JPH0336530Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、織物原料用箔糸に係る。

「従来の技術」 従来和紙の引箔用箔糸は整織後織布に皺を生起
せしめ、又絹織物を細切してなる引箔用糸は同織
物の織皺により織布に織皺を生起せしめる欠点が
ある。

「考案が解決しようとする問題点」 本考案はこれに対し皺を生起せしめず柔軟美麗
な箔糸を構成しようとするものである。

「問題を解決するための手段」 本考案は、裏面に和紙１を接着（水溶性樹脂性
接着剤を可とし、又ローラーによる転圧で接着す
るのが好適である）した絹織物２の表面に柄模様
３を画き（漆、塗料等で画くを可とする）、而し
てその面上全面に箔４を貼付し、これを細切形成
してなるものである。

「作用」 本考案は上記の構造よりなるから、絹織物と和
紙の接着により柔軟性を付与せられると共に織皺
が消去され、又柄模様３は箔４を透過して同模様
の色相と箔の光沢と相俟つて美観を現出せしめ
る。

「考案の効果」 従つて、柔軟且つ美麗にして織皺の生じない良
好な箔織物を構成しうる効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は断面図である。 １：和紙、２：絹織物、３：柄模様、４：箔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 裏面に和紙１を接着した絹織物２の表面に柄模
   様３を画き、而してその面上全面に箔４を貼付し
   て形成した箔糸。