JPH0335900Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0335900Y2 JPH0335900Y2 JP1986095660U JP9566086U JPH0335900Y2 JP H0335900 Y2 JPH0335900 Y2 JP H0335900Y2 JP 1986095660 U JP1986095660 U JP 1986095660U JP 9566086 U JP9566086 U JP 9566086U JP H0335900 Y2 JPH0335900 Y2 JP H0335900Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reed valve
- suction
- reed
- discharge
- valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 235000014676 Phragmites communis Nutrition 0.000 claims description 71
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 5
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 5
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、中間プレートに吸入孔と吐出孔を設
け、これらの吸入孔及び吐出孔に対応して吸入リ
ード弁と吐出リード弁を備えたエアコンプレツサ
に関する。
け、これらの吸入孔及び吐出孔に対応して吸入リ
ード弁と吐出リード弁を備えたエアコンプレツサ
に関する。
(従来の技術)
この種のエアコンプレツサは、例えば実開昭60
−58887号公報に記載されているように、中間プ
レートに吸入孔と吐出孔を設け、中間プレートの
下部に吸入リード弁を配設するとともに、中間プ
レートの上部に吐出リード弁を備えている。これ
らは、吸入リード弁の場合、シリンダ内をピスト
ンが下降した際負圧を受けることにより開弁し、
吐出リード弁は、ピストンの上昇により圧縮圧力
を受けて開弁するものであることが知られてい
る。
−58887号公報に記載されているように、中間プ
レートに吸入孔と吐出孔を設け、中間プレートの
下部に吸入リード弁を配設するとともに、中間プ
レートの上部に吐出リード弁を備えている。これ
らは、吸入リード弁の場合、シリンダ内をピスト
ンが下降した際負圧を受けることにより開弁し、
吐出リード弁は、ピストンの上昇により圧縮圧力
を受けて開弁するものであることが知られてい
る。
(考案が解決しようとする課題)
これらのリード弁に対する圧力は、エアコンプ
レツサの回転速度や負荷によつて不断に変化する
ものであつて、低速・高負荷時に小さく、逆に高
速・低負荷時に大きくなるものであるところ、最
近のエアコンプレツサは低速から高速までの広範
囲に亘つて使用されてきているので、上記従来構
造では、低高速の負荷特性に対応して高性能を維
持することができなかつた。殊に吸入リード弁の
場合、負圧特性に追従して開弁するには限界があ
つた。
レツサの回転速度や負荷によつて不断に変化する
ものであつて、低速・高負荷時に小さく、逆に高
速・低負荷時に大きくなるものであるところ、最
近のエアコンプレツサは低速から高速までの広範
囲に亘つて使用されてきているので、上記従来構
造では、低高速の負荷特性に対応して高性能を維
持することができなかつた。殊に吸入リード弁の
場合、負圧特性に追従して開弁するには限界があ
つた。
(課題を解決するための手段)
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、
この種のリード弁を改良することにより、上記欠
点を除去することを目的とする。
この種のリード弁を改良することにより、上記欠
点を除去することを目的とする。
この目的を達成するために本考案は、中間プレ
ートに吸入孔と吐出孔を設け、これらの吸入孔及
び吐出孔に対応して吸入リード弁と吐出リード弁
を備えたエアコンプレツサにおいて、ばね定数の
異なるリード弁を上下に重ねて配置し、前記孔に
対し手前側のリード弁よりも他方のリード弁のば
ね定数を大きく設け、且つ、前記孔に対応する箇
所において、前記他方リード弁を前記手前側のリ
ード弁に対し間隙を設けて配するとともに、当該
他方のリード弁の一部を切欠き形成したものであ
る。
ートに吸入孔と吐出孔を設け、これらの吸入孔及
び吐出孔に対応して吸入リード弁と吐出リード弁
を備えたエアコンプレツサにおいて、ばね定数の
異なるリード弁を上下に重ねて配置し、前記孔に
対し手前側のリード弁よりも他方のリード弁のば
ね定数を大きく設け、且つ、前記孔に対応する箇
所において、前記他方リード弁を前記手前側のリ
ード弁に対し間隙を設けて配するとともに、当該
他方のリード弁の一部を切欠き形成したものであ
る。
(作用)
このように構成した場合、エアコンプレツサの
低速域においては、ばね定数の小さいリード弁の
みが作動する。すなわち、吸入孔及び(又は)吐
出孔に対する外側のリード弁(他方のリード弁)
のばね定数を大きく設けてあり、且つ、この外側
のリード弁は手前側のリード弁(ばね定数の小さ
いリード弁)に対し間隙を設けて配されているの
で、この外側のリード弁の存在によつて、手前側
のリード弁の開弁リフト量は狭小一定量に規制さ
れることとなる。このとき、吸入孔(吐出孔)に
対応する箇所における側のリード弁の一部は切欠
き形成されているので、外側のリード弁が存在し
ていても、エアは直接手前側のリード弁にもたら
される結果、その応答性が損われることはない。
低速域においては、ばね定数の小さいリード弁の
みが作動する。すなわち、吸入孔及び(又は)吐
出孔に対する外側のリード弁(他方のリード弁)
のばね定数を大きく設けてあり、且つ、この外側
のリード弁は手前側のリード弁(ばね定数の小さ
いリード弁)に対し間隙を設けて配されているの
で、この外側のリード弁の存在によつて、手前側
のリード弁の開弁リフト量は狭小一定量に規制さ
れることとなる。このとき、吸入孔(吐出孔)に
対応する箇所における側のリード弁の一部は切欠
き形成されているので、外側のリード弁が存在し
ていても、エアは直接手前側のリード弁にもたら
される結果、その応答性が損われることはない。
また、中高速域では、ピストンの上下動回数が
多くなるに伴ない、リード弁に作用する圧力も大
きくなり、その結果さらにばね定数の大きい外側
のリード弁が作動することとなる。
多くなるに伴ない、リード弁に作用する圧力も大
きくなり、その結果さらにばね定数の大きい外側
のリード弁が作動することとなる。
かようにして、エアコンプレツサの低速域にお
いては、ばね定数の小さいリード弁のみが作動
し、中高速域では、ばね定数の大きいリード弁も
作動する。
いては、ばね定数の小さいリード弁のみが作動
し、中高速域では、ばね定数の大きいリード弁も
作動する。
(実施例)
以下に本考案を図示の一実施例に基いて説明す
る。
る。
第1図は本考案を実施したエアコンプレツサの
吸入リード弁部分を示す図、第2図はその縦断面
拡大図で、同図において本考案のエアコンプレツ
サは、シリンダ1内に図示を省略したピストンが
上下動し得べく配設され、中間プレート2よりも
下方のシリンダ1内を圧縮室3としている。
吸入リード弁部分を示す図、第2図はその縦断面
拡大図で、同図において本考案のエアコンプレツ
サは、シリンダ1内に図示を省略したピストンが
上下動し得べく配設され、中間プレート2よりも
下方のシリンダ1内を圧縮室3としている。
前記中間プレート2には吸入孔4と吐出孔5を
設け、これらの吸入孔4及び吐出孔5に対応し
て、吸入リード弁6,7と吐出リード弁8を備え
ている。なお、第2図において、9は吐出リード
弁ガイドである。また、リード弁吸入6,7は、
それぞれピン10,10によつて片持ち状に支持
されている。
設け、これらの吸入孔4及び吐出孔5に対応し
て、吸入リード弁6,7と吐出リード弁8を備え
ている。なお、第2図において、9は吐出リード
弁ガイドである。また、リード弁吸入6,7は、
それぞれピン10,10によつて片持ち状に支持
されている。
本考案において、前記吸入リード弁6,7を上
下に重ねて配置し、下方の吸入リード弁7は上方
の吸入リード弁6よりもばね定数が大きく設けら
れている。
下に重ねて配置し、下方の吸入リード弁7は上方
の吸入リード弁6よりもばね定数が大きく設けら
れている。
そして、前記吸入孔4及び吐出孔5に対応する
箇所において、前記下方のリード弁7を前記上方
のリード弁6に対し間隙を設けて配している。
箇所において、前記下方のリード弁7を前記上方
のリード弁6に対し間隙を設けて配している。
さらに、下方の吸入リード弁7の一部であつ
て、前記吸入孔4に対応する箇所を切欠き形成し
て切欠き部7aを設けている。
て、前記吸入孔4に対応する箇所を切欠き形成し
て切欠き部7aを設けている。
したがつて、エアコンプレツサの低速域におい
ては、ばね定数の小さい上側の吸入リード弁6の
みが作動し、区高速域では、さらにばね定数の大
きい下側の吸入リード弁7も作動することとな
る。加えて、上側の吸入リード弁7の存在によつ
て、上側の吸入リード弁6の開弁リフト量は狭小
一定量に規制され、これにより弁開閉の振幅を小
さくすることができ、応答性を良好にすることが
できる。
ては、ばね定数の小さい上側の吸入リード弁6の
みが作動し、区高速域では、さらにばね定数の大
きい下側の吸入リード弁7も作動することとな
る。加えて、上側の吸入リード弁7の存在によつ
て、上側の吸入リード弁6の開弁リフト量は狭小
一定量に規制され、これにより弁開閉の振幅を小
さくすることができ、応答性を良好にすることが
できる。
この場合、上述のように切欠き部7a設けたの
で、上方の吸入リード弁6の前記吸入孔4に対応
する箇所が、シリンダ1内の圧縮室3に直接対向
することとなり、これによりピストン上昇時(圧
縮時)における上方の吸入リード弁6の閉弁作動
を瞬時に行わせることができ、上述の応答性を一
層高めることができる。
で、上方の吸入リード弁6の前記吸入孔4に対応
する箇所が、シリンダ1内の圧縮室3に直接対向
することとなり、これによりピストン上昇時(圧
縮時)における上方の吸入リード弁6の閉弁作動
を瞬時に行わせることができ、上述の応答性を一
層高めることができる。
なお、上述の実施例では、専ら吸入リード弁に
着目して説明したが、本考案は吐出リード弁に対
しても同様に適応することができることはもちろ
んであり、これらリード弁の形状や設置態様など
も適宜選定して実施することができることはいう
までもない。
着目して説明したが、本考案は吐出リード弁に対
しても同様に適応することができることはもちろ
んであり、これらリード弁の形状や設置態様など
も適宜選定して実施することができることはいう
までもない。
(考案の効果)
本考案は、以上のように構成されるので、エア
コンプレツサの低速域においては、ばね定数の小
さいリード弁のみが作動し、中高速域では、さら
にばね定数の大きいリード弁も作動することとな
り、低速から高速に亘る負荷特性に対応して適宜
のリード弁が作動し、これによりエアコンプレツ
サの高性能化をもたらし、且つこれを維持するこ
とができる。
コンプレツサの低速域においては、ばね定数の小
さいリード弁のみが作動し、中高速域では、さら
にばね定数の大きいリード弁も作動することとな
り、低速から高速に亘る負荷特性に対応して適宜
のリード弁が作動し、これによりエアコンプレツ
サの高性能化をもたらし、且つこれを維持するこ
とができる。
さらに、中高速域では、上述のようにばね定数
の大きいリード弁も作動することとなるが、吸入
孔及び(又は)吐出孔に対する外側のリード弁
(他方のリード弁)のばね定数を大きく設けてあ
るので、この外側のリード弁の存在によつて、手
前側のリード弁の開弁リフト量は狭小一定量に規
制され、これにより弁開閉の振幅を小さくするこ
とができ、応答性を良好にすることができる。
の大きいリード弁も作動することとなるが、吸入
孔及び(又は)吐出孔に対する外側のリード弁
(他方のリード弁)のばね定数を大きく設けてあ
るので、この外側のリード弁の存在によつて、手
前側のリード弁の開弁リフト量は狭小一定量に規
制され、これにより弁開閉の振幅を小さくするこ
とができ、応答性を良好にすることができる。
第1図は本考案を実施したエアコンプレツサの
吸入リード弁部分を示す図、第2図はその縦断面
拡大図である。 2……中間プレート、4……吸入孔、5……吐
出孔、6,7……吸入リード弁、8……吐出リー
ド弁。
吸入リード弁部分を示す図、第2図はその縦断面
拡大図である。 2……中間プレート、4……吸入孔、5……吐
出孔、6,7……吸入リード弁、8……吐出リー
ド弁。
Claims (1)
- 中間プレートに吸入孔と吐出孔を設け、これら
の吸入孔及び吐出孔に対応して吸入リード弁と吐
出リード弁を備えたエアコンプレツサにおいて、
ばね定数の異なるリード弁を上下に重ねて配置
し、前記孔に対し手前側のリード弁よりも他方の
リード弁のばね定数を大きく設け、且つ、前記孔
に対応する箇所において、前記他方のリード弁を
前記手前側のリード弁に対し間隙を設けて配する
とともに、当該他方のリード弁の一部を切欠き形
成したことを特徴とするエアコンプレツサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986095660U JPH0335900Y2 (ja) | 1986-06-23 | 1986-06-23 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986095660U JPH0335900Y2 (ja) | 1986-06-23 | 1986-06-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS632880U JPS632880U (ja) | 1988-01-09 |
JPH0335900Y2 true JPH0335900Y2 (ja) | 1991-07-30 |
Family
ID=30960447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986095660U Expired JPH0335900Y2 (ja) | 1986-06-23 | 1986-06-23 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0335900Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018143233A1 (ja) * | 2017-02-01 | 2018-08-09 | アネスト岩田株式会社 | 往復ピストン式気体圧縮機 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59213956A (ja) * | 1983-05-18 | 1984-12-03 | Toyoda Autom Loom Works Ltd | 圧縮機 |
-
1986
- 1986-06-23 JP JP1986095660U patent/JPH0335900Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59213956A (ja) * | 1983-05-18 | 1984-12-03 | Toyoda Autom Loom Works Ltd | 圧縮機 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018143233A1 (ja) * | 2017-02-01 | 2018-08-09 | アネスト岩田株式会社 | 往復ピストン式気体圧縮機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS632880U (ja) | 1988-01-09 |
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