JPH0336934Y2 - - Google Patents

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JPH0336934Y2
JPH0336934Y2 JP1983168075U JP16807583U JPH0336934Y2 JP H0336934 Y2 JPH0336934 Y2 JP H0336934Y2 JP 1983168075 U JP1983168075 U JP 1983168075U JP 16807583 U JP16807583 U JP 16807583U JP H0336934 Y2 JPH0336934 Y2 JP H0336934Y2
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JP
Japan
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planetary gear
torque converter
turbine shaft
turbine
gear
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JP1983168075U
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JPS6074057U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は流体式トルクコンバータと遊星歯車変
速機構とからなる自動車等の自動変速機のタービ
ン回転数検出装置に関する。
(従来技術) 従来、特公昭56−44312号公報に記載されてい
るように、トルクコンバータのタービン回転数と
エンジンの負荷状態を検出し、これらの検出信号
に基づいてトルクコンバータのロツクアツプ制御
と遊星歯車機構の切換制御を行なうようにしたも
のが知られている。
しかしながら、トルクコンバータのタービン回
転数を検出することは自動変速機の構造上の空間
的制約から非常に難しく、これについては上記公
報にも何ら開示されていない。
その理由を述べると、通常の自動変速機では、
トルクコンバータと最前列の遊星歯車装置との間
にはオイルポンプのハウジングとカバーとが隔壁
状に配置され、ステータを支持するスリーブ軸が
トルクコンバータのステータとオイルポンプ間に
互つてタービン軸に外遊嵌され、オイルポンプを
駆動するためのポンプ駆動用スリーブ軸がトルク
コンバータのケーシングからオイルポンプに至る
ように上記スリーブ軸に外嵌されている。そし
て、オイルポンプに接近させて最前列の遊星歯車
装置が配置されており、タービン軸はトルクコン
バータから殆ど露出することなく最前列の遊星歯
車装置へ連結される。従つて、タービン軸の回転
数検出手段を設けることは極めて難しく、仮に自
動変速機に改造を加えて回転数検出手段を付設し
ようとすると、自動変速機が大形化し、既存の量
産品の自動変速機を使用できなくなるため、設
計・製作上のコストアツプは避けられない。
(考案の目的) 本考案は、上記課題を解決するため、小形・簡
単な構造で、既存の自動変速機にも容易に適用で
きるような自動変速機のタービン回転数検出装置
を提供することを目的とする。
(考案の構成) 本考案に係る自動変速機のタービン回転数検出
装置は、トルクコンバータと遊星歯車変速機構と
を有し、これらの両者間にオイルポンプを配置し
てなる自動変速機において、トルクコンバータに
最も近い最前列の遊星歯車装置の回転自在なギヤ
ケーシングと上記オイルポンプの回転不能なカバ
ー部材との間にタービン軸と同軸状に配設され且
つその径方向中間部がそれぞれスラストベアリン
グを介して上記ギヤケーシングと上記カバー部材
とに挟持される金属円板製センシングデイスクロ
ータを設け、このセンシングデイスクロータ中央
部に上記タービン軸に沿つて上記ギヤケーシング
内に延びる嵌合筒部を設けるとともにこの嵌合筒
部の先端をタービン軸に同期回転可能に連結し、
上記センシングデイスクロータの外周部の被検出
部にその検出部を臨ませてピツクアツプセンサを
上記遊星歯車装置の収容ハウジング周壁部に貫通
支持したものである。
(考案の効果) 本考案では、以上のように、トルクコンバータ
に最も近い最前列の遊星歯車装置の回転自在なギ
ヤケーシングとオイルポンプの回転不能なカバー
部材との間に、金属円板製のセンシングデイスク
ロータをタービン軸と同軸状に配設し、そのセン
シングデイスクロータの径方向中間部を夫々スラ
ストベアリングを介してギヤケーシングとオイル
ポンプのカバー部材とに挟持するので、自動変速
機に殆んど改造を加えることなく、ギヤケーシン
グとカバー部材との間の僅かなスペースを活用し
てセンシングデイスクロータを配設することが出
来る。
そして、上記スラストベアリングによりセンシ
ングデイスクロータを支持しながらギヤケースの
スラスト荷重を、上記スラストベアリングとセン
シングデイスクロータとを介してオイルポンプの
カバー部材で受けるので、ギヤケーシングのスラ
スト荷重を受けるための特別の部材が不要で、構
造が簡単となる。
更に、上記センシングデイスクロータ中央部
に、タービン軸に沿つてギヤケーシング内に延び
る嵌合筒部を設け、その嵌合筒部の先端をタービ
ン軸に同期回転可能に連結するので、ギヤケーシ
ング内で遊星歯車装置との連結のために露出する
タービン軸の部分にセンシングデイスクロータを
連結することが出来、オイルポンプのカバー部材
等に何等変更を加える必要がない。
加えて、ピツクアツプセンサを遊星歯車装置の
収容ハウジング周壁部に貫通支持するので、セン
サ取付構造が簡単で、センサ取付装置を自由に選
定できる。
このように、本考案によれば、自動変速機の各
部材に殆ど変更を加えずに、小形・構造簡単・安
価なタービン回転数検出装置が得られる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
自動変速機は、第1図に示すように、エンジン
のクランク軸1に連結された流体式トルクコンバ
ータ2と、その後方に同軸状に配設された多段遊
星歯車変速機構とからなるが、多段遊星歯車変速
機構のうち最前列のオーバードライブ用の遊星歯
車装置3のみを図示し、その後方に列設される遊
星歯車装置は図示していない。
流体式トルクコンバータ2は、クランク軸1に
直結されたケーシング4内にポンプインペラ5、
タービンランナ6、ステータ7及びロツクアツプ
機構8等を収容し、タービン軸9の前端部をター
ビンランナ6にまた後端部を上記遊星歯車装置3
のキヤリア17にスプライン嵌合し、これらの外
側をトルクコンバータハウジング10で覆つた構
造である。
上記トルクコンバータ2と遊星歯車装置3との
間には、自動変速機の制御バルブに油圧を供給
し、各摺動部に潤滑油を供給し、またトルクコン
バータ2のオイルの冷却循環に供するためのオイ
ルポンプ13がコンバータハウジング10に固定
されているポンプハウジング11とポンプカバー
12とで隔壁状に形成され、トルクコンバータの
ポンプインペラ5に連動連結される。
即ち、上記ステータ7を支持するスリーブ軸1
4がポンプカバー12から後方に伸びてタービン
軸9に相対回転自在に外遊嵌され、オイルポンプ
13のポンプギヤ15はこのスリーブ軸14に外
嵌されたポンプ駆動用スリーブ軸16を介してト
ルクコンバータ2のケーシング4で回転駆動され
る。
上記オーバードライブ用の遊星歯車装置3は、
キヤリア17、プラネタリピニオン18、サンギ
ヤ19、リングギヤ20、連結用ギヤ21、バン
ドブレーキ22、多板クラツチ23、及びギヤケ
ーシング24などからなり、これらがギヤハウジ
ング25内に収容されている。
上記ギヤケーシング24はサンギヤ19とブレ
ーキドラム22aとを連結すると共に遊星歯車装
置3の前端面を覆うためのものであり、またギヤ
ケーシング24とポンプカバー12との間の僅か
のスペースを活用して、本願の特徴とするタービ
ン回転数検出装置が次のように設けられる。
タービン回転数検出装置26は、第1図及び第
2図に示すようにセンシングデイスクロータ27
とピツクアツプセンサ28とからなり、センシン
グデイスクロータ27は円形の金属板製でその中
央部分にギヤケーシング24内へ延びる嵌合筒部
27aを有し、この嵌合筒部27aの周辺部分を
ポンプカバー12と干渉しないように前方に部分
円錐状に膨出させた構造であつて、ポンプカバー
12とギヤケーシング24との間の僅かのスペー
スに配設され、上記嵌合筒部27aの嵌合孔29
にタービン軸9を嵌合すると共に、嵌合筒部27
aから周方向2個所で後方へ突出させた係合爪3
0を、キヤリア17のスプラインスリーブ軸31
前端の係合部32に係合させることにより、上記
センシングデイスクロータ27をタービン軸9に
固定してタービン軸9と確実に同期回転させるよ
うになつている。
上記センシングデイスクロータ27は径方向途
中部において、スラストニードルベアリング33
を介してポンプカバー12とギヤケーシング24
とに支持され、その外周側部分はポンプカバー1
2と接触しないように緩やかな部分円錐面状に後
方へ傾けてある。このように、センシングデイス
クロータ27をギヤケーシング24とポンプカバ
ー12とにスラストニードルベアリング33を介
して挟持してあるので、ギヤケーシング24から
のスラスト荷重をスラストニードルベアリング3
3とセンシングデイスクロータ27を介してポン
プカバー12で支承できることになる。
更に、センシングデイスクロータ27の外周縁
部には、第3図に示すようにスプライン状凹凸歯
の凸部からなる被検出部34を円周複数等分にて
形成すると共に、ギヤハウジング25の下側にピ
ツクアツプセンサ28を貫通固定してその検出用
ピツクアツプコイルを有する検出部35を上記被
検出部34に接近対向させ、タービン軸9と同期
回転するセンシングデイスクロータ27の個々の
被検出部34がピツクアツプコイルに誘導する
個々の交流パルスを図示外の制御装置に送信する
ようになつている。
上記タービン回転数検出装置によりタービン軸
の回転速度を電気信号として検出し、これに基づ
き制御装置でタービン回転数を演算し、タービン
回転数とエンジン負荷(スロツトル開度)との相
関において自動変速機を切換制御することによ
り、例えば第4図に示すようにシフトアツプ(実
線U)、シフトダウン(鎖線D)、タービンランナ
のロツクアツプ(破線LU)とロツクオフ(破線
LO)などの切換制御を行うことができる。
ここで、上記センシングデイスクロータ27は
タービン軸9にスプライン嵌合で連動連結しても
よく、またタービン軸9にスプライン嵌合してい
るキヤリア17のスプラインスリーブ軸31に連
結してもよく、要するにタービン軸9に同期回転
可能に連結してあればよい。
上記ピツクアツプセンサ28と被検出部34と
は上記のものに以外に、既存の各種のセンサとそ
れに対応する被検出部をもちいることができ、例
えば、各種の近接スイツチ(容量形、光電変換
形、超音波形など)を用いることが出来るし、被
検出部34に磁石片を設けることによりホール効
果素子からなるセンサを用いることも考えられ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
トルクコンバータと最前列の遊星歯車装置の縦断
側面図、第2図は要部拡大縦断側面図、第3図は
センシングデイスクロータの部分正面図、第4図
は自動変速機の自動変速領域を例示する線図であ
る。 2…トルクコンバータ、3…遊星歯車装置、4
…トルクコンバータのケーシング、9…タービン
軸、12…ポンプカバー、24…ギヤケーシン
グ、25…ハウジング、27…センシングデイス
クロータ、27a…嵌合筒部、28…ピツクアツ
プセンサ、33…スラストニードルベアリング、
34…被検出部、35…検出部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トルクコンバータと遊星歯車変速機構とを有
    し、これら両者間にオイルポンプを配置してなる
    自動変速機において、トルクコンバータに最も近
    い最前列の遊星歯車装置の回転自在なギヤケーシ
    ングと上記オイルポンプの回転不能なカバー部材
    との間にタービン軸と同軸状に配設され且つその
    径方向中間部がそれぞれスラストベアリングを介
    して上記ギヤケーシングと上記カバー部材とに挾
    持される金属円板製センシングデイスクロータを
    設け、このセンシングデイスクロータ中央部に上
    記タービン軸に沿つて上記ギヤケーシング内に延
    びる嵌合筒部を設けるとともにこの嵌合筒部の先
    端をタービン軸に同期回転可能に連結し、上記セ
    ンシングデイスクロータの外周部の被検出部にそ
    の検出部を臨ませてピツクアツプセンサを上記遊
    星歯車装置の収容ハウジング周壁部に貫通支持し
    たことを特徴とする自動変速機のタービン回転数
    検出装置。
JP16807583U 1983-10-28 1983-10-28 自動変速機のタ−ビン回転数検出装置 Granted JPS6074057U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16807583U JPS6074057U (ja) 1983-10-28 1983-10-28 自動変速機のタ−ビン回転数検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16807583U JPS6074057U (ja) 1983-10-28 1983-10-28 自動変速機のタ−ビン回転数検出装置

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Publication Number Publication Date
JPS6074057U JPS6074057U (ja) 1985-05-24
JPH0336934Y2 true JPH0336934Y2 (ja) 1991-08-05

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ID=30367536

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16807583U Granted JPS6074057U (ja) 1983-10-28 1983-10-28 自動変速機のタ−ビン回転数検出装置

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JP (1) JPS6074057U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5644312A (en) * 1979-09-19 1981-04-23 Tokyo Shibaura Electric Co Switchboard controller

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5644312A (en) * 1979-09-19 1981-04-23 Tokyo Shibaura Electric Co Switchboard controller

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6074057U (ja) 1985-05-24

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