JPH0334269Y2 - - Google Patents

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JPH0334269Y2
JPH0334269Y2 JP14506684U JP14506684U JPH0334269Y2 JP H0334269 Y2 JPH0334269 Y2 JP H0334269Y2 JP 14506684 U JP14506684 U JP 14506684U JP 14506684 U JP14506684 U JP 14506684U JP H0334269 Y2 JPH0334269 Y2 JP H0334269Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は薬液や純水または各種のガス体を処
理するようにした合成樹脂製多孔質の薄膜利用の
積層型の過エレメントに関する。
(従来の技術) 電子機器部品、医薬品または食品の製造分野で
は純度の高く微粒子の少ない薬液、超純水または
ガス体の使用が望まれ、これらの流体を処理する
フイルタとしては耐薬品性、耐熱性などを有し、
過精度の高いものが要求され、四弗化エチレン
やポリプロピレンのような合成樹脂からなる多孔
質の薄膜(厚さが30〜250μ程度)が材として
使用されている。
本出願人はこの種のフイルタとして、材ユニ
ツトの積層段数を少なくして処理能力が大きくな
るようにしたものを先に特願昭58−130291号とし
て提案した。
その概略を示せば第5図イ,ロのとおりであ
り、上記のように耐薬品性と耐熱性に富んだ合成
樹脂からなる多孔質の薄膜a(第2図イ参照)の
両面または片面に同じ材質の網布b(30〜50メツ
シユで厚さは0.2〜2mm程度)を重ね合せて柔軟
な材となし、その中心に取付孔cを穿設すると
共に一辺の長さまたは直径を収納容器の内径のほ
ぼ2倍程度の大きさの角形または円形に裁断し、
その二組のものを重ねてその周縁部をイ図のよう
に溶着し、そして取付孔cの部分には、同じ材質
でボス部2aと水平片2bとで鳩目状をなし水平
片2bにボス孔2cに通じる横通孔2dを設けた
スペーサ2を図示のように嵌め込み、各材の中
央の部分を水平片2bの上下面に溶着して材ユ
ニツト1を形成し、この材ユニツト1を同図ロ
のように数段積層し、そのスペーサ2同志を同一
合成樹脂材によるバインダで接合し、その下側か
らスペーサ2の横通孔2dに通じる複数の小孔を
備えたパイプ材からなる同材の芯杆3を挿通し、
同材のカラーパイプ4を介してその上端をカバー
5に螺着し、この状態で積層材ユニツト1を上
向きに湾曲させつつ同材のコツプ状容器6中に収
納してある。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記のフイルタでは材ユニツトを
柔軟で屈曲可能に形成し、容器内径に制限され
ず、これよりかなり大きなものとしてあるので、
ユニツトの積層段数を少なくできる一方、処理能
力を大きくできる利点はあるが、制限された容器
中に大きな材ユニツトを押し込むことになるの
で、容器への収納に手間どり、そして材ユニツ
トが不規則に変形湾曲し材同志が密着する部分
ができてしまい処理流体の円滑な流通を妨げる不
具合なところがある。
そこで、この考案は容器内径より相当大きな
材ユニツトを用いながら、容器への収納がやり易
くしかも処理液体の流通を妨げないようにした積
層型の過エレメントを提供するものである。
(問題点を解決しようとする手段) 合成樹脂製多孔質の薄膜の両面または片面に網
布を重ね、収納容器の内径より大きくした角形ま
たは円形の中心孔を備えた材の二つを重ねて周
縁部を溶着し、中心孔の部分に水平片に横通孔を
備えた鳩目状のスペーサを嵌め込み、水平片の上
下の面に溶着して材ユニツトを形成し、該材
ユニツトの数個のものを積層してスペーサ同志を
溶着し、このスペーサに流体通路を備えた芯杆を
挿通したものにおいて、積層材ユニツトの縦横
の中央の部分をすぼませて鉢状に上方に湾曲さ
せ、四方の角隅部を一定方向横向きに折り曲げて
ひだ状の折曲部を形成し、容器に収納しうるよう
にしたことを特徴としている。
(実施例) 第1図ないし第3図はこの考案の実施例を示す
ものであるが、耐薬品性と耐熱性を備えた合成樹
脂からなる多孔質の薄膜aの両面または片面に同
じ材質の網布bを重ねて、一辺の長さまたは直径
が収納容器の内径のほぼ2倍程度の大きさの角形
または円形の材となし、この材の二つを重ね
て周縁部を溶着し、中央の取付孔の部分に、ボス
部2aと水平片2bとで鳩目状をなし水平片2b
にボス孔2cを通じる横通孔2dを設けた同じ材
質のスペーサ2を嵌め込み、水平片2bの上下の
面に各材の中央部を溶着して材ユニツト1を
形成し、この材ユニツト1をを数段積層してス
ペーサ2同志を同じ合成樹脂を溶融したバインダ
で接合し、そのボス孔2cにスペーサの横通孔2
dに通じる複数の小孔を備えた同材質のパイプ材
からなる芯杆3を嵌挿させた点の構成は前記フイ
ルタの過エレメントと変りない。
ところで、この考案では第2図イ,ロのように
積層ユニツト1の全体を、その縦横の中央部(円
形では縦横十字に交差する直径線の部分)を適宜
の工具によりすぼませるようにして鉢状に上方に
湾曲させ、しかして、四方の角隅部を一定方向
(図では時計方向)横向きに折り曲げてひだ状の
折曲部7を形成し、その最下段のものの外径が収
納容器の内径より小さく且つ各材ユニツト1間
に若干間隙をおくように成形されている。
その使用に当たつては、材ユニツト1と同材
質の芯杆3の上半部に同材のカラーパイプ4を嵌
挿した上でパイプ3の上端にカバー5を螺着し、
その状態で第3図のように積層材ユニツト1を
同材質のコツプ状の容器6中に収納し、カバー5
の下端面を容器6の上端面に溶着する。かくて、
容器6の下側の入口パイプから処理流体を導入す
れば、流体は容器6内を上昇し積層材ユニツト
1の間隙に流入し、各ユニツト1の上下面から薄
膜を通過してユニツト1中に入り、浄化された流
体は各スペーサ2の横通孔2dから芯杆3中に集
まり外部に流出していく。
なお、上記の例においては材ユニツト1を積
層支持する芯杆3として、パイプ状のものを示し
たが、これは第4図のように周面の複数箇所にス
ペーサ2の横通孔2dに通じる縦みぞ3aを形成
したボルト状のものとしてもよい。
(考案の効果) 以上のようにこの考案は、合成樹脂製多孔質の
薄膜利用の積層型過エレメントにおいて、積層
材ユニツトの縦横の中央部にすぼませて鉢状に
上方に湾曲させ、四方の角隅部を一定方向横向き
に折り曲げてひだ状の折曲部を形成し、容器に収
容しうる形状としたので、過エレメントを収納
容器に挿入する際には従来のように積層材ユニ
ツトを押し込める必要がなく、容易に収納するこ
とができ、そして各材ユニツト同志は密着する
部分がなく、処理流体の流れが円滑になり処理能
力を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の成形前の側面図。第2図イ
はその成形途中の斜視図。同図ロは成形後の斜視
図。第3図は使用状態の断面図。第4図は芯杆の
変更例の斜視図。第5図イは材ユニツトの断面
図。同図ロは従来の過エレメントを用いたフイ
ルタの断面図。 図中、1……材ユニツト、2……スペーサ、
2a……ボス部、2b……水平部、2c……ボス
孔、2d……横通孔、3……芯杆、5……カバ
ー、6……容器、a……薄膜、b……網布。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂製多孔質の薄膜aの両面または片面に
    網布bを重ね、収納容器の内径より大きくした角
    形または円形の中心孔を備えた材の二つを重ね
    て周縁部を溶着し、中心孔の部分に水平片2bに
    横通孔2dを備えた鳩目状のスペーサ2を嵌め込
    み、水平片2bの上下の面に溶着して材ユニツ
    ト1を形成し、該材ユニツト1の数個のものを
    積層してスペーサ2同志を溶着し、該スペーサ2
    に流体通路を備えた芯杆3を挿通したものにおい
    て、上記積層材ユニツト1の縦横中央の部分を
    すぼませて鉢状に上方に湾曲させ、四方の角隅部
    を一定方向横向きに折り曲げてひだ状の折曲部7
    を形成してなる樹脂薄膜利用の積層型過エレメ
    ント。
JP14506684U 1984-09-27 1984-09-27 Expired JPH0334269Y2 (ja)

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JPS6161001U JPS6161001U (ja) 1986-04-24
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