JPH0334268Y2 - - Google Patents

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JPH0334268Y2
JPH0334268Y2 JP1980180128U JP18012880U JPH0334268Y2 JP H0334268 Y2 JPH0334268 Y2 JP H0334268Y2 JP 1980180128 U JP1980180128 U JP 1980180128U JP 18012880 U JP18012880 U JP 18012880U JP H0334268 Y2 JPH0334268 Y2 JP H0334268Y2
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JP
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JP1980180128U
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JPS57103104U (ja
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 分離膜による物質の分離方法は省エネルギー的
に有利であり、温和な条件で分離が行えるため、
処理物質に大きな変化を与えないなどの理由によ
り、近年急速に発達した技術である。
従来産業用に用いられる分離膜は、その形状に
よりいわゆるスパイラル型、チユーブラー型、熱
交換器型などの過器、いわゆるモジユールに加
工されて使用されている。これらの膜はその期間
の長短はあるが、使用するにつれ初期の性能を低
下し、且つ劣化するため、適当な時期に交換する
ことが必要である。
本考案者らは、管径が0.5mmから5mmの間にあ
る小管状の中空管状分離膜の開発に携るものであ
る。この範囲の中空管状分離膜(以下分離膜とい
う)は、膜支持体を用いず、膜自体の強度により
過圧に耐えるものであるが、実際に過を行う
場合には、これを複数本束ねてケース内に固定
し、内圧式(管内に過原液を圧入し、管外に
過液を取り出す)又は外圧式(管外に過原液を
圧入し、管内に過液を取り出す)により過を
行う。しかしこの方法では、分離膜が劣化する
と、ケースごと交換する必要があり、不経済であ
る。又ケースは通常ステンレスなどでつくるため
高価であり、取り扱いに不都合を生じない程度の
複数本の分離膜を束ねた単位(以下モジユールと
称する)毎にケースを設けることは経済的に不利
である。
本考案者らは、この様な点を解決するため、一
つの容器に複数個のモジユールを交換可能である
様に取りつけた過装置を開発するための検討を
行つた結果、過原液と過液のモジユール取り
つけ部分における液密性を保ちつつ容易にモジユ
ール交換を行い得る取りつけ方法を考案すること
が技術的に最も重要であることを知るに至つた。
本考案者らは最もすぐれた方法を開発すべく鋭意
努力を続け、本考案を為すに至つた。以下図面に
従い本考案の代表的な一例を説明する。
第1図は本考案の係る過用モジユールの形状
を示すものであ。分離膜1は上端部および下端部
において、樹脂および/又は金属により概ね円筒
状に成形されている。この部分をそれぞれ上部シ
ース2および下部シース3と呼ぶ。分離膜はシー
ス部を貫通して上面および下面に開孔し、且つ、
シース内部では樹脂などにより互いに独立に固着
している。上部シースは概ね直径D1の円筒状で
あるが、その上部に直径D2の鍔部5を有する。
下部シースの直径D3はD1より大きくないものと
する。下部シースの下部には割りフランジを捜入
する割りフランジ溝4を有する。
第2図は本考案のモジユールを収納する容器の
1例を模式的にあらわしたものである。この容器
は上部鏡板6、上部管板7、胴部8、下部管板
9、下部鏡板10により上部室A、胴部室B、下
部室Cに分かれ、上部室と下部室はモジユール1
1により連結される。12および13はそれぞれ
過原液流入口および過液流出口とする。
上部管板には上部モジユール取付孔14が設け
てあり、その直径はD1より若干大きいものとす
る。下部管板には上部モジユール取付孔と同軸に
下部モジユール取付孔15が設けてあり、その直
径はD3より若干大きいものとする。この若干量
は概ね2m/m以下であつて、以下クリアランス
と呼ぶ。
第3図は本考案のモジユール11を容器にとり
つける部分を拡大して示したものである。以下こ
の図に従つてモジユールの取付方法を説明する。
容器は予め上部鏡板および下部鏡板を取り外して
おく。モジユールは下部シース3を下にして上部
モジユール取付孔より胴部室へ捜入し、下部シー
スを下部モジユール取付孔より下部室へその端面
が出る様に仮取り付けを行う。このときモジユー
ルは鍔部5が上部管板7によつて支えられ、以下
の作業が行いやすい。次に上部シースと上部管板
の間にガスケツト又はOリング16を取付け、押
え金具17および管板に埋込まれたボルトナツト
18によつて上部管板に締つけられる。押え金具
は一つのモジユールにつき少なくとも3個用い、
又一つの押え金具は隣接する他の一つ又はそれ以
上のモジユールをも同時に締つけることができ
る。図には繁雑を避けるため、押え金具は一つだ
け示してあり、又隣接する他のモジユールは示し
ていない。この様に上部シースを取りつけること
により、上部シース部における上部室と胴部室の
液密性は確保される。
下部シース取付孔の下部室側の周辺部は、Oリ
ング受部19として45゜の角度に切削加工されて
いる。加工部の寸法は取付孔のクリアランスと用
いるOリングの形状により定められる。
下部室側より下部シースにOリング20をは
め、更に断面が矩形であるOリング押え21をは
める。この後、半円環形の割りフランジ22を割
りフランジ差4に捜入し、割りフランジを上部シ
ースと同じく押え金具およびボルト・ナツトによ
り下部管板9に締つける。締つけることによりO
リング20はOリング受部19とOリング押え2
1の間でつぶされ、胴部室と下部室の間の液密性
は確保される。図には繁雑を避けるため押え金具
およびボルト・ナツトは示されていない。
第4図に割りフランジ22とOリング押え21
の形状を示す。この様な方法によつて取付けられ
たモジユールは、下部室側から圧入された過原
液によつてモジユール下部端面に強大な力が加わ
つても割りフランジ溝に捜入した割りフランジに
支えられ、モジユールが胴部室へずれることはな
い。
モジユールを取り外す場合には、上に述べたの
と逆の順序により簡単に取り外すことができる。
この様に本考案の過用モジユールを用いること
により、一つの容器に複数個のモジユールを容易
に交換可能である様に取り付けた過装置を実用
化することが可能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の過用モジユールの形状を示
したものである。図中1は管状膜、2は上部シー
ス、3は下部シース、4は割りフランジ溝、5は
鍔部である。D1は上部シースの直径、D2は鍔部
の直径、D3は下部シースの直径である。第2図
は本考案のモジユールを収納する容器の1例を模
式的にあらわしたものである。6は上部鏡板、7
は上部管板、8は胴部、9は下部管板、10は下
部鏡板である。11はモジユール、12は過原
液流入口、13は過液流出口、14は上部モジ
ユール取付孔、15は下部モジユール取付孔であ
る。Aは上部室、Bは胴部室、Cは下部室をあら
わす。第3図は本考案のモジユールを容器に取り
つける部分を拡大して示したものである。16は
ガスケツト又はOリング、17は押え金具、18
はボルト・ナツト、19はOリング受部、20は
Oリング、21はOリング押え、22は割りフラ
ンジである。第4図はOリング押え21の形状を
示し、23はその断面形状である。第5図は割り
フランジ22の形状を示し、24はその断面形状
である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端の開放した複数本の管状過膜がその両端
    において樹脂などにより互いに独立に固着された
    過用モジユールにおいて、その一端のシース部
    の形状が概ね直径D1なる円筒状であり、且つそ
    の一部にD1より大なる直径D2を有する鍔部を有
    し、他端のシース部の形状は概ねD1より大きく
    ない直径D3を有する円筒状であり、且つその一
    部に割りフランジ溝を有する過用モジユール。
JP1980180128U 1980-12-17 1980-12-17 Expired JPH0334268Y2 (ja)

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JP1980180128U JPH0334268Y2 (ja) 1980-12-17 1980-12-17

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JP1980180128U JPH0334268Y2 (ja) 1980-12-17 1980-12-17

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Publication Number Publication Date
JPS57103104U JPS57103104U (ja) 1982-06-25
JPH0334268Y2 true JPH0334268Y2 (ja) 1991-07-19

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ID=29976443

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JP6155125B2 (ja) * 2013-07-23 2017-06-28 トーホーテック株式会社 多管式熱交換器

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JPS54145380A (en) * 1978-05-02 1979-11-13 Kuraray Co Ltd Liquid treatment apparatus using hollow fiber membrane
JPS56163709A (en) * 1980-05-21 1981-12-16 Sumitomo Bakelite Co Ltd Ultrafiltration device

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JPS5017719Y2 (ja) * 1971-10-04 1975-05-31
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JPS57103104U (ja) 1982-06-25

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