JPH0334601Y2 - - Google Patents

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JPH0334601Y2
JPH0334601Y2 JP4074087U JP4074087U JPH0334601Y2 JP H0334601 Y2 JPH0334601 Y2 JP H0334601Y2 JP 4074087 U JP4074087 U JP 4074087U JP 4074087 U JP4074087 U JP 4074087U JP H0334601 Y2 JPH0334601 Y2 JP H0334601Y2
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JP
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air
path
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temperature
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JP4074087U
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、レンガなどの蓄熱体に熱を蓄え、
この蓄えた熱を利用して温風を吹出して室内を暖
房する蓄熱式温風器に関する。
(従来の技術) この種の蓄熱式温風器は実開昭49−140704号な
どに開示されており、その一般的な構造につて述
べると、第6図に示すように、蓄熱体1に加熱路
2が形成され、この加熱路2の一端の開口が流入
口3で他端の開口が流出口4となつている。そし
てこれら流入口3および流出口4を覆うように風
洞5が設けられ、この風洞5に送風機6が取付け
られ、またこの風洞5の一端面に温風吹出口7が
形成されている。そして送風機6の吐出口8から
蓄熱体1の加熱路2を通つて温風吹出口7に至る
第1の送風経路aと、同じく吐出口8から直接温
風吹出口7に通じる第2の送風経路bとが構成さ
れ、前記吐出口8から吐出した空気がこれら第1
の送風経路aおよび第2の送風経路bに分流する
ようになつている。
前記第2の送風経路bの途中には該送風経路b
を流通する空気の流通量を制御するダンパー機構
10が設けられ、また前記加熱路2の流出口4の
近傍には該流出口4から流出する温風の温度に応
じて動作しその動作で前記ダンパー機構10を連
動するバイメタルなどの熱応動体11が設けられ
ている。
蓄熱体1には電気ヒータ(図示せず)を組込ま
れ、この電気ヒータが深夜電力などを利用して所
定時間通電され、この通電により蓄熱体1に熱が
蓄えられる。そしてこの状態で送風機6が起動
し、これに伴い吐出口8から吐出した空気が蓄熱
体1の加熱路2を通り、この間に蓄熱体1との熱
交換により温風となり、この温風が流出口4から
流出し、温風吹出口7を通つて室内に吹出す。運
転当初は蓄熱体1の温度が高く、時間の経過とと
もに除々に温度が低下する。したがつて流出口4
から流出する温風の温度も当初は高く、除々に低
下する。そしてこの温風の温度変化を熱応動体1
1が感知し、温風の温度が高い状態ではダンパー
機構10を大きく開き、これにより送風機6の吐
出口8から吐出した空気(冷風)が多量に第2の
送風経路bを通つて直接温風吹出口7に送風さ
れ、この空気(冷風)と流出口4から流出した温
風とが混合し、所定温度の温風として温風吹出口
7から吹出す。そして流出口4から流出する温風
の温度が除々に低下するのに従い、ダンパー機構
10が除々に絞られ、これに応じて第1の送風経
路aに対する空気の流通量が除々に増加し、第2
の送風経路bに対する空気の流通量が除々に減少
し、このバランスで温風吹出口7から吹出す温風
の温度がほぼ一定に保たれる。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、狭く長い第1の送風経路aを空気が
流通する場合と、広く短い第2の送風経路bを空
気が流通する場合とでは、前者の流通抵抗が後者
の流通抵抗よりもはるかに大きく、このため送風
機6の吐出口8から吐出する風量が一定でも、そ
の空気の大部分が第1の送風経路aを流通して温
風吹出口7に至る場合、つまり蓄熱体1の温度が
低い場合と、吐出口8からの空気の大部分が第2
の送風経路bを流通して温風吹出口7に至る場
合、つまり蓄熱体1の温度が高い場合とでは、そ
の流通抵抗の差で温風吹出口7から吹出す風量に
かなりの格差が生じ、これにより室内の暖房環境
が変化して採暖の快適性が損われてしまう難点が
あつた。この考案はこのような問題点の解決を目
的とするものである。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) この考案は上述のような問題点を解決するため
に、送風機の吐出口から蓄熱体の加熱路を通つて
温風吹出口に至る第1の送風経路と、前記吐出口
から前記温風吹出口に直接通じる第2の送風経路
とを設け、前記第2の送風経路の途中にダンパー
機構を、また前記加熱路から流出する温風の温度
に応じて動作して前記ダンパー機構を連動する熱
応動体をそれぞれ設け、この熱応動体により前記
加熱路から流出する温風の温度が高い状態では、
前記ダンパー機構を大きく開き、該温度が低下す
るのに従い該ダンパー機構を絞るようにしたもの
において、前記第2の送風経路の途中に該送風経
路を流通する空気の一部を該送風経路から外部に
逃す分岐逃し路を設けるようにしたものである。
(作用) 送風機の吐出口から吐出した空気は、第1の送
風経路と第2の送風経路とに分流するが、第1の
送風経路から流出する温風の温度が低下するに従
い、ダンパー機構が徐々に絞られてその分流の割
合が除々に変化し、ついには吐出口から吐出した
空気の大部分が第1の送風経路を流通し、他の残
りの少量の空気が第2の送風経路を流通するよう
になる。
ここで、第1の送風経路の流通抵抗は大きく、
第2の送風経路の流通抵抗は小さい。しかしなが
ら、第2の送風経路に空気が流通する際には、そ
の空気の一部が分岐逃し路を通つて外部に逃げ、
この外部に逃げる風量が、第1の送風経路を流通
する空気のその流通抵抗による風量の減少分にほ
ぼ見合い、このため送風機の吐出口から吐出した
空気が第1の送風経路と第2の送風経路とにいず
れの割合で分流しても、温風吹出口で合流して吹
出す風量にはほとんど格差がなく、したがつて温
風吹出口から吹出す温風の風量が蓄熱体の温度に
拘りなくほぼ一定に保たれる。
(実施例) 以下、この一実施例について第1図ないし第5
図を参照して説明する。なお、従来と同一の部分
には同符号を付してその構成の説明を省略する。
第2の送風経路bの途中には、該送風経路bを
流通する空気の一部を該送風経路bから外部に逃
す分岐逃し路cが形成されている。この分岐逃し
路cは風洞15の内底部にガイド板15を取付
け、このガイド板15の内側部分に逃し孔16を
形成することにより構成されている。
蓄熱体1は多数の例えばマグネシア系のレンガ
17…を積層してなる。最上層のレンガを17を
徐く他の各レンガ17…は、両側面に凹部18,
18を有し、この凹部18,18の中間にフイン
19,19が一体に突設されている。最上層のレ
ンガ17は他のレンガ17…よりも薄い断面コ字
形に形成され、その内側の凹部18aを下に向け
て他のレンガ17…の上に載置されている。そし
てこれらレンガ17…の積層間に電気ヒータ20
…が組込まれ、またこれらレンガ17…の外周お
よび上面が、耐熱強度が高くかつ剛性のある例え
ばシリカボードやセラミツクフアイバー系の断熱
材21…で覆われ、その外周の断熱材21…の内
面とレンガ17…の各凹部18…との間の空間お
よび最上層のレンガ17の凹部18aとで加熱路
2が構成されている。各凹部19…の中間部には
上述のようにフイン19…が突設されており、こ
のため加熱路2を流通する空気とレンガ17…と
の熱交換が効率よく行なわれ、またレンガ17…
が補強される利点がある。さらに前記断熱材21
の外周および上面が、耐熱強度が高くかつ柔軟性
のある例えばケイ酸系の断熱材22…で覆われ、
さらにこれら断熱材21…の外周および上面が外
装ケース22で覆われている。
次に、作用について述べる。
加熱路2の流出口4から流出する温風の温度が
高い状態においては、熱応動体11の動作に基づ
いてダンパー機構10が大きく開く状態に保た
れ、送風機6の吐出口8から吐出した空気の多く
が第2の送風経路bを流通し、他の残りの空気が
第1の送風経路aを流通し、蓄熱体1の各レンガ
17…との熱交換により高温の温風となり、流出
口4から流出する。第2の送風経路bを流通する
空気の一部は該送風経路bから分岐逃し路cに分
岐して該分岐逃し路cを通つて風洞5の外部に流
出し、残りの空気が温風吹出口7に至り、流出口
4から流出する温風と混合し、所定の温度の温風
となつて温風吹出口7から吹出す。
このように送風機6の吐出口8から吐出した空
気は、第1の送風経路aと第2の送風経路bとに
分流するが、流出口4から流出する温風の温度が
低下するに従い、ダンパー機構10が除々に絞ら
れてその分流の割合が徐々に変化し、ついには吐
出口8から吐出した空気の大部分が第1の送風経
路aを流通し、他の残りの少量の空気が第2の送
風経路bを流通するようになる。
ところで、前述したように第1の送風経路aの
流通抵抗は大きく、第2の送風経路bの流通抵抗
は小さい。しかしながら、第2の送風経路bに空
気が流通する際には、その空気の一部が分岐逃し
路cを通つて外部に逃げ、この外部に逃げる風量
が、第1の送風経路aを流通する空気のその流通
抵抗による風量の減少分にほぼ見合い、このため
送風機6の吐出口8から吐出した空気が第1の送
風経路aと第2の送風経路bとにいずれの割合で
分流しても、温風吹出口7で合流して吹出す風量
にはほとんど格差がなく、したがつて温風吹出口
7から吹出す温度の風量が蓄熱体1の温度に拘り
なくほぼ一定に保たれる。
これをグラフで表すと第5図に示す状態とな
り、Q1が第1の送風経路aの流出口4から流出
する空気の風量、Q2が送風機6の吐出口8から
第2の送風経路bに流入する空気の風量、Q3
第2の送風経路bから分岐逃し路cに逃げる空気
の風量で、温風吹出口7から吹出す温風の風量
Q4は、Q4=Q1+(Q2−Q3)となり、蓄熱体1の
加熱度に拘りなくほぼ一定に保たれる。
[考案の効果] 以上説明したようにこの考案によれば、蓄熱体
の温度に拘りなく常に温風の吹出風量がほぼ一定
に保たれ、したがつて室内の暖房環境を常に快適
な所定の状態に保つことができるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す要部の断面
図、第2図は同じく全体の一部破断斜視図、第3
図は同じく蓄熱体の一部の斜視図、第4図は同じ
くレンガの斜視図、第5図は同じく温度と風量と
の関係を示すグラフ図、第6図は従来の蓄熱式温
風器の一部を示す断面図である。 1……蓄熱体、2……加熱路、6……送風機、
7……温風吹出口、8……吐出口、10……ダン
パー機構、11……熱応動体、a……第1の送風
経路、b……第2の送風経路、c……分岐逃し
路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 送風機の吐出口から蓄熱体の加熱路を通つて温
    風吹出口に至る第1の送風経路と、前記吐出口か
    ら前記温風吹出口に直接通じる第2の送風経路と
    を設け、前記第2の送風経路の途中にダンパー機
    構を、また前記加熱路から流出する温風の温度に
    応じて動作して前記ダンパー機構を連動する熱応
    動体をそれぞれ設け、この熱応動体により前記加
    熱路から流出する温風の温度が高い状態では、前
    記ダンパー機構を大きく開き、該温度が低下する
    のに従い該ダンパー機構を絞るようにしたものに
    おいて、前記第2の送風経路の途中に該送風経路
    を流通する空気の一部を該送風経路から外部に逃
    す分岐逃し路を設けたことを特徴とする蓄熱式温
    風器。
JP4074087U 1987-03-19 1987-03-19 Expired JPH0334601Y2 (ja)

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JPS63147660U JPS63147660U (ja) 1988-09-29
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JP2816177B2 (ja) * 1989-05-08 1998-10-27 株式会社日立製作所 蓄熱装置

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