JPH0334087Y2 - - Google Patents

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JPH0334087Y2
JPH0334087Y2 JP1390485U JP1390485U JPH0334087Y2 JP H0334087 Y2 JPH0334087 Y2 JP H0334087Y2 JP 1390485 U JP1390485 U JP 1390485U JP 1390485 U JP1390485 U JP 1390485U JP H0334087 Y2 JPH0334087 Y2 JP H0334087Y2
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JP
Japan
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heel
side wall
laminated
midsole
sole
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JP1390485U
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JPS61129505U (ja
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、走行中のクツシヨン性を保持し且つ
横振れを防止し、衝撃吸収性と安定性とを兼ね備
え、軽量化を計りうる履物用積層底に関する。
(ロ) 従来の技術 走行中における下肢の動きは、身体の中心線上
で着地するように内側へ巻き込むようになる。こ
の動きは着地後も足の内側へのローリング現象と
なつて作用する。
殊に長距離走やジヨギングにおいては、多くの
場合踵より着地が行われるが、着地に際しては体
重の2.5〜3倍の衝撃が加わり、又着地後足部に
加わる圧力は足部外胛側から外胛弓状湾曲を経て
内胛側に移動し巨骨/踵骨間の関節の構造も加味
されて、踵内側へ力がかかることになる。
近年高分子化学の発達にともない、高品質の発
泡体が開発され、ランニングシユーズのミツドソ
ールやヒールウエツジ等に使用され、着地時の衝
撃は大幅に緩和されるに至つた。しかしながらク
ツシヨン性の向上は、着地並びに体重の移動時に
ある程度のローリングを助長し走行を不安定にす
るとともに、この状態で走行を続けると更にロー
リングが過剰(過回内)となり、その結果踝や膝
部に不自然な力が加わり膝痛などのランニング障
害が起こる。
(ハ) 考案が解決しようととする問題点 本考案はかかる障害を克服するために、履物用
底を有するヒールウエツジを積層してなり、軽量
化を計り、走行中の安定性の向上、クツシヨン性
と衝撃吸収性との向上、横振れ防止、過回内防止
等を同時に満足することを目的とする。
(ニ) 課題を解決する為の手段 本考案は、複数層の高分子弾性体よりなる履物
用積層底において、本底1の上面に略本底1に倣
う大きさの高分子弾性体のミツドソール2が積層
され、ミツドソール2の上面にその踵部からふま
ず部にかける範囲の形状に倣う大きさで空間部4
を有するヒールウエツジ3が積層され、上記ヒー
ルウエツジ3の内胛側壁5の厚みが外胛側壁6の
厚みより大きく、且つ内、外胛側壁5、6は外胛
側より内胛側の方が爪先側位置に抜き出ているよ
うに構成されているとを特徴とする履物用積層底
を要旨とするものである。
ここで、前記ヒールウエツジ3は少なくともそ
の外胛側壁6の内側壁面が凹溝7状に湾曲に形成
してもよいし、又、前記ヒールウエツジ3はゴム
等弾性体、ミツドソール2はEVA発泡体からな
る構成にすることもできる。
(ホ) 実施例 本考案の実施例を図面により説明する。
第1図は側面図、第2図は第1図のA−A線断
面図、第3図は第1図の平面図である。
本実施例に使用する高分子発泡体としては、ポ
リエチレン、エチレン、ビニルアセテート共重合
体(EVA)などのポリオレフイン系樹脂やゴム
及びこれらの混合物の発泡体など種々使用できる
が、ここでのミツドソールにはEVA発泡体を使
用する。
第1図乃至第3図に図示する如くゴム等弾性体
にて形成された本底1の上面に略本底1に倣う大
きさのEVA発泡体のミツドソール2が積層され
ている。ミツドソールの上面には、その踵部から
ふまず部にかける範囲の形状に倣う大きさの上壁
面が略偏平な椀状のヒールウエツジ3が積層さ
れ、空間部4が形成されている。勿論ヒールウエ
ツジ3は本底1とミツドソール2との間に積層さ
れてもよい。このヒールウエツジ3はゴム等弾性
体で、なるべく高弾性素材で形成されるがよい。
ヒールウエツジ3の内胛側壁5の厚みは外胛側壁
6の厚みの1.1〜2.5倍の大きさの範囲が有益であ
るが本実施例では1.5倍(例えば外胛側壁6の厚
みを12mmとする)とし、内外胛側壁5、6の高さ
は適宜決定されるが、15mm程度とし、内胛側壁5
の方が外胛側壁6より爪先側位置に15mm抜き出て
いるように構成されている。
またヒールウエツジ3は第2図に図示する如
く、内、外胛側壁5、6の空間部4に面する内側
両壁面は凹溝7状に湾曲に形成されている。必要
に応じて、上壁8の空間部4に面する内面には適
数個の突起を突設あるいは連接し、この突起の高
さを側壁の高さと等高のものあるいは短いものを
単独もしくは混在して使用することができる。
本実施例は上記の如く、ヒールウエツジ3の内
胛側壁5の方が胛側壁6より爪先側位置に抜き出
ているので、足の内胛側への傾斜を極力なくし内
胛側へのローリング現象を防止することができ、
また外側壁の空間部4に面する内壁面が凹溝7状
に湾曲に形成されているので、着地時に加わる体
重の3倍の荷重が加えられてもスムーズに内、外
胛側方向へ膨張して衝撃を速やかに吸収すること
ができる。
本実施例によるときは、ヒールウエツジ3が完
全に密閉された空間部4を有す単独の中空体であ
るから、着地時の荷重がヒールウエツジ3の上壁
8面に加えられて、空間部4に密閉されている空
気の圧縮空気圧により外壁が外方向へ膨張されて
もその膨張力に充分耐えることとができる。
(ヘ) 考案の効果 本考案は本底上面に積層した高分子弾性体から
なるミツドソールの踵部上面に、弾性体からなり
空間部を有するヒールウエツジが積層され、この
ヒールウエツジの内胛側壁の厚みが外胛側壁の厚
みより大であり、且つ内胛側壁5の方が外胛側壁
6より爪先側位置に15mm抜き出ているように構成
されており、もしくはヒールウエツジとミツドソ
ールとによつて中空体がほぼ密閉状態に構成され
ているので、着地時に加わる荷重は初期の段階で
はヒールウエツジの空間部に密閉されている空気
を圧縮することによつて速やかに吸収緩和され、
次期の段階では圧縮空気圧によりヒールウエツジ
の外壁が外方向へ膨張されることによつて衝撃が
緩和されると同時に既に上記外壁が復帰しようと
する弾性反発が発生しクツシヨン性の向上が計ら
れ、加えて空間部を有することにより軽量化が叶
えられ、また内胛側壁の厚みが外側壁の厚みより
大であり、且つ内胛側壁の方が外胛側壁より爪先
側位置に抜き出ているように構成されてているか
ら、着地後の荷重の移動に対する圧縮変位が内胛
側壁の方が外胛側壁の方より小さく、且つ外胛側
壁より爪先側位置に抜き出ている内胛側壁が外圧
を受け止め、更に外胛側壁方向へ押し戻そうとす
る弾発力を生じることによつて、足が内胛側に傾
斜しすぎる即ち過回内の防止を達成することがで
き、走行安定性の向上を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の側面図、第2図は第1図のA
−A線断面図、第3図は第1図の平面図である。 1……本底、2……ミツドソール、3……ヒー
ルウエツジ、4……空間部、5……内胛側壁、6
……外胛側壁、7……凹溝、8……上壁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 複数層の高分子弾性体よりなる履物用積層底
    において、本底1の上面に略本底1に倣う大き
    さの高分子弾性体のミツドソール2が積層さ
    れ、、ミツドソール2の上面にその踵部からふ
    まず部にかける範囲の形状に倣う大きさで空間
    部4を有するヒールウエツジ3が積層され、上
    記ヒールウエツジ3の内胛側壁5の厚みが外胛
    側壁6の厚みより大きく、且つ内、外胛側壁
    5、6は、外胛側より内胛側の方が爪先側位置
    に抜き出ているように構成されていることを特
    徴とする履物用積層底。 2 前記ヒールウエツジ3は少なくともその外甲
    側壁6の内側壁面が凹溝7状に湾曲に形成され
    ていることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の履物用積層底。 3 前記ヒールウエツジ3はゴム等弾性体、ミツ
    ドソール2はEVA発泡体からなる実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の履物用積層底。
JP1390485U 1985-02-01 1985-02-01 Expired JPH0334087Y2 (ja)

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JP1390485U JPH0334087Y2 (ja) 1985-02-01 1985-02-01

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JPS61129505U JPS61129505U (ja) 1986-08-13
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8256147B2 (en) 2004-11-22 2012-09-04 Frampton E. Eliis Devices with internal flexibility sipes, including siped chambers for footwear
DE112016000944B4 (de) * 2015-02-27 2022-08-11 Mizuno Corporation Zwischensohlenstruktur für einen Schuh

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JPS61129505U (ja) 1986-08-13

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