JPH068845A - 自走車両の伝動装置 - Google Patents

自走車両の伝動装置

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JPH068845A
JPH068845A JP17043092A JP17043092A JPH068845A JP H068845 A JPH068845 A JP H068845A JP 17043092 A JP17043092 A JP 17043092A JP 17043092 A JP17043092 A JP 17043092A JP H068845 A JPH068845 A JP H068845A
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JP
Japan
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main shaft
speed change
driving
rotary body
transmission device
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Pending
Application number
JP17043092A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Sagata
信 嵯峨田
Yasuo Irie
康夫 入江
Tokuzo Saida
徳三 最田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Publication of JPH068845A publication Critical patent/JPH068845A/ja
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  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 4輪式の作業車において、テーパコーン7利
用のCVT1を左右の後輪23夫々に備えて伝動装置D
を構成してエンジンEに連動させるとともに、各CVT
1の変速軸15の操作モータ部32とその操作角検出ポ
テンショメータ29、ハンドル27の操作角検出ポテン
ショメータ30、アクセル角検出ポテンショメータ3
4、及び制御装置31を設け、ハンドル27の操向に伴
って、それに見合う左右の後輪23,23の回転速度差
が生じるように制御する。 【効果】 コンパクトに構成できるCVTの特徴を活か
し、かつ、配設スペースを有効利用しながら、芝刈機や
管理機、或いは自走式荷車といった円滑な旋回走行状態
が必要となる2輪駆動式の作業車に好適なCVT利用の
伝動装置を提供することができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、摩擦式無段変速装置
〔Continuous VariableTrans
missin(以下、CVTと略称する)〕を利用した
伝動装置に係り、詳しくは、作業車等の自走車両におけ
る走行装置用の伝動装置として好適なものを構成させる
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】CVTでは、テーパコーンやディスクと
いった駆動回転体に接触させるリング状の変速部材を軸
方向にシフトさせて駆動回転体との接触点の半径を変化
させることで無段に変速させる構造であって、コンパク
トにして無段変速を出力できる利点がある。そのため、
本出願人が先に出願した特開平3−177649号にお
いて提案されたもののように、バインダー等の小型作業
車の伝動装置としての採用が計画されてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、小型の芝刈機
や管理機といった一対の駆動輪を備えた2輪駆動式作業
車の走行装置用の伝動装置にCVTを利用することも考
えられてきている。前記公報に示されたものでは伝動装
置と走行装置との間にギヤ機構やチェーン機構等の介在
すること及び駆動輪の後方位置に伝動装置を配置するこ
とを前提とした構造であり、その構成の伝動装置をその
まま2輪駆動式作業車に用いると余分なギヤ機構等が必
要になるとともに、左右の駆動輪の回転速度が同一であ
るから円滑な旋回走行が行い難いといった難点があり、
2輪駆動式作業車の伝動装置としては改善の余地が残さ
れているように思える。本発明の目的は、構造見直しに
より、機構上の無駄なく2輪駆動式自走車両に好適なC
VT利用の伝動装置を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、主軸の周囲に、この主軸の軸心を中心として
公転駆動される複数の駆動回転体を配備し、かつ、これ
ら駆動回転体に亘って軸心方向にシフト自在な変速部材
を接触させて変速部を構成し、駆動回転体を駆動するた
めの入力回転体部材を主軸に相対回転自在に外嵌して、
この主軸の端部を変速部を覆う変速ケース外に延出する
とともに、その延出された主軸端部に動力取出し部を設
けてCVTを構成し、このCVTを走行装置駆動用とし
て左右一対備えて自走車両の伝動装置を構成する点を特
徴とする。
【0005】
【作用】上記特徴構成によると、外部からの入力は入力
回転部材に伝達し、かつ、出力は主軸から取出す状態に
するとともにその出力軸である主軸を変速ケース外に延
出させた構成のCVTが左右一対あるから、左右の駆動
輪の回転速度を別々に制御でき、デフ装置を装備するこ
となく円滑な旋回走行状態を現出することができるよう
になる。これにより、例えば、一対のCVTにおける延
出主軸に直接車輪を装着して車輪式の作業車(芝刈機
等)を構成するとか、或いはギヤ減速機構を介して両延
出主軸の夫々にスプロケットを装着してクローラ式の作
業車(管理機等)を構成するといったことが設定し易い
ようになる。つまり、CVTを左右に一対設ける構成に
より、この伝動装置を左右の駆動輪間に無駄無く配設し
ながら、左右一対の駆動輪体が必要となる2輪駆動式自
走車両の伝動装置に好適な形態が採れるのである。
【0006】
【発明の効果】従って、コンパクトに構成できるCVT
の特徴を活かし、かつ、配設スペースを有効利用しなが
ら、芝刈機や管理機、或いは小型運搬車といった円滑な
旋回走行状態が必要となる2輪駆動式の自走車両に好適
なCVT利用の伝動装置を提供することができた。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1に芝刈機等の作業車に好適な伝動装置D、
すなわち、左右一対のCVT1を互いに左右逆向きに対
面させた状態で並列配置して構成される伝動装置Dが示
されている。CVT1の構造を説明すると、左ケースC
aと右ケースCbとから成る変速ケースCに対し、その
両端がボールベアリング2,2,4を介して支持される
出力軸を兼た主軸3を設けると共に、この主軸3に対し
て回転入力部が一体的に形成されたキャリア5を遊転支
承する。キャリア5に形成した上下の保持部に対して、
その支軸6が係合支持される3つのテーパコーン(駆動
回転体に相当)7を配置し、これらテーパコーン7の大
径側に接触するディスク状の回転体8、及び、この回転
体8とテーパコーン7との接触圧を調節する自動調圧機
構A夫々を主軸3と同軸芯に設ける。主軸3の軸芯Pと
平行する状態で変速ケースCに架設されたロッド9に沿
ってシフト自在に構成され、かつ、夫々のテーパコーン
7に外接するリング状の変速部材10とテーパコーン7
とで成る変速部h、及び、テーパコーン7夫々の小径側
に形成された環状凹部7aに接する突出縁11aを有
し、かつ、主軸3に遊転支承される支持部材11を設
け、更に、主軸3の端部を変速ケースC外に延出して動
力取出し部12を形成してある。
【0008】又、このCVT1では,入力部となるキャ
リア基部5Aと主軸3との間にボールベアリング2,2
を、支持部材11と主軸3との間にニードルベアリング
16を夫々備え、かつ、スラストベアリング17を支持
部材11とカラー21との間に介装してある。トルク伝
動可能に主軸3に対して外嵌する伝動部材18と軸芯P
に沿ってスライド移動自在な回転体8とこれら両者に介
装されるボール19とから成る前記自動調圧機構Aによ
り、負荷が増大するほど回転体8とテーパコーン7をよ
り強く圧接するようにしてある。キャリヤ5は、キャリ
ア基部5Aとキャリア本体5Bとから構成されている。
つまり、キャリア本体5Bは、テーパコーン7を貫通す
る状態の支軸6の上下貫通突出部6A,6Bを板金製で
皿状の支持板13と、この支持板13にボルト止めされ
る支持ケース14とで相対固定して構成してあり、支持
板13をキャリア基部5Aにボルト止めしてキャリア5
を構成してある。支軸6はニードルベアリング22,2
2でもってテーパコーン7を回転自在に支承する。
【0009】そして、このCVT1ではキャリア基部5
Aに取付けられた入力プーリ(入力回転部材に相当)2
0に対して動力を入力する状態において、変速部材10
を変速軸15の回動操作によってシフト操作した場合に
は、変速部材10が接触する位置におけるテーパコーン
7の回転軸芯からの半径が変化することから、つまり、
変速部材10が接触する位置におけるテーパコーン7の
円周長さが変化することから、キャリア5を単位量だけ
回転させた際においては、変速部材10の内面に追従し
て回転するテーパコーン7の回転量が変化することとな
り、このテーパコーン7から動力が伝えられる回転体8
の回転速度はキャリア5の回転速度に対して変化し、そ
の結果、左右の動力取出し部12,12に走行用の無段
変速動力が伝達されるのである。尚、図2に示すよう
に、左右の動力取出し部12,12に駆動輪23,23
を取付けると走行用伝動装置として好適なものに構成で
きる。
【0010】次に、上述の伝動装置の別実施例や応用例
を簡単に説明する。 〔別実施例〕図3に示すように、左右のCVT1、1を
合体させたもの、すなわち、一方のキャリア5にベベル
ギヤ24を形成するとともに他方のキャリア5と噛合連
動させ、かつ、左右の変速ケースC,Cを一体化して成
る伝動装置Dでも良い。この場合では、単一の入力軸2
5を設けるようになる。
【0011】〔応用例〕 図4に示すように、左右のCVT1夫々に駆動源K
(電気モータ又は油圧モータ)を一体に備えた動力ユニ
ットに連結される一対の後輪23と、左右一対のキャス
タ構造の前輪26を備えた作業車において、軸心X回り
で揺動操作されるバーハンドル27左右の操作部分27
a,27bと、各CVT1の変速軸15とを連動部材2
8で連動連結する。つまり、バーハンドル27が左右水
平となる直進状態では左右の後輪23は同速度で駆動さ
れ、右もしくは左にバーハンドル27が操向されると旋
回内側の後輪23は減速され、かつ、旋回外側の後輪2
3は増速され、旋回半径の差に見合った速度差が生じる
ように機械的に制御される。 図5に示すように、4輪共に図3に示す構造の駆動
輪に構成し、左右の前後輪26,23対夫々は常に同速
度で駆動されるようにして、バーハンドル27の操向操
作に対して回転速度差でもって旋回するようにした作業
車。
【0012】 図6に示すように、エンジンEと、図
1に示す構造の伝動装置Dと、左右一対の後輪23,2
3と、回動型の操向ハンドル27で操舵される前輪2
6,26を備えた作業車を構成する。各CVT1の変速
軸15は、アクチュエータ(電動モータ等)32で回動
操作されるとともに、その回動角を検出するポテンショ
メータ29,29と、操向ハンドル27の回動角を検出
するポテンショメータ30と、アクセルペダル33の踏
み込み回動角を検出するポテンショメータ34とを設
け、これらポテンショメータ29,29,30,34を
制御装置31に接続してある。つまり、旋回操向状態で
は旋回内側の後輪23は減速され、かつ、旋回外側の後
輪23は増速され、旋回半径の差に見合った速度差が生
じるように電気的に制御される。
【0013】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】伝動装置の構造を示す展開断面図
【図2】伝動装置の利用例を示す系統図
【図3】伝動装置の別実施例を示す系統図
【図4】伝動装置の第1応用例を示す系統図
【図5】伝動装置の第2応用例を示す系統図
【図6】伝動装置の第3応用例を示す系統図
【符号の説明】
1 摩擦式無段変速装置 3 主軸 7 駆動回転体 10 変速部材 12 動力取出し部 20 入力回転部材 C 変速ケース h 変速部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸(3)の周囲に、該主軸(3)の軸
    心を中心として公転駆動される複数の駆動回転体(7)
    を配備し、かつ、これら駆動回転体(7)に亘って軸心
    方向にシフト自在な変速部材(10)を接触させて変速
    部(h)を構成し、前記駆動回転体(7)を駆動するた
    めの入力回転部材(20)を前記主軸(3)に相対回転
    自在に外嵌して、この主軸(3)の端部を前記変速部
    (h)を覆う変速ケース(C)外に延出するとともに、
    その延出された主軸端部に動力取出し部(12)を設け
    て摩擦式無段変速装置(1)を構成し、この摩擦式無段
    変速装置(1)を走行装置駆動用として左右一対備えて
    ある自走車両の伝動装置。
JP17043092A 1992-06-29 1992-06-29 自走車両の伝動装置 Pending JPH068845A (ja)

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JP17043092A JPH068845A (ja) 1992-06-29 1992-06-29 自走車両の伝動装置

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JPH068845A true JPH068845A (ja) 1994-01-18

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ID=15904774

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JP17043092A Pending JPH068845A (ja) 1992-06-29 1992-06-29 自走車両の伝動装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006264376A (ja) * 2005-03-22 2006-10-05 Kubota Corp 草刈り機
ITFI20110122A1 (it) * 2011-06-15 2012-12-16 Levi D Ancona Pier Lorenzo Vettura con variatore di velocita' su entrambe le ruote laterali anteriori, che puo' parcheggiare di lato.

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006264376A (ja) * 2005-03-22 2006-10-05 Kubota Corp 草刈り機
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