JPH0333771Y2 - - Google Patents

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JPH0333771Y2
JPH0333771Y2 JP1984177264U JP17726484U JPH0333771Y2 JP H0333771 Y2 JPH0333771 Y2 JP H0333771Y2 JP 1984177264 U JP1984177264 U JP 1984177264U JP 17726484 U JP17726484 U JP 17726484U JP H0333771 Y2 JPH0333771 Y2 JP H0333771Y2
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shoe
rubber
stopper
center
support
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JP1984177264U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、鋼橋用支承に係り、さらに具体的
には、中心部を外気からしや断して耐候性を向上
させた鋼橋用支承に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
従来の鋼橋用支承は、第5図および第6図にそ
れぞれその一例が半部縦断正面図で示されている
ように、上沓1′と下沓2′の摺動部Aがいずれも
大気に晒される構造であるため、雨、露や大気中
の有害物質によつて摺動部Aが損傷し、支承機能
が低下し易い。しかしながら、支承は鋼橋本体を
浮揚しない限り取りはずせないので、補修を簡単
に行なうことができなかつた。
〔考案の目的〕
従つて、この考案の目的は、外部から手を加え
ることができない部分を外気からしや断して、
雨、露や大気中の有害物質等から保護し、耐候性
を向上させた鋼橋用支承を提供することにある。
〔考案の概要〕
この考案は、上部工下面に密着固定とし中心部
の下面寄り部分に内向きのフランジを有する上沓
と、下部工に固定とし前記フランジに挿通する柱
状ストツパを中心部に設けた下沓と、前記上沓と
下沓との間に介在させる環状のゴム沓とを具備し
た点に特徴を有するものである。
〔考案の構成〕
ついで、この考案の支承を図面を参照しながら
説明する。
第1図はこの考案の支承の第1実施態様を示す
固定沓形式の支承の半部縦断正面図、第2図はそ
の分解斜視図である。図面に示したように、上沓
1は、上部工3の下面に厚板環板状のシム4を介
し四隅部付近においてボルト5で固定する角形の
板部材であり、中心部には、前記シム4の中心孔
を嵌め合せるための上向きのボス6が突設されて
いる。
ボス6は下面寄り部分に内向きのフランジ7を
有している。
一方、下沓2は下部工8に対し、四隅部付近に
おいてアンカボルト9とナツト10により固定さ
れており、上面中心部には、上部を前記上沓1の
フランジ7の中心孔16に挿通する柱状ストツパ
11が突設されている。
ストツパ11は上部におねじが形成されてお
り、ナツト12の締付けにより上沓1を固定す
る。
上記ストツパ11への上沓固定に先立ち、下沓
2上にはゴム沓13を載置する。
ゴム沓13は、環板状の少なくとも2枚の補強
板14,14間に、同じ内外径の少なくとも1枚
の環板状ゴム15を挾み一体に結合した部材であ
り、水平方向の負荷及び軸線中心の回転負荷を吸
収する。
図示の例では、ゴム沓13は、上下および中間
の3枚の環板状補強板14間に、2層の環板状ゴ
ム15が挾まれている構造であるが、これに限ら
ず、上下2枚の環板状補強板14間に1層の環板
状ゴム15が挾まれている構造の外、環板状ゴム
15を3層以上とし、そのそれぞれの間に環板状
補強板14を介在させる構造としてもよい。
上記の構成からなるこの考案の支承は、外部か
らのメンテナンスが困難な部分が、上部工3、上
沓1、ゴム沓13、下沓2、下部工8で完全に囲
まれ、外気からしや断しているため、該部分は、
雨、露は勿論、大気中の有害な成分に晒されない
ように保護される。
第3図はこの考案の支承の他の実施態様を示す
可動沓形式の支承の半部縦断正面図、第4図はそ
の分解斜視図である。この実施態様においては、
上沓1のフランジ7に形成される孔を長孔17と
し、ストツパ11には長孔17に嵌合する角柱部
18が設けられている点が、上記第1図および第
2図に示した第1実施態様の支承とは異なり、そ
の他の部分は上記第1実施態様の支承と同じであ
る。
従つて、第1実施態様におけると同じ部材およ
び同じ部分には同じ符号を付し、その構造の説明
は省略する。
この第2実施態様の支承は、上部工3がスパン
方向に変位したとき、その負荷が長孔17と角柱
部18によつて吸収されるため、例えば、鋼橋の
一端に上記第1実施態様の支承を使用していれ
ば、他端にこれを使用することになる。
この考案の支承は上述のように構成されている
ので、鉛直力はゴム沓13を介して上部工3から
下部工8に伝達され、桁の回転変位はゴム沓13
の変形で吸収される。また水平力は下沓2の上面
中心部に立設されたストツパ11を介して、上沓
1より下沓2に直接伝達され、特に第3図および
第4図に示した可動沓の形式の支承の場合は、上
沓1と接触するストツパ11は長孔17に嵌合す
る角柱部18が設けられていることにより面接触
となつて接触圧が低減される。上揚力は、ストツ
パ11上部のおねじと浮き上り止めとなるナツト
12との結合により、上沓1、ナツト12、下沓
2と伝達される。そして、桁の移動は、上沓1の
孔の橋軸方向のすき間を大きくすることにより、
ゴム沓13のせん断変形で吸収される。
〔考案の効果〕
以上述べたように、この考案によれば、ストツ
パ11のような、組立後、外部から手を加えるこ
とができない部分が完全に密封され、雨、露、大
気中の有害成分等から保護できる優れた効果がも
たらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の支承の第1実
施態様を示し、第1図は半部縦断正面図、第2図
は分解斜視図である。第3図および第4図はこの
考案の支承の第2実施態様を示し、第3図は半部
縦断正面図、第4図は分解斜視図である。第5図
および第6図は従来の支承の各一例を示した半部
縦断正面図である。図面において、 1,1′……上沓、2,2′……下沓、3……上
部工、4……シム、5……ボルト、6……ボス、
7……内向きのフランジ、8……下部工、9……
アンカボルト、10……ナツト、11……ストツ
パ、12……ナツト、13……ゴム沓、14……
補強板、15……環板状ゴム、16……中心孔、
17……長孔、18……角柱部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上部工下面に密着固定とし中心部の下面寄り部
    分に内向きのフランジを有する上沓と、下部工に
    固定とし前記フランジに挿通する柱状ストツパを
    中心部に設けた下沓と、前記上沓と下沓との間に
    介在させる環状のゴム沓とを具備してなる鋼橋用
    支承。
JP1984177264U 1984-11-24 1984-11-24 Expired JPH0333771Y2 (ja)

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JP1984177264U JPH0333771Y2 (ja) 1984-11-24 1984-11-24

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JP1984177264U JPH0333771Y2 (ja) 1984-11-24 1984-11-24

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JPS6193509U JPS6193509U (ja) 1986-06-17
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Families Citing this family (4)

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JP4549230B2 (ja) * 2005-05-13 2010-09-22 株式会社川金コアテック 橋梁用複合支承
JP4740720B2 (ja) * 2005-11-09 2011-08-03 ニッタ株式会社 構造物用弾性支承体
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JPS5899307U (ja) * 1981-12-23 1983-07-06 オイレス工業株式会社 ゴム支承

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JPS6193509U (ja) 1986-06-17

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