JPH0336596Y2 - - Google Patents

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JPH0336596Y2
JPH0336596Y2 JP1983070352U JP7035283U JPH0336596Y2 JP H0336596 Y2 JPH0336596 Y2 JP H0336596Y2 JP 1983070352 U JP1983070352 U JP 1983070352U JP 7035283 U JP7035283 U JP 7035283U JP H0336596 Y2 JPH0336596 Y2 JP H0336596Y2
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bucket
protector
corner
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edge
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JP1983070352U
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JPS59178458U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はローダバケツトにおける掘削側コー
ナ部の摩耗対策手段としてのバケツトコーナ保護
装置に関する。
通常、この種のバケツトでは、作業目的に応じ
てツースとカツテイングエツジが交換使用できる
ようになつている。
そして、ツース装着使用に際しては、バケツト
で最も摩耗の激しい掘削側コーナ部をその部分に
装着したコーナツースで保護するようにしてい
る。
しかしながら、カツテイングエツジの装着使用
時には前記バケツトの掘削側コーナ部に何らの摩
耗対策も施されていないのが実情である。
特に、この種のバケツトは溶接構成品のため、
溶接時の入力熱によつて熱処理された部品、例え
ば、コーナーピースやバケツト両側板前端側のサ
イドエツジ部材等の溶接部は軟化された脆弱状態
になる。
もつて、カツテイングエツジ装着バケツトの作
業時には、前記溶接部が露出状態の儘となること
によりバケツト本体の掘削側コーナ部における該
溶接部の著しい摩耗を余儀なくされ、これに起因
してツース再使用の際における前記コーナ部への
コーナツースの装着が極めて困難になり、かつ、
バケツト修理費が嵩んだ揚句、バケツト寿命が短
くなるなど、種々の不都合が生じる結果となつて
いる。
そこで、バケツトをカツテイングエツジ装着状
態にして使用する場合、その掘削側コーナ部にお
けるバケツト両側板に該側板前端縁を覆うプロテ
クタをボルト締めすることも色々と考えられてい
る。
しかしこの場合、砂利等の積込みや土場整地等
のバケツト作業時において、プロテクタに作用す
る外力が該プロテクタ締着用ボルトの強烈な剪断
荷重となつて該ボルトに直接作用する。
このため、プロテクタ締着用ボルトが前述の如
き苛酷な負荷に起因して屈曲し、これによつてプ
ロテクタの爾後脱着が極めて困難になつたり、前
記ボルトの早期欠損やバケツト両側板の溶接部の
亀裂損傷および該両側板とプロテクタのボルト締
着部における早期損傷等を招いて、バケツト修理
費が嵩んだ揚句、バケツト寿命が短くなるなど、
バケツト本体の耐久性の点で種々の不都合が生じ
る結果となる。
また、従来、実開昭51−115201号の建設機械に
おけるバケツトではバケツト前縁部に溝型断面形
状のプロテクタを脱着可能に取り付けて保護する
掘削端縁部分が開示されている。
しかし上記構成では左右のバケツト側板を一連
の部材で覆うと共にそれぞれが複数個所でバケツ
ト側板にボルト締めされているので、掘削端縁部
分に正面側から負荷がかかるとプロテクタにはボ
ルト位置を軸として回転方向に力が働くが、3個
所でボルト締めしているとボルト部分に集中して
しまい、ボルトが曲がつたり、損傷しやすい欠点
があつた。
また、実開昭57−105349号にはバケツトの側板
の外方にサイドカツタを軸を中心に回動可能に設
け、側板とサイドカツタにそれぞれ形成されたテ
ーパ状の凹溝とこれに嵌挿された鋼球との係合に
よつて、サイドカツタにかかる外力を受けるた構
成が知られている。
しかし、上記構成では、サイドカツタにかかる
荷重は凹溝を介してバケツト側板に側方からかか
ることになるので、バケツトの溶着部分にまで負
荷がかかる欠点があり、また大きな荷重には対応
できない欠点がある。
この考案は上記事情に鑑みて創案されたもので
あつて、その主たる課題は、プロテクタをそれぞ
れバケツト側板へ取付けると共にボルト締めを1
個所で行なつて取付ボルトへの負荷の集中を防ぎ
ながら、バケツトの掘削側コーナ部を保護すると
共に、切欠係合部と係合パツドの衝合によりプロ
テクタを上下方向に拘束して確実に負荷をバケツ
ト本体側に分散することのできるバケツトコーナ
ガード装置を提供することにある。
上記課題を達成するために、この考案では、 バケツト本体の掘削側コーナ部でそのバケツト
両側板に補強用コーナピースが一体に設けられた
ローダバケツトのコーナ保護装置において、 (a) バケツト両側板の各前端縁部をそれらの端縁
部に沿つて一連に衝合し少なくとも前記コーナ
ピースをその前端縁に沿つて覆う形状に形成さ
れた杆状のプロテクタを設ける、 (b) 該プロテクタの裏面で左右一対に突出すると
共に、1個所で前記コーナピースを貫通して各
バケツト側板に脱着可能にボルト締めされるプ
ロテクタ取付用ブラケツトを設ける、 (c) 前記コーナピース側のバケツト両側板の前端
縁部に前から後ろへ切欠形成された切欠係合部
を設ける、 (d) プロテクタの裏面で前記一対のプロテクタ取
付用ブラケツトの間に配置されて後方へ突設す
ると共に、前記切欠係合部に嵌合して上下方向
に拘束される係合パツドを設ける、 という技術的手段を講じている。
これによつて、プロテクタにかかる負荷は、ボ
ルトを支点として回転する方向に働く。
ここでボルト締め部分が1個所であると共に、
プロテクタは結合パツドが切欠係合部に係合して
上下方向に拘束されているので、プロテクタはバ
ケツト側板の前端縁部と衝合する。
この際に、プロテクタの裏面に設けられた係合
パツドは切欠係合部に嵌合するので、プロテクタ
が上下方向にずれるおそれがなく確実にバケツト
本体へ応力を分散することができ、上記ボルトへ
負荷がかからないようにする。
以下、この考案の好適実施例を図面に基づき説
明する。
第1図に示すローダバケツト1は、その両側板
2,3の前端部に尖鋭なエツジ部材2a,3aが
かつ、掘削側コーナ部における該エツジ部材2
a,3aと前記両側板2,3とに跨つて補強用の
コーナピース4,5がそれぞれ溶接された周知構
成となつている。
かかる図示例のバケツト1において、各コーナ
ピース4,5の前端縁部にはプロテクタ用の切欠
係合部9がそれぞれ形成され、かつ、掘削側下縁
部(掘削要素取付部)にはカツテイングエツジ6
とサイドエツジ7,8のそれぞれが通常のボルト
締めによつて脱着可能に装着されている。
それらの装着状態において、バケツト1の掘削
側コーナ部における両側板2,3には摩耗対策手
段としてプロテクタ10が脱着可能に装着され
る。
このプロテクタ10は、第2図〜第5図で一層
詳細な如く、前端側が尖鋭エツジ状に形成された
ウエアプレート10Bを一体に有してバケツト両
側板2,3の各前端縁部に当接される縦長のベー
ス10Aと、該ベース裏面の中間部両側に一体形
成されてバケツト両側板2,3のコーナピース
4,5の部分に嵌脱自在に嵌込まれる左右一対の
ブラケツト10C,10Dとからなつて、前記コ
ーナピース4,5およびそれらの近傍におけるエ
ツジ部材2a,3aをそれぞれの前端縁に沿つて
覆う形状の図示例構成になつている。
そして、前記ベース10Aの裏面壁には、前記
切欠係合部9に嵌込整合させるための係合パツド
10Eが一体突設してある。
かかる構成のプロテクタ10において、少なく
ともウエアプレート10Bは熱処理された合金鋼
からなり、かつ、ブラケツト10C,10Dは通
常の熱処理鋼からなつている。
なお、ベース10Aおよび係合パツド10E
は、前記合金鋼または通常の熱処理鋼のいずれか
らなるものであつてもよい。
図示例のブラケツト10C,10Dの場合、こ
れらを前記コーナピース4または5に嵌込んだ状
態において、外側のブラケツト10Cはコーナピ
ース4または5の下端乃至その近傍にまで延びて
該コーナピースに対する接触面積が内側ブラケツ
ト10Dのそれよりも大きく形成されている。
斯くして、上記プロテクタ10は、カツテイン
グエツジ6とサイドエツジ7,8が装着されたバ
ケツト1の両側板2,3に次のような要領で取付
けられる。
まず、バケツト両側板2,3のコーナピース
4,5に対しそれぞれの前方からブラケツト10
C,10D間を嵌込みつつ係合パツド10Eを切
欠係合部9に嵌込整合させてプロテクタ10をバ
ケツト両側板2,3の前端縁部に当接させる。
この場合、前記切欠係合部9に対する係合パツ
ド10Eの嵌込整合によつて、ブラケツト10
C,10Dのボルト孔10F,10Gと、前記コ
ーナピース4,5の部分に穿設されたボルト孔4
a,5a(第5図参照)とが必然的に合致挿通す
る。
そこで、それらのボルト孔10F,10Gと4
aおよび5aとにボルト11を挿通し、これにナ
ツト12を螺合して緊締することにより、プロテ
クタ10がバケツト両側板2,3に締着固定され
る。
この状態のバケツト1が砂利等の積込作業や土
場整地作業等に供される。
その作業時において、前記プロテクタ10には
その前方から衝撃荷重等の外力が作用する。
この場合、バケツト側の切欠係合部9にプロテ
クタ側の係合パツド10Eが前述の如く嵌込整合
されているため、前記外力は係合パツド10Eを
介してバケツト1本体に伝達される。
このため、バケツト作業時におけるプロテクタ
締着用ボルトへの苛酷な負荷が未然に防止され
る。
また、上記実施例でのプロテクタ10はウエア
プレート10Bのみが熱処理合金鋼からなつてい
るので、コストの点でも頗る有利で且つ充分なプ
ロテクタ機能を発揮する。
以上この考案では、バケツトの掘削側コーナ部
をガードするためのプロテクタを通常のボルト締
めで脱着可能に締着するものでありながら、該ボ
ルトに対するバケツト作業時の苛酷な負荷を未然
に防止し得るため、その負荷に起因した前記ボル
トの屈曲や損傷およびバケツト両側板の溶接部の
亀裂損傷等を招く惧れがなくなる。
従つて、溶接構成品であるバケツト本体のコー
ナピース等の如き部品溶接部など、その掘削側コ
ーナ部を完全に保護でき、これによつて、特に前
記溶接部の早期摩耗を確実に防止できる。このた
め、ツース再装着時の不都合が一切なくなつてバ
ケツト本体の耐久性が大きく向上するなど、種々
のメリツトが得られる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の好適実施例を示すもので、第
1図はプロテクタが装着されたローダバケツトの
斜視図、第2図は同バケツトにおけるプロテクタ
装着部分の拡大斜視図、第3図はプロテクタの一
部を破断した裏側斜視図、第4図は同側面図、第
5図は第4図の−線断面である。 1……バケツト、2,3……バケツト両側板、
4,5……コーナピース、9……切欠係合部、1
0……プロテクタ、10C,10D……ブラケツ
ト、10E……係合パツド、11……ボルト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) バケツト本体の掘削側コーナ部でそのバケツ
    ト両側板に補強用コーナピースが一体に設けら
    れたローダバケツトのコーナ保護装置におい
    て、 バケツト両側板の各前端縁部をそれらの端縁
    部に沿つて一連に衝合し少なくとも前記コーナ
    ピースをその前端縁に沿つて覆う形状に形成さ
    れた杆状のプロテクタと、 該プロテクタの裏面で左右一対に突出すると
    共に、1個所で前記コーナピースを貫通して各
    バケツト側板に脱着可能にボルト締めされるプ
    ロテクタ取付用ブラケツトと、 前記コーナピース側のバケツト両側板の前端
    縁部に前から後ろへ切欠形成された切欠係合部
    と、 プロテクタの裏面で前記一対のプロテクタ取
    付用ブラケツトの間に配置されて後方へ突設す
    ると共に、前記切欠係合部に嵌合して上下方向
    に拘束される係合パツドとからなることを特徴
    とするバケツトコーナ保護装置。 (2) プロテクタは、その前端側が尖鋭なエツジ状
    に形成されたウエアプレートを有し、該ウエア
    プレートが熱処理合金鋼からなり、かつ、ブラ
    ケツトが通常の熱処理鋼からなつていることを
    特徴とした実用新案登録請求の範囲第1項に記
    載のバケツトコーナ保護装置。 (3) プロテクタ取付用ブラケツトは、バケツト側
    コーナピースを挟み込む内外側一対のブラケツ
    トからなり、その外側ブラケツトは前記コーナ
    ピースの下端乃至その近傍にまで延びて該ピー
    スに対する接触面積が内側ブラケツトのそれよ
    りも大きくなつていることを特徴とした実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載のバケツトコー
    ナ保護装置。
JP7035283U 1983-05-11 1983-05-11 バケツトコ−ナ保護装置 Granted JPS59178458U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7035283U JPS59178458U (ja) 1983-05-11 1983-05-11 バケツトコ−ナ保護装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7035283U JPS59178458U (ja) 1983-05-11 1983-05-11 バケツトコ−ナ保護装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59178458U JPS59178458U (ja) 1984-11-29
JPH0336596Y2 true JPH0336596Y2 (ja) 1991-08-02

Family

ID=30200506

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7035283U Granted JPS59178458U (ja) 1983-05-11 1983-05-11 バケツトコ−ナ保護装置

Country Status (1)

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JP (1) JPS59178458U (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51115201U (ja) * 1975-03-14 1976-09-18
JPS57105349U (ja) * 1980-12-16 1982-06-29

Also Published As

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JPS59178458U (ja) 1984-11-29

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