JPH0336540Y2 - - Google Patents

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JPH0336540Y2
JPH0336540Y2 JP1987080730U JP8073087U JPH0336540Y2 JP H0336540 Y2 JPH0336540 Y2 JP H0336540Y2 JP 1987080730 U JP1987080730 U JP 1987080730U JP 8073087 U JP8073087 U JP 8073087U JP H0336540 Y2 JPH0336540 Y2 JP H0336540Y2
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JP
Japan
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forming area
fabric
fine
rough
collar
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JP1987080730U
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JPS63192481U (ja
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  • Outerwear In General, And Traditional Japanese Garments (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 この考案は、着用時におけるしわの発生および
着くずれ等の弊害を考慮してなされた和服用反物
に関するものである。
(b) 従来の技術およびその問題点 従来、和服用反物として、緯糸に強撚糸を織り
込むことによつて形成されるしぼ織物を利用する
ことが知られている。しかしながら、従来のしぼ
織物を利用した和服用反物は、反物全長にわたつ
て一様にしぼ形成されているものであり、デザイ
ン上の特異性を図つたものにすぎず、仕立上り着
物における機能との関連において設計されている
ものではなかつた。
(c) 本考案の技術的課題 そこで、この考案は、和服着用時に、しわが生
じにくく、かつ着くずれしにくい和服を形成する
に適した和服用反物を提供することにある。
(d) 本考案の技術的手段 この考案は、上記する目的を達成するにあたつ
て、具体的には、緯糸に強撚糸を織り込み、しぼ
織物として形成してなる反物であつて、前記反物
は、長さ方向に衽形成域、右身頃形成域、左身頃
形成域、袖形成域、および衿形成域を備え、前記
袖形成域および衿形成域は、細かなしぼ部を有
し、前記衽形成域は、細かなしぼ部と、前記細か
なしぼ部から一端側に向けて漸次荒くなる荒いし
ぼ部とを有し、前記右身頃および左身頃形成域
は、各中間における細かなしぼ部と、前記細かな
しぼ部から各両端部にむけて漸次荒くなる荒いし
ぼ部とを有してなる和服用反物である。
(e) 本考案の実施例 以下、この考案になる和服用反物について、図
面に示す具体的な一実施例にもとづいて詳細に説
明する。
この考案になる和服用反物1は、緯糸に強撚糸
を織り込むことによつて、しぼ付け可能に織成り
したものからなつている。前記反物1は、長さ方
向に、衽形成域2,2、右身頃形成域3、左身頃
形成域4、袖形成域5,5および衿形成域6,6
を有している。図において、参照符号7は、当該
反物1のネーム表示域である。前記各域2〜6
は、和服仕立時に裁断するための裁断ライン8に
沿つて区画形成されており、各構成域の長さ方向
の寸法例を示すと次の通りである。
衽形成域……約140cm(約4尺5寸) 右身頃形成域……約290cm(約9尺5寸) 左身頃形成域……約290cm(約9尺5寸) 袖形成域×2+衿形成域……約380cm(約12尺
5寸) 一方、この考案になる和服用反物1は、前記各
部形成域2〜6に関連して、あらかじめ設定した
寸法範囲にわたつて細かなしぼ部9と、前記細か
なしぼ部9から漸次荒いしぼ部10とを有してい
る。図に示す実施例において、両袖形成域5,5
および衿形成域6,6は細かなしぼ部9にわたつ
て形成されている。これに対して、前記衽形成域
2,2は、細かなしぼ部9と、前記細かなしぼ部
9から一端部側2aに向けて漸次荒くなる荒いし
ぼ部10とを有している。前記荒いしぼ部10
は、反物1の長さ方向の寸法において約60cm(約
2尺)である。さらに、前記右身頃形成域3およ
び左身頃形成域4は、それぞれそれらの中間にお
ける細かなしぼ部9と、前記細かなしぼ部9から
各両端部側3a,4aに向けて漸次荒くなる荒い
しぼ部10,10とを有している。前記各荒いく
ぼ部10,10は、それぞれ反物の長さ方向の寸
法において約60cm(約2尺)である。
(f) 本考案の実施例 以上の構成になるこの考案の和服用反物は、こ
れによつて一着の和服を仕立てる際、以下に示す
通りきわめて有効に作用するものである。まず、
当該反物1は、あらかじめ設定されている裁断ラ
イン8に沿つて裁断され、周知の縫着技術に従つ
て一着の着物に仕立て上げられる。この考案の反
物1は、その荒いしぼ部10が、仕立上げられた
着物の着用時においてしわが生じやすい部所に出
現するように設計されているので、和服着用時に
おけるしわの発生を可及的に防止することができ
る。また、この考案の反物は、その他の部分にお
いて全体的に細かなしぼ部によつて形成されてい
るので、着用時における着くずれ防止の点におい
ても有効なものであるといえる。
【図面の簡単な説明】
図面は、この考案になる和服用反物の具体的な
実施例を示す平面図である。 1……反物、2……衽形成域、3……右身頃形
成域、4……左身頃形成域、5……袖形成域、6
……衿形成域、9……細かなしぼ部、10……荒
いしぼ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 緯糸に強撚糸を織り込み、しぼ織物として形成
    してなる反物であつて、前記反物は、長さ方向に
    衽形成域、右身頃形成域、左身頃形成域、袖形成
    域、および衿形成域を備え、前記袖形成域および
    衿形成域は、細かなしぼ部を有し、前記衽形成域
    は、細かなしぼ部と、前記細かなしぼ部から一端
    側に向けて漸次荒くなる荒いしぼ部とを有し、前
    記右身頃および左身頃形成域は、各中間における
    細かなしぼ部と、前記細かなしぼ部から各両端部
    に向けて漸次荒くなる荒いしぼ部とを有してなる
    ことを特徴とする和服用反物。
JP1987080730U 1987-05-26 1987-05-26 Expired JPH0336540Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987080730U JPH0336540Y2 (ja) 1987-05-26 1987-05-26

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JP1987080730U JPH0336540Y2 (ja) 1987-05-26 1987-05-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63192481U JPS63192481U (ja) 1988-12-12
JPH0336540Y2 true JPH0336540Y2 (ja) 1991-08-02

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ID=30931803

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JPS63192481U (ja) 1988-12-12

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