JPH0333110A - 新規な結晶形のシンジオタクチックスチレンポリマー製品 - Google Patents

新規な結晶形のシンジオタクチックスチレンポリマー製品

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JPH0333110A
JPH0333110A JP2049139A JP4913990A JPH0333110A JP H0333110 A JPH0333110 A JP H0333110A JP 2049139 A JP2049139 A JP 2049139A JP 4913990 A JP4913990 A JP 4913990A JP H0333110 A JPH0333110 A JP H0333110A
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JP
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styrene polymer
syndiotactic styrene
syndiotactic
product
crystalline form
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JP2049139A
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Gaetano Guerra
ガエタノ、グエルラ
Vincenzo M Vitagliano
ビンセンツォ、マリア、ビタリャーノ
Paolo Corradini
パオロ、コラディーニ
Enrico Albizzati
エンリコ、アルビツァッティ
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Himont Inc
Original Assignee
Himont Inc
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    • C08J3/00Processes of treating or compounding macromolecular substances
    • C08J3/12Powdering or granulating
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J5/00Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L25/00Compositions of, homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an aromatic carbocyclic ring; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L25/02Homopolymers or copolymers of hydrocarbons
    • C08L25/04Homopolymers or copolymers of styrene
    • C08L25/06Polystyrene
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2325/00Characterised by the use of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an aromatic carbocyclic ring; Derivatives of such polymers
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    • C08J2325/04Homopolymers or copolymers of styrene
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/29Coated or structually defined flake, particle, cell, strand, strand portion, rod, filament, macroscopic fiber or mass thereof
    • Y10T428/2982Particulate matter [e.g., sphere, flake, etc.]

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、シンジオタクチックスチレンポリマーが新規
な結晶形で存在する、シンジオタクチックスチレンポリ
マーの製品に関する。
シンジオタクチックポリスチレンが、複雑な多形を特徴
とすることは、よく知られている。
第1A図に示すX線回折スペクトルを特徴とする結晶形
(α型)は文献に記載されており、融点(示差走査熱量
測定法で2.5 K/分の溶融吸熱量のピーク温度から
測定)は約270℃である。
これは、通常の溶融加工法でシンジオタクチックポリス
チレンの合成粉末から得られる製品またはペレットの大
半または全体の結晶形である。
高温でのシンジオタクチックポリスチレン溶液からの溶
媒蒸発法によって、第1B図のX線回折スペクトルを特
徴とし、溶融温度がα型の溶融温度に極めて近い結晶形
(β型)を得ることができるということも、知られてい
る(PolyserReprints Japans英
語版、1988.37 E 428) 。この結晶形は
、従来は溶液蒸発法によってのみ得られていた。
低温で溶媒を沈殿または蒸発させた後、溶媒を完全に除
去することによって、第1C図のX線回折スペクトルを
特徴とする第三の結晶形(γ型)を得ることができる。
完全に乾燥していない試料のX線回折スペクトルは、溶
媒が変わると反射の強度および精確な位置が変化し、こ
の現象は、結晶構造中に溶媒分子が存在することを明ら
かに示している。
溶媒分子を含むこの可変結晶構造は、本発明ではδ型と
する。−例として、0−ジクロロベンゼンの溶液から沈
殿させ、60℃で真空乾燥させた試料のX線回折スペク
トルを第1D図に示す。
δ型の試料は、130℃を上回る温度で処理した後、溶
媒を失ってγ型に変換する。γ型の試料は、180℃を
上回る温度で処理すると、α型の不規則変化体に変換す
る。
δ型の試料を、100℃より高いアニール温度で速やか
に加熱すると、β型に変換する。
合成粉末(ポリマーがαまたはγ型である場合)、また
は通常の溶融加工法によって得られるペレットまたは半
製品(ポリマーがほとんどα型である場合)の溶融物を
加工することによって製品を製造すると、結晶形の相対
量は加工条件によって変セるので、一般的に余り再現性
のない製品を生じる。
また、全系列の溶媒(例えば塩化メチレン、ジクロロエ
タン、ジブロモエタン)の在住下で、α結晶形の粉末か
ら作られる製品は、結晶格子中に溶媒を吸収して、δ型
の結晶形に変化することもよく知られている(Makr
osol、 Chew、、 RapldCoaaun、
 198g、 9.781)。
本発明の目的は、ペレット、半製品、成形された接合部
(jolnt molded) 、フィルム、繊維、等
のような、シンジオタクチックスチレンポリマーであっ
てポリマーが新規な結晶形で存在するものから製造され
る製品である。
新規な結晶形(β′型)は、X線スペクトル(Cu  
K(2)がβ型のX線スペクトルに類似していることを
特徴とするが、シンジオタクチックポリスチレンのこの
β型並びに他の既知の結晶形とも異なり、このβ型では
2θが15′1〜18°の範囲では評価し得る反射が見
られない。評価し得る反射とは、2θ−2vに現れる最
大反射強度の1/30より大きい強度を有する反射を意
味する。また、もう一つの強い反射は、2θ−12,2
°で現れる。
新規な結晶形のスペクトルを、第2図に示す。
β′型の融点は、αおよびβ型の融点に近い値である。
新規な結晶形は、他の既知の結晶形に比べて、α、δま
たはγ結晶形またはそれらの組み合わせの溶融物から通
常の加工法で今日までに得られた製品に比べて優れた再
現性を有する製品を作り出すという利点がある。
これは、本発明の製品が、常に同一の結晶形、すなわち
β′型から構成されているが、既知の種類の製品では、
結晶形(αとβ′の混合物)は、用いる製造条件によっ
て量が変化するからである。
更に、新規な結晶形から製造される製品は、既知の結晶
形から製造される製品に比べて、一連の溶媒、例えば塩
化メチレン、ジクロロエタン、ジブロモエタンおよびク
ロロホルムに対して耐溶媒性に優れるという利点がある
新規なシンジオタクチックスチレンポリマー結晶形から
製造される製品とは、シンジオタクチックスチレンポリ
マーが実質的に新規な結晶形で存在する製品を意味する
実質的に新規な結晶形で存在するということは、下記に
示すX線分析によって、α型の結晶形が、一般的に10
%より大きな評価可能な量では検出できないということ
を意味する。
αとβ′型の両方が存在する試料中のα型の量を定量す
るために、2θの範囲が10″〜!5″でのX線回折ス
ペクトルについて見る。
ベースラインとして、10.8°および14.8@付近
にある二つの最小値をつなぐ線を選択する。
11.0”と12.2”  [A (11,13)およ
びA (12,2) ]にある二つのピークの面積と全
結晶画分に含まれるα型の比率を、下記の近似的な関係
で計価する。
x  = [2A(11,6)/A(12,2)]/[
l+2A(11,6)/A(12,2)]新規な結晶形
のシンジオタクチックスチレンポリマーとは、シンジオ
タクチック構造が少なくとも鎖の長い部分にあるポリマ
ーを意味する。
このポリマーは、例えば欧州特許出願公開第02718
75号明細書に記載されている方法にしたがって操作す
ることによって得られる。
この方法は、ビニル芳香族モノマーを、fit独でまた
は他の共重合性エチレン性不飽和モノマーと混合して、 a) 遷移金属(M)化合物であって、少なくとも1個
のM−0、M−CSM−N%M−P。
M−3またはM−ハロゲン結合を含むもの(例えばTi
C13N(C2H5)2、 Ti(OCH)   ビスアセチルアセトネー 941 ト、二塩化チタンおよびTiC14)と、b) メチル
アルモキサンのようなアルモキサン化合物 との反応生成物を含んで成る触媒系の存在下で重合させ
ることからなる。
本発明のシンジオタクチックスチレンポリマーには、ス
チレンとオレフィンCH2−CH−R(但し、Rは6〜
20個の炭素原子を有するアルキル−アリールまたはハ
ロゲン−アリール基である)との、またはスチレンと共
重合することができる他のエチレン性不飽和モノマーと
のコポリマーであって、このコポリマーのスチレンli
位はシンジオタクチック構造を有し、コポリマーはβ′
型に結晶性であるものが挙げられる。
新規なβ′型の製品は、シンジオタクチックスチレンポ
リマーの合成粉末(ポリマーはαまたはγ型で存在する
)またはα型の半製品(ペレット等)の溶融物を様々な
製造l去を用いて加工することによって得られる。
一つの方法によれば、完全に乾燥させた合成粉末からの
溶融物をポリマーの融点より少なくとも50℃高い温度
で1分間未満処理する。
操作温度が低いと、α型または混合結晶形を形成する。
この方法は、正確に制御することなく温度が上昇すると
、劣化現象が起こり製品に気泡が形成されるという欠点
を示すことがある。
もう一つ可能な方法によれば、台底によって得られ、完
全には乾燥していないポリマー粉末であって、第1D図
の回折スペクトルに類似した回折スペクトルを特徴とす
る粉末から出発し、この粉末を加工温度に達するまで突
発的にまたは急速に加熱する。
特に、20に7分より高い加熱速度に対しては、純粋な
β′型を得るための最低加工温度はかなり低く、すなわ
ち加工時間および製品の厚さによって変わり、ポリマー
の融点より10〜30℃高い温度である。
この方法の一つの欠点は、5〜10ffi量%の量の溶
媒を含む粉末を処理しなければならないので、製造され
る製品の品質および製造法に問題を生じることがあるこ
とである。
β′型の生成物を得るための最も簡単な方法は、β′型
のペレット化したポリマーを用いることである。このポ
リマーは、β′型を形成するのに必要な温度条件で行な
うペレット製造法によって容易に得られる。
本発明の製品は、β′型のシンジオタクチックスチレン
ポリマーによって成心される製品の外に、他の相溶性ポ
リマーと混合した少なくとも1種のシンジオタクチック
スチレンポリマーの溶融物から加工して得ることができ
る製品であってスチレンポリマーがβ′型であるものも
含む。
本発明のもう一つの態様において、既知の結晶形(αお
よび/またはδ、等)の一種類のシンジオタクチックス
チレンポリマーと混合したポリフェニレンエーテルの溶
融物から加工する場合、純粋なβ′型が融点より20〜
30℃高い操作温度で得られることがわかった。
操作温度は、混合物の組成および加工時間によって変化
する。ポリフェニレンエーテル5%を有する組成物では
、10分間の0間に対して温度は300℃であり、時間
がこれより短い場合には、温度は310℃である。
ポリフェニレンエーテル40%を有する組成物では、1
0分間の時間に対して温度は290℃であり、時間がこ
れより短い場合には、300℃である。
β′型のスチレンポリマーは、ポリフェニレンエーテル
の混合物中に60〜95重量%の量で存在する。
用いることができるポリフェニレンエーテルは、文献公
知であり、このエーテルとしては、式(式中、一つの単
位の酸素は、隣接する単位のベンゼン環に結合し、nは
50より大きな整数であり、R1とR2は同一であるか
または異なるものであって、水素またはα位に第三級炭
素がないヒドロカルビル基、ハロヒドロカルビル若しく
はハロヒドロカルボキシル基であってベンゼン環とハロ
ゲン原子の間に少なくとも2個の炭素原子を有し、α位
には第三級炭素を持たない)を有する繰り返し単位を有
するホモポリマーおよびコポリマーが挙げられる。
好ましいポリフェニレンエーテルは、基R1とR2の少
なくとも一方が1〜4個の炭素原子を有するアルキル基
であるものである。最も好ましいものは、ポリ(2,6
−ジメチル−1,4−ジフェニレン)エーテルである。
β′の結晶形の耐溶媒性については、α型の製品は、結
晶性相中でも全系列の溶媒(塩化メチレン、クロロホル
ム、ヨードメタン、ジブロモメタン、ジブロモエタン、
等)を吸収するが、β′型の製品は、非晶質画分のみで
吸収し、結晶性画分は変化しないことが判った。例えば
、室温で塩化メチレンに1時間浸漬すると、α型は完全
に変換するが、β′型は同一の条件下で2日間浸漬して
もまったく変化しない。
下記の実施例は、本発明の範囲を制限することなく本発
明を例示するためのものである。
実施例1 欧州特許出願公開第0271875号明細書の実施例1
に記載された方法によって得られるシンジオタクチック
スチレンホモポリマーの粉末を用いた。
この方法は、下記の通りである。
内容積が100 mlであって、攪拌器を備えたガラス
反応器に、不活性雰囲気下、20℃でメチルアルミノキ
サン(A)252■、トルエン1OmL Ti (OC4H9)434■を入れた。
5分後、アルミナカラムに通してL iA I H4上
で蒸留したスチレン30m1を加えた。30分以内に温
度を50℃まで上昇させ、重合を4時間行なった。
その後、ポリマーをメタノールで凝固させ、塩酸で酸性
にして、メタノールで繰り返し洗浄した。
乾燥後、ポリマー18g (転化率59%に相当)を得
た。
(A)  メチルアルミノキサンは、下記のように製造
した。
内容積500 mlで、滴下漏斗、活栓およびマグネチ
ック・スターラーを備えた三つロフラスコに、At(S
o)   ・18H2037,1gとトルエン2  4
3 250m1を窒素雰囲気下で入れた。
A I (CH3) 350tnlを滴下漏斗に入れ、
攪拌しながら30分間以内に加えた。反応は60℃で3
時間行なった。硫酸アルミニウムを懸濁液から濾去し、
溶媒を除去した。白色固体生成物15.5gを得た。
粉末を130℃、真空下で2時間処理したところ、溶媒
残量は0.5重量%未満であった。
jvさが約IIallのシンジオタクチックポリスチレ
ンプレートを、圧力2kg/c−で圧縮成形して得た。
粉末を、様々な最高温度で直接成形機内に導入し、その
温度で加圧下、10分間保持した。次いで、試料を成形
機中で循環水によって冷却した。
320℃で操作すると、X線回折スペクトルがβ′型(
第2図)に特h゛のプレートが得られ、280℃で操作
すると、典型的なα型のスペクトルが得られ(第1A図
)、中間の温度では、混合した結晶形が得られ、例えば
、プレートを300℃で操作すると、第3図に示される
X線回折スペクトルを示すものが得られ、このことから
α型含有率が80%であるものを検出することが可能で
あった。
塩化メチレンに室温で16時間浸漬したところ、これら
の3種類のプレートの挙動は全く異なっていた。α型プ
レートは、約30重量%の量の溶媒を吸収してその結晶
構造が変化し、例えば、80℃で真空下で16時間乾燥
したところ、プレートは第4図に示されるX線回折スペ
クトルを示し、これは第1D図のX線回折スペクトル(
δ型)と類似している。
混合した結晶形のプレートは、同一の条件下で、溶媒を
約26%吸収して、同様にその構造が変化し、試料を8
0℃で16時間乾燥して得られるX線回折図は、元の試
料のスペクトルに現われるピークと同じβ′型のピーク
を、α型のピークと置き換わった典型的なδ型ビークと
一緒に示す。
同一の条件下で、β′型プレートは、溶媒を16%しか
吸収せず、その結晶構造は変化せず、80℃で16時間
乾燥後のX線回折スペクトルは、第2図のスペクトルと
実質的に同じであった。
実施例2 実施例1と同じ粉末を用いた。
合成粉末を、60℃で2時間真空乾燥したところ、残留
溶媒含量(0−ジクロロベンゼン)は、約10%であっ
た。圧縮成形法は、実施例1に記載の方法であり、加熱
速度は極めて高く、約1i(IK/分より高かった。
この場合、加工温度と時間に関係なく、β′型のX線回
折スペクトル(第2図)を有するプレートが得られた。
前記のプレートは、50℃で100時間塩化メチレンに
浸漬した後でも、X線回折スペクトルは実質的に変化せ
ず、結晶構造が変化しなかったことを示していた。
実施例3 シンジオタクチックスチレンホモポリマー(実施例1で
製造したもの)とポリフェニレンオキシドとの混合物を
用いた。ポリフェニレンオキシドを30%含む混合物は
、0−ジクロロベンゼンに2種類のポリマーを溶解させ
た後、メタノールで沈殿させて製造した。混合物は、1
60℃で1時間、真空乾燥した。乾燥混合物の圧縮成形
法は、実施例1に記載したのと同様に行った。
300℃で操作すると、β′型のX線回折スペクトルを
有するプレートが得られ、溶媒で処理した後も変化しな
かった。
【図面の簡単な説明】
第1A図は、シンジオタクチックポリスチレンのα結晶
形のX線回折図、 第1B図は、シンジオタクチックポリスチレンのβ結晶
形のX線回折図、 第1C図は、シンジオタクチックポリスチレンのγ結晶
形のX線回折図、 第1D図は、シンジオタクチックポリスチレンのβ結晶
形のX線回折図、 第2図は、本発明のシンジオタクチックスチレンホモポ
リマーの新規な結晶形(β′)のX線回折図、 第3図は、シンジオタクチックポリスチレンの混合結晶
形αおよびβ′のX線回折図、第4図は、シンジオタク
チックポリスチレンの6結晶形のX線回折図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)シンジオタクチックスチレンポリマーを含んで成る
    製品であって、スチレンポリマーが主としてβ′型の結
    晶形であり、2θが12.2°および20°で最大強度
    の反射を有し且つ2θが15°〜18°には評価し得る
    強度の反射を持たないX線スペクトルを有することを特
    徴とする製品。 2)請求項1に記載のシンジオタクチックスチレンポリ
    マーを含んで成るペレット。 3)β′型がシンジオタクチックスチレンポリマー結晶
    画分の90%を上回る、請求項1に記載の製品。 4)β′型がシンジオタクチックスチレンポリマー結晶
    画分の90%を上回る、請求項2に記載のペレット。 5)シンジオタクチックスチレンポリマーが請求項1に
    記載のβ′型で存在する、シンジオタクチックスチレン
    ポリマー60〜95重量%を含むシンジオタクチックス
    チレンポリマーとポリフェニレンエーテルとの混合物の
    溶融物を加工することによって得られる製品。 6)シンジオタクチックスチレンポリマーが請求項1に
    記載のβ′型で存在する、シンジオタクチックスチレン
    ポリマー60〜95重量%を含むシンジオタクチックス
    チレンポリマーとポリフェニレンエーテルとの混合物か
    ら得られるペレット。
JP2049139A 1989-02-28 1990-02-28 新規な結晶形のシンジオタクチックスチレンポリマー製品 Pending JPH0333110A (ja)

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JP2017043650A (ja) * 2015-08-24 2017-03-02 国立大学法人静岡大学 シンジオタクチックポリスチレンを含む成形体を製造する方法、及び複合成形体を製造する方法。

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