JP3008391U - ジーンズ生地製多様的着物 - Google Patents

ジーンズ生地製多様的着物

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JP3008391U
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JP
Japan
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kimono
jeans
cloth
sewn
variety
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JP1994011919U
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Inventor
松居正和
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松居産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】耐洗濯性に優れ、且つ長年の着用並びに洗濯の
繰り返しにより、独特の風合いが加味されるカジュアル
性の高いジーンズ生地に着目し、当該ジーンズ生地を着
物に対して適用する。 【構成】ジーンズ生地でなる着物1であり、それぞれ左
右一対の前身頃2A、2B、後身頃3A、3B、衽4
A、4B、袖5A、5B、並びに一つの襟6を有し、裾
端7が次段縫成処理において適宜縫着処理可能なように
未縫成タイプの自由端として形成され、着用者の背丈に
合わせ、あるいは着用者が要望する適宜丈の着物形態に
合わせて裾端側を適宜丈位置で処理し、丈位置11Lの
長着形態、丈位置11Sの半天形態或いはその中庸の着
物形態のものとして選択的に適用することができるよう
になっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ジーンズ生地、好ましくはブルージーンズ生地を素材とするもの であって、該ジーンズ生地を和裁様に仕立て、和洋折衷の趣を醸し、且つ着物形 態の選択的変化性を包含するジーンズ生地製多様的着物を供するものであり、特 に、耐洗濯性の向上に適合し、長年の着用に対し、独特の風合いが加味されるカ ジュアル的なファッション製品を供するべくなしたジーンズ生地製多様的着物に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、ジーンズ生地は、細あや織り綿布、すなわちジーンズ・トゥイ ル(jeans twill) と称する二一緯斜紋のあや織りとなった丈夫な布染綿布であっ て、作業服用の生地として、あるいは流行服地としてのズボン並びに上着などに 多用されてきている。一般的に、ジーンズは、たて糸に20S以下の色糸(イン ジゴで藍色に染めた綿糸を用い、よこ糸にたて糸より細めのさらし糸(または色 糸)を使用し、あや織りにより表面はたて糸が多く現れれて、濃色、裏は淡色と なった所謂ブルージーンズとして提供されている。
【0003】 上記するジーンズ生地は、特に、耐洗濯性に優れており、且つ長年の着用並び に洗濯の繰り返しにより、独特の風合いが加味され、カジュアルファッションの ための素材として多用されている。しかしながら、従来、上記するジーンズ生地 は、洋服仕立てのものにすぎず、着物様に適用されることはなっかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、この考案は、耐洗濯性に優れ、且つ長年の着用並びに洗濯の繰り返し により、独特の風合いが加味されるカジュアル性の高いジーンズ生地に着目し、 当該ジーンズ生地を着物に対して適用しようとするものであり、ジーンズ生地を 和裁様仕立て処理することによって、和洋折衷的な趣のある着物を提供しようと するものである。
【0005】 さらに、この考案の別の目的は、着用者の背丈に合わせ、あるいは着用者が要 望する適宜丈の着物形態に合わせて裾端側を適宜丈位置で裁断し、裁断縁をかが って、長着形態、半天形態あるいはその中庸の着物形態のものとして選択的に供 し得るようになしたジーンズ生地製多様的着物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記する目的を達成するにあたって、具体的には、あや織り厚地 綿布製のジーンズ生地から、それぞれ左右一対の前身頃構成域、後身頃構成域、 衽構成域、袖構成域並びに一つの襟構成域をそれぞれ区画して適宜選択的に裁断 し、これらを和裁様縫成処理によって互いに縫着し、裾端が次段縫成処理におい て適宜縫着処理可能なように未縫成タイプの自由端として構成されるものからな り、 着用者の背丈に合わせ、あるいは着用者が要望する適宜丈の着物形態に合わせ て裾端側を適宜丈位置で裁断し、裁断縁をかがって、長着形態、半天形態あるい はその中庸の着物形態のものとして選択的に適用可能になしたジーンズ生地製多 様的着物を構成するものである。
【0007】 この考案の好ましい例によれば、当該ジーンズ生地製多様的着物は、右襟側に おける下端部分の内側と、これに対応する位置における左側前身頃及び左側後身 頃の縫い目部分とに止め合わせ紐が取り付けられていること、袖が丈方向に比較 的短寸であること、各縫着部分が、洗濯耐久性に富むステッチ縫着処理でなるこ とを、帯あるいはベルトを組み合わせてなることを含むものである。
【0008】
【実施例の説明】
以下、この考案になるジーンズ生地製多様的着物について、図面に示す具体的 な実施例にもとづいて詳細に説明する。この考案の基本的な構成になるジーンズ 生地製多様的着物1についての具体的な実施例を図1に示す。この考案において 、ジーンズ生地製多様的着物1は、あや織り厚地綿布製のジーンズ生地、好まし くは、ブルージーンズ生地からなっている。
【0009】 この考案において、準備されるジーンズ生地は、好ましい一実施例によれば、 着物仕立用の所謂反物形態のものとして供され、それぞれ左右一対の前身頃構成 域、後身頃構成域、衽構成域、袖構成域並びに一つの襟構成域を有するものから なっている。
【0010】 図1に示す実施例において、当該着物1は、前記左右一対の前身頃構成域、後 身頃構成域、衽構成域、袖構成域並びに一つの襟構成域によって、左右一対の前 身頃2A、2B、左右一対の後身頃3A、3B、左右一対の衽4A、4B、左右 一対の袖5A、5B、一つの襟6を縫着処理したものからなっている。
【0011】 この考案の特徴の一つにあって、当該着物1の裾端7は、次段縫成処理におい て適宜縫着処理可能なように未縫成タイプの自由端として形成されている。当該 着物1は、着用者の背丈に合わせ、あるいは着用者が要望する適宜丈の着物形態 に合わせて裾端7側を適宜丈位置で裁断し、裁断縁をかがって、丈位置11Lの 長着形態、丈位置11Sの半天形態、あるいはその中庸の着物形態のものとして 選択的に適用することができるようになっている。
【0012】 さらに、この考案の特徴によれば、当該着物1における袖5A、5Bは、丈方 向に比較的短寸であり、袖口開口8、8を有するものからなっていて、できるだ け筒袖に近い形態のものとして形成されている。このように形成しておくことに より、着用時における着用者の作業性の向上を図っている。
【0013】 また、この考案の別の特徴において、当該着物1は、一対の止め合わせ紐9A 、9Bを有している。前記一対の止め合わせ紐9A、9Bのうち、一方の止め合 わせ紐9Aは、その一端が、右襟側における下端部分の内側縫い付けられており 、他方の止め合わせ紐9Bは、その一端が、これに対応する位置における左側前 身頃2Bと左側後身頃3Bの縫い目部分に縫い付けられている。
【0014】 さらに、この考案の他の特徴の一つにあって、当該ジーンズ生地製多様的着物 1は、その各縫着部分10に沿ってステッチ縫着処理がなされており、それによ って、洗濯耐久性の向上を図っている。
【0015】 この考案になるジーンズ生地製多様的着物1は、例えば、着物1と同じ素材、 あるいは別の素材でなる帯あるいはベルト12を組み合わせた構成を含むもので ある。この場合、前記着物1における外側の丈方向適宜位置に帯あるいはベルト 12を挿通支持しておくための支持手段を設けておくこともできる。前記帯ある いはベルト12は、芯体を内部に縫い込んだ布製のものが好ましいが、そのほか 、洋服用のベルト構造体であってもよい。
【0016】
【考案の効果】
以上の構成になるこの考案のジーンズ生地製多様的着物は、構造が極めて簡単 であり、製造が容易であって、多量生産に適合し、生産性高く製造し得るもので あり、安価に供し得る等の点、さらには、素材が耐洗濯性に優れている点と併せ て長年の着用に適合する点等において、経済的にもきわめて有利に作用するもの といえる。
【0017】 さらに、この考案になるジーンズ生地製多様的着物は、ジーンズ生地の和裁様 に仕立てによる和洋折衷の趣を醸し、且つ着物形態、例えば長着、あるいは半天 さらにはその中庸形態のものとして選択的に利用することができ、その変化性に 富んでいる点、さらには、耐洗濯性の向上に適合し、長年の着用並びに洗濯の繰 り返しに対し、独特の風合いが加味される点等、カジュアル的なファッション製 品として極めて有効に作用するものといえる。
【0018】 さらに、この考案になるジーンズ生地製多様的着物は、ジーンズ生地を素材と している点において、丈夫であり、且つ保温性にも優れている点、実用性の面に おいても極めて有効に作用するものといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この考案になるジーンズ生地製多様的
着物の具体的な一実施例を一部展開して示す概略的な正
面図である。
【符号の説明】
1 着物 2A、2B 前身頃 3A、3B 後身頃 4A、4B 衽 5A、5B 袖 6 襟 7 裾端 8 袖口 9A、9B 止め合わせ紐 10 縫着部 11L 長着用丈位置 11S 半天用丈位置 12 帯あるいはベルト

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 あや織り厚地綿布製のジーンズ生地か
    ら、それぞれ左右一対の前身頃構成域、後身頃構成域、
    衽構成域、袖構成域並びに一つの襟構成域をそれぞれ区
    画して適宜選択的に裁断し、これらを和裁様縫成処理に
    よって互いに縫着し、裾端が次段縫成処理において適宜
    縫着処理可能なように未縫成タイプの自由端として構成
    されるものからなり、 着用者の背丈に合わせ、あるいは着用者が要望する適宜
    丈の着物形態に合わせて裾端側を適宜丈位置で裁断し、
    裁断縁をかがって、長着形態、半天形態あるいはその中
    庸の着物形態のものとして選択的に適用可能になしたこ
    とを特徴とするジーンズ生地製多様的着物。
  2. 【請求項2】 右襟側における下端部分の内側と、これ
    に対応する位置における左側前身頃及び左側後身頃の縫
    い目部分とに止め合わせ紐が取り付けられていることを
    特徴とする請求項1に記載のジーンズ生地製多様的着
    物。
  3. 【請求項3】 袖が丈方向に比較的短寸であることを特
    徴とする請求項1に記載のジーンズ生地製多様的着物。
  4. 【請求項4】 各縫着部分が、洗濯耐久性に富むステッ
    チ縫着処理でなることを特徴とする請求項1に記載のジ
    ーンズ生地製多様的着物。
  5. 【請求項5】 帯あるいはベルトを組み合わせてなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のジーンズ生地製多様的
    着物。
JP1994011919U 1994-08-30 1994-08-30 ジーンズ生地製多様的着物 Expired - Lifetime JP3008391U (ja)

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