JPH0333431Y2 - - Google Patents

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JPH0333431Y2
JPH0333431Y2 JP3557786U JP3557786U JPH0333431Y2 JP H0333431 Y2 JPH0333431 Y2 JP H0333431Y2 JP 3557786 U JP3557786 U JP 3557786U JP 3557786 U JP3557786 U JP 3557786U JP H0333431 Y2 JPH0333431 Y2 JP H0333431Y2
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JP
Japan
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piston
expansion shaft
piston ring
ring
outer diameter
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JP3557786U
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JPS62147474U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、内燃機関や圧縮機等のピストンのリ
ング溝に、ピストンリングを組み付ける装置に関
する。
〔従来の技術〕
従来より、ピストンのリング溝にピストンリン
グを挿入する装置として、第4図に示すようなも
のがある。
この装置は、ピストン4の外径よりも大きい外
径を先端部に有する拡張軸1に、ピストンリング
2を多数嵌め込み、拡張軸1の先端部に形成され
たピストン頭部挿入孔8にピストン4の頭部を挿
入し、その状態で、拡張軸1に嵌合する押出スリ
ーブによつてピストンリング2を拡張軸1の先端
から押し出すことにより、ピストンリング2をピ
ストン4のリング溝14に挿入するものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような従来の装置において、拡張軸1での
ピストンリング2の姿勢は、第5〜6図に示され
るように、ピストンリング2に合い口があるため
拡張により座屈を発生し、合い口部10が他の部
分よりも拡張軸1の先端面7の方へ突出する。そ
の結果、ピストンリング2が拡張軸1から外れる
瞬間には、合い口部10から外れる場合が多い。
また、外れる瞬間には、合い口部10の両方が同
時に外れることは少なく、どちらかの合い口部1
0が先に外れることになる。
そして、ピストンリング2が拡張状態から自由
状態に戻る自己復元力は、ピストンリング2の材
料を形状により異なるが、この復元力が高い場合
にはピストンリング2が折損する場合がある。
この折損は、拡張状態から瞬間的に解放される
時の衝撃力等によるもである。
本考案は上記点に鑑みてなされたもので、ピス
トンリング組付時の折損をなくすピストンリング
組付装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本考案の構成は、ピ
ストン外径よりも大きい外径を先端部に備えると
ともに、先端部にピストン頭部挿入孔を形成した
拡張軸と、この拡張軸に嵌められたピストンリン
グを押し出すスリーブとを備えたピストンリング
組付装置において、前記拡張軸のピストン外径よ
りも大きい外径の先端部に嵌合した複数個のピス
トンリングの合い口部のそれぞれの外周面に付勢
手段により付勢されて当接するブレーキシユーを
設け、それらのブレーキシユーのリング当接面は
前記拡張軸の先端面を越えた位置まで延在してい
ることを特徴とする。
〔作用〕
拡張軸に嵌合されたピストンリングが押出スリ
ーブによつて押されて、拡張軸上を移動し、拡張
軸の説端部でピストンの外径よりも大きく拡張さ
れる。そして、押出スリーブによつて拡張軸の先
端面から押し出されたピストンリングは、拡張軸
のピストン頭部挿入孔に挿入されたピストンのリ
ング溝に、ピストンリング自体の自己復元力によ
り挿入する。そして、このとき、ピストンリング
の拡張状態から自由状態に移る瞬間の戻り速度が
ピストンリングの合い口部のそれぞれの外周面に
付勢手段により付勢されて当接するブレーキシユ
ーによつて緩和され、衝撃力が緩和されるので折
損防止が図られる。
〔実施例〕
第1〜3図は本考案の一実施例を示し、拡張軸
1は、ピストンリング2の内径より若干大きい小
径軸部3と、先端部に配置しピストン4の外径よ
り若干大きい大径軸部5と、この大径軸部5と前
記小径軸部3との間のテーパ軸部6とからなる。
また、大径軸部5には、先端面7から軸方向にピ
ストン4の頭部を挿入させるピストン頭部挿入孔
8が設けられている。
この拡張軸1の小径軸部3にピストンリング2
が多数嵌められる。拡張軸1の小径軸部3には押
出スリーブ9が嵌合されている。そして、この拡
張軸1に嵌合された押出スリーブ9によつて、ピ
ストンリング2が押されて拡張軸1上を移動され
る。これによつて、ピストンリング2はテーパ軸
部6で徐々に拡張されて、大径軸部5でピストン
4の外径よりも大きく拡張される。そして、大径
軸部5の最先端及びその後方に配置する複数個の
ピストンリング2の合い口部10の外周面に、そ
れぞれバネ11により付勢された一対のブレーキ
シユー12が当接し、それらのブレーキシユー1
2のリング当接面13は、ピストン4のリング溝
14を越える位置まで延在している。ブレーキシ
ユー12はゴム製、樹脂製等鉄鋼より硬度の低い
材料により構成されるのが好ましい。そして、押
出スリーブ9によつて拡張軸1の先端面7から押
し出されたピストンリング2は、ピストン4のリ
ング溝14の壁面15が拡張軸1の先端面7と面
一になるように拡張軸1のピストン頭部挿入孔8
に挿入されたピストン4のリング溝14に、ピス
トンリング2自体の自己復元力により挿入する。
このとき、ピストンリング2は、一対のブレーキ
シユー12によつて拡張状態から自由状態に移る
瞬間の戻り速度が緩和されるので、衝撃力が緩和
されて折損がなくなる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、ピストン
リングが拡張軸を外れて拡張状態から自由状態に
移る瞬間の戻り速度がブレーキシユーによつて緩
和されるので、ピストンリング組付時のピストン
リングの折損がなくなるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図はその要部断面図、第3図はその要部平面図、
第4図は従来例を示す断面図、第5図はその要部
断面図、第6図はその要部平面図である。 1は拡張軸、2はピストンリング、4はピスト
ン、5は大径軸部、7は先端面、8はピストン頭
部挿入孔、9は押出スリーブ、10は合い口部、
11はバネ、12はブレーキシユー、14はリン
グ溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ピストン外径よりも大きい外径を先端部に備え
    るとともに、先端部にピストン頭部挿入孔を形成
    した拡張軸と、この拡張軸に嵌められたピストン
    リングを押し出すスリーブとを備えたピストンリ
    ング組付装置において、前記拡張軸のピストン外
    径よりも大きい外径の先端部に嵌合した複数個の
    ピストンリングの合い口部のそれぞれの外周面に
    付勢手段により付勢されて当接するブレーキシユ
    ーを設け、それらのブレーキシユーのリング当接
    面は前記拡張軸の先端面を越えた位置まで延在し
    ていることを特徴とするピストンリング組付装
    置。
JP3557786U 1986-03-12 1986-03-12 Expired JPH0333431Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3557786U JPH0333431Y2 (ja) 1986-03-12 1986-03-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3557786U JPH0333431Y2 (ja) 1986-03-12 1986-03-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62147474U JPS62147474U (ja) 1987-09-17
JPH0333431Y2 true JPH0333431Y2 (ja) 1991-07-16

Family

ID=30845197

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3557786U Expired JPH0333431Y2 (ja) 1986-03-12 1986-03-12

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JP (1) JPH0333431Y2 (ja)

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JPS62147474U (ja) 1987-09-17

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