JPH0334333Y2 - - Google Patents

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JPH0334333Y2
JPH0334333Y2 JP17507085U JP17507085U JPH0334333Y2 JP H0334333 Y2 JPH0334333 Y2 JP H0334333Y2 JP 17507085 U JP17507085 U JP 17507085U JP 17507085 U JP17507085 U JP 17507085U JP H0334333 Y2 JPH0334333 Y2 JP H0334333Y2
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disk
input shaft
case
drive disk
axis
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、横向き入力軸に固着された原動デイ
スクと、この原動デイスクの外周面に圧接されて
前記入力軸軸心に直交する軸心周りで回転する駆
動デイスクと、この駆動デイスクに圧接され乍ら
前記入力軸方向に摺動移動可能な受動デイスクと
を備えたデイスク式無段変速装置を、下端に車軸
を支承した車輪ケースの上端横側部に伝動可能に
取付けてある歩行型管理機に関する。
〔従来の技術〕
この種の歩行型管理機において、従来は、前記
駆動デイスクを原動デイスクの円周方向3箇所に
等分に配置し、うち一つの駆動デイスクを正面視
で原動デイスクの外径最高位置に作用するように
配置してあつた(例えば実願昭60−33664号)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記のような駆動デイスクの配置構成
をとると、このデイスク式無段変速装置を収納し
たケースにおける上端面の駆動デイスク対応面が
突出することになり、このケースの上方に燃料タ
ンクやマフラー等を配設しようとすれば必然的に
それらが高位に位置して管理機としても嵩高いも
のになり、機体安定性において好ましいものでは
なかつた。
本考案の目的は駆動デイスクの合理的配置構成
によつて機体をコンパクトにまとめることができ
るものを提供する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による特徴構成は前記駆動デイスクを入
力軸心に対して相対向する2箇所に配設するとと
もに、一対の前記駆動デイスクを、その対角軸心
が横側方視において傾斜する状態に配置してある
点にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用〕
つまり、駆動デイスクを相対向する2箇所に配
置するとともに、その配置状態をそれらの対角軸
心が横側方視で傾斜する状態に(つまり例えば収
納ケースに対して駆動デイスクの位置を前面斜め
上方位置と後面斜め下方位置とに)設定すること
ができ、高さ方向及び前後方向での駆動デイスク
部の突出を従来のものに比べて抑えることができ
るとともに、この無段変速装置は前方にエンジン
及び後方に耕耘ロータリー等の作業機を近接配置
されるが、受動デイスクが円板状のものであるか
ら、前後向き姿勢に配置されたこの受動デイスク
の円板形状に沿つた形状に形成される無段変速装
置用ケースとエンジン作業機との間に間隙が生じ
やすい無段変速装置用ケースの前後面上下隅位置
に駆動デイスクを配置することができ、空スペー
スの有効利用ができる。
〔考案の効果〕
その結果、デイスク式無段変速装置自体も嵩低
いものにでき、この無段変速装置の上方に燃料タ
ンクを配置するとしても設定位置を従来のものに
比して低く抑えることができるとともに、エンジ
ンや作業機もより近接させて配置できるので機体
の前後方向長も短くでき、全体としてコンパクト
な機体構成のものを提供できるに至つた。
〔実施例〕
第7図に示すように、縦向き姿勢の車輪ケース
1の下端に左右一対の車輪2,2を取付ける車軸
3を支承するとともに、上部横一側にデイスク式
無段変速装置4を取付け、この車輪ケース1から
前方に向けて延出されたフレーム5にエンジン6
を搭載し、エンジン6の横向き出力軸6Aとデイ
スク式無段変速装置4の横向き入力軸7とを巻掛
伝動機構8の一例であるベルト機構で伝動連結し
て伝動系を構成するとともに、車輪ケース1上面
から後方に向けて操縦ハンドル9、及び、機体後
方に耕耘ロータリー等の作業機10を夫々配設し
て歩行型管理機を構成してある。
第1図に示すように、デイスク式無段変速装置
4について詳述する。横外側面に開口部11Aを
設けた筒状収納ケース11の開口部11Aに着脱
自在なカバー12を設けるとともに、開口部11
Aと対向する側面に後記するミツシヨンケース1
の上部横一側に設けられたケース取付座1aに内
嵌可能な取付部11Bを設け、もつて、この取付
部11Bをケース取付座1a内に内嵌して筒状収
納ケース11の内方からボルト14止めして、筒
状収納ケース11をミツシヨンケース1に片持ち
状に取付けてある。筒状外装ケース11の軸心X
位置にはデイスク式無段変速装置4の横向き入力
軸7が車輪ケース1を貫通する状態でそれぞれ支
承され、カバー12より外方に突出した部分にエ
ンジン6からの動力を受ける受動プーリ16を固
着している。前記横向き入力軸7の筒状収納ケー
ス11内に位置する部分には原動デイスク15が
スプライン嵌着されるとともに、この原動デイス
ク15の外周面15Aに対して、サラバネ34で
押圧接当される駆動デイスク17が筒状収納ケー
ス11外周部に設けられたボス部11Cに前記軸
心Xに直交する軸心Y周りで回動可能に支承して
ある。一方、原動デイスク15に隣接して、相対
向する円板状のキヤリア部材18A,18Bが横
向き入力軸7に遊嵌されるとともに、円周方向3
箇所に配置された止めボルト37で連結され、横
向き入力軸軸心X周りで一体回動可能に支承して
あるとともに、車輪ケース1側に位置するキヤリ
ア部材18Aの遊嵌ボス部18aが車輪ケース1
内に位置するように延出してある。前記キヤリア
部材18A,18Bの外周面にはリング材19が
相対回動自在に外嵌され、このリング材19に、
駆動デイスク17に直交する状態の接触部を有し
てこの接触状態を維持し乍ら前記入力軸軸心X方
向に正逆摺動可能な受動デイスク20がスプライ
ン嵌合されている。前記リング材19の内面側に
は両キヤリア部材18A,18Bの間隙内に突出
する内歯ギヤ19Aが設けられ、同じく両キヤリ
ア部材18A,18Bの間隙内に位置して両キヤ
リア部材18A,18Bに自身の軸心周りで回転
作動可能に枢支されたピニオンギヤ21と咬合
し、ピニオンギヤ21と前記リング材19の内歯
ギヤ19a及び横向き入力軸7に一体形成れた太
陽ギヤ22との咬合作用の協働によつてエンジン
出力を原動デイスク15を介して駆動デイスク1
7に伝達するとともに、駆動デイスク17と原動
デイスク20とで無段変速してリング材19に伝
達し、このリング材19と太陽ギヤ22との回転
速度差によつてピニオンギヤ21を自転させ乍ら
キヤリア部材18A,18Aと共に公転させてエ
ンジン出力をキヤリア部材18A,18Bに伝達
して、更に、車軸3に伝達するようにしてある。
前記受動デイスク20は同方向に摺動可能に支承
されたシフトフオーク23によつて摺動作動さ
れ、駆動デイスク17の中心から外径端に至る摺
動ストロークを有している。
以上の構成から、キヤリア部材18A,18B
の作動を説明すると、第4図ないし第6図に示す
ように、受動デイスク20の回転方向と同方向に
駆動されるリング材19と、逆方向に駆動される
太陽ギヤ22とに咬合したピニオンギヤ21の回
転作動によつて、前記受動デイスク20が駆動デ
イスク17の中心から半径方向外方に向かう場合
は、リング材19の回転速度VAが太陽ギヤ22
の回転速度VCに比べて小さく、その為に第5図
イで示すように、キヤリア部材18A,18Bは
リング材19と反対方向に回転して、車輪2を後
進方向に作動させる。しかも、受動デイスク20
が駆動デイスク17の中心から第1図及び第6図
で示す点Pに近づく程、キヤリア部材18A,1
8Bの回転速度VBはリング材19と太陽ギヤ2
2の回転速度差VC−VAに比例して小さくなり、
点Pから更に受動デイスク20が半径方向外方に
移動すると、第5図ロで示すように、リング材1
9の回転速度VAが太陽ギヤ22の回転速度VC
りも大になり、キヤリア部材18A,18Bはリ
ング材19と同方向に回転し、車輪2を前進方向
に回転させる。しかも、その回転速度VBは受動
デイスク20が点Pよりも更に半径方向外方に位
置する程、リング材19と太陽ギヤ22との回転
速度差VA−VCに比例して大きくなる。尚、前記
シフトフオーク23は筒状収納ケース11の外周
面に枢支された操作軸24の軸心周りの回動によ
つて、この操作軸24から延出された操作アーム
25によつて係合操作される。
第1図に示すように、車輪ケース1構造を詳述
する。前記横向き入力軸7のミツシヨンケース1
からの突出端7Aはスプライン加工され、作業装
置10への出力軸に形成され、作業装置用伝動ケ
ース35に伝動可能な副チエーンケース36に連
結される。前記横向き入力軸7の下方には第1伝
動軸26と第2伝動軸27が並設され、第1伝動
軸26に嵌着された大小二段ギヤ28の大径部2
8bと前記キヤリア部材18Aのボス18aに嵌
着された第1ギヤ29とが咬合されるとともに、
大小二段ギヤ28の小径部28aと第2伝動軸2
7に嵌着された第2ギヤ30とが咬合され、前記
ギヤ群がギヤ伝動機構を構成している。キヤリア
部材18Aから第2伝動軸27に伝達された出力
は、第2伝動軸27に一体形成された第1スプロ
ケツト31と車軸3に設けられた第2スプロケツ
ト32とをチエーン33で伝動連結して車輪2,
2に伝達される。
第2図に示すように、前記駆動デイスク17を
入力軸7軸心に対して相対向する2箇所に配置
し、この一対の駆動デイスク17,17を、その
対角軸心Zが横側方視において傾斜する状態に配
設してある。つまり、一方の駆動デイスク17は
収納ケース11の前面斜下方に位置して、エンジ
ン6との間隙部分に位置するように配置されると
ともに、他方の駆動デイスク17は収納ケース1
1の後面斜上方に位置して、作業装置10との間
隙部分に位置するように配置される。
〔別実施例〕
前記駆動デイスク17,17の配置は一方が収
納ケース11の前面斜上方で、かつ、他方が後面
斜下方でもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る歩行型管理機の実施例を示
し、第1図はデイスク式無段変速装置の取付状態
を示す縦断背面図、第2図はデイスク式無段変速
装置の縦断側面図、第3図は受動デイスクのシフ
ト操作構造を示す縦断面図、第4図は無段変速装
置内遊星歯車機構を示す要部拡大側面図、第5図
イ,ロは夫々キヤリア部材の回転方向と速度を示
す概略図で、イは後進時、ロは前進時を示す、第
6図は駆動デイスクに対する受動デイスクの接当
位置による車軸への伝動状態を示すグラフ、第7
図は全体側面図である。 1……車輪ケース、3……車軸、4……デイス
ク式無段変速、7……入力軸、15……原動デイ
スク、17……駆動デイスク、20……受動デイ
スク、X……入力軸軸心、Y……入力軸軸心に直
交する軸心、Z……対向軸心。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 横向き入力軸7に固着された原動デイスク15
    と、この原動デイスク15の外周面に圧接されて
    前記入力軸7軸心Xに直交する軸心Y周りで回転
    する駆動デイスク17と、この駆動デイスク17
    に圧接され乍ら前記入力軸X方向に摺動移動可能
    な受動デイスク20とを備えたデイスク式無段変
    速装置4を、下端に車軸3を支承した車輪ケース
    1の上端横側部に伝動可能に取付けてある歩行型
    管理機において、前記駆動デイスク17を入力軸
    心Xに対して相対向する2箇所に配設するととも
    に、一対の前記駆動デイスク17,17を、その
    対角軸心Zが横側方視において傾斜する状態に配
    置してある歩行型管理機。
JP17507085U 1985-11-14 1985-11-14 Expired JPH0334333Y2 (ja)

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JP17507085U JPH0334333Y2 (ja) 1985-11-14 1985-11-14

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JP17507085U JPH0334333Y2 (ja) 1985-11-14 1985-11-14

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Publication Number Publication Date
JPS6282824U JPS6282824U (ja) 1987-05-27
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