JPH0335673B2 - - Google Patents
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- JPH0335673B2 JPH0335673B2 JP56097775A JP9777581A JPH0335673B2 JP H0335673 B2 JPH0335673 B2 JP H0335673B2 JP 56097775 A JP56097775 A JP 56097775A JP 9777581 A JP9777581 A JP 9777581A JP H0335673 B2 JPH0335673 B2 JP H0335673B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、加熱により可逆的に画像情報の記
録、消去が可能であり、かつ、記録された画像情
報を加熱状態を保つことなく保存することができ
る画像表示装置に関する。
録、消去が可能であり、かつ、記録された画像情
報を加熱状態を保つことなく保存することができ
る画像表示装置に関する。
従来、オフイスコンピユータ、ワードプロセツ
サー等の表示装置としては、CRTデイスプレイ
が広く用いられているが、このCRTデイスプレ
イは、電子ビーム走査により表示の画素を形成す
る構造であるため、入出力速度が速く、高輝度の
画像が得られるが、装置が大型であること、高価
であること、画質の鮮明度が欠けること、また、
画像情報を固定された画面に表示しているので、
構造上、表示された画像情報を記録し、かつ装置
外に取り出して保存することはできないこと、画
像表示容量に限度があること等の問題がある。
サー等の表示装置としては、CRTデイスプレイ
が広く用いられているが、このCRTデイスプレ
イは、電子ビーム走査により表示の画素を形成す
る構造であるため、入出力速度が速く、高輝度の
画像が得られるが、装置が大型であること、高価
であること、画質の鮮明度が欠けること、また、
画像情報を固定された画面に表示しているので、
構造上、表示された画像情報を記録し、かつ装置
外に取り出して保存することはできないこと、画
像表示容量に限度があること等の問題がある。
これに対し、加熱すると発色し、冷却すると消
色する可逆性を持ち、かつ、温度に対してヒステ
リシス特性を有する化学物質を利用した再使用の
可能な感熱性画像表示体が開発されている。この
表示体は前記性質により、ある一定温度において
発色、消色の二つの状態が共存し得る現象を利用
して画像情報を表示しているが、画像情報の表示
状態を持続させるためには、常に表示体を前記二
つの状態が共存しうる温度に保つておかなければ
ならない。このため、前記画像表示体を用いて画
像情報を表示する画像表示装置においては、保温
のための加熱装置が不可欠であり、さらに、消去
のための冷却装置も必要であるので装置が複雑で
ある。その上、エネルギーを多消費するという問
題も有している。
色する可逆性を持ち、かつ、温度に対してヒステ
リシス特性を有する化学物質を利用した再使用の
可能な感熱性画像表示体が開発されている。この
表示体は前記性質により、ある一定温度において
発色、消色の二つの状態が共存し得る現象を利用
して画像情報を表示しているが、画像情報の表示
状態を持続させるためには、常に表示体を前記二
つの状態が共存しうる温度に保つておかなければ
ならない。このため、前記画像表示体を用いて画
像情報を表示する画像表示装置においては、保温
のための加熱装置が不可欠であり、さらに、消去
のための冷却装置も必要であるので装置が複雑で
ある。その上、エネルギーを多消費するという問
題も有している。
また、この画像表示体においても、画像情報を
表示した表示面を装置外に取り出して保存するた
めには、常に表示面を加熱状態に保たなければな
らないので、一般的には困難である。
表示した表示面を装置外に取り出して保存するた
めには、常に表示面を加熱状態に保たなければな
らないので、一般的には困難である。
これに対し近年、加熱温度の違いにより可逆的
に白濁状態、透明状態が繰り返され、かつ特定温
度以下においていずれかの状態が安定保持される
感熱材が見い出されている。
に白濁状態、透明状態が繰り返され、かつ特定温
度以下においていずれかの状態が安定保持される
感熱材が見い出されている。
この感熱材は、熱可塑性樹脂などからなるマト
リツクス材と、該マトリツクス材中に分散されて
いる有機低分子物質からなり、特定温度t0以上に
保持した場合には、その温度に応じて状態が変化
する性質を有している。すなわち、この感熱材は
t0より高い温度に二つの状態転移温度t1、t2(t1〓
t2)を有しており、t2以上に加熱保持した後t0以
下に冷却すると白濁し、最大遮光状態となる。一
方、この白濁状感熱材を、t1以上t2未満の温度範
囲に加熱保持した後t0以下に冷却すると、感熱材
は透明になる。
リツクス材と、該マトリツクス材中に分散されて
いる有機低分子物質からなり、特定温度t0以上に
保持した場合には、その温度に応じて状態が変化
する性質を有している。すなわち、この感熱材は
t0より高い温度に二つの状態転移温度t1、t2(t1〓
t2)を有しており、t2以上に加熱保持した後t0以
下に冷却すると白濁し、最大遮光状態となる。一
方、この白濁状感熱材を、t1以上t2未満の温度範
囲に加熱保持した後t0以下に冷却すると、感熱材
は透明になる。
そしてまた、前記白濁状感熱材を、t0以上t1未
満の温度範囲に加熱保持した後t0以下に冷却する
場合は、加熱保持温度がt0からt1に上昇するにつ
れて、冷却した時の感熱材の白濁度は、最大遮光
状態の白濁度から透明に到るまでの連続的な中間
白濁度を示す。
満の温度範囲に加熱保持した後t0以下に冷却する
場合は、加熱保持温度がt0からt1に上昇するにつ
れて、冷却した時の感熱材の白濁度は、最大遮光
状態の白濁度から透明に到るまでの連続的な中間
白濁度を示す。
このような感熱材の前記状態変化は、主として
感熱材中の有機低分子物質の変化に基づいてい
る。
感熱材中の有機低分子物質の変化に基づいてい
る。
そして、前記感熱材を用いて、画像情報の記録
および消去が繰り返しできる感熱性記録材料が提
案されているが、具体的な製品は開示されていな
い。
および消去が繰り返しできる感熱性記録材料が提
案されているが、具体的な製品は開示されていな
い。
本発明の目的は、上述の事情に鑑みて、前記感
熱性記録材料を用いることにより従来のCRTデ
イスプレイや、色調濃度と温度間のヒステリシス
特性を有する感熱材を利用した感熱性画像表示装
置等に代わり、画像情報の記録・消去ができ、か
つ、画像情報を記録した表示体の保存が可能で、
しかも、機構が簡単で安価であり、その上、画像
情報を連続的に記録、表示、消去することのでき
る画像表示装置を提供することである。
熱性記録材料を用いることにより従来のCRTデ
イスプレイや、色調濃度と温度間のヒステリシス
特性を有する感熱材を利用した感熱性画像表示装
置等に代わり、画像情報の記録・消去ができ、か
つ、画像情報を記録した表示体の保存が可能で、
しかも、機構が簡単で安価であり、その上、画像
情報を連続的に記録、表示、消去することのでき
る画像表示装置を提供することである。
本発明の画像表示装置は、特定温度への加熱お
よび冷却により、その加熱温度に応じて、均一な
透明表面あるいは白濁表面となり、その表面の特
定域を画像情報に応じて特定温度に加熱し、つい
で冷却することにより、画像情報を表示し得る感
熱材を有する画像表示体と、前記画像表示体に接
離可能に配設され、温度制御可能な複数個の熱ヘ
ツドを有し、前記画像表示体に画像情報を記録す
る加熱記録装置と、前記画像表示体を均一な透明
表面あるいは白濁表面にする加熱装置とからなる
画像情報表示装置であつて、前記画像表示体が無
端状をなし、かつ、複数のローラにより支持され
て回転可能となつており、該ローラの少なくとも
一つは駆動ローラであることを特徴とするものに
おいて前記画像表示体の側端部に、前記加熱記録
装置を用いて画像情報の記録位置を示す信号を記
録し、さらに、この信号を読み取るための読み取
り装置を配設したものである。
よび冷却により、その加熱温度に応じて、均一な
透明表面あるいは白濁表面となり、その表面の特
定域を画像情報に応じて特定温度に加熱し、つい
で冷却することにより、画像情報を表示し得る感
熱材を有する画像表示体と、前記画像表示体に接
離可能に配設され、温度制御可能な複数個の熱ヘ
ツドを有し、前記画像表示体に画像情報を記録す
る加熱記録装置と、前記画像表示体を均一な透明
表面あるいは白濁表面にする加熱装置とからなる
画像情報表示装置であつて、前記画像表示体が無
端状をなし、かつ、複数のローラにより支持され
て回転可能となつており、該ローラの少なくとも
一つは駆動ローラであることを特徴とするものに
おいて前記画像表示体の側端部に、前記加熱記録
装置を用いて画像情報の記録位置を示す信号を記
録し、さらに、この信号を読み取るための読み取
り装置を配設したものである。
本発明に用いられる感熱性画像表示体面は、前
記のマトリツクス材および有機低分子物質からな
る感熱材を膜厚5〜50μm、好ましくは10〜30μ
mでプラスチツクまたは金属薄板等の基材状に積
層して作成される。
記のマトリツクス材および有機低分子物質からな
る感熱材を膜厚5〜50μm、好ましくは10〜30μ
mでプラスチツクまたは金属薄板等の基材状に積
層して作成される。
前記感熱材マトリツクス材と有機低分子物質と
の混合割合は、重量比で3:1〜16:1であるこ
とが好ましい。
の混合割合は、重量比で3:1〜16:1であるこ
とが好ましい。
前記マトリツクス材としては、ポリエステル、
ポリアミド、ポリアクリレート、ポリメタクリレ
ート、ポリスチレン、シリコン樹脂、ポリ塩化ビ
ニル、塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体、塩
化ビニリデン−アクリニトリル共重合体等の熱可
塑性樹脂から選択された一種またはそれ以上の重
合体を用いることができる。
ポリアミド、ポリアクリレート、ポリメタクリレ
ート、ポリスチレン、シリコン樹脂、ポリ塩化ビ
ニル、塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体、塩
化ビニリデン−アクリニトリル共重合体等の熱可
塑性樹脂から選択された一種またはそれ以上の重
合体を用いることができる。
前記有機低分子物質としては、飽和あるいは不
飽和モノおよびジカルボン酸またはこれらのエス
テル、アミドおよびアンモニウム塩;飽和あるい
は不飽和ハロゲン化脂肪酸またはこれらのエステ
ル、アミドおよびアンモニウム塩;アリールカル
ボン酸またはこのエステル、アミドおよびアンモ
ニウム塩で炭素数が10〜30の有機化合物から選択
された一種またはそれ以上の物質を用いることが
できる。特に好ましい物質としてはパルミチン
酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸等の直
鎖飽和高級脂肪酸、またはそれらのエステル、ア
ミドおよびアンモニウム塩が挙げられる。
飽和モノおよびジカルボン酸またはこれらのエス
テル、アミドおよびアンモニウム塩;飽和あるい
は不飽和ハロゲン化脂肪酸またはこれらのエステ
ル、アミドおよびアンモニウム塩;アリールカル
ボン酸またはこのエステル、アミドおよびアンモ
ニウム塩で炭素数が10〜30の有機化合物から選択
された一種またはそれ以上の物質を用いることが
できる。特に好ましい物質としてはパルミチン
酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸等の直
鎖飽和高級脂肪酸、またはそれらのエステル、ア
ミドおよびアンモニウム塩が挙げられる。
なお、本明細書では「有機低分子物質」なる語
は、100〜700の分子量を有する有機化合物を意味
する。
は、100〜700の分子量を有する有機化合物を意味
する。
前記基材としては、プラスチツク、金属薄板紙
等の画像表示体をシート状に形成し得る可撓性材
料が好ましい。また、画像にコントラストをつけ
るためには有色基材が好ましい。
等の画像表示体をシート状に形成し得る可撓性材
料が好ましい。また、画像にコントラストをつけ
るためには有色基材が好ましい。
なお、マトリツクス材および有機低分子物質を
多量に用いることにより、感熱材自体で充分個体
の形状をしうる場合には、基材を用いることなく
画像表示体を構成することも、出来る。
多量に用いることにより、感熱材自体で充分個体
の形状をしうる場合には、基材を用いることなく
画像表示体を構成することも、出来る。
以下、本発明の画像表示装置の一実施例につい
て図面を参照しつつ詳述するが、本発明はこの実
施例い限定されるものではない。
て図面を参照しつつ詳述するが、本発明はこの実
施例い限定されるものではない。
第1図は、本発明に用いる画像表示体の断面図
である。
である。
例えば、ポリエステルフイルム基材1上に、前
述の感熱材2をキヤステイング法などにより膜厚
5〜50μm好ましくは10〜30μmに塗布し、基材
1上に感熱材2が積層された構成の細長いシート
状の画像表示体3を作成する。ついで、この画像
表示体3を無端状に形成する。
述の感熱材2をキヤステイング法などにより膜厚
5〜50μm好ましくは10〜30μmに塗布し、基材
1上に感熱材2が積層された構成の細長いシート
状の画像表示体3を作成する。ついで、この画像
表示体3を無端状に形成する。
第2図は、本発明の画像表示装置の概略断面図
である。
である。
前記画像表示体3を二組の異なる径をもつ一対
のローラ4,5および4′,5′と、プラテンロー
ラ6との間に巻回されている。前記ローラ4,5
とブラテンローラ6とは、画像表示装置の下部に
適当な間隔を隔てて水平位置に設置されており、
一方、他の一組のローラ4′,5′は、前記のロー
ラ4,5の鉛直方向上方で、この表示装置の最上
部に設置されている。すなわち、これらのローラ
は、直角三角形の各頂点に位置する関係にあり、
表示体3はその周りを移動するようになつてい
る。
のローラ4,5および4′,5′と、プラテンロー
ラ6との間に巻回されている。前記ローラ4,5
とブラテンローラ6とは、画像表示装置の下部に
適当な間隔を隔てて水平位置に設置されており、
一方、他の一組のローラ4′,5′は、前記のロー
ラ4,5の鉛直方向上方で、この表示装置の最上
部に設置されている。すなわち、これらのローラ
は、直角三角形の各頂点に位置する関係にあり、
表示体3はその周りを移動するようになつてい
る。
なお、各ローラ間に巻回された表示体3は、各
ローラ間を結んだ辺周より長く、その長い部分は
ローラ4,5とローラ4′,5′の間に格納され
る。
ローラ間を結んだ辺周より長く、その長い部分は
ローラ4,5とローラ4′,5′の間に格納され
る。
前記ローラ4,5および4′,5′の大径のロー
ラ4および4′は、それぞれ交流モータ7および
7′に連結され、定速回転するようになつている。
ラ4および4′は、それぞれ交流モータ7および
7′に連結され、定速回転するようになつている。
一方、プラテンローラ6は、パルスモータ8に
連結され、間欠回転するようになつており、プラ
テンローラ6に連設した加熱記録装置9とにより
表示体3を挾持して移動させている。
連結され、間欠回転するようになつており、プラ
テンローラ6に連設した加熱記録装置9とにより
表示体3を挾持して移動させている。
前記加熱記録装置9は、温度制御可能な複数個
の熱ヘツドを有しており、画像情報に応じて選択
的に熱ヘツドを加熱して、表示体3に画像情報を
記録するようになつている。
の熱ヘツドを有しており、画像情報に応じて選択
的に熱ヘツドを加熱して、表示体3に画像情報を
記録するようになつている。
前記のローラ4,5と、プラテンローラ6との
間には、表示体3を均一に加熱して表示体3の表
面を均一状態にする加熱装置10が設けられてい
る。この加熱装置10は、第3図に示すように一
定の空間を隔てて対向した二つのニクロムヒータ
等の発熱体11と、加熱温度を制御するためのサ
ーミスタなどの温度検出素子12および温度制御
装置13からなり、一定の加熱状態を保つた二つ
の発熱体11間に表示体3を通過させて表示体3
を均一状態にする。
間には、表示体3を均一に加熱して表示体3の表
面を均一状態にする加熱装置10が設けられてい
る。この加熱装置10は、第3図に示すように一
定の空間を隔てて対向した二つのニクロムヒータ
等の発熱体11と、加熱温度を制御するためのサ
ーミスタなどの温度検出素子12および温度制御
装置13からなり、一定の加熱状態を保つた二つ
の発熱体11間に表示体3を通過させて表示体3
を均一状態にする。
前記のプラテンローラ6およびローラ4′,
5′間は、画像情報の表示部であり、各ローラに
より巻回された表示体3の内側には、、表示体3
に沿つて有色板14が設置されており、表示体3
のバツク素地となつている。
5′間は、画像情報の表示部であり、各ローラに
より巻回された表示体3の内側には、、表示体3
に沿つて有色板14が設置されており、表示体3
のバツク素地となつている。
さらに、前記各部材は、表示部に開口部をもつ
たケーシング15中に収納されている。そして前
記開口部には、透明保護板16がはめられてい
る。
たケーシング15中に収納されている。そして前
記開口部には、透明保護板16がはめられてい
る。
つぎに、本実施例の画像表示装置の操作につい
て説明する。
て説明する。
まず、白濁状表面の表示体1に画像情報を透明
状として記録する場合について述べる。
状として記録する場合について述べる。
ローラ4を右回りに、ローラ4′を左回りにプ
ラテンローラ6より速い速度で常時定速回転させ
る。
ラテンローラ6より速い速度で常時定速回転させ
る。
表示体3を、プラテンローラ6と加熱記録装置
9とにより、ローラ4および5による押圧より強
い押圧で挾持する。ついで、プラテンローラ6を
左回転させると、表示体3は、ローラ4とプラテ
ンローラ6との間で緊張状態を保ちながら第2図
中の矢印の方向に移動する。また、ローラ4′と
プラテンローラ6との間の表示体3は、ローラ
4′がプラテンローラ6より速い速度で同方向に
回転しているので同様に緊張状態を保つている。
9とにより、ローラ4および5による押圧より強
い押圧で挾持する。ついで、プラテンローラ6を
左回転させると、表示体3は、ローラ4とプラテ
ンローラ6との間で緊張状態を保ちながら第2図
中の矢印の方向に移動する。また、ローラ4′と
プラテンローラ6との間の表示体3は、ローラ
4′がプラテンローラ6より速い速度で同方向に
回転しているので同様に緊張状態を保つている。
表示体3の移動開始と同時に加熱装置10を、
表示体表面が白濁化する温度t2以上に加熱して、
加熱装置を通過した表示体3を均一な白濁状とす
る。
表示体表面が白濁化する温度t2以上に加熱して、
加熱装置を通過した表示体3を均一な白濁状とす
る。
白濁状の表示体3が加熱記録装置9の位置に達
すると、加熱記録装置9の熱ヘツドは、画像情報
に応じて選択的に表示体3の透明化温度t1以上t2
未満に加熱される。表示体3が加熱記録装置によ
り所定温度に加熱されると、プラテンローラ6の
作用により表示体3は移動され、室温に冷却され
る。冷却された表示体3は、その加熱された部分
が透明化し、画像情報が白濁表面に透明部分とし
て記録される。
すると、加熱記録装置9の熱ヘツドは、画像情報
に応じて選択的に表示体3の透明化温度t1以上t2
未満に加熱される。表示体3が加熱記録装置によ
り所定温度に加熱されると、プラテンローラ6の
作用により表示体3は移動され、室温に冷却され
る。冷却された表示体3は、その加熱された部分
が透明化し、画像情報が白濁表面に透明部分とし
て記録される。
画像情報が記録された表示体3は、表示部で透
明保護板16を介して目視された後、ローラ4′,
5′を経てローラ4,5との間の空間部に格納さ
れる。
明保護板16を介して目視された後、ローラ4′,
5′を経てローラ4,5との間の空間部に格納さ
れる。
この画像情報が記録された表示体3が、さらに
ローラ4,5を経て加熱装置10に達すると再び
均一に加熱されて白濁状態となり、画像情報は消
去される。
ローラ4,5を経て加熱装置10に達すると再び
均一に加熱されて白濁状態となり、画像情報は消
去される。
また、透明状の表示体3に、画像情報を白濁状
として記録する場合は、加熱温度を変えるだけ
で、その他の操作は前述と同様に行なうことによ
り画像情報の記録、消去が達成される。
として記録する場合は、加熱温度を変えるだけ
で、その他の操作は前述と同様に行なうことによ
り画像情報の記録、消去が達成される。
さらに、一度表示し終えた画像情報を再表示し
たい場合等は、表示体3に、記録した情報の位置
を示したコード信号を記録しておき、この信号を
読み取る記録位置読み取り装置を設置することに
より、記録箇所の検索を容易に行なうことができ
る。
たい場合等は、表示体3に、記録した情報の位置
を示したコード信号を記録しておき、この信号を
読み取る記録位置読み取り装置を設置することに
より、記録箇所の検索を容易に行なうことができ
る。
前記実施例において、加熱記録装置で画像情報
を記録する際に、表示体3の側端部に、画像情報
に対応してその位置を示すコード信号を記録す
る。さらに、画像情報が記録された表示体3が表
示部に至る直前に記録位置読み取り装置17を設
置しておく。
を記録する際に、表示体3の側端部に、画像情報
に対応してその位置を示すコード信号を記録す
る。さらに、画像情報が記録された表示体3が表
示部に至る直前に記録位置読み取り装置17を設
置しておく。
コード信号は、第4図に示すように画像情報に
応じて、表示体3に透明部分として記録されてい
る。
応じて、表示体3に透明部分として記録されてい
る。
一方、記録位置読み取り装置17は、第5図に
示すように例えば対応した位置に設けられた発光
素子18−1、18−2、18−3と受光素子19−1、
19−2、19−3からなり、透過光の有無により対
応した画像情報の記録位置を読み取るようになつ
ている。
示すように例えば対応した位置に設けられた発光
素子18−1、18−2、18−3と受光素子19−1、
19−2、19−3からなり、透過光の有無により対
応した画像情報の記録位置を読み取るようになつ
ている。
そして、記録された画像情報をプラテンローラ
6を右回りに回転させて再表示する際、所望画像
が表示位置に来たことを記録位置読み取り装置1
7でコード信号を読み取ることにより判断し、プ
ラテンローラ6を停止して再び画像情報を表示す
ることができる。
6を右回りに回転させて再表示する際、所望画像
が表示位置に来たことを記録位置読み取り装置1
7でコード信号を読み取ることにより判断し、プ
ラテンローラ6を停止して再び画像情報を表示す
ることができる。
上述のように本発明の画像表示装置は、画像情
報のメモリー性があり、かつ、画像情報を記録し
た表示体を加熱状態に保つことなく容易に保存で
きる。その上、構造が簡単で安価であり、しか
も、消費エネルギーがさわめて少ない。また従来
にない大画面の表示体とすることも可能である。
さらに、記録位置読み取り装置を設けることによ
り、画像情報を再表示する際に再表示部の検索が
きわめて容易である。
報のメモリー性があり、かつ、画像情報を記録し
た表示体を加熱状態に保つことなく容易に保存で
きる。その上、構造が簡単で安価であり、しか
も、消費エネルギーがさわめて少ない。また従来
にない大画面の表示体とすることも可能である。
さらに、記録位置読み取り装置を設けることによ
り、画像情報を再表示する際に再表示部の検索が
きわめて容易である。
第1図は、本発明に用いる画像表示体の断面図
であり、第2図は本発明の画像表示装置の概略断
面図である。第3図は、本発明に用いる加熱装置
の概略断面図であり、第4図は、画像情報の記録
位置を示すコード信号であり、第5図は記録位置
読み取り装置の概略断面図である。 1……基材、2……感熱材、3……画像表示
体、4,4′,5,5′……ローラ、6……プラテ
ンローラ、9……加熱記録装置、10……加熱装
置、17……情報読み取り装置。
であり、第2図は本発明の画像表示装置の概略断
面図である。第3図は、本発明に用いる加熱装置
の概略断面図であり、第4図は、画像情報の記録
位置を示すコード信号であり、第5図は記録位置
読み取り装置の概略断面図である。 1……基材、2……感熱材、3……画像表示
体、4,4′,5,5′……ローラ、6……プラテ
ンローラ、9……加熱記録装置、10……加熱装
置、17……情報読み取り装置。
Claims (1)
- 1 特定温度への加熱および冷却により、その加
熱温度に応じて、均一な透明表面あるいは白濁表
面となり、その表面の特定域を画像情報に応じて
特定温度に加熱し、ついで冷却することにより、
画像情報を表示し得る感熱材を有する画像表示体
と、前記画像表示体に接離可能に配設され、温度
制御可能な複数個の熱ヘツドを有し、前記画像表
示体に画像情報を記録する加熱記録装置と、前記
画像表示体を均一な透明表面あるいは白濁表面に
する加熱装置とからなる画像情報表示装置であつ
て、前記画像表示体が無端状をなし、かつ、複数
のローラにより支持されて回転可能となつており
該ローラの少なくとも一つは駆動ローラであるこ
とを特徴とする画像表示装置において、前記画像
表示体の側端部に、前記加熱記録装置を用いて画
像情報の記録位置を示す信号を記録し、さらにこ
の信号を読み取るための読み取り装置を配設した
画像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56097775A JPS57212481A (en) | 1981-06-24 | 1981-06-24 | Image information display |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56097775A JPS57212481A (en) | 1981-06-24 | 1981-06-24 | Image information display |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2260714A Division JPH03219279A (ja) | 1990-09-29 | 1990-09-29 | 画像情報表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57212481A JPS57212481A (en) | 1982-12-27 |
JPH0335673B2 true JPH0335673B2 (ja) | 1991-05-29 |
Family
ID=14201207
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56097775A Granted JPS57212481A (en) | 1981-06-24 | 1981-06-24 | Image information display |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57212481A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2594263B2 (ja) * | 1986-11-25 | 1997-03-26 | 株式会社リコー | 表示装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5289029A (en) * | 1976-01-20 | 1977-07-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Display |
JPS54134929A (en) * | 1978-04-12 | 1979-10-19 | Seiko Epson Corp | Unit with both functions of displaying and printing |
JPS5541408A (en) * | 1978-09-19 | 1980-03-24 | Oki Electric Ind Co Ltd | Display device |
-
1981
- 1981-06-24 JP JP56097775A patent/JPS57212481A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5289029A (en) * | 1976-01-20 | 1977-07-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Display |
JPS54134929A (en) * | 1978-04-12 | 1979-10-19 | Seiko Epson Corp | Unit with both functions of displaying and printing |
JPS5541408A (en) * | 1978-09-19 | 1980-03-24 | Oki Electric Ind Co Ltd | Display device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57212481A (en) | 1982-12-27 |
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