JPH0336404Y2 - - Google Patents

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JPH0336404Y2
JPH0336404Y2 JP11510086U JP11510086U JPH0336404Y2 JP H0336404 Y2 JPH0336404 Y2 JP H0336404Y2 JP 11510086 U JP11510086 U JP 11510086U JP 11510086 U JP11510086 U JP 11510086U JP H0336404 Y2 JPH0336404 Y2 JP H0336404Y2
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JP
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core material
slip net
wire
colored layer
net
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JP11510086U
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JPS6321108U (ja
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  • Ropes Or Cables (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) この考案はタイヤ用滑り止めネツトに関する。 第7図にて示したDは従来周知なタイヤ用滑り
止めネツトである。 この滑り止めネツトDは、第8図に示す如き合
成ゴムからなる長紐状の線条材本体d1の中心部に
細紐状の高張力性芯材d2を内設して成る線条材d
を図示した如き網目パターンに組んで一体成形し
たものであり、上記滑り止めネツトDを構成する
線条材dの引張強度の大半は芯材d2にて維持して
いる。 上記した如きタイヤ用滑り止めネツトDは、合
成ゴムから成る線条材本体d1が使用を重ねるに連
れて表面側から徐々に摩耗し、やがて芯材d2が露
出するに至るが、(第8図)現在では滑り止めネ
ツトDの表面(線条材の表面)に芯材d2が露出し
た時点で使用を中止している。 しかし、芯材d2が上記の如く露出した時点で
は、この芯材d2を構成する一部の繊維が既に切断
されている場合が多く、芯材d2が露出しているの
を使用者が見逃すと滑り止めネツトDの引張強度
が急激に低下し、走行中に破断する危険性があ
る。 従つて、芯材d2が滑り止めネツトDの表面から
露出する直前に使用を中止するべきであるが、前
記した如き構成の滑り止めネツトDでは使用の中
止時期を知る手立てが全くない。 (技術的課題) 本考案の技術的課題は、タイヤ用滑り止めネツ
トに、線条材本体の摩耗が芯材に至る直前に使用
中止時期を確認できる機能を具備させることであ
る。 (技術的課題を解決する為の手段) 長紐状の線条材を網状に組んで滑り止めネツト
本体を成形し、前記線条材は合成ゴム等から成る
線条材本体の略中心部に沿つて細紐状の高張力性
芯材を内設し、この芯材の周囲を上記線条材本体
と異なる色に着色した合成ゴム等から成る着色層
で被覆したものである。 (作用) 以上の構成によれば、使用を重ねるに連れて線
条材本体は表面側から徐々に摩耗し、摩耗が芯材
の直前まで進むと線条材の表面に線条材本体と異
なる色の着色層が露出する。 (効果) 本考案は以上の如きものであるから、線条材本
体の摩耗が芯材の直前まで進んだ時、線条材表面
に着色層が露出するので、芯材が切断される前に
使用中止時期を的確に知ることができるものであ
る。 また、着色層は線条材本体と異なる色に着色し
たので、着色層が線条材の表面に露出した際に良
く目立ち、確認し易いものである。 (実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。 第1図に示したAはタイヤ用滑り止めネツトで
ある。この滑り止めネツトAは、後述する如き長
紐状の線条材aを図示した如き網目パターンに組
んだ後、一体に仕上げ成形したものである。滑り
止めネツト本体1の両端には同本体1を連結する
為の連結帯2と連結部3,3を形成し、滑り止め
ネツト本体1内側縁に沿つて締付ロープ4を付設
すると共に、外側縁に沿つて締付用のゴムバンド
5を掛止するフツク6を所定の間隔を置いて取付
けて構成され、タイヤBに装着した際には第2図
に示した如き状態で巻回されるものである。 第3図に示す如く、滑り止めネツト本体1を構
成する線条材aは、長紐状で且つ断面が略正方形
の線条材本体a1を合成ゴムにて形成し、この線条
材本体a1の略中心部に沿つて高張力合成繊維から
成る細紐状の芯材a2を4本内設し、この芯材a2
周りに上記線条材本体a1と異なる色に着色した合
成ゴムから成る着色層a3を被覆したものである。 上記した滑り止めネツト本体1は、未加硫状態
の線条材a′を網状に組んで未成形の滑り止めネツ
ト本体1′を形成し、この本体1′をプレス型にて
加硫しながら一体にプレス成形したものであり、
線条材aの線条材本体a1及び着色層a3も製造当初
は未加硫の合成ゴムを用いて作られている。 未加硫状態の線条材a′は、第5図にて示す如
き、押出し成形装置Cにて成形するものであり、
ゴム槽c1内に溶剤を加えて糊状にした着色合成ゴ
ムを入れ、このゴム槽c内に4本の芯材a2を付け
入れて通過させ、各芯材a2の周りに着色合成ゴム
を被覆して着色層a3′を作る。 次いで、上記芯材a2周りに被覆した着色合成ゴ
ムを乾燥させ、且つ同芯材a2を押出し機c2の押出
し口c3内に張力を加えた状態で送り込む。押出し
口c3は断面略正方形であり、この押出し口c3の略
【表】 上記した表は着色層a3を形成する着色合成ゴム
の一配合例であるが、表の中の着色顔料には滑り
止めネツト本体1と異なる色を用いるものであ
る。着色層aの色は、滑り止めネツト本体1が大
抵の場合黒色であるので、黒以外の色であれば良
いが、具体的には着色層c3が黒い線条材本体a1
表面に露出した際に良く目立つ様に、黄色や白色
にするものである。 第6図は別実施例の滑り止めネツトの線条材
a″の断面を示すものである。この線条材a″は4本
の芯材a2を一束にまとめ、この周りに着色層a3
被覆したものである。 芯材a2の本数及び配列は設計及び製造上の意向
によつて定めるものであり、本数は複数本若しく
は一本でも良く、また、配列も水平に一列に並べ
たり、また、摩耗に対する耐久性を考慮して芯材
a2の束を中心部より幾分裏面側へずらして設けて
も良い。(図示せず) 上記した如き滑り止めネツトAは使用を重ねる
と、滑り止めネツト本体1を構成する線条材aが
第4図に示す如く表面側より徐々に摩耗する。や
がて摩耗は着色層a3まで至り、線条材本体1の表
面に露出して使用の中止時期を促す。 着色層a3の表層が初めて露出してから芯材a2
表面が摩耗するまでの期間は、着色層a3の厚さに
比例するものである。違つて、着色層a3があまり
薄すぎると、使用者が着色層a3の露出を発見しな
いうちに芯材a2が切断される可能性があるので、
着色層a3の厚さは使用者がしばらくの間、着色層
a3の露出に気が付かなくとも、摩耗が芯材a2まで
至らない程度に余裕を持つた厚さにすることが重
要である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施した滑り止めネツトを示
す一部省略して示す正面図、第2図は同滑り止め
ネツトをタイヤに装着した状態を示す正面図、第
3図は第1図のX−X線断面図、第4図は表面が
摩耗した線条材の断面図、第5図は線条材の押出
し成形装置を示す斜視図、第6図は芯材を束ねた
線条材の断面図、第7図は従来の滑り止めネツト
を一部省略して示す正面図、第8図は第7図のY
−Y線断面図である。 図中、A:タイヤ用滑り止めネツト、B:タイ
ヤ、a:線条材、a1:線条材本体、a2:芯材、
a3:着色層、1:滑り止めネツト本体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長紐状の線条材を網状に組んで滑り止めネツト
    本体を成形し、前記線条材は合成ゴム等から成る
    線条材本体の略中心部に沿つて細紐状の高張力性
    芯材を内設し、この芯材の周囲を上記線条材本体
    と異なる色に着色した合成ゴム等から成る着色層
    で被覆したタイヤ用滑り止めネツト。
JP11510086U 1986-07-25 1986-07-25 Expired JPH0336404Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11510086U JPH0336404Y2 (ja) 1986-07-25 1986-07-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11510086U JPH0336404Y2 (ja) 1986-07-25 1986-07-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6321108U JPS6321108U (ja) 1988-02-12
JPH0336404Y2 true JPH0336404Y2 (ja) 1991-08-01

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ID=30998447

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JP11510086U Expired JPH0336404Y2 (ja) 1986-07-25 1986-07-25

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JPS6321108U (ja) 1988-02-12

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