JPH0334945A - 第3級ブチルペルオキシド含有供給原料からの酸性不純物の除去方法 - Google Patents

第3級ブチルペルオキシド含有供給原料からの酸性不純物の除去方法

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JPH0334945A
JPH0334945A JP15886390A JP15886390A JPH0334945A JP H0334945 A JPH0334945 A JP H0334945A JP 15886390 A JP15886390 A JP 15886390A JP 15886390 A JP15886390 A JP 15886390A JP H0334945 A JPH0334945 A JP H0334945A
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isobutane
butyl alcohol
crude mixture
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Kenneth Patrick Keating
ケネス・パトリック・キーティング
John Monte Walton
ジョン・モンテ・ウォルトン
John Ronald Sanderson
ジョン・ロナルド・サンダーソン
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Texaco Chemical Co
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、第3級ブチルヒドロペルオキシドを含有する
供給原料の精製に関する。詳細には、本発明は、第3級
ブチルアルコール、酸化プロピレンなどの製造において
有用であるイソブタン/第3級ブチルアルコール/第3
級ブチルヒドロペルオキシド供給原14の製造方法に関
する。より詳細には、本発明は、イソブタンの酸素での
酸化により得られ、未反応イソブタン、第3級ブチルア
ルコール、第3級ブチルヒドロペルオキシド及び酢酸、
ギ酸などをはじめとする少量の水溶性の酸性副産物を含
む初期反応生成物を水で抽出することにより、水溶性の
酸性不純物を実質的に含まない、第3級ブチルアルコー
ル、第3級ブチルヒドロペルオキシド、シ第3級ブチル
ペルオキシド及び未反応イソブタンを含む最終供給原料
を得るための方法に関する。
酸素をイソブタンと反応させ、形成される主な過酸化物
が第3級ブチルヒドロペルオキシドであるところの過酸
化反応生成物を生成することは公知である。しかし、こ
の酸素添加反応の間、少量の水溶性不純物及び炭化水素
可溶性不純物、例えばジ第3級ブチルペルオキシド、酢
酸、ギ酸、ギ酸メチル、アセトン、メタノールなどが形
成される。これらの不純物、とりわけカルボン酸は、第
3級ブチルアルコール生成物の品質に悪影響を及ぼす。
ギ酸及び酢酸などのカルボン酸は、装置を腐食させる作
用を有し、その後の操作にとって有害である。
ジ第3級ブチルペルオキシドをはじめとする少量の他の
過酸化物も形成される。概して、シ第3級プチルベルオ
キシドエ部あたり約10部〜約100の第3級ブチルヒ
ドロペルオキシドが形成される。
第3級ブチルアルコールなどの共生酸物(coprod
uct)を伴う酸化プロピレンの製造は、第3級ブチル
アルコールなどの溶媒中に溶解している第3級ブチルヒ
ドロペルオキシドなどのヒドロペルオキシドとの反応に
よるオレフィンの接触エポキシ化に関するKol、1a
rの米国特許第3.350.422号及び第3.351
.635号に記載されている。オレフィンがプロピレン
であり、ヒドロペルオキシドが第3級ブチルヒドロペル
オキシドである場合、主な反応生成物は、酸化プロピレ
ン及び、それに加え、第3級ブチルアルコールである。
Graneの米国特許第3.474.151号もまた、
イソブタンを酸素で酸化して第3級ブチルアルコールを
製造することに関し、その反応混合物が、第3級ブチル
ヒドロペルオキシドだけでなく、ジ第3級ブチルペルオ
キシドをち含有するということを開示している。米国特
許第4.239,926号においてGraneらは、イ
ソブタンの酸化により製造される第3級ブチルアルコー
ルを有意に精製する方法を開示しており、その方法は、
キシレン、アセトン及び水を特別な比率でブレンドした
ものを抽出剤として使用することによる、第3級ブチル
アルコール生成物の抽出蒸留を伴っている。
第3級ブチルヒドロペルオキシドとプロピレンとの反応
からの生成物は、通常、普通は蒸留によって有用な諸成
分に分離され、例えば未反応プロピレン、酸化プロピレ
ン及び第3級ブチルアルコールからなる蒸留分を順次に
与える。
汚染作用を有する不純物は、通常、少なくとも限られた
程度で第3級ブチルアルコールに可溶性であり、普通は
工程の最終段階で除去される。例えば、米国特許第3.
474.151号及び第3.239.926号でのGr
aneら、さらに米国特許第4.296.2[13号で
のWorrellらは、熱処理段階と分別段階を組合せ
て第3級ブチルアルコールの精製に利用している。
5andersonらは、接触水素化と蒸留を組合せて
第3級ブチルアルコールの精製に利用している。
1987年11月3日付の米国特許第4.704.48
2号、1988年5月3日付の米国特許第4.742.
179号及び1987年11月10日付の米国特許第4
.705.903号を参!]召するとよい。
Harveyの米国特許第3.449.217号は、第
3級ブチルヒドロペルオキシドと第3級ブチルアルコー
ルとの混合物から第3級ブチルヒドロペルオキシドを回
収する方法に関している。
第3級ブチルヒドロペルオキシドは、第3級ブチルヒド
ロペルオキシドをそのままで分離させるか、あるいは第
3級ブチルヒドロペルオキシドをオレフィンと接触反応
させることのいずれかによって第3級ブチルアルコール
を製造するための原才4として有用である。第3級ブチ
ルヒドロペルオキシドをプロピレンと反応させた場合、
主な反応生成物は第3級ブチルアルコール及び酸化プロ
ピレンである。ギ酸及び酢酸などのカルボン酸は、たと
え少量しか存在しない場合でち、これらの操作にとって
有害である。
本発明に従うと、イソブタンを分子状酸素と熱反応及び
/又は接触反応させて、未反応イソブタン、第3級ブチ
ルヒドロペルオキシド、第3級ブチルアルコールならび
にギ酸及び酢酸などのカルボン酸をはじめとする酸素添
加不純物からなる初期の粗供給原料を得たのち、この初
期の粗供給原料を水で処理する(好ましくは向流抽出域
において)ことにより、カルボン酸不純物の相当部分を
優先的に除去して最終の供給原料を得る。この供給原料
から未反応イソブタンを除去して(例蒸留により)再循
環させてもよい。第3級ブチルアルコール中に溶解して
いる第3級ブチルヒドロペルオキシドからなる得られた
混合物を、例えばGraneらの米国特許第3.474
.151号及び第4、239.925号ならびにWor
rellらの米国特許第4、296.263号に開示さ
れている方法でさらに処即し、第3級ブチルヒドロペル
オキシドを第3級ブチルアルコールに熱転換及び/又は
接触転換してもよい。
代替として、例えばKollarの米国特許第3、35
0.422号及び第3.351.635号に開示されて
いるように、第3級ブチルアルコール中第3級ブチルヒ
ドロペルオキシドの溶液を、第3級ブチルアルコールと
酸化プロピレンを共に製造するための供給原料として用
いることができる。
図面について、第1図は、従来の構成部品を省略した模
式的フローシートであり、本発明の好ましい実施態様の
実施において使用される一般的反応及び回収手順を示し
ている。
第1図を参照すると、本発明の方法を実施するための好
ましい方法を表す模式的フローシートが示されている。
図中では、従来の構成部品、例えば弁、ポンプ、温度感
知器、圧力感知器、加熱器、冷却器、制御・流量調整装
置、リボイラ還流冷却器などは省略した。
本発明に従うと、適当な反応容器10に、仕込みライン
12を介して酸素を、そして仕込みライン14を介して
イソブタンを、貯蔵タンクなどの適当な供給源(図示せ
ず)からそれぞれ仕込む。反応容器10内では、公知の
先行技術の手法に従い、酸素はイソブタンの一部と反応
して反応混合物をもたらし、この反応混合物は排出ライ
ン16を介して反応容器10から排出される。反応混合
物16は、例えば未反応イソブタン、第3級ブチルアル
コールならびに酢酸及びギ酸をはしめとする少量の他の
反応成分及び副産物を含も。排出ライン16を介して反
応容器IOから排出される液状反応生成物は、初期の粗
反応生成物を構成する。
排出ライン16を介して反応容器10から排出される初
期反応生成物は、通常、表■に示す組成を有している。
水を、ライン16を介して仕込まれる初期反応生成物1
00部あたり毎時約10〜約200部の速度で、ライン
82を介して適宜に仕込んでもよい。
本発明に従うと、初期反応生成物16は、水抽出域、例
えば充填式水抽出カラム80の底に仕込まれる。水が給
水ライン82を介してカラム80に仕込まれ、原料16
と向流接触するに至る。向流接触の結果、上昇しながら
運ばれるラフィネート相84が形成され、さらに水及び
抽出不純物からなる抽出相86が形成される。抽出物は
ライン86を介して適宜に排出され、さらなる処理に付
される。
例として、第3級ブチルアルコール約15重量%、イソ
ブタン約30重量%及び、カルボン酸不純物約005〜
約2重景%で汚染された第3級ブチルヒドロペルオキシ
ド約10重量%の混合物を、ライン16を介して毎時約
100 Kgで水抽出カラム80に仕込み、水を、ライ
ン82を介して毎時約50Kgで水抽出カラム80に仕
込んでもよい。この場合、水抽出カラム80からの水分
の少ないラフイネ−184は、例えば、ライン16によ
って仕込まれる実質的にすべてのイソブタン、第3級ブ
チルアルコール及び第3級ブチルヒドロペルオキシドを
含み、カルボン酸不純物を残余量(約0.01重量%未
満)でしか含有しないであろう。水抽出域80からライ
ン86を介して排出される水分の豊富な抽出溶液86は
、この場合、本釣90〜約95重量%、第3級ブチルア
ルコール約1〜約5重量%及びカルボン酸不純物約00
5〜約2重量%を含むことができる。
水抽出域80からのラフィネート相84は、蒸留域90
に適宜に供給され、ここでイソブタンを含む蒸留分15
が上昇しながら分離される。所望により、この蒸留分を
イソブタン仕込みライン14に再循環させてちよい。
蒸留域90から排出される、より高沸点の留分24は、
主に、第3級ブチルアルコール中に溶解した第3級ブチ
ルヒドロペルオキシドからなるであろう。
製造すべき唯一の主要生成物が第3級ブチルアルコール
である場合、反応容器10内で用いられる反応条件は、
例えばWorrellの米国特許筒ワ 4、296.263号において開示されているように、
第3級ブチルヒドロペルオキシドが第3級ブチルアルコ
ールへと直接転換されるよう、あるいは代替として、例
えばGraneらの米国特許第4,294.999号又
はGraneらの米国特許第4.296.262号にお
いて記載されているように、第3級ブチルヒドロペルオ
キシドの分解が別の蒸解域(図示せず)において達成さ
れるよう、選択されるであろう。
裏旌舅 本発明を以下の各実施例によってさらに詳細に説明する
が、これらは例示目的にのみ示すちのであり、本発明の
範囲に限定を加えるちのではない。
以下の実験室での実施例は、実験室内の温度及び圧力の
周囲条件下で行った。イソブタンは約117°Cの沸点
を有することから、ビーカーなどの開放容器中では、第
3級ブチルアルコールなどの溶媒中に溶解している場合
でさえ、これは急速に蒸発するであろう。したがって、
以下の実験においては、イソブタンの代りに同族の化合
物であるイソオクタンを使用し、疑似反応混合物中のイ
ソブタンの存在を模倣した。
実施例1 イソオクタン約70%、第3級ブチルアルコール約29
%及び酢酸約1%からなる疑似反応混合物を調製した。
この溶液100mβを小型の分液漏斗に入れ、脱イオン
水5.0mffで3回抽出した。kV果を表IIに示す
5 実施例2 実施例1と同じ手法を用いた。
結果を表IIIに示 ず。
実施例3 イソオクタン、第3級ブチルアルコール及びギ酸からな
る疑似反応混合物を調製した。この溶液100mj2を
小型の分浦漏斗に入れ、脱イオン水10.0 mAで抽
出した。結果を表IVに示す。
【図面の簡単な説明】
添付の図面は、従来の構成部品を省略した模式的フロー
シートであり、本発明の好ましい実施態様の実施におい
て使用される一般的反応及び回収手順を示している。 反応域・・  ・10 水抽出域・・・・80 蒸留域・・・ ・90

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 イソブタンを酸素と反応域において反応させてこれ
    を酸化し、未反応イソブタン、第3級ブチルヒドロペル
    オキシド、第3級ブチルアルコールならびに酢酸及びギ
    酸をはじめとするカルボン酸不純物を含む粗混合物を形
    成し、該粗混合物から該カルボン酸不純物を除去する方
    法において、該粗混合物と水を水抽出域において接触さ
    せ、水、第3級ブチルアルコール及び該カルボン酸不純
    物を含む抽出分と、イソブタン、第3級ブチルヒドロペ
    ルオキシド及び第3級ブチルアルコールを含むラフィネ
    ートとを水抽出域から回収することを特徴とする方法。 2 水抽出域が連続式向流水抽出域であり、水を該向流
    水抽出域に粗混合物100部あたり毎時10〜200部
    の速度で連続的に仕込む請求項1記載の方法。 3 粗混合物が、イソブタン50〜80重量%、第3級
    ブチルヒドロペルオキシド25〜55重量%、第3級ブ
    チルアルコール25〜55重量%及び該カルボン酸不純
    物0.05〜2重量%を含有し、ラフィネートが該カル
    ボン酸不純物0.01〜0.05重量%を含有し、抽出
    分が該カルボン酸不純物0.5〜2重量%を含有する請
    求項1又は2記載の方法。 4 ラフィネートを蒸留域において未反応イソブタン蒸
    留分と第3級ブチルヒドロペルオキシド/第3級ブチル
    アルコール蒸留分とに分離する請求項1〜3のいずれか
    一項に記載の方法。 5 該未反応イソブタン蒸留分をイソブタンと合せ、そ
    れを反応域に再循環させる請求項4記載の方法。
JP15886390A 1989-06-19 1990-06-19 第3級ブチルペルオキシド含有供給原料からの酸性不純物の除去方法 Pending JPH0334945A (ja)

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