JPH0336662B2 - - Google Patents
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- JPH0336662B2 JPH0336662B2 JP61228396A JP22839686A JPH0336662B2 JP H0336662 B2 JPH0336662 B2 JP H0336662B2 JP 61228396 A JP61228396 A JP 61228396A JP 22839686 A JP22839686 A JP 22839686A JP H0336662 B2 JPH0336662 B2 JP H0336662B2
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は吸水能および吸水ムラを制御すること
を可能にした、柔軟性を有する肌触りの良い多孔
質の高吸水性シート及びその製造法に関するもの
である。 〔従来の技術〕 高吸水性樹脂にはデンプン系、セルロース系、
合成ポリマー系(ポリアクリル酸系、ポリビニル
アルコール系、ポリオキシエチレン系)があり、
紙おむつ、生理用ナプキン、医療用デイスポーザ
ブル用品、土壌保水材、食品乾燥剤として用いら
れている。之等の高吸水性樹脂は堅くて脆いとい
う物性と吸水性能の発現性から粒状で製造されて
いるが、主用途である紙おむつ、生理用ナプキン
として使用する場合にはシート化することが必要
である。シート化するには高吸水性樹脂をパルプ
で挟み多層構造にしなければならない。しかし粒
状樹脂をパルプ間に均一に分布させるためには高
度な技術を必要とし、その点が大きな欠点となつ
ている。そこで高吸水性樹脂自体をシート化する
方法が種々考えられている。例えば、 (1) 各種の紙に水膨潤性重合体粒子を均一分布せ
しめて膨潤紙を製造する方法(特開昭52−
143710) (2) 親水性重合体の水溶液中に合成或いは天然の
短繊維を分散させて、加熱乾燥し内部架橋で水
不溶性にすると共にシート化する方法。(特開
昭58−24416) (3) 吸水性樹脂の微粒子をゴム材料中に分散さ
せ、之を紙、不織布などの吸水性材料に塗布ま
たは貼付の方法で積層する方法(特開昭58−
2828) (4) ポリアクリル酸系の重合性単量体の水溶液を
長尺の吸水性有機材料に含浸させる方法。(特
開昭60−151381) などの方法が示されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 之等のシート化のための方法は、高吸水性樹脂
の脆くて強度が低いという欠点を、強度の高い物
質と複合化することによつて解消しようとしたも
のである。しかし之等の方法では高吸水性樹脂層
の中に、樹脂に比べて吸水量の小さい物が含まれ
て了うために吸水性能に悪影響を及ぼす。更に紙
や不織布に吸水性樹脂溶液を含浸或いは塗付して
架橋乾燥する方法を用いた場合、それ等は可成り
の湿潤強度と寸法安定性を有していなければなら
ない。この様な紙や不織布の使用は製造されるシ
ートの柔軟性を阻害するので、連続物で巻取りと
して取扱う場合には樹脂の含有量を一定値以下に
保たなければならない。 〔問題点を解決するための手段〕 之等の欠点を解決するために鋭意検討した結
果、高吸水性樹脂層に何等他の補強材を加えるこ
と無く高吸水性シートを製造することに成功し本
発明を成すに至つた。 本発明では高吸水性樹脂を効率良く利用するこ
とが出来、製造工程も複雑にはならない。このシ
ートは柔軟性に富み、貼合するシートによつては
非常に肌触りの良い物を得ることが出来る。また
トイレツトペーパーなどの水溶解性のシートを貼
合すれば、その機能は高吸水性シートにも付与さ
れる。この様に種々の機能を有するシートを貼合
することによつて高吸水性シートの機能性が増し
幅広い利用を可能にするのである。 〔作 用〕 本発明によるシートは、多孔構造を有する高吸
水性樹脂層と、その片面或いは両面に柔軟性の高
いシートを貼合させた、柔軟性と高吸水性能とを
併有する複合シートである。高吸水性樹脂は水溶
性高分子を架橋結合させることによつて得られ
る。本発明では水溶性高分子の水溶液に架橋剤及
び起泡剤を加え、剥離基材に塗工した後、架橋さ
せてシート状の高吸水性樹脂を得た。この時の高
分子水溶液は発泡させた状態で剥離基材に塗工さ
れている。発泡することにより剥離基材への大量
均一塗工を可能にし、シート形状を保つだけの厚
みと強度を付与することに成功した。発泡により
生じた多孔構造は架橋後も消減することがないの
で、製造された高吸水性シートは嵩高低密度化す
ると共に表面積が飛躍的に広がり、吸水速度の向
上に役立つている。嵩高低密度化の効果は更にも
う一つの性能を生み出した。それは本発明による
高吸水性シートは湿度と平衡状態になる迄吸湿す
ると非常に柔軟性が増すことである。この性質を
利用して架橋後一定の水分を保つことにより、高
吸水性シートに柔軟性を付与し巻取ることを可能
にした。この様な高吸水性にするためには発泡倍
率を4倍以上にする必要がある。しかし、この水
分状態では高吸水性シート表面に粘着性が生じて
了う。そこで高吸水性シートの片面或いは両面に
低坪量のシート状物を貼合し、巻取り時のブロツ
キングを防止した。貼合には高吸水性シート表面
の粘着性を利用しているので接着剤は必要無い。
貼合用シートは含浸や塗工に用いる様な高い湿潤
強度や寸法安定性を有している必要が無く、ブロ
ツキングさえ防止出来れば、そのものの性能とし
て充分である。之に適合する物としてはペーパー
タオル、トイレツトペーパー、テイシユペーパー
などがあり、之等を使用することによつて吸水性
能を阻害すること無く、柔軟性が高く肌触りの良
い柔軟な高吸水性シートを得ることが出来る。 〔実施例及び発明の効果〕 以下、実施例により発明の効果を示す。 実施例 1 ポリアクリル酸ソーダ100固形重量部(以下、
部と略記する)に対して架橋剤であるエチレング
リコールジグリシジルエーテル1部、起泡剤(商
品名、サンノプコSN−EX0099)6部を混合し濃
度15%の水溶液とした。このものを撹拌機で4倍
に発泡させ、1.5mmの厚さで工程紙に塗工した。
発泡倍率は次式により算出した。 発泡倍率=発泡体単位容量当りの重量/未発泡溶液単
位容量当りの重量 塗工後、140℃の熱風を3分間吹付け塗工物の
表面を乾燥させた。之に坪量23g/m2のペーパー
タオル用原紙を重ね、工程紙、高吸水性樹脂、ペ
ーパータオルの順の3層構造にして巻取つた。室
温で3目間の熟成期間を採ることで充分な架橋状
態になり、高吸水性樹脂層の水分は周囲の空気の
湿度と平衡状態になる。この状態では高吸水性樹
脂層の表面は適度な粘着性を有し、同時に巻取つ
たペーパータオルと自動的に貼合される。高吸水
性樹脂とペーパータオルの2層構造から成るシー
トを工程紙から剥離し、別のペーパータオルを重
ねサンドイツチ状の構造にして巻取つた。 比較例 1 ガラス繊維10部を発泡前の高分子溶液に加え、
他の条件は実施例1と同様にして高吸水性シート
を得た。 比較例 2 パルプ繊維10部を発泡前の高分子溶液に加え、
他の条件は実施例1と同様にして高吸水性シート
を得た。 表1に吸水時間と吸水倍率の関係を示した。吸
水倍率は、シートをイオン交換水に浸漬し1G2グ
ラスフイルターで10秒間吸引脱水し余分な水を取
除いてから測定した。 吸水倍率=吸水後のシート重量−
シートの絶乾重量/シートの絶乾重量
を可能にした、柔軟性を有する肌触りの良い多孔
質の高吸水性シート及びその製造法に関するもの
である。 〔従来の技術〕 高吸水性樹脂にはデンプン系、セルロース系、
合成ポリマー系(ポリアクリル酸系、ポリビニル
アルコール系、ポリオキシエチレン系)があり、
紙おむつ、生理用ナプキン、医療用デイスポーザ
ブル用品、土壌保水材、食品乾燥剤として用いら
れている。之等の高吸水性樹脂は堅くて脆いとい
う物性と吸水性能の発現性から粒状で製造されて
いるが、主用途である紙おむつ、生理用ナプキン
として使用する場合にはシート化することが必要
である。シート化するには高吸水性樹脂をパルプ
で挟み多層構造にしなければならない。しかし粒
状樹脂をパルプ間に均一に分布させるためには高
度な技術を必要とし、その点が大きな欠点となつ
ている。そこで高吸水性樹脂自体をシート化する
方法が種々考えられている。例えば、 (1) 各種の紙に水膨潤性重合体粒子を均一分布せ
しめて膨潤紙を製造する方法(特開昭52−
143710) (2) 親水性重合体の水溶液中に合成或いは天然の
短繊維を分散させて、加熱乾燥し内部架橋で水
不溶性にすると共にシート化する方法。(特開
昭58−24416) (3) 吸水性樹脂の微粒子をゴム材料中に分散さ
せ、之を紙、不織布などの吸水性材料に塗布ま
たは貼付の方法で積層する方法(特開昭58−
2828) (4) ポリアクリル酸系の重合性単量体の水溶液を
長尺の吸水性有機材料に含浸させる方法。(特
開昭60−151381) などの方法が示されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 之等のシート化のための方法は、高吸水性樹脂
の脆くて強度が低いという欠点を、強度の高い物
質と複合化することによつて解消しようとしたも
のである。しかし之等の方法では高吸水性樹脂層
の中に、樹脂に比べて吸水量の小さい物が含まれ
て了うために吸水性能に悪影響を及ぼす。更に紙
や不織布に吸水性樹脂溶液を含浸或いは塗付して
架橋乾燥する方法を用いた場合、それ等は可成り
の湿潤強度と寸法安定性を有していなければなら
ない。この様な紙や不織布の使用は製造されるシ
ートの柔軟性を阻害するので、連続物で巻取りと
して取扱う場合には樹脂の含有量を一定値以下に
保たなければならない。 〔問題点を解決するための手段〕 之等の欠点を解決するために鋭意検討した結
果、高吸水性樹脂層に何等他の補強材を加えるこ
と無く高吸水性シートを製造することに成功し本
発明を成すに至つた。 本発明では高吸水性樹脂を効率良く利用するこ
とが出来、製造工程も複雑にはならない。このシ
ートは柔軟性に富み、貼合するシートによつては
非常に肌触りの良い物を得ることが出来る。また
トイレツトペーパーなどの水溶解性のシートを貼
合すれば、その機能は高吸水性シートにも付与さ
れる。この様に種々の機能を有するシートを貼合
することによつて高吸水性シートの機能性が増し
幅広い利用を可能にするのである。 〔作 用〕 本発明によるシートは、多孔構造を有する高吸
水性樹脂層と、その片面或いは両面に柔軟性の高
いシートを貼合させた、柔軟性と高吸水性能とを
併有する複合シートである。高吸水性樹脂は水溶
性高分子を架橋結合させることによつて得られ
る。本発明では水溶性高分子の水溶液に架橋剤及
び起泡剤を加え、剥離基材に塗工した後、架橋さ
せてシート状の高吸水性樹脂を得た。この時の高
分子水溶液は発泡させた状態で剥離基材に塗工さ
れている。発泡することにより剥離基材への大量
均一塗工を可能にし、シート形状を保つだけの厚
みと強度を付与することに成功した。発泡により
生じた多孔構造は架橋後も消減することがないの
で、製造された高吸水性シートは嵩高低密度化す
ると共に表面積が飛躍的に広がり、吸水速度の向
上に役立つている。嵩高低密度化の効果は更にも
う一つの性能を生み出した。それは本発明による
高吸水性シートは湿度と平衡状態になる迄吸湿す
ると非常に柔軟性が増すことである。この性質を
利用して架橋後一定の水分を保つことにより、高
吸水性シートに柔軟性を付与し巻取ることを可能
にした。この様な高吸水性にするためには発泡倍
率を4倍以上にする必要がある。しかし、この水
分状態では高吸水性シート表面に粘着性が生じて
了う。そこで高吸水性シートの片面或いは両面に
低坪量のシート状物を貼合し、巻取り時のブロツ
キングを防止した。貼合には高吸水性シート表面
の粘着性を利用しているので接着剤は必要無い。
貼合用シートは含浸や塗工に用いる様な高い湿潤
強度や寸法安定性を有している必要が無く、ブロ
ツキングさえ防止出来れば、そのものの性能とし
て充分である。之に適合する物としてはペーパー
タオル、トイレツトペーパー、テイシユペーパー
などがあり、之等を使用することによつて吸水性
能を阻害すること無く、柔軟性が高く肌触りの良
い柔軟な高吸水性シートを得ることが出来る。 〔実施例及び発明の効果〕 以下、実施例により発明の効果を示す。 実施例 1 ポリアクリル酸ソーダ100固形重量部(以下、
部と略記する)に対して架橋剤であるエチレング
リコールジグリシジルエーテル1部、起泡剤(商
品名、サンノプコSN−EX0099)6部を混合し濃
度15%の水溶液とした。このものを撹拌機で4倍
に発泡させ、1.5mmの厚さで工程紙に塗工した。
発泡倍率は次式により算出した。 発泡倍率=発泡体単位容量当りの重量/未発泡溶液単
位容量当りの重量 塗工後、140℃の熱風を3分間吹付け塗工物の
表面を乾燥させた。之に坪量23g/m2のペーパー
タオル用原紙を重ね、工程紙、高吸水性樹脂、ペ
ーパータオルの順の3層構造にして巻取つた。室
温で3目間の熟成期間を採ることで充分な架橋状
態になり、高吸水性樹脂層の水分は周囲の空気の
湿度と平衡状態になる。この状態では高吸水性樹
脂層の表面は適度な粘着性を有し、同時に巻取つ
たペーパータオルと自動的に貼合される。高吸水
性樹脂とペーパータオルの2層構造から成るシー
トを工程紙から剥離し、別のペーパータオルを重
ねサンドイツチ状の構造にして巻取つた。 比較例 1 ガラス繊維10部を発泡前の高分子溶液に加え、
他の条件は実施例1と同様にして高吸水性シート
を得た。 比較例 2 パルプ繊維10部を発泡前の高分子溶液に加え、
他の条件は実施例1と同様にして高吸水性シート
を得た。 表1に吸水時間と吸水倍率の関係を示した。吸
水倍率は、シートをイオン交換水に浸漬し1G2グ
ラスフイルターで10秒間吸引脱水し余分な水を取
除いてから測定した。 吸水倍率=吸水後のシート重量−
シートの絶乾重量/シートの絶乾重量
【表】
実施例1によるシートは約20秒で飽水状態とな
り、良好な吸水速度を示した。吸水量は自重の80
倍で、ガラス繊維を混合した比較例1よりも高い
吸水量を示した。親水性であるパルプ繊を混合し
た比較例2よりも高い吸水量を示した。 比較例 3 実施例1で用いた、ポリアクリル酸ソーダ+架
橋剤+起泡剤の15%溶液を発泡させずに工程紙上
に塗工し、140℃に調節した送風乾燥機中で20分
間乾燥した。吸水速度を表2に示した。
り、良好な吸水速度を示した。吸水量は自重の80
倍で、ガラス繊維を混合した比較例1よりも高い
吸水量を示した。親水性であるパルプ繊を混合し
た比較例2よりも高い吸水量を示した。 比較例 3 実施例1で用いた、ポリアクリル酸ソーダ+架
橋剤+起泡剤の15%溶液を発泡させずに工程紙上
に塗工し、140℃に調節した送風乾燥機中で20分
間乾燥した。吸水速度を表2に示した。
【表】
【表】
発泡させずに製造した比較例3に比べて、実施
例1によるものは吸水量、吸水速度共に遥かに優
れていることが判る。 実施例 2,3 貼合用シートにテイシユペーパーとトイレツト
ペーパーを用いて実施例2,3を行ない、吸水倍
率を表3に示した。貼合用シート以外の条件、方
法は実施例1と同様である。吸水時間は1分間で
実施例1と同様に吸水量を測定した。
例1によるものは吸水量、吸水速度共に遥かに優
れていることが判る。 実施例 2,3 貼合用シートにテイシユペーパーとトイレツト
ペーパーを用いて実施例2,3を行ない、吸水倍
率を表3に示した。貼合用シート以外の条件、方
法は実施例1と同様である。吸水時間は1分間で
実施例1と同様に吸水量を測定した。
【表】
テイシユペーパーやトイレツトペーパーを用い
ても充分シートを造ることが出来、吸水倍率にも
影響が無かつた。
ても充分シートを造ることが出来、吸水倍率にも
影響が無かつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 多孔構造の吸水性重合体シートの少なくとも
片面にブロツキング防止用層を備えた柔軟で多孔
質の吸水性シート。 2 水不溶性吸水性重合体を形成し得る水溶性高
分子物と架橋剤及び起泡剤を含む水性液を発泡倍
率4倍以上に発泡させ剥離性平面基材に塗工、乾
燥後、ブロツキング防止用シートと貼合した後、
架橋反応を完了させ剥離基材から剥離することを
特徴とする柔軟で多孔質の吸水性シートの製造
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61228396A JPS6382739A (ja) | 1986-09-29 | 1986-09-29 | 柔軟で多孔質の吸水性シ−ト及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61228396A JPS6382739A (ja) | 1986-09-29 | 1986-09-29 | 柔軟で多孔質の吸水性シ−ト及びその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6382739A JPS6382739A (ja) | 1988-04-13 |
JPH0336662B2 true JPH0336662B2 (ja) | 1991-06-03 |
Family
ID=16875811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61228396A Granted JPS6382739A (ja) | 1986-09-29 | 1986-09-29 | 柔軟で多孔質の吸水性シ−ト及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6382739A (ja) |
-
1986
- 1986-09-29 JP JP61228396A patent/JPS6382739A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6382739A (ja) | 1988-04-13 |
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