JPH0335288Y2 - - Google Patents

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JPH0335288Y2
JPH0335288Y2 JP1987082903U JP8290387U JPH0335288Y2 JP H0335288 Y2 JPH0335288 Y2 JP H0335288Y2 JP 1987082903 U JP1987082903 U JP 1987082903U JP 8290387 U JP8290387 U JP 8290387U JP H0335288 Y2 JPH0335288 Y2 JP H0335288Y2
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skin
membrane
case
diaphragm
sensing element
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は神経に電気で刺激を与えて筋肉を動か
し、その筋肉の動きを皮膚の表面に取付けた検知
器で検知するようにした皮膚振動検知器に関す
る。
(従来の技術) 脳神経外科において、側頭部に腫瘍のできる疾
患がある。この疾患においては、腫瘍が神経を圧
迫し、種々の障害を生ずる。このためにその腫瘍
を除去する手術が行われる。この手術においては
神経を切除せずに腫瘍のみを除去しなければなら
ない。このためには神経の部位を検知してその部
分を除いて腫瘍を切除すればよく、神経の部位を
選別するために電気的刺激装置を用いて刺激を付
加して、その刺激で顔面の目的とする部位が動く
か否かによつて識別する方法が採用されている。
ところで、上記した手術中は、患者の手術部位
(耳の頭頂側)を除く部位は消毒された覆い布で
覆われており、従つて手術中に顔の動きを一切見
ることができないという事情にある。従つて、介
添者が布の下から患者の顔の動きをみて知らせる
ことも行われていたが、不便であり、このために
従来、顔の動きを電気的に検知するための種々の
センサが使用されている。
(考案が解決しようとする問題点) 従来使用されているセンサとして第4図に示さ
れるようなものがある。即ち、ケース1内にコ字
形の鉄心2を収納してそれに励磁コイル3と出力
コイル4を巻装し、鉄心2にばね5で支持された
重り6を対向配置して磁気回路を構成し、ケース
1の動きに応じて重り6が振動しその際に得られ
る出力コイル4からの信号をピツクアツプするも
のであるが、このものは、鉄心2及び重り6が使
用されているから重く、顔面に絆創膏で貼り付け
て使用する場合に長時間経過すると該絆創膏が剥
がれやすくなることがあるという欠点があり、ま
た、重り6の重量とばね5のばね乗数との組合わ
せによつては重り6の動きに振動が生じたりする
欠点があつた。
また、従来、第5図に示すような小形の偏平な
デイスクタイプのマイク7をセンサとして用いる
ようにしたもの、或いは第6図に示すように血圧
計用マイクロホンセンサ8を用いるようにしたも
のがある。これらのものは顔の目尻の近傍とか唇
の端近傍に絆創膏で貼り付けて用いられる。そし
て、顔面神経を刺激した時にマイク7や、また、
マイクロホンセンサ8によつて皮膚の動きを直接
検知するようにしている。しかし、いずれのもの
も剛体で比較的重量がある為に、皮膚が動きを繰
返すと時間の経過とともに絆創膏が剥がれて皮膚
との接触状態が弱くなる欠点がある。
更に従来、第7図に示すようにゴムの棒に
PZTなどの圧電素子を混入したセンサ9を用い
るようにしたものがある。このものは、先端部を
皮膚に接触させ基端部をフレームなどの固定部位
に固定して用いるから、絆創膏の剥がれは生じに
くいが、基端部を固定部位に固定して用いる為に
センサの取付に制約があり、使い勝手が悪い欠点
があつた。
従つて、本考案の目的は、小形軽量な為絆創膏
で確実に皮膚に固定でき、長時間経過しても皮膚
と良好な接触状態が得られて皮膚の振動を検知す
ることができ、しかも使い勝手に優れた皮膚振動
検知器を提供するにある。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案は一面に開口部を有する有底筒状のケー
スを設け、このケースの内底部にダイヤフラムを
有した半導体圧力センサから成る圧力感知素子を
配設し、前記ケースに前記開口部を覆うように装
着されて皮膚表面に当接される軟質部材製のメン
ブレンを設け、このメンブレンの内面に前記軟質
部材により一体成形され先端が前記ダイヤフラム
に当接される突起を設けたことを特徴とする。
(作 用) 上記手段によれば、圧力感知素子に半導体圧力
センサを使用することにより皮膚振動検知器の厚
さは薄くなると共に高感度で小径の構造にできる
ので絆創膏を用いて皮膚に確実に固定でき、しか
も、皮膚と接触する部分が軟質部材のメンブレン
であるかか、長時間経過しても皮膚と良好な接触
状態が得られて皮膚の振動を検知でき、絆創膏で
皮膚に直接貼り付けてもその押圧力に左右されな
いで皮膚の動きが検知できるから使い勝手にも優
れている。
(実施例) 以下本考案の一実施例について第1図乃至第3
図を参照して説明する。10はプラスチツクで一
面に開口部10aを有する有底の短円筒状に形成
されたセンサAのケースで、外形が7mmで且つ高
さが2.5乃至3.0mmに設定されている。このケース
10の内底部に圧力感知素子11が配設されてい
る。この圧力感知素子11はダイヤフラム11e
を有した半導体圧力センサから成るもので、ダイ
ヤフラム11eとケース10の内面との間には所
定の隙間11fが形成され、また、ダイヤフラム
11eの第1図中下面には後述する感圧抵抗体1
1a乃至11dが設けられている。12は軟質部
材たる軟質のシリコンゴムで中央が脹らんだ薄肉
の球面状に形成されたメンブレンで、これの周縁
部がケース10の開口部11aの周縁部に接着で
装着され、該開口部10aを覆うようにしてい
る。このメンブレン12の内面中央部には突起1
3が一体成形で突設されているが、その先端部は
先が尖つた円錐状に形成され、該先端部が圧力感
知素子11の上記ダイヤフラム11eに当接され
ている。圧力感知素子11は第2図の等価回路に
示すように4個の感圧抵抗体11a乃至11dを
ブリツジ接続し、感圧抵抗体11a,11b間及
び11c,11d間に直流電源Bを与え、感圧抵
抗体11b,11c間及び11d,11a間から
出力信号を取出すようにしたものである。この圧
力感知素子11からの出力信号は出力信号線14
を介してアンプ15に与えられ、そのアンプ15
によつて増幅され、スピーカー16から音響信号
として出力される。出力信号線14は柔軟性を有
している。
次に上記構成の作用について説明する。センサ
のメンブレン12が目尻近傍及び口元近傍の皮膚
に夫々圧接するようにして絆創膏でケース10を
皮膚と一体になるように貼り付ける。この状態
で、手術部位の目尻或いは口元の動きを司る神経
をバイポーラピンセツトで挟み電気刺激を与え
る。この時に神経に与えられた電気刺激にもとづ
いて皮膚は縮み及び延びを繰返し行うが、この時
センサAのメンブレン12は皮膚の縮み及び延び
のために接触点が変化し、この変化にともなつて
突起13を介して圧力感知素子11のダイヤフラ
ム11eが押圧及び押圧解除されることにより振
動し、その信号は感圧抵抗体11a乃至11dの
抵抗変化により電圧の変化として取出されてアン
プ15に入力され、そのアンプ15で増幅されて
スピーカ16から音響信号として出力され、手術
者に皮膚が動いたことを知らせる。このように音
響によつて皮膚が動いたことが分るから、その部
分が布で覆われていても直接のぞく必要がなくな
る。
上記した実施例では、皮膚との接触部分である
センサAのメンブレン12をシリコンゴムからな
る軟質部材としたので皮膚との馴染みが良く、皮
膚の動きに良好に追従し、皮膚の動きを検知でき
る。そして、圧力感知素子11として小形で軽量
の半導体圧力センサを用いると共に、センサのケ
ース10の外形が小形であるから、取扱性に優れ
ており、絆創膏で皮膚に貼り付ける時に貼り易
く、しかもケース10が皮膚に埋没した状態にで
きるから、絆創膏が剥がれにくくなる。また、絆
創膏が仮に少しゆるんだとしてもメンブレン12
の接触面が球面状に脹らんでいるから、皮膚の動
きを充分に検知できる。しかも、メンブレン12
の動きが先端が尖つた突起13を介して圧力感知
素子11に与えられるから、少しの動きも検知で
き、また、メンブレン12に作用する圧力が軟質
部材からなる突起13の先が尖つた部分で緩和さ
れるために圧力感知素子が破損することも防止で
きる。
上記した説明では、脳外科の手術で神経の判別
用に用いるようにしているが、これ以外に足関節
の反射検知とか手足の筋肉の動き等肉体の変化の
検知に広く用いることができる。
〔考案の効果〕
本考案は以上の説明から明らかなように、一面
に開口部を有する有底筒状のケースを設け、この
ケースの内底部にダイヤフラムを有した半導体圧
力センサから成る圧力感知素子を配設し、前記ケ
ースに前記開口部を覆うように装着されて皮膚表
面に当接される軟質部材製のメンブレンを設け、
このメンブレンの内面に前記軟質部材により一体
成形され先端が前記ダイヤフラムに当接される突
起を設けたことを特徴とするものであるから、小
形軽量で絆創膏で確実に皮膚に固定でき、長時間
経過しても皮膚と良好な接触状態が得られて皮膚
の振動を検知することができ、しかも使い勝手に
優れていると共に、検出精度にも優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示すも
ので、第1図はセンサの縦断面図、第2図は圧力
感知素子の等価回路を示す図、第3図は使用状態
を示す正面図、第4図乃至第7図は従来の構成を
示すもので、第4図及び第6図は縦断面図、第5
図及び第7図は正面図である。 図面中、10はケース、10aは開口部、11
は圧力感知素子、11eはダイヤフラム、12は
メンブレン、13は突起、15はアンプ、16は
スピーカーである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 一面に開口部を有する有底筒状のケースと、
    このケースの内底部に配設されダイヤフラムを
    有した半導体圧力センサから成る圧力感知素子
    と、前記ケースに前記開口部を覆うように装着
    されて皮膚表面に当接される軟質部材製のメン
    ブレンと、このメンブレンの内面に前記軟質部
    材により一体成形され先端が前記ダイヤフラム
    当接された突起とを具備してなる皮膚振動検知
    器。 2 メンブレンは中央部が脹らんだ薄肉な球面状
    に製作され、突起は先端が円錐状に形成されて
    いることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項に記載の皮膚振動検知器。
JP1987082903U 1987-05-28 1987-05-28 Expired JPH0335288Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987082903U JPH0335288Y2 (ja) 1987-05-28 1987-05-28

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JP1987082903U JPH0335288Y2 (ja) 1987-05-28 1987-05-28

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JPS63189201U JPS63189201U (ja) 1988-12-05
JPH0335288Y2 true JPH0335288Y2 (ja) 1991-07-26

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5516477B2 (ja) * 1974-03-25 1980-05-02

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5516477U (ja) * 1978-07-18 1980-02-01
JPS61140939U (ja) * 1985-02-22 1986-09-01

Patent Citations (1)

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JPS5516477B2 (ja) * 1974-03-25 1980-05-02

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JPS63189201U (ja) 1988-12-05

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