JPH0335853Y2 - - Google Patents

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JPH0335853Y2
JPH0335853Y2 JP19810285U JP19810285U JPH0335853Y2 JP H0335853 Y2 JPH0335853 Y2 JP H0335853Y2 JP 19810285 U JP19810285 U JP 19810285U JP 19810285 U JP19810285 U JP 19810285U JP H0335853 Y2 JPH0335853 Y2 JP H0335853Y2
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seawater
air
pipe
engine
liquid
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JP19810285U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、舶用内燃機関等に適用される海水冷
却管等の管路の液体騒音を低減する装置に関す
る。
〔従来の技術〕
舶用内燃機関においては、機関冷却用の清水・
潤滑油並びに給気を海水ポンプにより循環される
海水により冷却している。
〔考案が解決すべき問題点〕
しかしながら、水中放射雑音を極力押える必要
性のある船舶においては、海水ポンプのキヤビテ
ーシヨン、海水の流速変化による圧力変動等機関
の海水冷却管路における圧力変動による流体音が
海水廃水管を介して海中に放射されることが問題
となつている。
本考案は、上記の問題点に鑑みてなされたもの
で、海水管路中における流体騒音の発生を抑え
て、かかる流体騒音が伝播されて海水中等に放射
されるのを低減し得る液体騒音低減装置を提供す
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記問題点を解決するため次の構成を
具えたことを特徴としている。
(1) 液体管路へ導く気体として、エンジンに装着
された排気ターボ過給機のブロワからの圧縮空
気、排気ガス等の一部を抽気して利用するよう
にしたこと。
(2) 海水等の液体の逆流を防止するため気付通路
に逆止弁を設けたこと。
(3) 管路の排出部は、気体を送るのみで気体と液
体とを良く混合させるべくベンチユリ形状とし
たこと。
〔作用〕
本考案によれば、気体の圧力は常に液体吐出部
の圧力より高く設定出来るようにし、爆雷等によ
つて突発的に吐出部の圧力が急上昇した場合でも
液体の逆流を阻止することができる。
〔実施例〕
以下第1図及び第2図を参照して本考案の1実
施例につき説明すると、図において1は内燃機
関、2は該機関1のピストン、3はクランク軸、
4はタービン4a及びブロワー4bを具えた排気
ターボ過給機、5は上記ブロワー4bからの給気
を海水により冷却する給気冷却器、6は機関1か
らの清水を海水により冷却する清水冷却器、7a
は海水送給管、7bは海水排出管、8は給気通
路、11は機関のクランク軸3に直結駆動される
海水ポンプ、12は電動モーター12aにより駆
動される補助用の海水ポンプ、13a,13bは
逆止弁である。(上記海水送給管7a及び海水排
出管7bにより液体管路を構成する。)14は上
記ブロワー4b出口の給気通路8から分岐されて
清水冷却器6出口の海水排出管7bに接続される
空気管即ち気体管路、15は該空気管路14中に
設けられた逆止弁、16は空気噴出用のノズルで
ある。
上記海水排出管7bの上記ノズル16の噴出口
近傍にはベンチユリ部17が形成されている。
上記逆止弁15は過給機4側からベンチユリ1
7側へ向かう空気の流れのみを許容するような構
造となつている。
上記構成を具えた装置において、機関1に直結
された海水ポンプ1、またはこれとは別置きの電
動の海水ポンプ12、により吸上げられた海水は
海水送給管7a内を逆止弁13a,13b、を介
して給気冷却器5に送られる。
給気冷却器5にて給気を冷却した海水は清水冷
却器6に送られここで機関1からの清水を冷却
し、海水排出管7bを通つて海20に排出され
る。
また、上記過給機4のブロワー4bにより圧縮
された空気は給気冷却器5で冷却された後機関1
の燃焼室に送られ燃料と共に燃焼してピストン2
を押し下げる。
更に、機関1から排出された排気ガスは排気タ
ービン4aを回転駆動する。
過給機4のブロワー4bにて圧縮され機関1に
送られる空気の一部は、ブロワー4bの出口部で
抽気された後空気管14及び逆止弁15を介して
海水排出管7bのベンチユリー部17にノズル1
6により噴出せしめられる。
機関1の運転中は排気ターボ過給機4の高速回
転により圧縮された空気の圧力は常に海水排出管
7bの管内圧力より高く設定されているので、常
時微量の空気が海水管路7b中に流れる。更に海
水排出管7bのノズル6取付部はベンチユリ17
を形成しているため、圧送された空気は海水中で
分離することなく、分散して海水と良好に混合さ
れる。
一方機関の停止中や、爆雷等による突発的な海
水排出管内の圧力急上昇があるような場合にも、
逆止弁15により海水が排気ターボ過給機4の側
に逆流するのを阻止する。
上記のように、固有インピーダンスの小なる空
気を海水排出管7b中に噴出させることにより、
該空気により海水ポンプ11,12のキヤビテー
シヨン音や管内流速変化による圧力変動音、反射
音等が減衰せしめられる。
第3図及び第4図は本考案の他の実施例を示
す。
この実施例の場合は、海水排出管7bのベンチ
ユリ部17に開口するノズル16と機関1の排気
通路10とをガス管21により接続し、ベンチユ
リ部17に機関の排気ガスの一部を噴出するよう
に構成している。
その他の構成は第1図及び第2図に示す第1実
施例と同一であり、同一の部材は同一の符号にて
示す。
尚、上記各実施例においてはベンチユリ部に空
気または排気ガスを導いたが、これは気体であれ
ばよく、また海水の代りに清水を用いてもよい。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように構成されており、本考案
によれば次の効果がある。
(1) 液体中を伝達されるポンプのキヤビテーシヨ
ン音や流速変化による圧力変動音、反射音等が
固有インピーダンス小なる空気等の物性を利用
して減衰される。
これにより液外部に放射される流体騒音が低
減される。
(2) 気体としてエンジン本体の排気ターボ過給機
を利用すれば、圧縮機を別個に設置する必要が
なく低コストとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の1実施例を示し第
1図は系統図、第2図はベンチユリ部の拡大図で
ある。第3図及び第4図は本考案の他の実施例を
示す第1図及び第2図応当図である。 1……内燃機関、4……排気ターボ過給機、4
a……排気タービン、4b……ブロワー、7a…
…海水送給管、7b……海水排出管、11,12
……海水ポンプ、14……空気管、15……逆止
弁、16……ノズル、17……ベンチユリ部、2
1……ガス管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポンプにより圧送される海水、清水等の液体を
    排出液面内に排出する液体排出管路中にベンチユ
    リ部を設け、該ベンチユリ部に圧縮空気、排気ガ
    ス等の気体を送給する気体管路を設けたことを特
    徴とする管路における液体騒音低減装置。
JP19810285U 1985-12-23 1985-12-23 Expired JPH0335853Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19810285U JPH0335853Y2 (ja) 1985-12-23 1985-12-23

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JP19810285U JPH0335853Y2 (ja) 1985-12-23 1985-12-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62105325U JPS62105325U (ja) 1987-07-04
JPH0335853Y2 true JPH0335853Y2 (ja) 1991-07-30

Family

ID=31158481

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JPS62105325U (ja) 1987-07-04

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