JPH0334964Y2 - - Google Patents

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JPH0334964Y2
JPH0334964Y2 JP1984107532U JP10753284U JPH0334964Y2 JP H0334964 Y2 JPH0334964 Y2 JP H0334964Y2 JP 1984107532 U JP1984107532 U JP 1984107532U JP 10753284 U JP10753284 U JP 10753284U JP H0334964 Y2 JPH0334964 Y2 JP H0334964Y2
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JP
Japan
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concrete
thin plate
polymer
impregnated
reinforcing
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JP1984107532U
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Priority to DE8585304909T priority patent/DE3579765D1/de
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Priority to EP85304909A priority patent/EP0169022B1/en
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Priority to US06/837,832 priority patent/US4774045A/en
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、コンクリート製の構造物の外面にポ
リマー含浸コンクリートからなる薄板を一体に設
けてある防蝕コンクリート構造物に関するもので
ある。
〈従来の技術〉 周知のように、建築用、構築用のコンクリート
構造物には内部に補強材として鉄筋、鉄骨、プレ
キヤスト鋼材などを配設して十分な強度を保たせ
ている。
しかし、上記した補強材が腐食すると補強の機
能を果たさないし、腐食して体積膨張するとコン
クリートが破壊するので、補強材を確実に腐食防
止しなければならない。
特に、海岸近くに設置した鉄道や自動車用の道
路のコンクリート梁や路面には潮風が吹きつける
ので塩素イオンや硫酸イオンなどの有害成分や、
水、酸素などがコンクリート表面から浸透し、内
部に配設した鉄骨などの補強材が腐食するで、コ
ンクリート梁や路面が崩壊する危険がある。
板材とコンクリートとを一体化させて強度を高
めるため、板材の片面に接着剤を塗布して細かい
石類を付着させ、この板材を型枠の内面にセツト
してコンクリートを打設するようにした工法が、
例えば特開昭56−64817号公報で知られている。
また、耐ガス性、若しくは耐薬品性を高めるた
め、モノマーを含浸させたコンクリートは例えば
特開昭48−71415号公報に記載されている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、前記した特開昭56−64817号公報に記
載のコンクリートは、板材に接着剤を塗布して、
接着剤が乾燥しないうちに石類を付着させなけれ
ばならないので、製作が極めて面倒である。ま
た、前記板材をポリマー含浸コンクリートに利用
することができない。
更に、特開昭48−71415号公報に記載されてい
るコンクリートは単に耐候性、耐薬品性を向上さ
せる目的であつて、ポリマーは極めて高価である
から、一般の構築物としては到底利用することが
できない。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は前記した従来の欠点に鑑み提案された
もので、片面に微細な凹凸部分を設けたポリマー
含浸コンクリートからなる薄板と、内部に補強用
の鉄筋等を設けたコンクリート製の構造物とを有
し、前記薄板が構造物の外側に位置して、薄板の
微細な凹凸部分により薄板と構造物とが一体化さ
れ、薄板が外気を遮断して外気の有害成分が構造
物の内部に浸透するのを防止するようにしたこと
を特徴とする防蝕コンクリート構造物を提供する
ものである。
〈実施例〉 以下に本考案を図面の実施例に基づいて詳細に
説明する。
図面の実施例はコンクリート構造物として自動
車用道路aのコンクリート梁に利用した場合を示
すもので、自動車用道路aは路面bの下面に複数
のコンクリート梁1…が自動車の走行方向に沿つ
て設けられ、このコンクリート梁1は工場で製造
したものを現場に搬入する場合と、現場で施工す
る場合とがある。
第1図は工場で製造したコンクリート梁1を構
築現場に搬入した場合を示すもので、このコンク
リート梁1の内部には鉄筋、鉄骨、プレキヤスト
鋼材などの補強材2が長さ方向に沿つて埋設さ
れ、外表面にはポリマー含浸コンクリートからな
る薄板3を一体状に添設してある。
このポリマー含浸コンクリートは、コンクリー
ト板の微細空〓部を十分に脱水、脱気して重合性
モノマーを含浸し、加熱又は放射線照射により重
合性モノマーを重合させ、重合したポリマーとコ
ンクリート成分とを一体化させたもので、普通コ
ンクリートと比較すると圧縮、曲げ、引つ張りな
どの諸強度が著しく増大し、また水密性、耐薬品
性、耐凍結融解性、耐摩耗性等の物理的特性が著
しく向上しているものである。
上記したモノマーとしては、例えばメタクリル
酸メチルに触媒としてアゾビスイソブチルニトリ
ルを添加したもの、又はスチレンに架橋剤、シラ
ンカツプリング剤、上記触媒などを必要に応じて
添加したもの、等を利用することができる。
上記した薄板3はあらかじめ工場で製造し、コ
ンクリート梁1の作成時に型枠として利用するこ
とができる。即ち、薄板3により下面と左右の側
面とを構成して長尺な溝状にし、この溝の内部に
補強材2を配設してコンクリートを充填し、養生
硬化させる。
このようにすると、底面及び左右の側面が薄板
3で被覆されたコンクリート梁1となり、脱型す
る必要がない。
また、コンクリートが接する薄板3の表面に微
細な凹凸部分を形成し、コンクリートを打設した
場合に微細な凹凸部分にまでコンクリートを充満
させることにより、薄板3とコンクリートとを簡
単に一体化するのである。
上記のように、外表面にポリマー含浸コンクリ
ートからなる薄板3を、表面の微細な凹凸部分に
よりコンクリートと一体化してなるコンクリート
梁1を現場に搬入し、柱(図示せず)間に複数本
を平行にして架設し、隣り合うコンクリート梁1
間に型枠cを組んでコンクリートを打設すれば自
動車用道路aとなる。したがつて、コンクリート
梁1は外表面が全てポリマー含浸コンクリートか
らなる薄板3で被覆されているので、外気の有害
成分が薄板3によりコンクリート内部に浸透する
ことがない。
第2図の本考案の他の実施例はコンクリート梁
1を現場で施工する場合を示すもので、現場で組
んだ自動車用道路aの梁部内面にポリマー含浸コ
ンクリートからなる薄板3を添設し、その中に補
強材2を配設するとともに、コンクリートを打設
する。この場合であつても、コンクリート梁1の
外面はポリマー含浸コンクリートの薄板3で被覆
され、しかも薄板3の微細な凹凸部分によりコン
クリートと薄板3とが一体となつているので、薄
板3が離脱することがないし、外気の有害成分に
より補強材2が腐食することがない。
なお、図面の実施例ではコンクリート梁1につ
いて説明したが、柱、或は他のコンクリート構造
物についても全く同様にして実施することができ
る。
〈考案の効果〉 以上要するに本考案によれば、片面に微細な凹
凸部分を設けたポリマー含浸コンクリートからな
る薄板と、内部に補強鉄筋を設けたコンクリート
製の構造物とを有し、前記薄板が構造物の外側に
位置して、薄板の微細な凹凸部分により薄板と構
造物とが一体化され、薄板が外気を遮断して外気
の有害成分が構造物の内部に浸透するのを防止す
るようにしたことを特徴とするので、構造物に例
えば潮風が吹き付けた場合であつても、塩素イオ
ン、硫酸イオン等の空気中の有害成分がコンクリ
ートの内部に浸透して補強材を腐食させるとがな
く、コンクリート構造物の耐久性を著しく高める
のである。
また、コンクリートとポリマー含浸コンクリー
トの薄板とは、薄板に形成した微細な凹凸部分に
より一体化しているので極めて強固なばかりでな
く、ほかに面倒な手間を掛けないで実施すること
ができると、ポリマー含浸コンクリートが薄板で
あるから高価なポリマーの使用量が著しく低減し
て経済的で、特に大規模な道路に利用すると実用
的価値の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は梁とした場合の断面図、第2図はコンクリート
を現場打ち梁とした場合の断面図である。 1はコンクリート梁、2は補強材、3は薄板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 片面に微細な凹凸部分を設けたポリマー含浸コ
    ンクリートからなる薄板と、内部に補強用の鉄筋
    等を設けたコンクリート製の構造物とを有し、前
    記薄板が構造物の外側に位置して、薄板の微細な
    凹凸部分により薄板と構造物とが一体化され、薄
    板が外気を遮断して外気の有害成分が構造物の内
    部に浸透するのを防止するようにしたことを特徴
    とする防蝕コンクリート構造物。
JP10753284U 1984-07-18 1984-07-18 防蝕コンクリ−ト構造物 Granted JPS6123308U (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10753284U JPS6123308U (ja) 1984-07-18 1984-07-18 防蝕コンクリ−ト構造物
DE8585304909T DE3579765D1 (de) 1984-07-18 1985-07-10 Strukturelles betonteil und verfahren zu seiner herstellung.
CA000486604A CA1245471A (en) 1984-07-18 1985-07-10 Concrete structural member and method for manufacture thereof
EP85304909A EP0169022B1 (en) 1984-07-18 1985-07-10 Concrete structural member and method for manufacture thereof
US06/837,832 US4774045A (en) 1984-07-18 1986-03-10 Concrete structural member and method for manufacture thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10753284U JPS6123308U (ja) 1984-07-18 1984-07-18 防蝕コンクリ−ト構造物

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Publication Number Publication Date
JPS6123308U JPS6123308U (ja) 1986-02-12
JPH0334964Y2 true JPH0334964Y2 (ja) 1991-07-24

Family

ID=30666755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10753284U Granted JPS6123308U (ja) 1984-07-18 1984-07-18 防蝕コンクリ−ト構造物

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0521522Y2 (ja) * 1987-04-22 1993-06-02

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4871415A (ja) * 1971-12-28 1973-09-27
JPS5664817A (en) * 1979-11-02 1981-06-02 Star Nouki Kk Method of construction which fasten board material on surface of concrete

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JPS4871415A (ja) * 1971-12-28 1973-09-27
JPS5664817A (en) * 1979-11-02 1981-06-02 Star Nouki Kk Method of construction which fasten board material on surface of concrete

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JPS6123308U (ja) 1986-02-12

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