JPH0335473Y2 - - Google Patents

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JPH0335473Y2
JPH0335473Y2 JP3275986U JP3275986U JPH0335473Y2 JP H0335473 Y2 JPH0335473 Y2 JP H0335473Y2 JP 3275986 U JP3275986 U JP 3275986U JP 3275986 U JP3275986 U JP 3275986U JP H0335473 Y2 JPH0335473 Y2 JP H0335473Y2
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spray
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は連続鋳造設備における鋳片冷却用冷却
水スプレーを検知する装置に関するものである。
〔従来の技術〕
鋼の連続鋳造作業時、引抜凝固過程において冷
却水を噴射し冷却する事が行なわれている。この
冷却水は、多数のノズルを用いて可能な限り鋳片
表面に均一に噴射する事が要求される。スプレー
ノズルに詰まりが生ずると鋳片表面の一部が他の
面と異なつた冷却作用を受け、鋳片品質を損な
う。この為スプレーノズルの詰まりやそれに起因
する冷却水スプレーパターンの変化には十分留意
する必要がある。
従来、このような点に関していくつかの技術が
提案されており、例えば特公昭53−39167号公報、
特開昭56−77054号公報記載のものがある。
特公昭53−39167号公報記載の技術は、鋳片引
抜経路内を移動できる物体内部にヒーターを取付
け、物体表面に設けた金属板を昇温し、金属板が
スプレ水により温度が変化するのを検知して、ス
プレーノズルの詰り及び冷却水スプレーパターン
のチエツクを行なうものである。
又特開昭56−77054号公報記載のものはスプレ
ーノズルから噴出水をノズル1個毎に漏斗により
集めて一定時間内の噴出水量を検知することによ
り、ノズル詰りの検出を行なうものである。
その他、ノズル詰りの検知方法として、ノズル
につながる冷却水配管の冷却水圧力や冷却水流量
を直接測定する方法がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし前記各方法には夫々次のような難点を有
する。前記特公昭53−39167号公報記載の方法で
は冷却水の噴射を温度に変換して検知する為精度
に欠けるものである。特開昭56−77054号公報に
示されるものは、ノズル1本毎に検知作業を行な
う必要から作業能率を上げることが難しい。
その他の配管圧力や流量の測定方法は、いずれ
も規定の流量が保たれているか否かの確認しか行
ない得ず冷却水が鋳片表面に均等に当つて必要な
スプレーパターンを保つているか否かの確認はで
きない。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は前述の状況に鑑み、なされたもので、
冷却水スプレーノズルの詰りやそれに伴うスプレ
ーパターンの乱れを容易かつ正確に検知する装置
を提供するものである。
本考案の要旨とするところは、上部にカメラ8
を下向きに取付けた、ほぼ上半部が長方形箱状
で、下半部は下広に傾斜した透明の覗窓面13を
備え、底部に反射ミラーを設けて本体とし、上半
部長方形箱状の内部を遮光板11で区切り、区切
られた空間に照明灯12を備え、上半部長方形箱
状部と下半部下広形状部との境界面15を照明光
透過可能としたことを特徴とする連鋳機内冷却水
スプレー検知装置にある。
以下図を用いて更に説明する。
第1図は本考案装置を連続鋳造設備に組み込ん
で検知作業を行なう時の図であり、巻き揚げ装置
1に吊り下げた本考案の検知装置7をモールド
2、ガイドロール3,3で形成される鋳片の通路
である空間へ吊り下げる。4,4はスプレー冷却
水配管、5,5はスプレー冷却水ノズルである。
6は検知装置7からの信号を受け冷却水スプレー
状況を表示するCRTモニターである。
第2図は、検知装置7の断面図で、上部にレン
ズ9を備えたカメラ8を下向きに取付けたほぼ上
半部が長方形箱状で、下部には、下広に傾斜した
透明の覗窓面13を備え、底部に反射ミラーを設
けて本体とし、上半部長方形箱状の内部を遮光板
11で区切り、区切られた空間に照明灯12を備
え、上半部長方形箱状部と下半部下広形状部との
境界面15は前記照明12の照射光を透過可能と
し、更に上半部箱上の外側面には、側面水切り桶
を設けたものである。
上半部を長方形箱状とするのは、第1図に示す
ガイドロール3,3間に組み込んだ際、覗窓面1
3が安定してスプレーノズルに向き合うよう姿勢
を制御するためであり、覗窓面13を傾斜させる
のは照明灯12の照射光を外部から受けることに
より、カメラ8で撮像する時のハレーシヨンを防
ぐためである。底部の反射ミラーは中央を凸状と
した山形とすることにより左右両面の冷却水スプ
レーを同時に検知できる。覗窓面13はアクリル
板などの透明で水を確実に遮断し軽量、堅固なも
のが良いが他の材質でも良い。
尚上半部長方形箱状部は下部下広形状部との境
界部15を光が透過できる事とする点を除いて
は、特に条件を備える必要はないが望ましくは軽
量堅固なものが良く、全体を気密として内部に冷
却水が浸入しないものとしアクリル板等を使用で
きるが、透明、不透明は問わない。
又上半部長方形箱状部の内部を遮光板11で区
切るのは、照明灯12の照射光が長方形箱状部の
中心部に散乱し、カメラ8に向う反射ミラー14
から反射像と混合しハレーシヨンを起すのを防ぐ
ためである。
又、検知装置7の上面両端には上部水切り桶7
aを設けると上面に落下した流水が検知装置7の
側面に伝わらず、ひいては傾斜した覗窓面13に
流下させずに済む。検知装置7の左右両側面には
側面水切り桶10を複数段設けて不用なスプレー
冷却水を側方へ流下させ。下部の覗窓面13に極
力落下させない構造とすれば覗窓面13に形成さ
れるスプレーパターン像に乱れが生ぜず正確な像
となる。
第3図は検知装置7の側面図で側面水切り桶1
0は中央部を頂点とする山形に配することにより
流水を容易に側方に落下させる。側面水切り桶1
0の材質は特に限定するものではないが、弾性の
ある非金属でその断面が三角形とするのが良い。
材質を弾性体とするのは、第1図に示すように
ガイドローラー3,3の間に吊り下げ使用する
際、ガイドローラー3,3やスプレーノズル5,
5と接触して破損するのを防ぐのに有効である。
又第3図に示すように覗窓面13の表面には目
盛りスケール13aをマークしておくことにより
スプレー冷却水のパターンを判別する際便利であ
る。
〔作用〕
本考案は前述のように構成されているのでスプ
レー冷却水検知の時、以下のような作用をもたら
す。
本考案の冷却水スプレー検知装置は、一回/日
程度の頻度で、連続鋳造作業を中止し機械各部の
点検を行なう時に使用し、第1図に示すごとく、
巻き揚げ装置1により吊り下げて左、右、上、下
に配列したガイドローラー3,3で形成される空
間を徐々に移動しながら鋳片の冷却水スプレーノ
ズル5,5からスプレーされる冷却水のパターン
を検知するもので、第2図に示すごとく、スプレ
ーノズル5,5から噴射される冷却水のパターン
を傾斜した透明の覗窓面13に形成させ、これを
反射ミラー14,14で上方に反射させ、上部に
設けたカメラ8のレンズ9を介して撮像する。撮
像データは第1図に示すCRTモニター6に送信
し監視する。
第2図における覗窓面13に形成された冷却水
パターンは周囲が暗いためそのままでは撮像不能
の場合が多いので第4図に詳細を示すごとく照明
灯12からの照射光線12aを外面から照射し撮
像を容易とする。照射光線12aは遮光板11に
より検知装置7の内部への散乱を防止してあるの
で、ハレーシヨンを防ぎ鮮明な冷却水パターンを
把握できる。
又測定しようとするスプレーノズル以外のスプ
レーノズルから噴射され、検知装置の上面や側面
にかかる流水は第5図に示したように、上面に関
しては上部水切り桶7aに導かれて側方への流下
水10aとなり、一方側面に噴射された流水は側
面水切り桶10により導かれて夫々側方に流下す
る。これにより覗窓面13への不用な冷却水の流
下を防止し、測定しようとするスプレーノズルか
らの冷却水パターンのみを正確に把握できる。
次に、冷却水パターンによるノズル詰りやノズ
ルセツトの良否判別の例を図により説明する。
第6図a,b,c,は、CRTモニターに表わ
れた状態を示し、連鋳機水平面内に設けられた左
右のスプレーノズル5-1,5-2に対応した冷却水
スプレーの状況を表わすものである。
第6図aは、左右のスプレーノズルとも正常な
状態でほぼ全面にわたり冷却水が散布されてい
る。第6図bは右のスプレーノズル5-2に詰りが
生じて冷却水が散布されず空白となつた異常な状
態である。
第6図cは右のスプレーノズル5-2から冷却水
が噴射されているがノズル角度が適正でない状態
でノズル角度が正常時より下向きに設定された状
態を示す。
〔考案の効果〕
以上申し述べたように本考案の検知装置を用い
ることにより、連続鋳造機の冷却水スプレーノズ
ルの詰りや、冷却水噴射のパターンを正確容易に
つかむことができ、これらのことから鋳片冷却時
のムラを防ぎ品質の低下を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の使用状態図、第2図は本
考案装置の全体断面図、第3図は本考案装置の部
分拡大図、第4図は本考案装置の側面図、第5図
は本考案装置使用時の一状態図、第6図はスプレ
ーパターンの良否説明図である。 1……巻き揚げ装置、2……モールド、3……
ガイドロール、4……スプレー冷却水配管、5,
-1,5-2……スプレーノズル、6……CRTモ
ニター、7……検知装置、8……カメラ、9……
レンズ、7a……上部水切り桶、10……側面水
切り桶、10a……流下水、11……遮光板、1
2……照明灯、12a……照射光線、13……覗
窓面、13a……目盛、14……反射ミラー、1
5……境界面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上部にカメラ8を下向きに取付けた、ほぼ上半
    部が長方形箱状で、下半部は下広に傾斜した透明
    の覗窓面13を備え、底部に反射ミラーを設けて
    本体とし、上半部長方形箱状の内部を遮光板11
    で区切り、区切られた空間に照明灯12を備え、
    上半部長方形箱状部と下半部下広形状部との境界
    面15を照明光透過可能としたことを特徴とする
    連鋳機内冷却水スプレー検知装置。
JP3275986U 1986-03-07 1986-03-07 Expired JPH0335473Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3275986U JPH0335473Y2 (ja) 1986-03-07 1986-03-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3275986U JPH0335473Y2 (ja) 1986-03-07 1986-03-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62146554U JPS62146554U (ja) 1987-09-16
JPH0335473Y2 true JPH0335473Y2 (ja) 1991-07-26

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JPS62146554U (ja) 1987-09-16

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