JPH0334802A - 幅広ひき板 - Google Patents

幅広ひき板

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JPH0334802A
JPH0334802A JP17084489A JP17084489A JPH0334802A JP H0334802 A JPH0334802 A JP H0334802A JP 17084489 A JP17084489 A JP 17084489A JP 17084489 A JP17084489 A JP 17084489A JP H0334802 A JPH0334802 A JP H0334802A
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JP17084489A
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Takeshi Toma
当麻 毅
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TOUMA KOHAN KK
Original Assignee
TOUMA KOHAN KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は幅広ひき板に関し、特に、その厚みが2〜5
11で、たとえば扉の鏡板や化粧板(表面材)などに用
いられる幅広ひき板に関する。
(従来技術) この発明の背景となる従来の化粧板に用いられるものと
しては、ヘニャ板およびつき板を積層接着した合板があ
った。また、これらのヘニャ板やつき板は、ロータリエ
ンドレスやスライサなどによって製造されていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような合板では、つき板が非常に薄
いために、傷などにより下地のヘニャ板が露出して外観
の美化を損なっていた。したがって、つき板の表面に彫
刻などを施すことができず化粧効果のあまりないもので
あった。
また、ロータリエンドレスやスライサのような機械を用
いた製造方法では、たとえば間伐材などの小径木を材料
に用いると、節が多いため、切断刃に抵抗がかかって切
断刃に損傷が生したり、節を切断できなかったりして、
厚さを2〜51mの範囲で切断することが困難であった
。さらに、切断できたとしても、従来の機械では、たと
えばクランプなどでワークピースを保持しているが、ク
ランプ近傍のワークピースはこのクランプに保持されて
いるため、切断を行うことができないので、材料にロス
が多かった。
しかも、得られたひき板に節による割れ目などが入った
りするため、ひき板として用いることができないなどと
いう問題点を有していた。
それゆえに、この発明の主たる目的は、たとえば節の多
い小径木を用いても、2〜5 mmの厚さのひき板にす
ることができ、かつ、コストが安く、しかも全体が均一
でむらの少ない化粧効果のある幅広ひき板を提供するこ
とである。
(課題を解決するための手段) この発明は、その厚さが2+n〜5uの範囲の幅広ひき
板であって、幅広ひき板は、素材の端面を切削形成して
接ぎ合わせ端面を形成してなる基片と、複数の基片が接
ぎ合わせ接着され゛ζ帯状に形成されるひき板基材と、
複数のひき板基材が積層接着されて形成されるひき板と
を含み、複数のひき板が接ぎ合わせ接着されて1枚の板
状に接続される、幅広ひき板である。
(作用) ひき板は、複数の基片が接ぎ合わせ接着されたひき板基
材を積層接着した積層材として形成される。
また、複数のひき板は、接ぎ合わされるので、幅の広い
幅広ひき板が形成される。
さらに、ワークピースは吸引保持されるので、切断でき
ない部位が無くなり、利料にロスが少なくなる。また、
iノークピースはその切断面に交差する方向に振れず、
切断刃に接触しない。このため、切断刃にかかる抵抗を
小さ(することができる。
(発明の効果〉 この発明によれば、従来は用いることができなかった節
の多い小径木を材料にして、その厚さが2〜5mmの幅
広ひき板を得ることができ、これにより製造コストを下
げることができるとともに、現在利用価値の乏しい間伐
材に新たな利用の途を開くことができる。しかも、全体
が均一でむらが少なく、化粧効果のある幅広ひき板が得
られる。
この発明の上述の目的、その他の円部、特徴および利点
は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から
一層明らかとなろう。
(実施例) 第1図はこの発明の一実施例を示す斜視図である。
この幅広ひき板10は、たとえば長方形状のひき板II
を3枚含め、たとえば幅910mm、長さ1800關の
平面長方形状に形成されている。この幅は、910mm
に限らず、たとえば1200mm、1300mmなどの
幅に形成してもよく、長さも1800n+に限らず、た
とえば24001mとか他の長さに形成してもよい。す
なわち、幅広ひき板10の幅や長さは任意に変更可能で
ある。これらのひき板11は、たとえばその厚みをそれ
ぞれ30璽にされており、たとえば間伐材などの小径木
で形成されているため、多数の節12を含む。また、こ
れらのひき板11の側面には、それぞれが対向した、た
とえば断面矩形の接ぎ合わせ端面13が形成される。さ
らに、これらの接ぎ合わせ端面13には、それぞれ接着
剤層14が形成されており、この接着剤層14によりこ
れら3枚のひき板11は幅方向に接ぎ合わせ接着して連
続して接続されて、1枚板の幅広ひき板10を構成して
いる。
また、前記ひき板11は、たとえば3つの帯状のひき板
基材15を含む。これらのひき板基材15の側面間には
、それぞれ接着剤層16が形成されており、この接着剤
層16によってこれら3つのひき板基材15が幅方向に
積層接着されて、1枚のひき板11を形成する。
さらに、前記ひき板基材15は、複数のたとえば矩形の
基片17を含む。これらの基片17は、それぞれが対向
した、たとえばフィンガー形状の接ぎ合わせ端面18を
有する。また、これらの接ぎ合わせ端面18には、それ
ぞれ接着剤層19が形成されており、この接着剤層19
によりこれら複数個の基片17は長さ方向に接ぎ合わせ
接着されて、1つのひき板基材15が形成される。
次に、この幅広ひき板10の製造方法を詳しく説明する
まず、たとえば第2A図に示すように、杉、檜の間伐材
などの小径木で形成された矩形板状の素材20′を準備
し、この素材20′の長手方向の端面の一方および他方
に、たとえば鋸盤やカソターなどでフィンガー加工を施
して、第2B図に示すように、その一方および他方にフ
ィンガー形状の接ぎ合わせ端面18を有する複数の単位
材20aを形成する。
また、同様にして、第2C図に示すように、その−方の
みにフィンガー形状の接ぎ合わせ端面18を有する複数
の単位材20bを形成する。
このようにして形成された多くの単位材20aおよび2
0bの接ぎ合わ上端面18に、たとえばウレタン樹脂系
の接着剤を塗布し、接着剤層19を形成する。そして、
これらの単位材20aおよび20bを長さ方向に一列に
して接ぎ合わせ接着し、帯状部(420を製作する。な
お、接ぎ合わせ接着される各単位材の接ぎ合わ上端面ば
、フィンガー形状の他に、たとえば第7A図ないし第7
D図に示すような形状にして接ぎ合わセ接着してもよい
すなわち、第7A図に示すように、各単位材の接ぎ合わ
せ端面には、それぞれが対向した凹部152および凸部
154を形成して接ぎ合わせてもよく、また、第7B図
に示すように、その接ぎ合わせ端面をそれぞれが対向し
たテーパ一部156を形成して、斜(ななめ)矧によっ
て接ぎ合わせてもよい。さらに、第7C図に示すように
、各単位材を相欠(あいかき)矧によって接ぎ合わせて
もよく、さらにまた、第7D図に示すように、その接ぎ
合わセ゛端面を断面矩形に形成して接ぎ合わせてもよい
この実施例では、まず、複数の単位材2Oaどうしが、
その接ぎ合わせ端面】8で接ぎ合わせ接着されて集成さ
れる。その後、集成されたものの一方および他方の接ぎ
合わせ端面18に、単(ff、U3Obを接ぎ合わせ接
着して、第21)図に示すような帯状部材20を3枚製
作する。なお、この場合、各単位材20aおよび20b
は、その繊維方向が同一方向を向くように形成される。
また、各単位材20aおよび20bは、その繊維方向が
互いに直交するように、接ぎ合わせ接着してもよい。こ
の場合、各帯状部材20のそりをさらに防止できる。
このようにして形成された3枚の帯状部祠20の一方主
面および他方主面の2面にプレーナ仕上げを施して、こ
れらの帯状部材20の側面に、たとえばウレタン樹脂系
の接着剤を塗布し、接着剤層16を形成する。そして、
これら3枚の帯状部材20を積層接着して、第3八図に
示すような、ワークピースAを製作する。
このワークピースAを、たとえば薄引き専用機22に装
着し、帯状部材を積層した方向で、かつ、その幅方向に
直交する方向(第3A図において一点鎖線の矢印で示し
た方向)から、たとえば3+nの厚さで切断して、第3
B図に示す、ひき板11を形成する。
このようなワークピースAを切断する際には、従来のよ
うなロークリエンドレスやスライサを用いることはでき
ず、特別な薄引き専用機22を用いる必要がある。した
がって、以下はこの薄引き専用機22の構造について詳
しく説明する。
第4A図ないし第41)図は、ひき板11の製造に用い
た薄引き専用機22を示し、第4A図はその斜視図であ
り、第4B図はその要部斜視図であり、第4C図はその
側面図であり、第4D図はその要部正面図である。
まず、この薄引き専用機22の全体の構成乙こついて説
明する。
この薄引き専用機22は、前後に長い基台23を含む。
基台23には、その長手方向と平行する両側に、それぞ
れ、レール24. aおよび24bが設けられる。この
2本のレール24aおよび24b上には、載置手段の一
部を構成する枠体25が、その下部に設けられた多数の
ローラ(図示せず)によって、このレール24aおよび
24b上を前後に移動可能に載置される。
この枠体25は、直方体形状の主部材26を含み、主部
材26の前後下部には、支持部材27および28が固着
され、支持部材27および28の下部には、上述のロー
ラ(図示せず)が回転自在に取り付けられている。した
がって、この枠体25などは前後に移動することができ
る。
さらに、この枠体25の主部材26の上には、テーブル
部材30および31が、Sii後に間隔を隔てて、固着
される。このテーブル部材30および31は、その」二
にワークピースAをSMMするためのものである。
0 また、枠体25の主部材26の前後左端には、枠部材3
2および34が、支持部材27および28の−1で、主
部材26の左側に突き出るように、それぞれ、固着され
ている。
一方、板材吸引保持手段の一部を構成する中空4角柱状
の当接部材34が、枠体25の枠部材32および33−
Lに、左右方向に変位可能に設けられる。
この当接部材34は、その右側面に、テーブル部材30
および31上のワークピースAの左側面を当接させるこ
とによって、ワークピースAの左右方向の位置を決める
ためのものである。すなわち、第4B図に示すように、
当接部材34の前後端下部には、そこから右側に延びて
、5状部材35および36が固着され、枠部材32およ
び33の上端には、左右に延びて、溝38および40が
形成されていて、5状部材35および36が、溝38お
よび4oに、それぞれ、挿入されている。したがって、
当接部材34は、枠部材32および33ずなわちテーブ
ル部材30および31に対して、左右方向に変位可能と
される。
■ さらに、これらの凸状部材35および36には、ねじ孔
34aおよび36aが形成されていて、このねし孔34
aおよび36aにば、枠部+4’32および33の右端
部に回転自在に設けたボルト42および44が螺合され
ている。したがっζ、ボルト42および44を時計方向
1反時計方間に同ずことによって、当接部材34を左右
方向に変位させることができる。
また、枠部材32および33には、′a38および40
の左側に、片部材(図示せず〉が形成されている。そし
て、枠部材32および33のa38および40には、片
部材に接触するように、厚み部月46および48が、そ
れぞれ挿入されている。この厚み部材46および48は
、凸状部材35および36ずなわら当接部材34の左右
方向の位置決めを容易に行うためのものであって、ln
1状部材35および36を左方向に変位させれば、11
11状部材35および36の左端面が、厚み部材46お
よび48に当接される。
それによって、凸状部材35および36ずなわら当接部
材34が左右方向の所定の位置に位置決めされる。なお
、この厚み部材46および48を、他の厚さの厚み部材
と交換すれば、凸状部材35および36すなわち当接部
材34の左右方向の位置を任意に変えて、その位置を容
易に決めることができる。これにより、鋸の左側の面か
ら、当接部材34に固定されているアル貴定盤の右側面
(吸引孔50)までの距離が設定できる。すなわち、こ
れにより、引き板の仕−りかり厚みが設定できる。また
、厚み部材35および36には、これを溝38および4
oに挿入しまたは13Bおよび4oから取り外しゃすく
するために、その上部からに方に延びてつまみ棒が形成
されている。
さらに、当接部材34には、その右側面中央に、吸引孔
50が形成される。この吸引孔5oは、たとえば5曽l
の間隔を隔てて、たとえば2〜2.3Nの幅で櫛歯状に
形成されている。また、当接部材34の後端面には、円
孔52が形成され、この円孔52には、ホース54を介
して、ブロワ−装置ないしは真空ポンプなどの吸引機(
図示せず)が接続される。
したがって、吸引機を作動させることによって、当3 接部材34の吸引孔50に吸引力を発生させることがで
きる。この吸引力によって、テーブル部材3゜および3
1上のワークピースへのh側面が吸引され、したがって
、ワークピースAは、当接部祠34に吸引保持される。
一方、テーブル部材30および31−Lには、当接部材
34に対向するように、ワークピース吸引保持手段の一
部を構成する中空4角柱状の当接部材6゜が設けられる
。この場合、テーブル部材30および31の上面には、
左右に延びて、溝62および64が形成され、当接部材
60の前後下部には、溝62および64に嵌め込み可能
な凸部66および68が形成されていて、これらの凸部
66および68が、溝62および64に、それぞれ、嵌
め込まれている。
したがって、この当接部材6oは、左右方向に変位させ
ることができる。
さらに、第4A図および第4B図に示すように、この当
接部材60を左右方向に変位させるためのシリンダ70
が、そのロンド70aを右側に向けて、テーブル部材3
0および3】間で、枠体25の主部4 材26−ヒに固着される。そして、このシリンダ7゜の
ロノド70aの先端は、当接部材6oの右側から右方に
突出する片部材72に、固着される。したがって、シリ
ンダ70のロンド70aを伸縮させれば、当接部材60
は、左右方向に変位される。この場合、シリンダ70の
ロソF’ 70 aを縮めれば、当接部材60が左側に
変位され、当接部材6oの左側面がテブル部材30およ
び31−■−のワークピースへの右側面に当接される。
したがって、テーブル部材3゜および31上のワークピ
ースAは、当接部材34および60で挟持された形で保
持される。
さらに、当接部材60には、当接部材34の吸弓孔50
に対向する面に、吸引孔50と同様な櫛歯状の吸引孔7
4が形成され、その後部右側面に円孔76が形成されて
いて、この円孔76には、ホース78を介して吸引機〈
図示せず)が接続される。
したがって、テーブル部材30および31上のIノーク
ピースAは、当接部材34および6oによって、その左
右側面が吸引され、ワークピースAは吸引保持される。
次に、当接部材60を枠体25のテーブル部材30およ
び31に固定するための固定手段について説明する。こ
の固定手段は、2つのシリンダ80および82を含むが
、特に、第5A図および第5B図などを参照して、一方
のシリンダ80およびその関連部材について詳しく説明
する。
シリンダ部材80は、取イ」片84によって、当接部材
60の前部右方で下向きに、当接部材60に固着される
。このシリンダ80の日ソト80aは、特に第5A図に
示すように、連結部材86を介して、アーム部材88の
一端に回動自在に取り付けられる。
このアーム部材88の他端は、当接部材60から下方に
延びる支持部材90に回動自在に取り(=jけられる。
さらに、アーム部材88の中央から上方に延びて、棒部
材92が形成される。この棒部材92は、当接部材60
の下部に設けた軸受94に挿通される。
したがって、シリンダ80のロット80 aを伸縮させ
れば、アーム部材88がその他端を支点として上下に揺
動され、さらに、棒部材92が上Fに変位される。
6 また、第4A図および第4B図に示すように、テーブル
部材30から後方に間隔を隔てて、補助テーブル部材9
6が、枠体25の主部利26の」二に取り(=flJら
れる。そして、上述の棒部材92は、第5B図に示すよ
うに、テーブル部材30および補助テーブル部材96間
に配置される。
さらに、棒部材92には、支持板98が挿通され、この
支持板98は棒部材92の1部に固着される。
この支持板98の−L面側部には、ライニング部祠99
が形成される。このライニング部材99は、特に第5B
図に示すように、テーブル部材30および補助デープル
i′Xl+材96のっぽ部材30aおよび96aに対向
するように形成されている。また、このライニング部材
99は、たとえば無機質ライニングや有機質ライニング
などのように、比較的滑り難い材料で形成される。
したが、って、シリンダ80のロノド80aを縮めれば
、ライニング部材99が、テーブル部材3oおよび補助
テーブル部材96のっぽ部材30aおよび96aに当接
され、これによって、ライニング部材7 99ずなわち当接部材60をテーブル部44’ 30な
どに固定することができる。
なお、他方のシリンダ82は、取付片85によって、当
接部材60の後部右方で下向きに、当接部材60に固着
される。そして、このシリンダ82に関連して、上述の
連結部材86.アーム部材88.支持部材90.棒部材
92.軸受94および補助テーブル部材96などの関連
部材と同様な関連部材が、設けられている。したがって
、このシリンダ82のロッド82aを縮めることによっ
ても、当接部’74’ 60をテーブル部材31などに
固定することができる。
すなわち、シリンダ70の1−1ソド70aを縮めるこ
とにより、マノークビースAは、当接部材34および6
0で挟持され、吸引機により吸引保持される。そして、
シリンダ80および82のロット80aおよび82aを
縮めて、当接部材6oを、テーブル部材30および31
、補助テーブル部(A96などに固定した状態で、ワー
クピースAが、切断されることによって、安定した切断
が行える。
次に、この薄引き専用機22の主要な構成要素で8 ある、ワークピースAに先行溝を形成する先行溝形成手
段およびこれを切断する切断手段について説明する。
先行溝形成手段は、2個のモータ100aおよび102
aを含み、これらのモータ100aおよび102aは、
基台23の中央左上に設けた支持体104aに取り伺け
られる。この場合、モータ100aおよび102aは、
その軸が左側に向けられて、上下に並べて、支持体10
4aに固着される。
この支持体104aの下部には、回転自在に設けられた
軸106aと、その真上に回転自在に設けられた軸10
8aとがある。これらの軸106aおよび108aの右
端には、それぞれ、溝切り刃として、たとえば板状の丸
鋸歯109aおよび109bが固着される。
これら丸鋸歯109aおよび109bは、当接部材34
とテーブル部材30および31との間に配置され、また
、その主面が当接部材34の右側面と平行になるように
配置される。また、丸鋸歯109aおよび109bは、
第6図に示すように、同一平面上に位置し、その厚さお
よび直径が同一であり、ワクピースAに対して上下(に
、かつ、その刃先はワクピースAの厚みのほぼ11分の
間隔を隔てて配置されている。
一方、切断手段は、2個のモータ100bおよび102
bを含み、これらは社台23の中央イイ上に設けた支持
体104bに取り(=t 4Jられる。この場合、モー
タ100bおよび102bは、その軸が左側に向けられ
て、上下に並べて、支持体1.04 bに固着される。
この支持体1.04 bの下部には、回転自在に設LJ
られた軸106bと、その真上に回転自在に設けられた
軸108bとがある。これらの軸106bおよび108
bの右端には、それぞれ、丸鋸歯109aおよび109
bのそれぞれの中心点を通る前後方向平面と同一平面−
にの後方に位置する丸鋸歯110および112を有する
。そして、丸鋸歯110は、軸106aと平行でその後
方に位置し、回転自在に設けられた軸106bに固着さ
れている。また、丸鋸歯112は、軸108aと平行で
その後方に位置し、回転自在に設けられた軸108bに
固着され0 ている。この丸鋸@110および112ば、その厚さお
よび直往が同一であり、第6図に示すように、下方の丸
鋸歯110の上端が上方の丸鋸歯112の下端よりやや
−L方に位置されるように、配置される。
このため、ワークピースAはまず丸鋸歯109aおよび
109bで先行溝を形成され、この先行溝に沿って丸鋸
歯110および112で切断されることになる。これら
の丸鋸歯109a、109b、110および112は、
その厚さがたとえば0,5〜23mmに形成されている
が、丸鋸歯109aおよび109bの厚みは丸鋸歯11
0および112の厚み以下の厚さに構成される。また、
丸鋸歯110および112の鋸の目は、丸鋸歯109a
および109bより細かいものが用いられてもよい。し
たがって、先行溝は丸鋸歯1.10および112の厚み
と同しかそれより僅かにせまくなる。このため、丸鋸歯
110および112は、切断方向と交差する方向にたわ
むことなく、切断方向にガイドされ、しかも、鋸の目の
細かい丸鋸歯で切断されるため、ワークピースAの切断
面は平滑になる。
1 一方、モータ100aおよび102aの軸にはプーリ1
14aおよび1 ]、 6 bが固着され、さらに、軸
106aおよび]08aの左端にはプーリ(図示せず)
が固着されていて、このうち、プーリ114aおよび軸
106aのプーリ (図示−υ゛ず)には、ヘルド12
0aがかけられ、また、ブー’J 116 aおよび1
08aのプーリ (図示せず〉とにもヘルド120aが
かけられている。同様に、モータ100bおよび102
bの軸には、プーリl 14. bおよび116bが固
着され、さらに、軸106bおよび1゜8bの左端には
プーリ (図示せず)が固着されていて、コノ・うち、
7’ −IJ I 14 b オ、及び軸1o6bのプ
ーリ (図示せず)には、−\ルl−120bがかil
lられ、また、プーリ116bおよび軸108bのプー
リ (図示せず)とにもベルト122bがかけられてい
る。したがって、モータ100aおよび102aを作動
させれば、その回転かヘルド120aおよび122aに
よって軸106a、108aを介して、丸鋸歯109a
および109bに伝えられ、これらが回転する。同様に
、モータ100bおよび1022 bを作動させれば、その回転がヘルド120bおよび1
22bによって軸106bおよび108bを介して、丸
鋸歯110および112に伝えられ、これらが回転する
。なお、この回転方向は、IワークピースAの移動方向
と逆である、いわゆるアソブカノトになるように設定さ
れる。このため、切断によって生した切り屑は外部へ出
やすくなる。
次いでこの状態で、枠体25などを後方または前方に変
位させて、テーブル部材30および31上のワークピー
ス八に、丸鋸歯109aおよび109bを横切らセ、続
いて、丸鋸歯110および112を横切らせる。すると
、マノークビースへにまず先行溝が丸鋸歯109aおよ
び109bによって形成され、この先行溝に沿ってワー
クピースAが丸鋸歯110および112によって切断さ
れて、厚さの薄いひき板が形成される。
なお、第4. D図に示すように、これらの丸鋸歯10
9a、109b、110および112には、それを覆う
ように、カバー109c、109d、110aおよび1
12aが設けられ、これらのカバーの内3 部と吸引機(図示せず)とを連通ずるように、ホース1
24a、124b、126aおよび126bが設けられ
ている。したがって、丸鋸歯109aおよび109bで
先行溝を形成する際と、丸鋸歯110および112でワ
ークピース八を切断する際に、発生ずる切屑は、吸引機
によって吸引除去される。
次に、上述のように枠体25などを前後に変位させるた
めの変位手段について説明する。
この変位手段は、基台23の前り部に固着されたモータ
130を含む。このモータ130の軸には、歯車132
が固着される。そして、この歯車132に、チェーン1
34がかけられる。このチェーン134は、その一端が
枠体25の支持部材27の前部に固着され、その後部が
、第4C図に示すように、基台23の後部に回転自在に
設けた歯車136にかけられ、その他端が、枠体25の
支持部材28の後部に固着される。したがって、モータ
130を正回転あるいは逆回転させれば、チェーン13
4を介して、枠体25などが前方または後方に引っ張ら
れて、前または後に変位される。
4 このように、枠体25などを前後に変位させれば、−に
述したよ・うに、テーブル部材30および31上のワー
クピースAに、切断手段の丸鋸歯110および+12を
横切らせることができる。それによって、ワークピース
Aを切断して、厚さの薄いひき板を形成することができ
る。
次に、この実施例の薄引き専用機22の使用例について
説明する。
まず、当接部材34の右側面と丸鋸!]09a109b
、110および112の左側面との間隔を、形成するひ
き板の厚さたとえば2へ・5闘の間隔に調lする。この
場合、第4B図においてボルト42および44を調整し
て、当接部材34を左右に変位することによって行う。
なお、この調整を行うにあたって、予め、所定の厚さの
厚み部材46および48を、枠部材32および33の溝
38および40に挿入しておけば、当接部材34の凸状
部材35および36が厚み部材46および48に当接す
るまで、当接部材34を左側に変位すればよく、したが
って、その調整を容易に行うことができる。すなわち、
厚5 み部材46および48がE+H:Iれば、ひき板の厚さ
が厚くなり、厚み部U’46および48が厚ければ、ひ
き板の厚さが薄くなる。
また、丸鋸歯109a、109b、+10および112
は、雄ねしと雌ねしにより、左右に微調整可能であり、
これにより、109a、109b、110および112
の丸鋸歯の1¥力中心が、それぞれ同一平面上に位置す
るように固定される。
また、丸鋸歯109aおよび109bの上下の歯先の間
隔をワークピースAの厚みのほぼ半分に隔てる。
次に、テーブル部伺30および31の」二に、ワークピ
ースAを載置する。
そして、シリンダ70のロノトマOaを縮め゛C1当接
部材60を左側に変位させて、ワークピースAを当接部
材34および60で挟持した形で位置決めする。この場
合、当接部材34および60の吸引孔50および74に
吸引力を発生させ、ワークピースAを当接部材34およ
び60で吸引保持させる。
さらに、シリンダ80および82のロソド80a6 および82aを縮めることによって、当接部材6゜をテ
ーブル部材30.31および補助テーブル部材96に固
定する。このように、当接部材6oを枠体25に固着さ
れたテーブル部材30.31および補助テーブル部材9
6に固定するのは、ワークピースAが切断される場合に
、当接部材60およびワークピースAがシリンダ70に
よって左側に変位されて、ワークピースAの切断面と丸
鋸歯110,112の主面との接触抵抗が不用意に大き
くならないようにするためである。
次に、切断手段のモータ100a、100b  102
aおよび102bを作動させ、丸鋸歯109a109b
、110および112を回転させる。
そして、変位手段のモータ130を回転させ、枠体25
などを、第4C図実線で示す状態、すなわち前方から第
4C図1点M線で示す状態すなわち後方に変位させ、ワ
ークピースAに丸鋸歯109aおよび]、09b、続い
て110および112を横切らせて、たとえば31mの
厚さのひき板11を形成する。
枠体25などが後方に変位されてひき板1】が形7 成された後では、第4C図1点鎖線で示すように、支持
部材28の当接片140が、後方のりミノトスインチ1
42に接触して、変位手段のモータ130および吸引孔
50の吸引機が停止され、当接部材34に吸引保持され
ていた板材が解放(落下)される。
このとき、切断手段のモーフ1oOb、102bおよび
先行溝形成手段のモータ1ooa、102aは回転した
ままである。また、吸引孔74の吸引機は作動したまま
で、ワークピースAは吸引孔74により吸着された状態
にある。
そして、シリンダ80および82のロッド80aおよび
82aを伸ばずことによって、当接部材60をテーブル
部材30.31および補助テーブル部材96から解放さ
せるとともに、シリンダ70のロンド70aを伸ばすこ
とによって、ワークピースAを吸引保持した当接部利6
0を、マノークビースAとともに右側に変位させる。こ
のように、マノークビースAなどを右側に変位させるの
は、次の工程で枠体25、ワークピースAなどを前方に
戻す際に、ワークピース八が丸鋸歯109a、109b
、110.18 12に不用意に接触しないようにするためである。
次に、変位手段のモータ130を逆回転して、枠体25
などを前方に変位して元の状態に戻す。この状態では、
第4C図実線で示すように、支持部材27の当接片14
4が、前方のり呉ノ1−スイノチ146に当接して、:
[−夕130が停止され、それによって、枠体25.ワ
ークピースAなどが停止される。
さらに、残ったワークピースAを切断して、ひき板11
を形成するためにば、ワークピースAを当接部材34お
よび60で挟持した形で位置決めする(吸引孔50の吸
引機、吸引孔74の吸引機共に作動する)前辺の[程以
降の工程を順に繰り返して行えばよい。
そして、このようにして形成された3枚のひき板11の
(リリ面に、たとえば断面矩形の接ぎ合わせ端面13を
形成する。さらに、この接ぎ合わせ端面13に、たとえ
ばウレタン樹脂系の接着剤を塗布して接着剤層14を形
成する。その後、これら3枚のひき板11を幅方向に並
列して接ぎ合わせ接着し、幅広ひき板10が製造される
。なお、接ぎ合わ・已端面19 3は、断面矩形以外にも、たとえば、第7八図ないし第
7C図に示すような形状にして接ぎ合わせ接着してもよ
く、また、第2D図に示すように、その接ぎ合わせ端面
をフィンガー形状にして、接ぎ合わせ接着してもよい。
このようにして形成された幅広ひき板10は、全体が均
一でむらが少なく、化粧効果のある幡の広いひき板であ
り、また、その厚さが3mnと薄いので、薬剤などが浸
透しやすく、防虫、防火あるいは防腐処理を容易に行う
ことができる。
また、この実施例の幅広ひき板10ばこのまま用いても
よいし、木目の向きを平行にして複数枚を積層した合板
として用いてもよいし、さらに、木目の向きをそれぞれ
直角にして複数枚を積層した合板として用いてもよい。
なお、この実施例では、幅広ひき板10を幅91Qim
、長さ1800+nの長方形状にしたが、使用目的によ
って任意に変更してもよいことば勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一尖施例を示す斜視図であ0 第2A図ないし第3B図は、この実施例の製造工程を示
ず1」%E図であり、第2A図ないし第2D図は、帯状
部材の製造工程を示す図解図であり、第3A図および第
3B図は、ひき板の製造工程を示す図解図である。 第4A図ないし第4.1)図は、ひき板の製造に用いた
薄引き専用機を示し、第4A図はその斜視図であり、第
4B図はその要部斜視図であり、第4C図はその側面図
であり、第4D図はその要部正面図である。 第5A図および第5B図は、第4八図ないし第41)図
に示す薄引き専用機の固定手段を示し、第5A図はそれ
を前から見た図解図であり、第5B図はそれを右から見
た図解図である。 第6図は、第4六図ないしは第4D図に示す薄引き専用
機の丸鋸歯の回転方向およびこれと1ノークビースの位
置関係を示す図解図である。 第7A図ないし第7D図は、単位材の接ぎ合わせ接着の
方法の他の例を示す図解図である。 1 図において、10は幅広ひき板、11はひき板、15は
ひき板基材、17は基片、20は帯状部材、20゛は素
材、20aおよび20bは単位材、22は薄引き専用機
、23ば基台、24 aおよび24bはレール、25は
枠体、30および31はチーフル部材、34および60
は当接部材、70.80および82はシリンダ、70a
、80aおよび82aはロソド、72は片部材、100
a、]00b、102a、]02bおよび130はモー
タ、109a1.09b  110および112は丸鋸
歯、132および136は歯車、134はチェーンを示
す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 その厚さが2mm〜5mmの範囲の幅広ひき板であって
    、 前記幅広ひき板は、 素材の端面を切削形成して接ぎ合わせ端面を形成してな
    る基片、 複数の前記基片が接ぎ合わせ接着されて帯状に形成され
    るひき板基材、および 複数の前記ひき板基材が積層接着されて形成されるひき
    板を含み、 複数の前記ひき板が接ぎ合わせ接着されて1枚の板状に
    接続される、幅広ひき板。
JP17084489A 1989-06-30 1989-06-30 幅広ひき板 Pending JPH0334802A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0678584U (ja) * 1993-04-22 1994-11-04 藤本工業株式会社
JP2019006000A (ja) * 2017-06-23 2019-01-17 永大産業株式会社 集成材及び集成材の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0678584U (ja) * 1993-04-22 1994-11-04 藤本工業株式会社
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