JPH0337026B2 - - Google Patents
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- JPH0337026B2 JPH0337026B2 JP61029167A JP2916786A JPH0337026B2 JP H0337026 B2 JPH0337026 B2 JP H0337026B2 JP 61029167 A JP61029167 A JP 61029167A JP 2916786 A JP2916786 A JP 2916786A JP H0337026 B2 JPH0337026 B2 JP H0337026B2
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- piston
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- compression
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F5/00—Piston rings, e.g. associated with piston crown
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J9/00—Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction
- F16J9/08—Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction with expansion obtained by pressure of the medium
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J9/00—Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction
- F16J9/12—Details
- F16J9/20—Rings with special cross-section; Oil-scraping rings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、内燃機関などに用いるピストンリン
グ付きピストンに関するものである。 〔従来技術〕 ピストンリングは、燃焼室から燃焼ガスが逃げ
ること(ブローバイといわれている)を防止する
ためと、燃焼室に入る油の量を制限して過剰に油
を消費しないようにするための両方でピストンに
用いられている。これらの目的を達成するため
に、一般に3個以上のリングが設けられる。最近
の内燃機関は、上部と中央の位置にある二つの圧
縮リングと下部位置にある油かきリングとからな
る3・ピストンリング・パツクを用いることが多
い。一般に、実用上の目的のために、二つの圧縮
リングがシリンダ壁に接触していることは、油消
費量を許容範囲内に納めるとともに燃焼ガスのブ
ローバイを効率的に制御するのに最低限必要なこ
とであると考えられてきた。ただ1個の圧縮リン
グがシリンダ壁と接触しているだけの効率のよい
ピストンを作ることができれば、多くの利点があ
る。まず、ピストンの圧縮高さと重量が減るとい
うような寸法的な結果があり、次に摩擦が減ると
いう利益がある。圧縮高さ、すなわち、ピストン
ヘツドとピストンピンの軸との間の距離の減少に
よつてエンジンの高さを全体として下がることが
でき、それは結果として自動車のボンネツト線を
低くして、空気力学的な改良ができることなどを
意味する。しかし、ピストンの重量が減るという
ことはまた、ピストンピン、連接棒、軸受、クラ
ンク軸などをすべて小さく、従つて、軽く作るこ
とができることになるので、それらに加わる応力
が小さくなるようにする。 圧縮リングの気体密封を改良する種々の方法が
提案されている。これらの中には、単一のみぞの
中にあるがシリンダ壁にもたれる多数の要素を有
するリングがある。そのような構成は、シユンイ
チの欧州特許願第0069175号に記載されている。
他の方法は、一つがピストンリングの内側軸方向
面にあり、もう一つがピストンリングみぞの軸方
向壁にある二つのみぞに入つている一つの補助リ
ングを設けることを含んで、この補助リングは主
リングとピストンとの間のシールとなる。この型
式のリング集合体の例は、グラハム(Graham)
の英国特許第2117868A号およびウイリアムス
(Williams)の米国特許第2228495号に記載され
ている。グラハムの記載している実施例は、ピス
トンリングみぞの中にある補助リング用の比較的
深いみぞを示しており、それはシリンダ壁にもた
れているピストンリングの内側軸方向面内のみぞ
の深さと同程度のものとなつている。いくつかの
実施例における補助リングは、みぞの中に入つた
自由浮動リングとして示されており、外側ピスト
ンリングに抗して外方に広がることもなければ、
ピストン内の補助リング用のみぞの内側壁に接す
ることもない。一つの例では、補助リングは事実
上二つの半円要素のようなツウピース集合体とし
て示されている。この補助リングはまた、二つの
実施例において、ピストンリングみぞの内側軸方
向面から外方に伸びる固いフランジ状のものであ
るとして示されている。 ウイリアムスは、内側リングがピストンリング
みぞの軸方向面に切り込まれた環状みぞにはまつ
ているとともに、シリンダ壁にもたれているピス
トンリングの内側軸方向面内の対応するみぞと共
同作用する構成を記載している。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、ウイリアムスの構成では、内側補助リ
ングすなわち密封リングが主ピストンリングをシ
リンダ壁に押しつける力を大きくするためにエキ
スパンダの機能を果すことが必要である。なお、
内側密封リングが主リングの傾きを防止し、その
軸方向の動きを制限するために、ピストン壁と主
リングの中のみぞにすべりばめになつていること
が必要である。密封リングが両方のみぞにすべり
ばめされるためには、各みぞの軸方向の深さが等
しいことが必要である。ピストン壁内の密封リン
グはまた、ピストンリング内の対応するみぞより
半径方向の深さが大であることが必要である。従
つて内側リングの密封作用が主としてそのリング
がそれのみぞの中にすべりばめになつていること
によるとともに、ラビリンス密封効果にもよつて
いることが明らかである。 グラハムおよびウイリアムスの両特許は、まつ
すぐで、平行で同心的な内側および外側軸方向面
を有するように内側密封リングを示し、さらに、
ウイリアムスの特許は、このことを明細書で強調
している。 〔問題点を解決すための手段〕 内側の補助リングと外側の主リングの組合せ
は、内側リングが外側リングのためのみぞの中の
外側リングの運動を制限しない上に、内側リング
が傾いて外側主リングとシールを形成できるよう
に構成されるとき、思いがけない良好な結果を与
えることが分つた。 本発明によれば、内燃機関などに用いるのピス
トンが、二つの半径方向に伸びる壁と一つの軸方
向に伸びる壁とを有する環状ピストンリングみぞ
と、 前記ピストンリングみぞに受け入れられて関連
のシリンダ壁またはライナと密封係合する圧縮リ
ングと、 前記圧縮リングの中にあつて外向き方向に伸び
る凹部と、 前記環状ピストンリングみぞの軸方向に伸びる
壁と常時接触しているが偏向可能になつており、
かつ前記圧縮リング内の凹部に入つている補助密
封リングと、 を備え、補助密封リングが圧縮リングの環状ピス
トンリングみぞ内の運動の範囲を物理的に制限し
ない構成になつている。 前記凹部は、圧縮リングの内側軸方向面内のみ
ぞの形であつてもよいし、または圧縮リングの上
面内のラベツト形になつていてもよい。 圧縮リングの内側面内の上記のようなみぞの上
側と下側の半径方向の壁は、必ずしも平行でなく
てもよく、そのみぞを通る半径方向の平面に0゜と
4゜の間の角度をなしていてもよい。上側のみぞ面
は、上方にかつみぞの外側へ伸びていてもよく、
下側のみぞ面は、下方にかつみぞの外側へ伸びて
いてもよい。従つて、断面では、みぞは円錐台形
であつてもよい。 圧縮リング内のみぞの深さは、0.5mm以上であ
るのが好ましく、さらに好ましいのは、1mm以上
であることである。 好ましくは、環状ピストンリングみぞの軸方向
に伸びる壁の中に浅いくぼみがあつてもよく、こ
のくぼみは、内側補助密封リングを例えば軸方向
に伸びる壁の中心に位置づけて、圧縮リングをピ
ストン本体にはめるのを容易にし、内側補助リン
グの動作中の軸方向運動を制限するのに十分であ
る。 補助密封リングは、丸い内側端面を有する鋼レ
ールの形になつていて、内側端面のまわりにピボ
ツトすることによる偏向を容易にするようになつ
ているのが好ましい。 内側補助密封リングは、圧縮リングの内側軸方
向面を越えて少なくとも0.5mmで、確実には0.25
mm以上の距離まで、そしてもつと好ましくは1mm
以上の深さまで伸びているのが好ましい。 〔実施例〕 本発明をさらに完全に理解できるようにするた
めに、次に実施例を例としてのみ添付図面を参照
して説明する。 第1図において、ピストン本体を総括的に10
で示している。ピストン本体10には、11で総
括的に示されている円周上のピストンリングみぞ
がある。みぞ11は、二つの半径方向面12と1
3および内側の軸方向に伸びる面14を備えてい
る。面14の中心には、浅い円周方向のくぼみ1
5がある。みぞ11の中には、鋳鉄で作られ16
で総括的に示されている主圧縮リングがある。リ
ング16は、シリンダ壁18にもたれている外側
軸方向面17、二つの事実上平行な半径方向の面
19と20および内側軸方向面21を備えてい
る。内側軸方向の面21には、22で総括的に示
されたみぞがある。みぞ22は、みぞ22を通過
する水平面26(破線で示されている)に対して
約2゜の角度をなしている二つの半径方向の面24
と25を備えている。くぼみ15の中にはめられ
るとともに、みぞ22を通つている補助密封リン
グが27で総括的に示されている。リング27
は、ピストン10の直径より小さい直径に形成さ
れた円形割鋼製レールであつて、このレールはは
められるとピストン10と恒久的に接触するよう
になつている。リング27は二つの平行な半径方
向の面28と29および丸い端30と31を備え
ている。 直径約68mmの代表的ピストンにおいて、主圧縮
リング16は、軸方向の厚さが約1.5mmで半径方
向の厚さが約3.25mmであつてもよい。みぞ22
は、半径方向の深さが約1.8mmで、壁23によつ
て画定される最小の軸方向の深さが約0.6mmであ
る。リング27は、半径方向の厚さが2.5mmで軸
方向の厚さが0.5mmである。リング27のみぞ2
2の中への侵入は、正常な動作状態のもとで、約
1.25mmと1.75mmの間で変動する。くぼみ15は、
半径方向の深さが0.05mmと1.0mmの間であつても
よいが、普通は約0.25mmである。 第2図は、内燃機関における燃焼行程の間にリ
ング構成要素がとる形態を示す。燃焼燃料チヤー
ジからのガス圧が主圧縮リングを下方に押しつ
け、ピストンリングみぞ11の面13およびリン
グ16の面20が、密封に接するようにする。補
助密封リング27の端30もまたくぼみ15の中
にはまつた端面31の回りに旋回することによつ
て下方に押しつけられてみぞ22の面25に接触
する。ガス圧力はまた、半径方向の力を発生して
ピストンリング16を外方向に押しやつて面17
をシリンダ壁18に押しつけて密封し、有効なガ
スシールを行う。ピストンリング16の背面のま
わりのブローバイを端31とくぼみ15との間お
よび端30とみぞの面25との間に形成されるシ
ールによつて最小にする。 ピストンリング16を外方向に押してやつて、
面17をシリンダ壁18に押しつけて密封するガ
ス圧力は、本質的には面21の上側部分と面23
に半径方向に作用するだけであることに気づくで
あろう。この結果は、リング面17とシリンダ壁
18との間の摩擦が従来のリングに較べて小さく
なることである。さらに、ピストンリング16の
裏側にみぞ22が加工されているので、リングに
よつてシリンダ壁18に半径方向に加えられる接
線方向の張力または負荷もまた減少してリングと
シリンダの間の摩擦をさらに小さくする。接線方
向の張力の減少は10〜20%程度であり、ガス圧力
によつて生ずる半径方向の力の減少は、20〜40%
の程度である。 第3図は排気行程の頂点においてシリンダ構成
要素がとる形態を示しており、例えばその場合に
ピストン10がシリンダ内に下がるように丁度方
向を変えたところであるが、ピストンリング16
の慣性がリングを面19と面12が合つているリ
ング溝11の最上部にもつていつている。なおピ
ストンリング16の上方にガス圧力が少しでもあ
れば、それは補助密封リング27を押し下げた状
態に保つて、その端30を面25に押しつけて密
封を保ち、ブローバイを防止する傾向がある。他
の場合には、構成要素は、密封リング27の端3
0が溝22の上表面24に押し付けて密封をして
いる第4図に示した形態をとることもある。この
形態では、密封リング27は、油が燃焼ガスで燃
焼される可能性のある密封リング27より上の空
間に油が入るのを防止するもし、そこで油が燃焼
されると油の消費量が多くなり、炭化の可能性も
生じ、種々の作動隙間のつまりが生ずることにな
ろう。 一般的にいえば、ピストンリングと密封リング
とによつてとられる角度的位置及び軸方向位置
は、種々の力とガス圧力から生ずる回転モーメン
トとの釣合い、構成要素の慣性及び面間摩擦によ
つて左右される。 上述のように、二つの従来の上部圧縮リングを
一つの複合リングによつて置換えた本発明による
ピストンにおいては、ピストンの圧縮高さを10〜
15%下げることを達成できることがわかつた。直
径が約68mmのピストンについては、従来のピスト
ンより13%の圧縮高さの減少を達成した。68mmの
ピストンにおける圧縮高さのこの減少はまたピス
トンの重量を8%減少させて上述の他の利益を潜
在的にもたらしている。他のピストンの実施例に
おいては、10%までの重量減少を達成できる。 二つの従来の上部圧縮リングを一つの複合リン
グによつて置換えたピストンを上述のように作つ
て、複合ピストンリングそれ自身に直接起因する
利益に加えて、摩擦が第2の通常の圧縮リングを
なくしたことによつてさらに減るという間接的利
点を追加で与えることができる。しかし、ガス・
ブローバイ・レレベルまたは油消費量の減少が、
例えば圧縮高さなどの減少より現存エンジンにお
いてより重要な考慮事項であると考えられる場合
には、上述の複合リングを3リングピストンの最
上部リングとして用いることがもちろんこれらの
パラメータに関して有利である。第2のリングは
もう一つの複合リングであつてもよい。3リング
ピストンが用い続けられる場合でも、なお上述の
複合リングは、ブローバイと油消費量を減らすほ
かにリング対シリンダの摩擦を減らす利点を与え
る。2リングピストンまたは3リングピストンの
第2または第3のリングは通常油制御形リングで
ある。 動力計による大量のエンジン試験が本発明によ
るピストンについて行われて、3500時間を超える
エンジン運転の全試験が蓄積された。単一複合圧
縮リング(及び従来の相応した油制御リング)を
用いるピストン及び複合上部圧縮リングと従来の
ワンピースの第2の圧縮リング(油制御リングを
加えたもの)を有するピストンがエンジンに付け
て試験された。これらのエンジン試験の結果は普
通の3リングピストンを有する標準製品のエンジ
ンについて行われた試験と比較された。エンジン
動力計試験の結果を表1に示す。
グ付きピストンに関するものである。 〔従来技術〕 ピストンリングは、燃焼室から燃焼ガスが逃げ
ること(ブローバイといわれている)を防止する
ためと、燃焼室に入る油の量を制限して過剰に油
を消費しないようにするための両方でピストンに
用いられている。これらの目的を達成するため
に、一般に3個以上のリングが設けられる。最近
の内燃機関は、上部と中央の位置にある二つの圧
縮リングと下部位置にある油かきリングとからな
る3・ピストンリング・パツクを用いることが多
い。一般に、実用上の目的のために、二つの圧縮
リングがシリンダ壁に接触していることは、油消
費量を許容範囲内に納めるとともに燃焼ガスのブ
ローバイを効率的に制御するのに最低限必要なこ
とであると考えられてきた。ただ1個の圧縮リン
グがシリンダ壁と接触しているだけの効率のよい
ピストンを作ることができれば、多くの利点があ
る。まず、ピストンの圧縮高さと重量が減るとい
うような寸法的な結果があり、次に摩擦が減ると
いう利益がある。圧縮高さ、すなわち、ピストン
ヘツドとピストンピンの軸との間の距離の減少に
よつてエンジンの高さを全体として下がることが
でき、それは結果として自動車のボンネツト線を
低くして、空気力学的な改良ができることなどを
意味する。しかし、ピストンの重量が減るという
ことはまた、ピストンピン、連接棒、軸受、クラ
ンク軸などをすべて小さく、従つて、軽く作るこ
とができることになるので、それらに加わる応力
が小さくなるようにする。 圧縮リングの気体密封を改良する種々の方法が
提案されている。これらの中には、単一のみぞの
中にあるがシリンダ壁にもたれる多数の要素を有
するリングがある。そのような構成は、シユンイ
チの欧州特許願第0069175号に記載されている。
他の方法は、一つがピストンリングの内側軸方向
面にあり、もう一つがピストンリングみぞの軸方
向壁にある二つのみぞに入つている一つの補助リ
ングを設けることを含んで、この補助リングは主
リングとピストンとの間のシールとなる。この型
式のリング集合体の例は、グラハム(Graham)
の英国特許第2117868A号およびウイリアムス
(Williams)の米国特許第2228495号に記載され
ている。グラハムの記載している実施例は、ピス
トンリングみぞの中にある補助リング用の比較的
深いみぞを示しており、それはシリンダ壁にもた
れているピストンリングの内側軸方向面内のみぞ
の深さと同程度のものとなつている。いくつかの
実施例における補助リングは、みぞの中に入つた
自由浮動リングとして示されており、外側ピスト
ンリングに抗して外方に広がることもなければ、
ピストン内の補助リング用のみぞの内側壁に接す
ることもない。一つの例では、補助リングは事実
上二つの半円要素のようなツウピース集合体とし
て示されている。この補助リングはまた、二つの
実施例において、ピストンリングみぞの内側軸方
向面から外方に伸びる固いフランジ状のものであ
るとして示されている。 ウイリアムスは、内側リングがピストンリング
みぞの軸方向面に切り込まれた環状みぞにはまつ
ているとともに、シリンダ壁にもたれているピス
トンリングの内側軸方向面内の対応するみぞと共
同作用する構成を記載している。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、ウイリアムスの構成では、内側補助リ
ングすなわち密封リングが主ピストンリングをシ
リンダ壁に押しつける力を大きくするためにエキ
スパンダの機能を果すことが必要である。なお、
内側密封リングが主リングの傾きを防止し、その
軸方向の動きを制限するために、ピストン壁と主
リングの中のみぞにすべりばめになつていること
が必要である。密封リングが両方のみぞにすべり
ばめされるためには、各みぞの軸方向の深さが等
しいことが必要である。ピストン壁内の密封リン
グはまた、ピストンリング内の対応するみぞより
半径方向の深さが大であることが必要である。従
つて内側リングの密封作用が主としてそのリング
がそれのみぞの中にすべりばめになつていること
によるとともに、ラビリンス密封効果にもよつて
いることが明らかである。 グラハムおよびウイリアムスの両特許は、まつ
すぐで、平行で同心的な内側および外側軸方向面
を有するように内側密封リングを示し、さらに、
ウイリアムスの特許は、このことを明細書で強調
している。 〔問題点を解決すための手段〕 内側の補助リングと外側の主リングの組合せ
は、内側リングが外側リングのためのみぞの中の
外側リングの運動を制限しない上に、内側リング
が傾いて外側主リングとシールを形成できるよう
に構成されるとき、思いがけない良好な結果を与
えることが分つた。 本発明によれば、内燃機関などに用いるのピス
トンが、二つの半径方向に伸びる壁と一つの軸方
向に伸びる壁とを有する環状ピストンリングみぞ
と、 前記ピストンリングみぞに受け入れられて関連
のシリンダ壁またはライナと密封係合する圧縮リ
ングと、 前記圧縮リングの中にあつて外向き方向に伸び
る凹部と、 前記環状ピストンリングみぞの軸方向に伸びる
壁と常時接触しているが偏向可能になつており、
かつ前記圧縮リング内の凹部に入つている補助密
封リングと、 を備え、補助密封リングが圧縮リングの環状ピス
トンリングみぞ内の運動の範囲を物理的に制限し
ない構成になつている。 前記凹部は、圧縮リングの内側軸方向面内のみ
ぞの形であつてもよいし、または圧縮リングの上
面内のラベツト形になつていてもよい。 圧縮リングの内側面内の上記のようなみぞの上
側と下側の半径方向の壁は、必ずしも平行でなく
てもよく、そのみぞを通る半径方向の平面に0゜と
4゜の間の角度をなしていてもよい。上側のみぞ面
は、上方にかつみぞの外側へ伸びていてもよく、
下側のみぞ面は、下方にかつみぞの外側へ伸びて
いてもよい。従つて、断面では、みぞは円錐台形
であつてもよい。 圧縮リング内のみぞの深さは、0.5mm以上であ
るのが好ましく、さらに好ましいのは、1mm以上
であることである。 好ましくは、環状ピストンリングみぞの軸方向
に伸びる壁の中に浅いくぼみがあつてもよく、こ
のくぼみは、内側補助密封リングを例えば軸方向
に伸びる壁の中心に位置づけて、圧縮リングをピ
ストン本体にはめるのを容易にし、内側補助リン
グの動作中の軸方向運動を制限するのに十分であ
る。 補助密封リングは、丸い内側端面を有する鋼レ
ールの形になつていて、内側端面のまわりにピボ
ツトすることによる偏向を容易にするようになつ
ているのが好ましい。 内側補助密封リングは、圧縮リングの内側軸方
向面を越えて少なくとも0.5mmで、確実には0.25
mm以上の距離まで、そしてもつと好ましくは1mm
以上の深さまで伸びているのが好ましい。 〔実施例〕 本発明をさらに完全に理解できるようにするた
めに、次に実施例を例としてのみ添付図面を参照
して説明する。 第1図において、ピストン本体を総括的に10
で示している。ピストン本体10には、11で総
括的に示されている円周上のピストンリングみぞ
がある。みぞ11は、二つの半径方向面12と1
3および内側の軸方向に伸びる面14を備えてい
る。面14の中心には、浅い円周方向のくぼみ1
5がある。みぞ11の中には、鋳鉄で作られ16
で総括的に示されている主圧縮リングがある。リ
ング16は、シリンダ壁18にもたれている外側
軸方向面17、二つの事実上平行な半径方向の面
19と20および内側軸方向面21を備えてい
る。内側軸方向の面21には、22で総括的に示
されたみぞがある。みぞ22は、みぞ22を通過
する水平面26(破線で示されている)に対して
約2゜の角度をなしている二つの半径方向の面24
と25を備えている。くぼみ15の中にはめられ
るとともに、みぞ22を通つている補助密封リン
グが27で総括的に示されている。リング27
は、ピストン10の直径より小さい直径に形成さ
れた円形割鋼製レールであつて、このレールはは
められるとピストン10と恒久的に接触するよう
になつている。リング27は二つの平行な半径方
向の面28と29および丸い端30と31を備え
ている。 直径約68mmの代表的ピストンにおいて、主圧縮
リング16は、軸方向の厚さが約1.5mmで半径方
向の厚さが約3.25mmであつてもよい。みぞ22
は、半径方向の深さが約1.8mmで、壁23によつ
て画定される最小の軸方向の深さが約0.6mmであ
る。リング27は、半径方向の厚さが2.5mmで軸
方向の厚さが0.5mmである。リング27のみぞ2
2の中への侵入は、正常な動作状態のもとで、約
1.25mmと1.75mmの間で変動する。くぼみ15は、
半径方向の深さが0.05mmと1.0mmの間であつても
よいが、普通は約0.25mmである。 第2図は、内燃機関における燃焼行程の間にリ
ング構成要素がとる形態を示す。燃焼燃料チヤー
ジからのガス圧が主圧縮リングを下方に押しつ
け、ピストンリングみぞ11の面13およびリン
グ16の面20が、密封に接するようにする。補
助密封リング27の端30もまたくぼみ15の中
にはまつた端面31の回りに旋回することによつ
て下方に押しつけられてみぞ22の面25に接触
する。ガス圧力はまた、半径方向の力を発生して
ピストンリング16を外方向に押しやつて面17
をシリンダ壁18に押しつけて密封し、有効なガ
スシールを行う。ピストンリング16の背面のま
わりのブローバイを端31とくぼみ15との間お
よび端30とみぞの面25との間に形成されるシ
ールによつて最小にする。 ピストンリング16を外方向に押してやつて、
面17をシリンダ壁18に押しつけて密封するガ
ス圧力は、本質的には面21の上側部分と面23
に半径方向に作用するだけであることに気づくで
あろう。この結果は、リング面17とシリンダ壁
18との間の摩擦が従来のリングに較べて小さく
なることである。さらに、ピストンリング16の
裏側にみぞ22が加工されているので、リングに
よつてシリンダ壁18に半径方向に加えられる接
線方向の張力または負荷もまた減少してリングと
シリンダの間の摩擦をさらに小さくする。接線方
向の張力の減少は10〜20%程度であり、ガス圧力
によつて生ずる半径方向の力の減少は、20〜40%
の程度である。 第3図は排気行程の頂点においてシリンダ構成
要素がとる形態を示しており、例えばその場合に
ピストン10がシリンダ内に下がるように丁度方
向を変えたところであるが、ピストンリング16
の慣性がリングを面19と面12が合つているリ
ング溝11の最上部にもつていつている。なおピ
ストンリング16の上方にガス圧力が少しでもあ
れば、それは補助密封リング27を押し下げた状
態に保つて、その端30を面25に押しつけて密
封を保ち、ブローバイを防止する傾向がある。他
の場合には、構成要素は、密封リング27の端3
0が溝22の上表面24に押し付けて密封をして
いる第4図に示した形態をとることもある。この
形態では、密封リング27は、油が燃焼ガスで燃
焼される可能性のある密封リング27より上の空
間に油が入るのを防止するもし、そこで油が燃焼
されると油の消費量が多くなり、炭化の可能性も
生じ、種々の作動隙間のつまりが生ずることにな
ろう。 一般的にいえば、ピストンリングと密封リング
とによつてとられる角度的位置及び軸方向位置
は、種々の力とガス圧力から生ずる回転モーメン
トとの釣合い、構成要素の慣性及び面間摩擦によ
つて左右される。 上述のように、二つの従来の上部圧縮リングを
一つの複合リングによつて置換えた本発明による
ピストンにおいては、ピストンの圧縮高さを10〜
15%下げることを達成できることがわかつた。直
径が約68mmのピストンについては、従来のピスト
ンより13%の圧縮高さの減少を達成した。68mmの
ピストンにおける圧縮高さのこの減少はまたピス
トンの重量を8%減少させて上述の他の利益を潜
在的にもたらしている。他のピストンの実施例に
おいては、10%までの重量減少を達成できる。 二つの従来の上部圧縮リングを一つの複合リン
グによつて置換えたピストンを上述のように作つ
て、複合ピストンリングそれ自身に直接起因する
利益に加えて、摩擦が第2の通常の圧縮リングを
なくしたことによつてさらに減るという間接的利
点を追加で与えることができる。しかし、ガス・
ブローバイ・レレベルまたは油消費量の減少が、
例えば圧縮高さなどの減少より現存エンジンにお
いてより重要な考慮事項であると考えられる場合
には、上述の複合リングを3リングピストンの最
上部リングとして用いることがもちろんこれらの
パラメータに関して有利である。第2のリングは
もう一つの複合リングであつてもよい。3リング
ピストンが用い続けられる場合でも、なお上述の
複合リングは、ブローバイと油消費量を減らすほ
かにリング対シリンダの摩擦を減らす利点を与え
る。2リングピストンまたは3リングピストンの
第2または第3のリングは通常油制御形リングで
ある。 動力計による大量のエンジン試験が本発明によ
るピストンについて行われて、3500時間を超える
エンジン運転の全試験が蓄積された。単一複合圧
縮リング(及び従来の相応した油制御リング)を
用いるピストン及び複合上部圧縮リングと従来の
ワンピースの第2の圧縮リング(油制御リングを
加えたもの)を有するピストンがエンジンに付け
て試験された。これらのエンジン試験の結果は普
通の3リングピストンを有する標準製品のエンジ
ンについて行われた試験と比較された。エンジン
動力計試験の結果を表1に示す。
第1図などに示された実施例によつて与えられ
る利益は、みぞ22が平行な半径方向の面ではな
く、円錐台形をもつていることによつて著しく容
易に従つて安く作ることができることである。 第1〜5図に示した主リングを第7〜8図に示
した形式の皿形密封リングと共に用いることがで
きる。 主圧縮リング16,40,52,80はもちろ
ん例えば摩耗特性などを改善するためにニトロ炭
化クロームまたはモリブデンの表面仕上げなどの
任意の既知の方法で表面処理されてもよい。 主リングを皿形密封リングと共に用いる場合、
ピストン本体内のピストンリングみぞの下側面の
摩耗が低減されることがわかつた。 本明細書に開示した発明をさらにピストンスカ
ートが持上がつたランドを設けられている米国特
許第2104188号に開示された形式のピストン本体
と組合せることができる。適当な輪郭を有するこ
のようなランドを設けることによつてシリンダ穴
内のピストンの流体潤滑を可能にし、ピストンと
シリンダの壁の間の摩擦を低減する。
る利益は、みぞ22が平行な半径方向の面ではな
く、円錐台形をもつていることによつて著しく容
易に従つて安く作ることができることである。 第1〜5図に示した主リングを第7〜8図に示
した形式の皿形密封リングと共に用いることがで
きる。 主圧縮リング16,40,52,80はもちろ
ん例えば摩耗特性などを改善するためにニトロ炭
化クロームまたはモリブデンの表面仕上げなどの
任意の既知の方法で表面処理されてもよい。 主リングを皿形密封リングと共に用いる場合、
ピストン本体内のピストンリングみぞの下側面の
摩耗が低減されることがわかつた。 本明細書に開示した発明をさらにピストンスカ
ートが持上がつたランドを設けられている米国特
許第2104188号に開示された形式のピストン本体
と組合せることができる。適当な輪郭を有するこ
のようなランドを設けることによつてシリンダ穴
内のピストンの流体潤滑を可能にし、ピストンと
シリンダの壁の間の摩擦を低減する。
第1図は本発明による静止ピストンリング付ピ
ストンのエンジン内にある部分を通る軸方向断面
を示し、第2図は内燃機関における動力行程の間
の第1図のピストンリング付ピストンを示し、第
3図はガス下向き流れを密封する第1図のピスト
ンリング付ピストンを示し、第4図は油の上向き
流れを密封する第1図のピストンリング付ピスト
ンを示し、第5図は本発明によるピストンリング
付ピストンの第1の代替形式の軸方向断面を示
し、第6図は本発明によるピストンリング付ピス
トンの第2の代替形式の軸方向断面を示し、第7
図は本発明によるピストンリング付ピストンの第
3の代替形式の軸方向断面を示し、第8図は本発
明によるピストンリング付ピストンの第4の代替
形式の一部分の軸方向断面を示し、第9図は本発
明によるピストンリング付ピストンの第5の代替
形式の一部分の軸方向断面を示す。
ストンのエンジン内にある部分を通る軸方向断面
を示し、第2図は内燃機関における動力行程の間
の第1図のピストンリング付ピストンを示し、第
3図はガス下向き流れを密封する第1図のピスト
ンリング付ピストンを示し、第4図は油の上向き
流れを密封する第1図のピストンリング付ピスト
ンを示し、第5図は本発明によるピストンリング
付ピストンの第1の代替形式の軸方向断面を示
し、第6図は本発明によるピストンリング付ピス
トンの第2の代替形式の軸方向断面を示し、第7
図は本発明によるピストンリング付ピストンの第
3の代替形式の軸方向断面を示し、第8図は本発
明によるピストンリング付ピストンの第4の代替
形式の一部分の軸方向断面を示し、第9図は本発
明によるピストンリング付ピストンの第5の代替
形式の一部分の軸方向断面を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 内燃機関などに用いるもので、半径方向に伸
びる少なくとも二つの面と半径方向に内側で軸方
向に伸びる壁を有する少なくとも一つの環状ピス
トンリングみぞと、 前記ピストンリングみぞに受け入れられて関連
のシリンダ壁またはライナと密封係合し、半径方
向に内側の面に半径方向に外方に向いたみぞを備
えている圧縮リングと、 前記圧縮リング内のみぞに突入し、前記みぞの
半径方向の面に係合し、前記ピストンリングみぞ
の半径方向に内側の壁にある係合座のまわりに軸
方向に傾くことのできる補助密封リングとを備え
たピストンにおいて、 前記補助密封リング27が前記ピストンリング
みぞ11の半径方向に内側の壁14に半径方向の
弾性的偏倚力によつて押しつけられ、前記係合座
に対して軸方向にどちらの側にも傾けられ得るこ
とを特徴とするピストンリング付ピストン。 2 前記ピストンリングみぞ11の前記半径方向
に内側の壁14に前記補助密封リング27の前記
係合座があるくぼみ15が形成されていることを
特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のピスト
ン。 3 前記補助密封リング27の少なくとも内側端
31が丸くなつていることを特徴とする特許請求
の範囲第1項又は第2項に記載のピストン。 4 前記補助密封リング27の二つの端30,3
1が丸くなつていることを特徴とする特許請求の
範囲第1項ないし第3項のいずれか一つに記載の
ピストン。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB8504008 | 1985-02-16 | ||
GB858504008A GB8504008D0 (en) | 1985-02-16 | 1985-02-16 | Piston & ring |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61190154A JPS61190154A (ja) | 1986-08-23 |
JPH0337026B2 true JPH0337026B2 (ja) | 1991-06-04 |
Family
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JP (1) | JPS61190154A (ja) |
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CN (1) | CN1004369B (ja) |
AU (1) | AU587226B2 (ja) |
BR (1) | BR8600530A (ja) |
CA (1) | CA1275013A (ja) |
DE (2) | DE3680801D1 (ja) |
ES (1) | ES296510Y (ja) |
GB (1) | GB8504008D0 (ja) |
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