができる。また、上記熱電対取付装置Aでは、配
管2と挿通孔1との間隔が小さい場合であつて
も、コネクター12bを取外すことで、コンクリ
ート壁の外側から熱電対4の交換を容易に行うこ
とができる。
次に、本考案の第2実施例を第4図〜第6図を
参照して説明する。
参照して説明する。
これらの図に示す熱電対取付装置Bは、第1実
施例に示した熱電対取付装置Aのガイドパイプ7
の先端に接触ピース20を設けたものである。こ
の接触ピース20は、下面が配管2の外面と同じ
曲率を有する形状であり、図中上下方向に連通孔
21が形成されている。また、前記接触ピース2
0は、配管2の周囲に取付られた固定金具23に
より支持されている。
施例に示した熱電対取付装置Aのガイドパイプ7
の先端に接触ピース20を設けたものである。こ
の接触ピース20は、下面が配管2の外面と同じ
曲率を有する形状であり、図中上下方向に連通孔
21が形成されている。また、前記接触ピース2
0は、配管2の周囲に取付られた固定金具23に
より支持されている。
上記の熱電対取付装置Bでは、第1実施例と同
様の作用効果が得るれると共に、接触ピース20
の連通孔21によつてガイドパイプ7の先端を支
持するようにしたから、熱電対4が配管2と最適
な角度で当接させられ、該熱電対4による信頼度
の高い温度測定を行うことが可能である。
様の作用効果が得るれると共に、接触ピース20
の連通孔21によつてガイドパイプ7の先端を支
持するようにしたから、熱電対4が配管2と最適
な角度で当接させられ、該熱電対4による信頼度
の高い温度測定を行うことが可能である。
なお、上記の熱電対取付装置Bでは、ガイドパ
イプ7の折曲部分の曲率(第4図中矢印30で示
す)を大きくすることで、熱電対のガイドパイプ
7からの取外し、挿入を容易に行うことができ
る。
イプ7の折曲部分の曲率(第4図中矢印30で示
す)を大きくすることで、熱電対のガイドパイプ
7からの取外し、挿入を容易に行うことができ
る。
また、上記の付勢機構16には、スプリングを
用いて熱電対4を付勢したが、油圧等によつて該
熱電対を付勢しても良い。
用いて熱電対4を付勢したが、油圧等によつて該
熱電対を付勢しても良い。
「考案の効果」
以上詳細に説明したように、この考案によれば
熱電対が挿通されるガイドパイプの後端に、前記
熱電対を同ガイドパイプの先端部方向に付勢する
付勢機構を設けると共に、前記ガイドパイプ先端
部に熱電対を摺動自在に支持する先端開口部を設
けたから、該熱電対をガイドパイプから取外す操
作により、コンクリート壁の外部から熱電対の交
換を容易に行うことができ、また、熱電対先端の
温度検知部を配管等の外面に確実に接触させるこ
とができるから、タイムラグを小さくして正確な
温度測定を行うことが可能であるという効果を奏
する。
熱電対が挿通されるガイドパイプの後端に、前記
熱電対を同ガイドパイプの先端部方向に付勢する
付勢機構を設けると共に、前記ガイドパイプ先端
部に熱電対を摺動自在に支持する先端開口部を設
けたから、該熱電対をガイドパイプから取外す操
作により、コンクリート壁の外部から熱電対の交
換を容易に行うことができ、また、熱電対先端の
温度検知部を配管等の外面に確実に接触させるこ
とができるから、タイムラグを小さくして正確な
温度測定を行うことが可能であるという効果を奏
する。
第1図〜第3図は本考案の第1実施例として示
した熱電対取付装置Aの構成を示す図であつて、
第1図は配管に取付られた状態を示す縦断面図、
第2図は第1図に矢印で示された部分を詳細に
示す縦断面図、第3図は第1図に矢印で示され
た部分を詳細に示す縦断面図、第4図〜第6図は
本考案の第2実施例として示した熱電対取付装置
Bの構成を示す図であつて、第4図はその要部縦
断面図、第5図は接触ピースを示す図、第6図は
接触ピースが配管に取付られた状態を示す図、第
7図は熱電対の取付位置を示した原子炉の縦断面
図である。 4……熱電対、7……ガイドパイプ、8……先
端開口部、16……付勢機構。
した熱電対取付装置Aの構成を示す図であつて、
第1図は配管に取付られた状態を示す縦断面図、
第2図は第1図に矢印で示された部分を詳細に
示す縦断面図、第3図は第1図に矢印で示され
た部分を詳細に示す縦断面図、第4図〜第6図は
本考案の第2実施例として示した熱電対取付装置
Bの構成を示す図であつて、第4図はその要部縦
断面図、第5図は接触ピースを示す図、第6図は
接触ピースが配管に取付られた状態を示す図、第
7図は熱電対の取付位置を示した原子炉の縦断面
図である。 4……熱電対、7……ガイドパイプ、8……先
端開口部、16……付勢機構。
Claims (1)
- 熱電対が挿通されるガイドパイプの後端に、前
記熱電対を同ガイドパイプの先端部方向に付勢す
る付勢機構を設けると共に、前記ガイドパイプ先
端部に熱電対を摺動自在に支持する先端開口部を
設けたことを特徴とする熱電対取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985202816U JPH0337242Y2 (ja) | 1985-12-28 | 1985-12-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985202816U JPH0337242Y2 (ja) | 1985-12-28 | 1985-12-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62112166U JPS62112166U (ja) | 1987-07-17 |
JPH0337242Y2 true JPH0337242Y2 (ja) | 1991-08-07 |
Family
ID=31167553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985202816U Expired JPH0337242Y2 (ja) | 1985-12-28 | 1985-12-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0337242Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-12-28 JP JP1985202816U patent/JPH0337242Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62112166U (ja) | 1987-07-17 |
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