JPH0333419Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0333419Y2
JPH0333419Y2 JP5118187U JP5118187U JPH0333419Y2 JP H0333419 Y2 JPH0333419 Y2 JP H0333419Y2 JP 5118187 U JP5118187 U JP 5118187U JP 5118187 U JP5118187 U JP 5118187U JP H0333419 Y2 JPH0333419 Y2 JP H0333419Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grinding wheel
correction
grinding
traverse
traverse slide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5118187U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63158759U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP5118187U priority Critical patent/JPH0333419Y2/ja
Publication of JPS63158759U publication Critical patent/JPS63158759U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0333419Y2 publication Critical patent/JPH0333419Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は修正工具をトラバースさせながら砥
石車の研削面を修正する研削盤の砥石修正装置に
関するものである。
(従来の技術) 従来の研削盤の砥石修正装置としては、例えば
第3図に示す構造のものがある。
該砥石修正装置aは、固定台bに摺動台cがト
ラバース方向つまり砥石車dの回転中心軸方向に
摺動可能に設けられ、該摺動台cに修正工具eを
有する工具ホルダfが上記トラバース方向と垂直
方向に移動可能に設けられてなり、上記修正工具
eをトラバースさせながら砥石車dの研削面を修
正するようにされている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような構造では以下に述べ
るような問題があり、その改良が要望されてい
た。
すなわち、砥石車dの研削面の修正精度を高め
るためには、上記修正工具eのトラバース時にお
ける修正ポイント(上記修正工具eと砥石車dの
研削面とが接する点)P3の変動を最小限に抑え
て、安定させる必要がある。
一方、従来の砥石修正装置aにおいては、第3
図に示すように、ドレツサ本体のトラバーススラ
イド面つまり上記摺動台cの摺動面gと固定台b
の摺動案内面hは、砥石車dの回転中心Oと修正
ポイントP3とを結ぶ延長線に対し若干変位した
位置にあり、これらの間には段差Hがある。
したがつて、上記トラバーススライド面g、h
の加工精度に誤差があつたり、あるいは、該トラ
バーススライド面g,hが長時間の作動により経
時的に摩耗すると、上記修正ポイントP3が変動
することとなるが、この変動は上記段差Hのため
きわめて大きく、これがため、砥石車dの研削面
を良好に修正することができず、延いては工作物
の加工精度にも悪影響を及ぼすこととなる。
この問題は、修正工具eが例えば第3図に示す
ように水平状態となる場合など、摺動台c、修正
工具e、工具ホルダf等を含めたドレツサ本体の
自重が上記トラバーススライド面g,h上に直接
的に作用する状態に配置された砥石修正装置にお
いて深刻であつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は係る従来の問題点に鑑みてなされたも
のであつて、本考案の砥石修正装置は、ドレツサ
本体のトラバーススライド面が砥石車の回転中心
と修正ポイントとを結ぶ延長線上に設けられてい
ることを特徴とする。
なお、上記延長線上とは、物理的に完全に該延
長線に一致することを理想とするが、実質的に一
致する範囲内であればよく、実施上はある程度幅
をもつたものであることを意味する。
(作用) ドレツサ本体のトラバーススライド面を、砥石
車の回転中心と修正ポイントとを結ぶ延長線上に
設けることにより、該トラバーススライド面の加
工精度の誤差や摩耗の上記修正ポイントに与える
影響を最小限に抑える。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
本考案に係る研削盤の砥石修正装置を第1図に
示し、該砥石修正装置1は、固定台2と該固定台
2上に取り付けられたドレツサ本体3とからな
り、該ドレツサ本体3は摺動台4、工具ホルダ5
および修正工具6等を主要部として備えている。
固定台2は研削盤の本体(図示省略)に取り付
けられるとともに、その上面が摺動案内面7とさ
れている。該摺動案内面7は、研削盤の砥石車8
の回転中心軸線に平行な平坦面に形成されてい
る。
摺動台4は上記摺動案内面7に摺接する摺動面
9を有し、該両面7,9によりドレツサ本体3の
トラバーススライド面が形成されている。摺動台
4は油圧シリンダ等の駆動手段(図示省略)によ
つて、上記トラバーススライド面7,9に沿つて
トラバース方向(図面に対して垂直方向)に往復
摺動される。なお、図示例においては上記トラバ
ーススライド面7,9は蟻溝状の断面形状を有す
るが、これに限定されない。
工具ホルダ5は、送りねじ手段10により、上
記摺動台4上を水平方向(図面において左右方
向)へ往復動可能とされている。該工具ホルダ5
の先端部5aは図示のごとく垂下状に設けられ、
該先端部5aの下端部分にダイアモンドツール等
の修正工具6が装着されている。
該修正工具6の装着位置、つまり修正工具6の
修正ポイントP1の位置は、上記トラバーススラ
イド面7,9と砥石車8の回転中心Oとを結ぶ線
(一点鎖線参照)上に設定されている。換言すれ
ば、上記砥石車8の回転中心Oと修正ポイントP
1とを結ぶ延長線上に、ドレツサ本体3のトラバ
ーススライド面7,9が位置するようにされてお
り、該トラバーススライド面7,9は砥石車8の
半径方向に一致する平面を形成することとなる。
なお、この場合のトラバーススライド面とは、厳
密には上記ドレツサ本体3が実際上載置される部
位、つまりの自重が主として作用する部位であ
り、図示例においては上記トラバーススライド面
7,9のうち、部位11および12である。ま
た、上記延長線上とは、物理的に完全に該延長線
に一致することが理想的であるが、実質的に一致
する範囲内であればよい。
また、上記送りねじ手段10は従来周知の構造
で、手動または自動で駆動される。
しかして、以上のように構成された砥石修正装
置1は、ドレツサ本体3が駆動手段によりトラバ
ース方向へ往復摺動される一方、該ドレツサ本体
3の工具ホルダ5が送りねじ手段10により水平
右方向へ送られて、修正工具6が砥石車8の研削
面を修正(ツルーイング・ドレツシング)する。
この場合、上記ドレツサ本体3のトラバースス
ライド面7,9が、上記砥石車8の回転中心Oと
修正ポイントP1とを結ぶ延長線上にあるため、
該トラバーススライド面7,9の加工精度の誤差
や摩耗の上記修正ポイントP1に与える影響がき
わめて微少であり、砥石車8の研削面の良好な修
正を確保できる。
次に、本考案の基本理論について、第1図に示
す上述の実施例と第3図に示す従来例とを比較し
て説明する。
まず、第1図に示す本考案において、トラバー
ススライド面7,9の部位11,12上に任意の
1点A1およびB1をそれぞれとると、これらの
点A1,B1の位置は、砥石車8の回転中心Oと
修正ポイントP1とを結ぶ延長線上にある。
これに対して、第3図に示す従来例において、
トラバーススライド面g,hの上記部位11,1
2に対応する面上に、上記A1およびB1に対応
する点A2およびB2をそれぞれとると、これら
の点A2,B2の位置は、砥石車8の回転中心O
と修正ポイントP3とを結ぶ延長線に対して下方
にHだけ変位した位置にある。
また、第1図および第3図において、下記のよ
うに寸法を設定する。
X1=X2=300mm Y1=Y2=150mm H=100mm いま、トラバーススライド面の点B1および点
B2が加工精度の問題または摩耗によつて、砥石
修正装置1、aのトラバース中において上下方向
に0.01mmずつ同量の変位があるとする。すると、
修正ポイントP1,P3は第2図および第4図に
示すように、それぞれP2,P4まで変動するこ
ととなる。
そして、これらの変動による砥石車への影響を
数値的に求めてみると、本考案の場合、修正ポイ
ントはP1からP2まで変動して、その間に砥石
車8の半径方向の変位x1は、計算でx1=3×
10-7mmとなる。
これに対して、従来例の場合、修正ポイントは
P3からP4まで変動し、その間に砥石車dの半
径方向の変位x2は、計算でx2=0.003mmとなる。
以上より、図示のように砥石車の外周円筒面を
修正するような、半径方向の変動量が円筒工作物
の加工寸法精度に直接悪影響を及ぼすような場合
においても、本考案におけるx1=3×10-7mmとい
う数値は無視できるほど微量であるが、一方、従
来例におけるx2=0.003mmという数値は、高精度
を要求される研削盤においては使用不可能とな
る。
なお、砥石車の半径方向に垂直な方向の変位
y1およびy2はともに約0.015mmであり、これらは、
砥石車の修正精度にはほとんど影響しない。
なお、本考案は上述の実施例のほか、ロータリ
ドレツサのような修正ツールを備えたものや、あ
るいは摺動台をスライドバー上を摺動させてトラ
バースさせるようにした構造の砥石修正装置にも
適用することが可能である。
また、図示例においては、固定台2の摺動案内
面7が、研削盤の砥石車8の回転中心軸線に平行
な平坦面に形成されているが、平行以外の場合に
も適用可能である。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によれば、ドレツ
サ本体のトラバーススライド面が砥石車の回転中
心と修正ポイントとを結ぶ延長線上に設けられて
いるから、該トラバーススライド面の加工精度の
誤差や摩耗の上記修正ポイントに与える影響を最
小限に抑えることができ、実用上きわめて有用で
ある。
すなわち、上記トラバーススライド面が、加工
精度上多少悪くても、また長時間の作動により経
時的に多少摩耗したとしても、トラバース中の修
正ポイントの変位が微少であるため、砥石車の砥
石修正面を高精度に修正することができ、延いて
は工作物の加工精度も高く保つことができる。
例えば、砥石車の外周円筒面を修正するよう
な、半径方向の変動量が円筒工作物の加工寸法精
度に直接悪影響を及ぼすような場合においても、
修正ポイントの砥石車の半径方向への変位が微少
であるため、特に高精度を要求される研削盤にお
いて顕著な効果を発揮することができる。
また、上記のようにトラバーススライド面の加
工精度の誤差や摩耗の上記修正ポイントに与える
影響がきわめて小さいから、上記トラバーススラ
イド面の加工に際して要求される加工精度が従来
に比較して飛躍的に緩和されるため、製造工程の
簡素化さらには製造コストの低減化も図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る研削盤の砥石修正装置の
一実施例を一部断面で示す側面図、第2図は同砥
石修正装置におけるトラバーススライド面の寸法
変化が修正ポイントに与える影響を図式的に示す
概略図、第3図は従来の研削盤の砥石修正装置を
示す第1図に対応する図、第4図は第3図の従来
の砥石修正装置の第2図に対応する概略図であ
る。 1…砥石修正装置、2…固定台、3…ドレツサ
本体、6…修正工具、7…摺動案内面、8…砥石
車、9…摺動面、11,12…トラバーススライ
ド面、O…砥石車の回転中心、P1…修正ポイン
ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドレツサ本体のトラバーススライド面が砥石車
    の回転中心と修正ポイントとを結ぶ延長線上に設
    けられていることを特徴とする研削盤の砥石修正
    装置。
JP5118187U 1987-04-03 1987-04-03 Expired JPH0333419Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5118187U JPH0333419Y2 (ja) 1987-04-03 1987-04-03

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5118187U JPH0333419Y2 (ja) 1987-04-03 1987-04-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63158759U JPS63158759U (ja) 1988-10-18
JPH0333419Y2 true JPH0333419Y2 (ja) 1991-07-16

Family

ID=30875204

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5118187U Expired JPH0333419Y2 (ja) 1987-04-03 1987-04-03

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0333419Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2963268B1 (fr) * 2010-07-27 2015-03-13 Areva Nc Dispositif d'avivage de meule de travail et son utilisation dans une rectifieuse sans centre de pastilles de combustible nucleaire

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63158759U (ja) 1988-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6616508B1 (en) Internal grinding method and internal grinding machine
JPH0775948A (ja) 研削盤
KR20020082403A (ko) 측정 장치를 사용한 공작물의 편심 원통부의 가공 방법 및가공 장치
US5928065A (en) Centerless grinding machine with optimal regulating wheel truing and dressing
JPH0333419Y2 (ja)
JP2002028864A (ja) Cncねじ研削盤
US3534502A (en) Apparatus and method for grinding an external surface of revolution
JP2002052465A (ja) 振れ止め装置
JPH0558865B2 (ja)
JP3212813B2 (ja) 内面研削盤及びその研削方法
JPH065824U (ja) 歯車ホーニング盤における内歯車形砥石の機上ドレス装置
JPH0248393B2 (ja)
JPH05162005A (ja) バイト成形機能付き旋盤
JPH0647621A (ja) 対向砥石台を備えたねじ研削盤
JPH0426209Y2 (ja)
JPS5841083Y2 (ja) 工作物支持装置
JP3050904B2 (ja) 研削機能を備えた工作機械
JPH0613835Y2 (ja) 砥石修正装置
JPS60242953A (ja) 面取り加工装置
JP2875869B2 (ja) 工作機械の砥石修正装置
Moriyasu et al. ULTRAPRECISION AXIS-ASYMMETRICAL ASPHERICAL ELID GRINDING WITH FORM ERROR COMPENSATION
JPH05162069A (ja) 研削装置
KR910005551Y1 (ko) 연삭기의 행정 조절용 게이지 받침구
JP2000117625A (ja) ラッピング加工方法およびラッピング加工用ユニット
JP2973197B1 (ja) Cnc研削盤による研削方法