JPH0332744A - 水素添加触媒および該触媒を用いた水素添加方法 - Google Patents

水素添加触媒および該触媒を用いた水素添加方法

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JPH0332744A
JPH0332744A JP2148443A JP14844390A JPH0332744A JP H0332744 A JPH0332744 A JP H0332744A JP 2148443 A JP2148443 A JP 2148443A JP 14844390 A JP14844390 A JP 14844390A JP H0332744 A JPH0332744 A JP H0332744A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、水素添加触媒および該触媒を使用した水素添
加方法に関する。より詳しくは、本発明性および/また
は芳香族不飽和を水素添加する方法に関する。
エチレン性および/または芳香族不飽和を含む化合物の
水素添加用触媒は、もちろん従来技術の中でよく知られ
ている。有用な触媒としては、例えば米国特許第3.3
33.024号明細書で教示されているように、キーぜ
ルゲル担持ニッケル、ラネーニッケル、クロム酸銅、硫
化モリブデン、微粉砕白金、@粉砕パラジウム、酸化白
金、酸化クロム銅などの不均一系触媒が挙げられる。ま
た、ロジウム化合物または鏡体を用いて調製される触媒
(例えば、英国特許第1.558.491号明細1.米
国特許第4,581,417号明細書および同第4.6
74.627号明細書参照〉およびルテニウム錯体を用
いて調製される触媒(例えば、米国特許第4,631,
315号明m書参照)などの均一系触媒も有用である。
従来技術の中で公知のように、これらの触媒の成る種の
ものはエチレン性不飽和の水素添加にかなり効果的であ
るが、これらの触媒の多くはエチレン性不飽和と芳香族
不飽和との間で特に選択的というわけではなく、従って
エチレン性不飽和および芳香族不飽和を共に含む化合物
内のエチレン性不飽和を選択的に水素添加するために効
果的に使用することはできない。更に、貴金属を用いた
触媒は入手に制限があり、比較的高価なので、ポリマー
の水素添加工程のように触媒の回収効率が悪い工程にお
いて大規模に工業的に使用するのは実用的ではない。
エチレン性不飽和の水素添加に有用であり、エ チレン性および芳香族不飽和の間で選択的水素添加を効
果的に行うために使用できる触媒としτ丁鉄族金属化合
物、特にニッケルまたはコバルト化合物を還元剤と化合
させることにより調製される触yX(シばしば均一・系
と呼ばれる〉も挙げられる。
このような触媒は、鉄族金属アルコキシドとフルミニウ
ム炭化水素化合物との反応生成物(例えば、米国特許第
3.113.986@明i自参照〉″″;鉄族金属のカ
ルボン酸塩、キレートまたはアルコキシドとリチウムま
たはマグネシウムの炭化水素化合物との反応生成物(例
えば、米国特許第3,541,064号明細書参照);
ニッケルまたはコバルトのアルコキシドまたはカルボン
酸塩とトリアルキルアルミニウム 3、 700, 633号明m書参照)、または鉄族金
属のカルボン酸塩,エノl−ト,フェノラートもしくは
成る種のイオウ含有酸およびそれらのJエステルの塩と
I,IIおよび■族から選択される金属のアルキル金属
との反応生成物(例えば、英国特許第1、 030, 
306@明細謁参照)であり得る。従来技術の中で公知
のように、これらの触媒は、化合物中に含まれるエチレ
ン性不飽和が本質的に全て水素添加され、その中に含ま
れる芳香族不飽和は本質的に全く水素添加されないよう
な方法で使用することができる。しかし、これらの触媒
は、一般に、従来技術の中で公知の非選択的触媒に比べ
て活性がかなり低く、その結果、高度の選択的水素添加
を行うには、しばしばより良い保持時間(holdin
gNine)を必要とする。更に、全部でないとしても
、これらの選択的触媒のほとんどは、比較的知い接触時
間でエチレン性不飽和をかなり変換するので、部分水素
添加を目的とする場合には、エチレン性不飽和の変換の
程度をうまく調節することができない。
更に最近になって、欧州特許出願第89202832.
 5号明細書で教示されているように、■族金属化合物
をある種のアルモlキサン(alua+oxanes)
、特にメチルアル1キサンと化合させることにより調製
C− した触媒を使用する場合には、水素添加速度および程度
を良好に調節することができることが見い出された。こ
の出願用tIA1に示されているように、メチルアルモ
キサンを用いてvA製した触媒による水素添加は、少な
くとも最初はゆっくりした速度で進行するが、最終的に
は適度の反応時間で高度の水素添加を達成することがで
きる。
従って、従来の触媒の欠点を鑑みて、より容易に入手で
きる金属を用いて調製することができ、エチレン性不飽
和および芳香族不飽和を共に含む化合物内のエチレン性
不飽和を選択的に水素添加するのに使用することができ
、このとき従来技術の中で公知の選択的触媒と比較して
適度の保持時間で水素添加を増進させることができ、ま
た水素添加の程度をより良好に調節することができる触
媒が要求されeることは容易に明らかであると考えられ
る。
今回、本発明者らは、エチレン性および/または芳香族
不飽和の水素添加に有用な公知の触媒の前述および他の
欠点を本発明の触媒により解消あるいは少なくとも減少
できることを見い出した。
従って、本発明は、エチレン性および/または芳香族不
飽和を水素添加するための改良された触媒を提供するこ
とにある。本発明はまた、その改良金属化合物と化合し
て本発明触媒の製造に有用な■族金属キレート化合物を
生成することのできる好ましいキレート剤としては、β
−ケトン、αヒドロキシカルボン酸、β−ヒドロキシカ
ルボン酸、β−ヒドロキシカルボニル化合物などが挙げ
られる。使用できるβ−ケトンの具体例としては、アセ
チルアセトン、1,3−ヘキサンジオン、3,5−ノナ
ジオン、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチルなどが挙
げられる。使用できるα−ヒドロキシカルボン酸の具体
例としては、乳酸、グリコール酸、α−ヒトOキシフェ
ニル酢酸、α−ヒドロキシ−α−フェニル酢酸、α−ヒ
ドロキシシクロヘキシル酢酸などが挙げられる。β−ヒ
ドロキシカルボン酸の具体例としては、サリチル酸、ア
ルリ キル置換す渉チル酸などが挙げられる。使用できるβ−
ヒドロキシカルボニル化合物の具体例としては、サリチ
ルアルデヒド、0−ヒドロキシアセトフェノンなどが挙
げられる。本発明膵触媒の製造に有用な金属アルコキシ
ドとしては、脂肪族炭化水素アルコール、脂環式炭化水
素アルコールおよび芳香族炭化水素アルコールの■族金
属アルコキシドが挙げられる。脂肪族炭化水素アルコー
ルの具体例としては、ヘキシノール。エチルヘキサノー
ル、ヘプタノール、オクタノール、ノナノール、デカノ
ール、ドデカノ/R)しなどが挙げられる。
イオウ含有酸の■族金属およびその部分エステルの塩と
しては、スルホン酸、硫酸、亜硫酸及びそれらの部分エ
ステルの■族金B1などが挙げられる。スルホン酸のう
ち、ベンゼWスルホン酸、p−トルエンスルホン酸など
の芳香族スルホン酸が特に有用である。
一般に、オレフィン重合触媒の製造に有用であることが
知られているアルキルアルモキサン化合物はいずれも本
発明の水素添加触媒の製造に使用できる。本発明触媒の
製造に有用なアルキルアルモキサン(alkylalu
moxane)化合物は環状でも鎖状でもよい。環状ア
ルキルアルモキサンは一般式(R−一へN−0)lで表
わすことができ、鎖状アルキルアルモキサンは一般式 %式% きる。これらの一般式において、Rは、炭素数1〜8の
アルキル基、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチ
ルおよびペンチルなどであり、mは3〜40の整数であ
り、nは1〜40の整数である。
本発明の好ましい態様では、Rがメチルであり、mが5
〜20の数、nが10〜20の数である。よく知られて
いるように、アルキルアルモキサンはアルキルアルミニ
ウムを水と反応させることにより製造できる。一般に、
得られる生成物は、鎖状および環状化合物双方の混合物
である。
周知のように、アルキルアルミニウムと水との接触は、
いくつかの方法で行うことでかできる。
例えば、アルキルアルミニウムをまず、トルエン又は脂
肪族炭化水素のような適切な溶媒に溶解し、次いで、そ
の溶液を比較的少量の水分を含む同様の溶媒と接触させ
ることができる。あるいは、アルキルアルミニウムを水
和した硫酸銅または流酸第−鉄のような水和塩と接触さ
せてもよい。この方法を用いるときは序、水和した硫酸
第一・鉄がよく使用される。この方法によれば、アルキ
ルアルミニウムをトルエンなどの適切な溶媒に溶解した
希釈溶液を水和した硫酸第一鉄と接触させる。−般に、
水和した硫酸第一鉄1モルを6〜7モルのトリアルキル
アルミニウムと接触させる。実際にアルキルアルミニウ
ムとしてトリメチルアルミニウムを使用すると、アルキ
ルアルミニウムがアルキルアルモキサンに変換するとと
もにメタンが発生する。
一般に、従来技術の中の水素添加触媒の製造に有用であ
ることが知られているHa、[a、もしくは[la族金
属のアルキル化物(alkyls)または水素化物はい
ずれも、本発明触媒の製造に使用できる。一般に、Ia
、[a、またはIIIalla族金属キル化物は、各ア
ルキル基が炭素数1〜8の同一または異なったアルキル
基である過アルキル化物(peralkyls)であり
、また水素化物は、アルキル水素化物(a l ky 
l hydr 1des )も同等に有用であるが、過
水素化物(perhydrides)である。アルミニ
ウム、マグネシウムおよびリチウムのアルキル化物およ
び水素化物が特に有用であり、これらの化合物が本発明
触媒の製造に好ましく使用される。
最も好ましいのはトリアルキルアルミニウムである。
一般に、1種以上のアルキルアルモキサンとIa、[a
もしくはlla族金属の1種以上のアルキル化物または
水素化物とを化合させ、次いで1種以上の■族金属化合
物と接触させるか、あるいは1種以上のアルキルアルモ
キサンとIa、IIaもしくはlla族金属の1種以上
のアルキル化物または水素化物とを連続的に1種以上の
■族金属化合物と接触させる。ただし、連続接触法を用
いるときは、最初に1種以上のアルキルアルモキサンを
1種以上の■族金属化合物と接触させる。これら2種の
方法のうち、連続接触法が最良の結果を与えるように思
われる。従って、連続接触法が好ましい。接触工程に関
しては、本発明者らはいかなる特別の理論にも束縛され
るのを望まないが、2種の異なった還元剤、すなわちア
ルキルアルモキサンおよびアルキル化物または水素化物
が、異なった反応生成物を生じさせるように■族金属化
合物と反応すると考えられる。また、なおもいがなる特
別の理論にも束縛されるのを望まないけれども、ra、
maおよびla族金属のアルキル化物および水素化物は
アルキルアルモキサンよりも強い還元剤であり、その結
果、もし■族金属がla、[aもしくはla族金属のア
ルキル化物まアルキルアルモキサンはほとんどまたは全
く寄与しないことになると考えられる。しかし、もし■
族金属が最初に1種以上のアルキルアルモキサンによっ
て還元されるならば、アルモキサンによって得られる反
応生成物が、Ia、IIa、もしくはla族金属のアル
キル化物または水素化物との反応によって更に還元され
得るか、さもなければ変化させられ得るのは明らかであ
る。一般に、接触が同時または連続的のいずれかで行わ
れても、1種以上のアルキルアルモキサンは、アルミニ
ウム対■族金属の原子比がt、5:1〜20;1の範囲
内になるのに十分な濃度で1種以上の■族金属化合物と
化合し、Ia、1[a、もしくはll1a金属の1種以
上のアルキル化物または水素化物は、Ia、IIa。
またはla族金属対■族金属の原子比が0.1:1〜2
0:1の範囲内になるのに十分な濃度で1種以上の■族
金属化合物と化合する。一般に、1種以上の■族金属化
合物と1種以上のアルキルアルモキサンと1種以上のア
ルキル化合物または水素化物との間の接触は20℃〜1
00℃の温度行われ、一般に、1〜120分間続けられ
る。連続接触法を使用するときには、2つの接触工程の
各々が、これと同じ範囲の時間続けられる。
一般に、水素添加触媒は、1種以上の■族金属化合物と
1種以上のアルキルアルモキサンおよびIa、Maもし
くは■aの族金属の1種以上のアルキル化物または水素
化物とを適切な溶媒中で化合させることにより製造され
る。一般に、該触媒の製造に用いられる溶媒は、従来技
術の中で公知の不飽和炭化水素ポリマー用溶媒として有
用である溶媒であれば何でもよい。好ましい溶媒として
は、ヘキサン、ヘプタン、オクタンなどの脂肪族炭化水
素、シクロペンタン、シクロヘキサンなどン の脂環式炭化水素、メチルシクロベタノ、メチルシクロ
ヘキサン、メチルシクロオクタンなどのアルキル置換脂
環式炭化水素、ベンゼンなどの芳香族炭化水素、デ卆孟
ッ、ヶトゥ1.な、。工、。
芳香族炭化水素、トルエン、キシレンなどのアルキル置
換芳香族炭化水素、クロロベンゼンなどのハロゲン化芳
香族炭化水素、並びに種々のジアルキルエーテル、ポリ
エーテル(特にジエーテー・般に、該触媒を水素添加反
応器へ供給する前に別の容器中で触媒成分を化合させる
ことによって製造される。
−・股に、本発明の水素添加触媒は、エチレン性不飽和
および/または芳香族不飽和を含む炭化水↓ 索または置換炭化水素を部分的にまた完全に水素添加す
るために使用できる。本発明触媒は、炭化水素ポリマー
および置換炭化水素ポリ7−の水素添加に特に有用であ
る。水素添加すべき炭化水素ポリマーまたは置換炭化水
素ポリマーがエチレン性不飽和および芳香族不飽和を共
に含むときは、本発明の水素添加触媒を、部分的、完全
または選択的水素添加可能な水素添加温度、水素分圧お
よび公称保持時間(non+1nal holding
 tia+eslで使用することができる。これに関し
ては、エチレン性不飽和、特にエチレン性不飽和基に含
まれる炭素原子の双方に炭化水素置換基がないもの、す
なわち、二重結合に含まれる少なくとも1個の炭素原子
に少なくとも1個の水素原子が結合したエチレン性不飽
和の方が、芳香族不飽和よりも穏和な水素添加V条件で
水素添加されることが認められる。
その結果、選択的水素添加は、エチレン性不飽和の少な
くとも−・部が水素添加され、一方、芳香族不飽和は木
質的に全く水素添加されないように行うことができる。
実際に、本発明の水素添加触媒を用いると、エチレン性
不飽和内に含まれる両方の炭素原子上に炭化水素置換基
を有しないエチレン性不飽和が実質的に全部飽和され、
一方、芳香族不飽和は本質的に全く水素添加されないよ
うな選択的水素添加を行うことができる。しかし、もつ
と過酷な条件では、少なくとも−・部の芳香族不飽和も
水素添加され、もし接触を十分な時間続けると、実質的
に全てのエチレン性および芳香族不飽和を水素添加する
ことができる。
本発明の水素添加触媒を使用すると、本質的にエチレン
性および/または芳香族不飽和を含むいがなるポリマー
も水素添加することかできる。また、本発明の水素添加
触媒は、ポリマー内に含まれ得るいかなるアセチレン性
不飽和も水素添加する。しかし、一般に、ポリマーまた
は他の不飽和化合物は種々の官能基で置換されていても
よいけれども、本発明の水素添加触媒を用いて+−4実
際に水素添加されるポリマーまたは他の不飽和化合物は
、該触媒または該触媒の製造に使用される成分と反応し
て該触媒を失活させる官能基は本質的に含むべきではな
い。−・般に、そのような官能基としては、強酸(p口
〈5〉のものおよび強塩基(pH> 9 )のものの双
方が挙げられる。従って、炭化水素化合物上にあっても
よい置換基は、水に溶解したときのp口が5〜9の範囲
内にあるものである。
本発明の水素添加触媒は、エチレン性不飽和および/又
は芳香族不飽和を含むポリマーの水素添加に特に有効で
ある。よく知られているように、エチレン性不飽和を含
むポリマーは、1種以上のポリオレフィン、特にジオレ
フィンを重合することにより製造できる。該ポリオレイ
ンは単独で重合してもよく、あるいは、アクリレート、
メタアクリレート、ビニルアルコール、ビニルエーテル
、モノオレフィン、ハロゲン化ビニルなどの他のごニル
モノマーと組み合わせて重合してもよい。芳香族不飽和
を含むポリマーは、1種以上のアルケニル芳香族炭化水
素を重合することにより製造Cきる。該アルケニル芳香
族炭化水素は単独(゛重合してもよく、あるいは、他の
共重合可能なビニルモノマーと組み合わせて重合しても
よい。例えば、アルケニル芳香族炭化水素は、モノオレ
フィン。
ビニルエステル、アリルエステル、ハロゲン化ビニルな
どと共重合してもよい。また、周知のように、ポリオレ
フィン、特に共役ジオレフィンとアルケニル芳香族炭化
水素、特に七ノアルケニル芳香族炭化水素とを共重合し
て、エチレン性不飽和および芳香族不飽和を共に含むポ
リマーを製造することができる。本発明の水素添加触媒
を用いると、ポリマー内に含まれるエチレン性不飽和を
部分的にまたは実質的に完全に水素添加することができ
る。また、本発明の水素添加触媒を用いると、エチレン
性不飽和および芳香族不飽和を共に含むポリマー内の両
タイプの不飽和を部分的にまたは完全に水素添加するこ
ともできる。更に、本発明の水素添加触媒を用いると、
エチレン性不飽和および芳香族不飽和を共に含むポリマ
ー内のエチレン性不飽和を選択的に水素添加することが
て・きる。
本明m書中で使用する「選択的水素添加1とは、エチレ
ン性不飽和は水素添加されるが、芳香族不飽和は水素添
加されないか、または水素添加されたエチレン性不飽和
の量が水素添加された芳香族不飽和の量よりかなり多く
なるように行われる水素添加を意味する。
従来技術で周知のように、エチレン性および/または芳
香族不飽和を含むポリマーは、yri離ラジラジカルイ
オンおよび陰イオンの1m始剤または重合触媒を用いて
製造することができる。また、このようなポリマーは、
塊状重合法、溶液重合法または乳化重合法によっても製
造することができる。
もちろん、全てのポリマーがこれらの開始剤または触媒
の各々を用いて製造できるわけではなく、また、全ての
ポリマーが種々の重合法の各々によって製造できるわけ
ではないことは従来技術の中で知られている。しかし、
その幾つかの触媒によってどのポリマーが合成され、種
々の重合法によりどのポリマーが合成されるかは従来技
術から周知であり、ここで詳しく論する必要はないだろ
う。
しかし、後でより詳しく示すように、ポリマーまたは他
の不飽和化合物の実際の水素添加は溶液中で行われる。
従って、本発明の水素添加方法にとって重要なのは、ポ
リマーまたは他の不飽和化合物が実際に溶媒に可溶であ
ることである。
上述のように、本発明の水素添加触媒は、エチレン性お
よび/または芳香族不飽和を含む炭化水素ポリマーの水
素添加に特に有用である。従って、本発明をそのような
ポリマーに言及して更に詳細に述べる。しかし、上述し
たように、そのような不飽和を含み、適切な溶媒に可溶
である炭化水素、置換炭化水素またはポリマーであれば
これらのいずれも本発明を更に詳細に説明することにな
る炭化水素ポリマーに代えて用いることができることは
心に留めておくべきである。また、実際に水素添加され
るポリマーは塊状重合法、溶1ff1重合法または乳化
重合法によって製造できるが、上述したように、本発明
は溶液中で製造したポリマーに特↓ に有効である。そ理由は、ポリマーが溶液のままでポリ
マー合成された直後に水素添加を行うことができること
による。しかし、塊状重合法または乳化重合法によって
ポリマーを製造した場合には、そのポリマーを回収後、
溶媒に溶解することにより本発明の水素添加触媒を用い
て水素添加を行うことGができる。
周知のように、共役ジオレフィンのホモポリマ、共役ジ
オレフィンのコポリマー、および1種以上の共役ジオレ
フィンと1種以上の他のモノマ、特にモノアルケニル芳
香族炭化水素モノマーとのコポリマーは、一般に、溶液
中で陰イオン重合開始剤を用いて製造され、本発明の水
素添加触媒は、このようなポリマーの部分的、完全およ
び選択的水素添加に特に有効である。よく知られている
ように、このようなポリマーはランダム、先細(tap
ered) 、ブロックまたは放射状のいずれでもよい
。一般に、この種のポリマーは、重合すべき1種又は複
数のモノマーを適切な溶媒中、−150℃〜300℃、
好ましくは0℃〜100℃の温度で有機アルカリ金属化
合物と接触することにより製造される。ポリマーを先細
にすべきときは、ポリマー内に含まれるべきモノマー全
部を重合開始時に御粘に導入することが多い、ポリマー
をランダムにすべきときは、一般にランダム化剤(ra
ndamizing agent)を使用する。ボIJ
 ?−線状ブロックにすべきときは一般にモノマーを連
続的に重合し、また放則状ポリマーにすべきとぎは、先
ずポリマーアームを作り、次いで十分なカップリング剤
gを用いて結合する。特に有効な陰イオン重合開始剤は
、一般式: %式% [式中、Rは、炭素数1〜20の脂肪族、脂環式。
芳香族またはアルキル置換芳香族炭化水素基であり、n
は1〜4の整数である]を有する有機リチウム化合物で
ある。
個々にまたは組み合わせて陰イオン重合することのでき
る共役ジオレフィンとしては、1,3−ブタジェン、イ
ソプレン、ピペリレン、メチルペンタジェン、フェニル
ブタジェン、3.4−ジメチル13−へキサジエン、4
,5〜ジエチル−1,3オクタジエンなどの炭素数4〜
12の共役ジオレフィンが挙げられる。このようなポリ
マーにおいて共役ジオレフィンである。上述したように
、陰イオン開始剤によって製造される共役ジオレフィン
ポリマーは、1種以上の他のモノマー、特にモノアルケ
ニル芳香族炭化水素モノマーを含んでもよい。好ましい
モノアルケニル芳香族炭化水素モノマーとしては、スチ
レン、種々のアルキル置換スチレン、アルコキシ置換ス
チレン、ビニルナフタレン、アルキル置換ビニルナフタ
レンなどが挙げられる。本発明の水素添加触媒を用いて
水素添加できる共役ジオレフィンポリマーとしては、米
国特許第3.135.716号、同3.150.209
号。
同3.496.154号、同3.498.960号、同
4.145.298号および同4,238,202号明
細書に記載されたホモポリマーおよびコポリマーが挙げ
られる。また、本発明の水素添加触媒を用いて部分的に
、完全にまたは選択的に水素添加することができる共役
ジオレフィンポリマーとしては、米国特許第3.231
,635号、同3.265.765号および同3,72
2.856号明m書に記載されているようなブロックコ
ポリマーが挙げられる。
一般に、本発明に従って水素添加することができる線状
ブロックコポリマーとしては、一般式:%式%) [式中、Aは主として七ノアルヶニル芳香族炭化水素モ
ノマー単位を含む重合ブロックであり、Bは主として共
役ジオレフィンモノマー単位を含む−!− 重合ブロックであり、XおよびZは独立しOまたは1の
数であり、yは1−15の数(whole numbe
r)である。コによって表わされるものが挙げられる。
更に本発明の水素添加触媒を用い4部分的に、完全にま
たは選択的に水素添加することができる共役ジオレフィ
ンポリマーとしては、米国特許第4033.888号、
同 4,077.893号、同 4,141,847号
同4,391,949号および同4.444.953号
明細書に記載されているような放射状ブロックコポリマ
ーが挙げられる。
本発明の水素添加触媒を用いて水素添加することができ
る放射状ブロックコポリマーとしては、一般式: %式% 1 1式中、A、B、X、”II/および2は前記の意味を
有し、nは3〜30の数であり、Cは多官能性カップリ
ング剤を用いて形成される飲用状ポリマーのコアまたは
核であり、B′は主として共役ジオレフィン単位を有す
る重合ブロックであってBと同じでも異なっていてもよ
く、n′およびn″は各々の型のアーム数を示す整数で
あってn r + n LJの和が3〜30の数である
]で表わされるものが挙げられる。
ブロック組成に関して本明細書中で使用する「主として
」という記述は、該ブロックの主成分(少なくとも85
%)を意味するが、他の共重合可能なモノマーが存在し
てもよい。
一般に、本発明の水素添加触媒による不飽和化合物の水
素添加は、従来技術の中で、公知の該化合物用のいかな
る溶媒中で行ってもよい。そのような溶媒としては、直
鎖脂肪族炭化水素、分枝鎖脂肪族炭化水素、脂環式炭化
水素、アルキル置換脂環式炭化水素、芳香族炭化水素、
アルキル直換芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、鎖
状および環状エーテルなどが挙げられる。好ましい溶媒
としては、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、
シクロヘキサン、シクロへブタン、メチルシクロヘキサ
ン、ハンゼン、トルエン、キシレン。
クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ジエチルエーテル
、テトラヒドロフランなどが挙げられるが、これらに限
定されるものではない。一般に、ポリマーと溶媒との溶
液は、1〜30重量%のポリマーと99〜70重量%の
溶媒とを含む。
一般に、水素添加は、温度20〜175℃、全圧446
〜34575kPa(50〜5,000psiq)およ
び水素分圧446〜20786kPa(50〜3.OO
Opsig)の範囲内で行う。
−・般に、触媒またはその成分は、水素添加される0、
45361(g(1ボンド)のポリマーまたは他の不飽
和化合勘当たり■族金属が0.2〜100ミリモルとな
るような十分なI!i1度で添加する。一般に、接触卒 は、水素添加条件で10〜360分公称保持時間にわた
って続ける。もちろん、水素添加条件をもっと厳しくし
て公称保持時間を長くするとポリマーの水素添加は完全
またはほぼ完全になるが、より穏和な水素添加条件で保
持時間を短くすると部分的水素添加に都合が良く、エチ
レン性不飽和と芳香族不飽和との間の選択的水素添加を
行うのに使用できることが認められる。水素添加の程度
を調節するのに利用できるいくつかの変数のうち、水素
添加の程度に対して、特に選択的水素添加を所望チレン
性不飽和の水素添加と芳香族不飽和の水素添加との間の
選択性に対する影響が小さい。もちろん、公称保持時間
は、エチレン性不飽和または芳香族不飽和の部分的水素
添加を所望する場合の水素添加程度にかなり影響を及ぼ
す。
一般に、エチレン性不飽和と芳香族不飽和との間の選択
的水素添加は、温度20〜100℃、全圧446〜69
96kPa (50〜1.000ps ig )および
水素分圧選択的水素添加が行われる。一般に、本発明の
水素添加触媒を使用すると、ポリマー内に含まれる芳香
族不飽和を水素添加することなしに、同じポリマー内に
含まれるエチレン性不飽和を実質的に完全に水素添加す
ることができる。このようなポリマー内のエチレン性不
飽和の部分的水素添加は、もちろん、公称保持時間、温
度および/または水素分圧を下げることにより行われる
。一般に、部分的、完全および/または選択的水素添加
は、ポリマーを分解することなしに行われる。
本発明者らは、如何なる特定の理論にも束縛されるのを
望まないが、本発明の水素添加触媒の製造に使用される
成分を配合すると反応が起きて触媒が生成すると考えら
れる。このようにして生成した触媒は、安定であり、使
用するまで比較的長期間貯蔵できる。
ポリマーの水素添加が完了した後に、ポリマー溶液にア
ルコールなどの極性化合物を加え、ポリマーをクラム(
crumb)として沈澱させることにょリフラムとして
取り出すことができる。あるいは、溶液を水蒸気または
熱水に接触させ、次いで共沸蒸留により溶媒を除去して
もよい。−・般に、これらの取り出し方法によって、触
媒のかなりの部分も効率良く除去される。しかし、更に
触媒の除去を所望するときは、従来技術で周知の方法を
使用してもよい。
本発明方法により%l造される水素添加ポリマーは、該
水素添加ポリマーに関して従来技術で周知のいかなる応
用にも使用できる。例えば、水素添加共役ジオレフィン
ポリ−は、改善されたグリーン強度(fJreen 5
trent1th)およびコールドフロー(cold 
flow)特性を有し、粘土指数(Vl)向上剤や衝撃
改質剤として、あるいは接着剤組成物中などに使用でき
る。同様に、選択的に水素添加された共役ジオレフィン
−モノアルケニル芳香族炭化−シ 水素ポリマーは、種々鋳型成形組成物や接着Ni組成物
中で、あるいは■向上剤として使用できる。
本発明の好ましい態様においては、1種以上のニッケル
および/または]バルトのカルボン酸塩、最初に−・股
式(R−A、o−o>IllおよびR(R−1−0)。
AuR2[式中、R1まメチル基であり、mは5へ、2
0の数であり、n(ま10〜20の数である]を有する
アルキルアルモキサン類の混合物と、次いで1種以上の
トリアルキルアルミニウム(各アルキル基は炭素数1〜
5で、同一でも異なっていてもよい)とN統帥に化合さ
せて水素添加触媒を製造する。1種以上のニッケルおよ
び/またはコバルトのカルボンlll塩とアルミニ92
5〜60℃の温度で行う。
好ましくは、1種以上のアルキルアルモキサンとの接触
を、All :Ni、AN :CoまたはA1:N i
 +GOの原子比がモルまたは原子基準で2:1〜12
:1の範囲内になるように行い、1種以上のトリアルキ
ルアルミニウムとの接触を、AI:NAJ:Coまたは
Aj!:Ni+Coの原子比が1:1〜10・1の範囲
内になるように行う。1種以上のニッケルおよび/また
はコバルトのカルボン酸塩と1種以上のアルキルアルモ
キサンとの間の接触を15〜60分の公称保持時間にわ
たって続け、次 いで、このようにして得られた反応生成物に1種明の特
に好ましい実施態様においては、カルボン酸ニッケルを
オクタン酸ニッケルおよびエチルへ主すン酸ニッケルか
ら成る群から選択し、また脂環式炭化水素溶媒がシクロ
ヘキサンである。本発明の好ましい方法においては、好
ましい触媒を用いて、主として七ノアルケニル芳香族炭
化水素七くとも1種の重合ブロックとからなるブロック
コポリマーを選択的に水素添加する。好ましい実施態様
においては、モノアルケニル芳香族炭化水素ポリマーブ
ロックの重量平均分子量か’$ 5,000〜40.0
00であり、共役ジオレインポリマーブロックの重量平
均分子量が25,000〜125,000である。好ま
しくは、水素添加を脂環式炭化水素溶媒中で行い、溶液
は、10〜25重呈%のポリマーと75〜25重量%の
溶媒を含む。好ましくは、水素添加を、温度20〜10
0℃、全圧446〜699GkPa(50〜1、0OO
psiill)および水素分圧446〜6651kPa
(50〜95hsig)の範囲内で、0.4536に9
 (1ボンド〉のポリマ−5たり1〜10ミリモルのN
iおよび/またはCoの存在下に行う。その水素添加条
件は、30〜240分の公称保持時間続けるのが好まし
い。選択的水素添加は、ポリマー内に最初に含まれてい
たエチレン性不飽和の少なくとも80%および同ポリマ
ー内に含まれている芳香族不飽和の5%未満を水素添加
するように行う。好ましくは好適触媒を使用して、ポリ
マー内に最初に含まれていたエチレン性不飽和の少なく
とも95%を水素添加し、同ポリマー内に含まれている
芳香族不飽和は本質的に全く水素添加しないように選択
的水素添加を行う。
このように、本発明並びにその好ましい実施態様および
最も好ましい実施態様についで幅広く説明してきたが、
本発明は、以下の実施例により更に明白になると考えら
れる。しかし、以下の実施例は説明の目的のためのみに
呈示するものであり、本発明はこれに限定されるもので
はない。
実施例1 この実施例では、最初にシクロヘキサン中、25℃でメ
チルアルモキサン(methylalumoxane)
を2−エチルヘキサン酸ニッケルと化合し、次いでトリ
エチルアルミニウムを加えることにより水素添加触媒を
合成した。この実施例の触媒製造において、2−エチル
へ4=サン酸ニツケルと化合するアルモキサンの量は、
アルモキサン−2−エチルヘキサン酸ニッケル混合物の
AN:Ni原子比が31となるのに十分す量とした。2
−エチルヘキサン酸ニッケルの接触を30分間続けた後
、トリエチルアルミニウムを加えた。トリエチルアルミ
ニウムの添加に際しては、/1(t−リエチルアルミニ
ウム由来):N1の原子比が1:1となるのに十分な醋
を加えた。トリエチルアルミニウムの添加(L更に30
分間接触を続けた。便宜上、この触媒を以下「触* 1
 jと称する。この触媒を製造して短時間のうちに、実
施例3にまとめられたように該触媒をブロックコポリマ
ーの水素添加に使用した。
実施例2 この実施例では、最初にエチルアルモキサンをシクロヘ
キサン中、25℃で2−エチルヘキサン酸ニッケルと化
合し、次いでトリエチルアルミニウムを添加すことによ
り水素添加触媒を製造した。
この実施例の触媒の製造において、2−エチルヘキサン
酸ニッケルと化合させるアルモキサンの量は、アルモキ
サン−2−1デルヘキサン酸ニッケル混合物のAj:N
i原子比が3;1となるのに十分な量とした。2−エチ
ルヘキサン酸ニッケルとトリエチルアルミニウムを加え
た。トリエチルアルミニウムの添加に際しては、1l(
t−リヂエルアルミニウム由来):Niの原子比が1°
1となるのに十分な吊を加えた。トリエチルアルミニウ
ムの添加後、更に30分間接触を続けた。便宜上、この
触媒を以下「触媒2」と称する。この触媒を製造して短
時間のうちに、実施例3にまとめたように該触媒をブロ
ックコポリマーの水素添加に使用した。
比較例1 この比較例では、2−エチルヘキサン酸ニッケルをシク
ロヘキサン中、25℃でトリエチルアル箋ニウムと化合
させることにより触媒を調製した。
この触媒調製では、2−エチルヘキサン酸ニッケルおよ
びトリエチルアルミニウムをAN:Ni原子比が2.2
:1になるように化合させた。この触で 媒(以下、「触媒CIJと称する)を調製しft短時間
のうちに、実施例3にまとめたように該触媒をブロック
コポリマーの水素添加に使用した。
比較例2 この比較例では、2−エチルヘキサン酸ニッケルをシク
ロヘキサン中、25℃でメチルアルモキサンと化合させ
ることにより触媒を調製した。この触媒調製では、2−
エチルヘキサン酸ニッケルJjよびメチルアルモキサン
をAN:Ni原子比が41になるように化合させた。こ
の触媒(以下、「触fic2Jと称する)を調製して短
時間のうちに、実施例3にまとめたように該触媒をブロ
ックコポリマーの水素添加に使用した。
比較例3 この比較例では、2−エチルヘキサン酸ニッケルをシク
ロヘキサン中、25℃でエチルアルモキサンと化合させ
ることにより触媒を調製した。この触媒温′!A′C″
は、2−xチルI\キサン酸ニッケルおよびニブルアル
モキサンをA、O:Ni原子比が3:1になるように化
合させた。この触!I(以下、「触IC3Jと称する)
を調製して短時間のうらに、実施例3にまとめたように
該触媒をブロックコポリマーの水素添加に使用した。
実施例3 この実施例では、実施例133よび2並びに比較例1〜
3で製造又は調製した5種類の触媒を用いて、両末端が
各々の重量平均分子!17,200のポリスチレンブロ
ックであり、中央が重囲平均分子量35.300のポリ
ブタジェンブロックである線状トリブロックコポリマー
の水素添加を行った。各水素添加実験において、ポリマ
ーをシクロヘキサンに溶解した。その溶液は20重品%
のポリマーおよび80重呈%のシクロヘキサンを含む。
各実験において、ポリマー溶液をオートクレーブに充填
し、全圧6306kPa(900psio)および水素
分圧(i306kPa(900psig)でオートフレ
)6内容物を水素でおおい、次いでその内容物を70℃
に加熱した。次に、十分な量の触媒をオートクレーブ中
に注入した。
このとき、全溶液に対するNi含量を100ppH(重
恐〉とした。触媒注入後、反応媒体の温度を90℃まで
上げた。次いで、水素分圧を6306kPa(900E
ISi(])に保持しながら、オートクレーブの内圭 古物りれらの条件で3時間保持した。反応媒体のサンプ
ルを30分後、60分後、2時間後および実験完了後に
反応器から採取し、飽和された最初のエチレン性不飽和
の%を分析して求めた。水素添加の程度は、オゾン滴定
を用いて測定した。ポリマーとオゾンとの間の接触は2
5℃で行った。ポリマ−と実際に反応するオゾン量を測
定し、この値を用いて残存するエチレン性不飽和の旦を
求めた。
5つの実験の各々で実際に得られた結果を下記の表にま
とめて示す。
一五一 2    4:1   89.4 CI    2.2:1   83.OC24:1  
 12.3 C33:1   87.3 95.1   96.0 88.5   92.7 41.5   70.0 94.5   95.0 96.2 93.4 86.7 95.7 上記の表にまとめたデータから明らかなように、本発明
触媒(触媒N091および2)は、スチレン−ブタジェ
ンおよびスチレン−イソプレンブロックコポリマーを選
択的に水素添加するために工業的に使用されている公知
の触媒(触媒N01CI>と比較して、最初のエチレン
性不飽和に対する3時間後の転換率が増加している。ま
た、上記の表にまとめたデータから明らかなように、メ
ヂルアル Pモキザンを用い(製造した本発明の触媒(触媒No、
1)は、初期活性が公知の水素添加触媒よりも小さいが
、メチルアルモキサンのみを用いて調製した触媒(触媒
No、C2>よりも大きい。従って、メチルアルモキサ
ンを用い(製造した本発明の水素添加触媒のこの性質に
より、部分的水素添加を所望する場合には、部分的水素
添加をかなり効果的に調節することができる。これに関
しては、触媒C1を用いるとわずか30分で!初のエチ
レン性不飽和の83%が転換されるがメチルアルモキサ
ンを用い゛′C製造した本発明触媒による転換率は、3
0分後ではわずか30.0%にすぎないことに注目すべ
きである。
明    m     書 1、発明の名称 水素添加触媒および該触媒を用いた水素添加方法 2、特許請求の範囲 (1)1種以上の■族金属化合物を、1種以上のアルキ
ルアルモキサン並びに元素周期表のIa。
[aおよびIIIa族から選択される金属の1種以上の
アルキル化物または水素化物と化合させることよって製
造される触媒。
■ 1種以上の前記アルキルアルモキサンおよび1種以
上の前記アルキル化物物または水素化物を、最初に1種
以上のアルキルアルモキサンと接触させる1種以上の前
記■族金属化合物と連続的に化合させることを特徴とす
る請求項1に記載の触媒。
C()1種以上の前記■族金属化合物を、金属カルボキ
シレート、金属アルコキシド、金属キレート。
イオウ含有酸の金属塩、イオウ含有酸部分エステルの金
属塩並びに脂肪族および芳香族スルホン酸の金属塩から
選択することを特徴とする請求項1または2に記載の触
媒。
(4)1種以上の前記■族金属化合物、1種以上の前記
アルキルアルモキサンおよび1種以上の前記アルキル化
物または水素化物を、(アルキルアルモキサンからの)
アルミニウム対■族金属の原子比が1.5:1〜20:
1の範囲内となり、且っ(アルキル化物および水素化物
からの〉アルミニウム対■族金属の原子比が0.1:1
〜20:1の範囲内となるのに十分な比で化合させるこ
とを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の触
媒。
(91種以上の前記■族金属化合物が、金属カルボキシ
レートまたは金属アルコキシドである請求項1〜4のい
ずれか一項に記載の触媒。
■ 前記金属カルボキシレートまたは金属アルコキシド
が1〜50個の炭素原子を含む請求項5に記載の触媒。
(7)  前記金属カルボキシレートまたは金属アルコ
≦ キトが5〜30個の炭素原子を含む請求項5に記載の触
媒。
■ 前記■族金属をニッケルおよびコバルトからなる群
から選択する請求項1〜7のいずれか一項に記載の触媒
■ 1種以上の前記■族金属化合物が2−エチルヘキサ
ン酸ニッケルである請求項8に記載の触媒。
01種以上の前記アルキルアルモキサンがメチルアルモ
キサンである請求項1〜9のいずれか一項に記載の触媒
60 1種以上の前記アルキルアルモキサンがエチルア
ルモキサンである請求項1〜9のいずれか一項に記載の
触媒。
0  前記アルキル化物または水素化物がトリアルキル
アルミニウムである請求項1〜11のいずれか一項に記
載の触媒。
(13)エチレン性および/または芳香族不飽和を含有
する化合物を水素添加する方法であって、下記の工程: (a)  前記化合物を、適切な溶媒中、請求項1〜1
2のいずれか一項に記載の触媒の存在下で水素と接触さ
せる工程と、 (b)  工程(a)における接触を十分な時間維持し
て前記化合物内に含まれるエチレン性および/または芳
香族不飽和の少なくとも一部を変換する工程と、 (c)水素添加化合物を取り出す工程とを包含する方法
0 工程(a)における接触を、温度20〜175℃、
全圧446〜34,515kPaおよび水素分圧446
〜20、786kPaの範囲内で行う請求項13に記載
の方法。
O工程(a)における接触を、10〜360分の公称保
持時間続ける請求項14に記載の方法。
(至) 工程(a)における接触を、温度20〜100
 ℃、全圧446〜6996kPaおよび水素分圧44
6〜6651kPaの範囲内で行う請求項13に記載の
方法。
(17)  工程(a)における接触を、30〜240
分の公称保持時間続ける請求項16に記載の方法。
3、発明の詳細な説明 本発明は、水素添加触媒および該触媒を使用した水素添
加方法に関する。より詳しくは、本発明性および/また
は芳香族不飽和を水素添加する方法に関する。
エチレン性および/または芳香族不飽和を含む化合物の
水素添加用触媒は、もちろん従来技術の中でよく知られ
ている。有用な触媒としては、例えば米国特許第3.3
33.024号明細書で教示されているように、キーぜ
ルゲル担持ニッケル、ラネーニッケル、クロム酸銅、硫
化モリブデン、微粉砕白金、@粉砕パラジウム、酸化白
金、酸化クロム銅などの不均一系触媒が挙げられる。ま
た、ロジウム化合物または鏡体を用いて調製される触媒
(例えば、英国特許第1.558.491号明細1.米
国特許第4,581,417号明細書および同第4.6
74.627号明細書参照〉およびルテニウム錯体を用
いて調製される触媒(例えば、米国特許第4,631,
315号明m書参照)などの均一系触媒も有用である。
従来技術の中で公知のように、これらの触媒の成る種の
ものはエチレン性不飽和の水素添加にかなり効果的であ
るが、これらの触媒の多くはエチレン性不飽和と芳香族
不飽和との間で特に選択的というわけではなく、従って
エチレン性不飽和および芳香族不飽和を共に含む化合物
内のエチレン性不飽和を選択的に水素添加するために効
果的に使用することはできない。更に、貴金属を用いた
触媒は入手に制限があり、比較的高価なので、ポリマー
の水素添加工程のように触媒の回収効率が悪い工程にお
いて大規模に工業的に使用するのは実用的ではない。
エチレン性不飽和の水素添加に有用であり、エ チレン性および芳香族不飽和の間で選択的水素添加を効
果的に行うために使用できる触媒としτ丁鉄族金属化合
物、特にニッケルまたはコバルト化合物を還元剤と化合
させることにより調製される触yX(シばしば均一・系
と呼ばれる〉も挙げられる。
このような触媒は、鉄族金属アルコキシドとフルミニウ
ム炭化水素化合物との反応生成物(例えば、米国特許第
3.113.986@明i自参照〉″″;鉄族金属のカ
ルボン酸塩、キレートまたはアルコキシドとリチウムま
たはマグネシウムの炭化水素化合物との反応生成物(例
えば、米国特許第3,541,064号明細書参照);
ニッケルまたはコバルトのアルコキシドまたはカルボン
酸塩とトリアルキルアルミニウム 3、 700, 633号明m書参照)、または鉄族金
属のカルボン酸塩,エノl−ト,フェノラートもしくは
成る種のイオウ含有酸およびそれらのJエステルの塩と
I,IIおよび■族から選択される金属のアルキル金属
との反応生成物(例えば、英国特許第1、 030, 
306@明細謁参照)であり得る。従来技術の中で公知
のように、これらの触媒は、化合物中に含まれるエチレ
ン性不飽和が本質的に全て水素添加され、その中に含ま
れる芳香族不飽和は本質的に全く水素添加されないよう
な方法で使用することができる。しかし、これらの触媒
は、一般に、従来技術の中で公知の非選択的触媒に比べ
て活性がかなり低く、その結果、高度の選択的水素添加
を行うには、しばしばより良い保持時間(holdin
gNine)を必要とする。更に、全部でないとしても
、これらの選択的触媒のほとんどは、比較的知い接触時
間でエチレン性不飽和をかなり変換するので、部分水素
添加を目的とする場合には、エチレン性不飽和の変換の
程度をうまく調節することができない。
更に最近になって、欧州特許出願第89202832.
 5号明細書で教示されているように、■族金属化合物
をある種のアルモlキサン(alua+oxanes)
、特にメチルアル1キサンと化合させることにより調製
C− した触媒を使用する場合には、水素添加速度および程度
を良好に調節することができることが見い出された。こ
の出願用tIA1に示されているように、メチルアルモ
キサンを用いてvA製した触媒による水素添加は、少な
くとも最初はゆっくりした速度で進行するが、最終的に
は適度の反応時間で高度の水素添加を達成することがで
きる。
従って、従来の触媒の欠点を鑑みて、より容易に入手で
きる金属を用いて調製することができ、エチレン性不飽
和および芳香族不飽和を共に含む化合物内のエチレン性
不飽和を選択的に水素添加するのに使用することができ
、このとき従来技術の中で公知の選択的触媒と比較して
適度の保持時間で水素添加を増進させることができ、ま
た水素添加の程度をより良好に調節することができる触
媒が要求されeることは容易に明らかであると考えられ
る。
今回、本発明者らは、エチレン性および/または芳香族
不飽和の水素添加に有用な公知の触媒の前述および他の
欠点を本発明の触媒により解消あるいは少なくとも減少
できることを見い出した。
従って、本発明は、エチレン性および/または芳香族不
飽和を水素添加するための改良された触媒を提供するこ
とにある。本発明はまた、その改良金属化合物と化合し
て本発明触媒の製造に有用な■族金属キレート化合物を
生成することのできる好ましいキレート剤としては、β
−ケトン、αヒドロキシカルボン酸、β−ヒドロキシカ
ルボン酸、β−ヒドロキシカルボニル化合物などが挙げ
られる。使用できるβ−ケトンの具体例としては、アセ
チルアセトン、1,3−ヘキサンジオン、3,5−ノナ
ジオン、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチルなどが挙
げられる。使用できるα−ヒドロキシカルボン酸の具体
例としては、乳酸、グリコール酸、α−ヒトOキシフェ
ニル酢酸、α−ヒドロキシ−α−フェニル酢酸、α−ヒ
ドロキシシクロヘキシル酢酸などが挙げられる。β−ヒ
ドロキシカルボン酸の具体例としては、サリチル酸、ア
ルリ キル置換す渉チル酸などが挙げられる。使用できるβ−
ヒドロキシカルボニル化合物の具体例としては、サリチ
ルアルデヒド、0−ヒドロキシアセトフェノンなどが挙
げられる。本発明膵触媒の製造に有用な金属アルコキシ
ドとしては、脂肪族炭化水素アルコール、脂環式炭化水
素アルコールおよび芳香族炭化水素アルコールの■族金
属アルコキシドが挙げられる。脂肪族炭化水素アルコー
ルの具体例としては、ヘキシノール。エチルヘキサノー
ル、ヘプタノール、オクタノール、ノナノール、デカノ
ール、ドデカノ/R)しなどが挙げられる。
イオウ含有酸の■族金属およびその部分エステルの塩と
しては、スルホン酸、硫酸、亜硫酸及びそれらの部分エ
ステルの■族金B1などが挙げられる。スルホン酸のう
ち、ベンゼWスルホン酸、p−トルエンスルホン酸など
の芳香族スルホン酸が特に有用である。
一般に、オレフィン重合触媒の製造に有用であることが
知られているアルキルアルモキサン化合物はいずれも本
発明の水素添加触媒の製造に使用できる。本発明触媒の
製造に有用なアルキルアルモキサン(alkylalu
moxane)化合物は環状でも鎖状でもよい。環状ア
ルキルアルモキサンは一般式(R−一へN−0)lで表
わすことができ、鎖状アルキルアルモキサンは一般式 %式% きる。これらの一般式において、Rは、炭素数1〜8の
アルキル基、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチ
ルおよびペンチルなどであり、mは3〜40の整数であ
り、nは1〜40の整数である。
本発明の好ましい態様では、Rがメチルであり、mが5
〜20の数、nが10〜20の数である。よく知られて
いるように、アルキルアルモキサンはアルキルアルミニ
ウムを水と反応させることにより製造できる。一般に、
得られる生成物は、鎖状および環状化合物双方の混合物
である。
周知のように、アルキルアルミニウムと水との接触は、
いくつかの方法で行うことでかできる。
例えば、アルキルアルミニウムをまず、トルエン又は脂
肪族炭化水素のような適切な溶媒に溶解し、次いで、そ
の溶液を比較的少量の水分を含む同様の溶媒と接触させ
ることができる。あるいは、アルキルアルミニウムを水
和した硫酸銅または流酸第−鉄のような水和塩と接触さ
せてもよい。この方法を用いるときは序、水和した硫酸
第一・鉄がよく使用される。この方法によれば、アルキ
ルアルミニウムをトルエンなどの適切な溶媒に溶解した
希釈溶液を水和した硫酸第一鉄と接触させる。−般に、
水和した硫酸第一鉄1モルを6〜7モルのトリアルキル
アルミニウムと接触させる。実際にアルキルアルミニウ
ムとしてトリメチルアルミニウムを使用すると、アルキ
ルアルミニウムがアルキルアルモキサンに変換するとと
もにメタンが発生する。
一般に、従来技術の中の水素添加触媒の製造に有用であ
ることが知られているHa、[a、もしくは[la族金
属のアルキル化物(alkyls)または水素化物はい
ずれも、本発明触媒の製造に使用できる。一般に、Ia
、[a、またはIIIalla族金属キル化物は、各ア
ルキル基が炭素数1〜8の同一または異なったアルキル
基である過アルキル化物(peralkyls)であり
、また水素化物は、アルキル水素化物(a l ky 
l hydr 1des )も同等に有用であるが、過
水素化物(perhydrides)である。アルミニ
ウム、マグネシウムおよびリチウムのアルキル化物およ
び水素化物が特に有用であり、これらの化合物が本発明
触媒の製造に好ましく使用される。
最も好ましいのはトリアルキルアルミニウムである。
一般に、1種以上のアルキルアルモキサンとIa、[a
もしくはlla族金属の1種以上のアルキル化物または
水素化物とを化合させ、次いで1種以上の■族金属化合
物と接触させるか、あるいは1種以上のアルキルアルモ
キサンとIa、IIaもしくはlla族金属の1種以上
のアルキル化物または水素化物とを連続的に1種以上の
■族金属化合物と接触させる。ただし、連続接触法を用
いるときは、最初に1種以上のアルキルアルモキサンを
1種以上の■族金属化合物と接触させる。これら2種の
方法のうち、連続接触法が最良の結果を与えるように思
われる。従って、連続接触法が好ましい。接触工程に関
しては、本発明者らはいかなる特別の理論にも束縛され
るのを望まないが、2種の異なった還元剤、すなわちア
ルキルアルモキサンおよびアルキル化物または水素化物
が、異なった反応生成物を生じさせるように■族金属化
合物と反応すると考えられる。また、なおもいがなる特
別の理論にも束縛されるのを望まないけれども、ra、
maおよびla族金属のアルキル化物および水素化物は
アルキルアルモキサンよりも強い還元剤であり、その結
果、もし■族金属がla、[aもしくはla族金属のア
ルキル化物まアルキルアルモキサンはほとんどまたは全
く寄与しないことになると考えられる。しかし、もし■
族金属が最初に1種以上のアルキルアルモキサンによっ
て還元されるならば、アルモキサンによって得られる反
応生成物が、Ia、IIa、もしくはla族金属のアル
キル化物または水素化物との反応によって更に還元され
得るか、さもなければ変化させられ得るのは明らかであ
る。一般に、接触が同時または連続的のいずれかで行わ
れても、1種以上のアルキルアルモキサンは、アルミニ
ウム対■族金属の原子比がt、5:1〜20;1の範囲
内になるのに十分な濃度で1種以上の■族金属化合物と
化合し、Ia、1[a、もしくはll1a金属の1種以
上のアルキル化物または水素化物は、Ia、IIa。
またはla族金属対■族金属の原子比が0.1:1〜2
0:1の範囲内になるのに十分な濃度で1種以上の■族
金属化合物と化合する。一般に、1種以上の■族金属化
合物と1種以上のアルキルアルモキサンと1種以上のア
ルキル化合物または水素化物との間の接触は20℃〜1
00℃の温度行われ、一般に、1〜120分間続けられ
る。連続接触法を使用するときには、2つの接触工程の
各々が、これと同じ範囲の時間続けられる。
一般に、水素添加触媒は、1種以上の■族金属化合物と
1種以上のアルキルアルモキサンおよびIa、Maもし
くは■aの族金属の1種以上のアルキル化物または水素
化物とを適切な溶媒中で化合させることにより製造され
る。一般に、該触媒の製造に用いられる溶媒は、従来技
術の中で公知の不飽和炭化水素ポリマー用溶媒として有
用である溶媒であれば何でもよい。好ましい溶媒として
は、ヘキサン、ヘプタン、オクタンなどの脂肪族炭化水
素、シクロペンタン、シクロヘキサンなどン の脂環式炭化水素、メチルシクロベタノ、メチルシクロ
ヘキサン、メチルシクロオクタンなどのアルキル置換脂
環式炭化水素、ベンゼンなどの芳香族炭化水素、デ卆孟
ッ、ヶトゥ1.な、。工、。
芳香族炭化水素、トルエン、キシレンなどのアルキル置
換芳香族炭化水素、クロロベンゼンなどのハロゲン化芳
香族炭化水素、並びに種々のジアルキルエーテル、ポリ
エーテル(特にジエーテー・般に、該触媒を水素添加反
応器へ供給する前に別の容器中で触媒成分を化合させる
ことによって製造される。
−・股に、本発明の水素添加触媒は、エチレン性不飽和
および/または芳香族不飽和を含む炭化水↓ 索または置換炭化水素を部分的にまた完全に水素添加す
るために使用できる。本発明触媒は、炭化水素ポリマー
および置換炭化水素ポリ7−の水素添加に特に有用であ
る。水素添加すべき炭化水素ポリマーまたは置換炭化水
素ポリマーがエチレン性不飽和および芳香族不飽和を共
に含むときは、本発明の水素添加触媒を、部分的、完全
または選択的水素添加可能な水素添加温度、水素分圧お
よび公称保持時間(non+1nal holding
 tia+eslで使用することができる。これに関し
ては、エチレン性不飽和、特にエチレン性不飽和基に含
まれる炭素原子の双方に炭化水素置換基がないもの、す
なわち、二重結合に含まれる少なくとも1個の炭素原子
に少なくとも1個の水素原子が結合したエチレン性不飽
和の方が、芳香族不飽和よりも穏和な水素添加V条件で
水素添加されることが認められる。
その結果、選択的水素添加は、エチレン性不飽和の少な
くとも−・部が水素添加され、一方、芳香族不飽和は木
質的に全く水素添加されないように行うことができる。
実際に、本発明の水素添加触媒を用いると、エチレン性
不飽和内に含まれる両方の炭素原子上に炭化水素置換基
を有しないエチレン性不飽和が実質的に全部飽和され、
一方、芳香族不飽和は本質的に全く水素添加されないよ
うな選択的水素添加を行うことができる。しかし、もつ
と過酷な条件では、少なくとも−・部の芳香族不飽和も
水素添加され、もし接触を十分な時間続けると、実質的
に全てのエチレン性および芳香族不飽和を水素添加する
ことができる。
本発明の水素添加触媒を使用すると、本質的にエチレン
性および/または芳香族不飽和を含むいがなるポリマー
も水素添加することかできる。また、本発明の水素添加
触媒は、ポリマー内に含まれ得るいかなるアセチレン性
不飽和も水素添加する。しかし、一般に、ポリマーまた
は他の不飽和化合物は種々の官能基で置換されていても
よいけれども、本発明の水素添加触媒を用いて+−4実
際に水素添加されるポリマーまたは他の不飽和化合物は
、該触媒または該触媒の製造に使用される成分と反応し
て該触媒を失活させる官能基は本質的に含むべきではな
い。−・般に、そのような官能基としては、強酸(p口
〈5〉のものおよび強塩基(pH> 9 )のものの双
方が挙げられる。従って、炭化水素化合物上にあっても
よい置換基は、水に溶解したときのp口が5〜9の範囲
内にあるものである。
本発明の水素添加触媒は、エチレン性不飽和および/又
は芳香族不飽和を含むポリマーの水素添加に特に有効で
ある。よく知られているように、エチレン性不飽和を含
むポリマーは、1種以上のポリオレフィン、特にジオレ
フィンを重合することにより製造できる。該ポリオレイ
ンは単独で重合してもよく、あるいは、アクリレート、
メタアクリレート、ビニルアルコール、ビニルエーテル
、モノオレフィン、ハロゲン化ビニルなどの他のごニル
モノマーと組み合わせて重合してもよい。芳香族不飽和
を含むポリマーは、1種以上のアルケニル芳香族炭化水
素を重合することにより製造Cきる。該アルケニル芳香
族炭化水素は単独(゛重合してもよく、あるいは、他の
共重合可能なビニルモノマーと組み合わせて重合しても
よい。例えば、アルケニル芳香族炭化水素は、モノオレ
フィン。
ビニルエステル、アリルエステル、ハロゲン化ビニルな
どと共重合してもよい。また、周知のように、ポリオレ
フィン、特に共役ジオレフィンとアルケニル芳香族炭化
水素、特に七ノアルケニル芳香族炭化水素とを共重合し
て、エチレン性不飽和および芳香族不飽和を共に含むポ
リマーを製造することができる。本発明の水素添加触媒
を用いると、ポリマー内に含まれるエチレン性不飽和を
部分的にまたは実質的に完全に水素添加することができ
る。また、本発明の水素添加触媒を用いると、エチレン
性不飽和および芳香族不飽和を共に含むポリマー内の両
タイプの不飽和を部分的にまたは完全に水素添加するこ
ともできる。更に、本発明の水素添加触媒を用いると、
エチレン性不飽和および芳香族不飽和を共に含むポリマ
ー内のエチレン性不飽和を選択的に水素添加することが
て・きる。
本明m書中で使用する「選択的水素添加1とは、エチレ
ン性不飽和は水素添加されるが、芳香族不飽和は水素添
加されないか、または水素添加されたエチレン性不飽和
の量が水素添加された芳香族不飽和の量よりかなり多く
なるように行われる水素添加を意味する。
従来技術で周知のように、エチレン性および/または芳
香族不飽和を含むポリマーは、yri離ラジラジカルイ
オンおよび陰イオンの1m始剤または重合触媒を用いて
製造することができる。また、このようなポリマーは、
塊状重合法、溶液重合法または乳化重合法によっても製
造することができる。
もちろん、全てのポリマーがこれらの開始剤または触媒
の各々を用いて製造できるわけではなく、また、全ての
ポリマーが種々の重合法の各々によって製造できるわけ
ではないことは従来技術の中で知られている。しかし、
その幾つかの触媒によってどのポリマーが合成され、種
々の重合法によりどのポリマーが合成されるかは従来技
術から周知であり、ここで詳しく論する必要はないだろ
う。
しかし、後でより詳しく示すように、ポリマーまたは他
の不飽和化合物の実際の水素添加は溶液中で行われる。
従って、本発明の水素添加方法にとって重要なのは、ポ
リマーまたは他の不飽和化合物が実際に溶媒に可溶であ
ることである。
上述のように、本発明の水素添加触媒は、エチレン性お
よび/または芳香族不飽和を含む炭化水素ポリマーの水
素添加に特に有用である。従って、本発明をそのような
ポリマーに言及して更に詳細に述べる。しかし、上述し
たように、そのような不飽和を含み、適切な溶媒に可溶
である炭化水素、置換炭化水素またはポリマーであれば
これらのいずれも本発明を更に詳細に説明することにな
る炭化水素ポリマーに代えて用いることができることは
心に留めておくべきである。また、実際に水素添加され
るポリマーは塊状重合法、溶1ff1重合法または乳化
重合法によって製造できるが、上述したように、本発明
は溶液中で製造したポリマーに特↓ に有効である。そ理由は、ポリマーが溶液のままでポリ
マー合成された直後に水素添加を行うことができること
による。しかし、塊状重合法または乳化重合法によって
ポリマーを製造した場合には、そのポリマーを回収後、
溶媒に溶解することにより本発明の水素添加触媒を用い
て水素添加を行うことGができる。
周知のように、共役ジオレフィンのホモポリマ、共役ジ
オレフィンのコポリマー、および1種以上の共役ジオレ
フィンと1種以上の他のモノマ、特にモノアルケニル芳
香族炭化水素モノマーとのコポリマーは、一般に、溶液
中で陰イオン重合開始剤を用いて製造され、本発明の水
素添加触媒は、このようなポリマーの部分的、完全およ
び選択的水素添加に特に有効である。よく知られている
ように、このようなポリマーはランダム、先細(tap
ered) 、ブロックまたは放射状のいずれでもよい
。一般に、この種のポリマーは、重合すべき1種又は複
数のモノマーを適切な溶媒中、−150℃〜300℃、
好ましくは0℃〜100℃の温度で有機アルカリ金属化
合物と接触することにより製造される。ポリマーを先細
にすべきときは、ポリマー内に含まれるべきモノマー全
部を重合開始時に御粘に導入することが多い、ポリマー
をランダムにすべきときは、一般にランダム化剤(ra
ndamizing agent)を使用する。ボIJ
 ?−線状ブロックにすべきときは一般にモノマーを連
続的に重合し、また放則状ポリマーにすべきとぎは、先
ずポリマーアームを作り、次いで十分なカップリング剤
gを用いて結合する。特に有効な陰イオン重合開始剤は
、一般式: %式% [式中、Rは、炭素数1〜20の脂肪族、脂環式。
芳香族またはアルキル置換芳香族炭化水素基であり、n
は1〜4の整数である]を有する有機リチウム化合物で
ある。
個々にまたは組み合わせて陰イオン重合することのでき
る共役ジオレフィンとしては、1,3−ブタジェン、イ
ソプレン、ピペリレン、メチルペンタジェン、フェニル
ブタジェン、3.4−ジメチル13−へキサジエン、4
,5〜ジエチル−1,3オクタジエンなどの炭素数4〜
12の共役ジオレフィンが挙げられる。このようなポリ
マーにおいて共役ジオレフィンである。上述したように
、陰イオン開始剤によって製造される共役ジオレフィン
ポリマーは、1種以上の他のモノマー、特にモノアルケ
ニル芳香族炭化水素モノマーを含んでもよい。好ましい
モノアルケニル芳香族炭化水素モノマーとしては、スチ
レン、種々のアルキル置換スチレン、アルコキシ置換ス
チレン、ビニルナフタレン、アルキル置換ビニルナフタ
レンなどが挙げられる。本発明の水素添加触媒を用いて
水素添加できる共役ジオレフィンポリマーとしては、米
国特許第3.135.716号、同3.150.209
号。
同3.496.154号、同3.498.960号、同
4.145.298号および同4,238,202号明
細書に記載されたホモポリマーおよびコポリマーが挙げ
られる。また、本発明の水素添加触媒を用いて部分的に
、完全にまたは選択的に水素添加することができる共役
ジオレフィンポリマーとしては、米国特許第3.231
,635号、同3.265.765号および同3,72
2.856号明m書に記載されているようなブロックコ
ポリマーが挙げられる。
一般に、本発明に従って水素添加することができる線状
ブロックコポリマーとしては、一般式:%式%) [式中、Aは主として七ノアルヶニル芳香族炭化水素モ
ノマー単位を含む重合ブロックであり、Bは主として共
役ジオレフィンモノマー単位を含む−!− 重合ブロックであり、XおよびZは独立しOまたは1の
数であり、yは1−15の数(whole numbe
r)である。コによって表わされるものが挙げられる。
更に本発明の水素添加触媒を用い4部分的に、完全にま
たは選択的に水素添加することができる共役ジオレフィ
ンポリマーとしては、米国特許第4033.888号、
同 4,077.893号、同 4,141,847号
同4,391,949号および同4.444.953号
明細書に記載されているような放射状ブロックコポリマ
ーが挙げられる。
本発明の水素添加触媒を用いて水素添加することができ
る放射状ブロックコポリマーとしては、一般式: %式% 1 1式中、A、B、X、”II/および2は前記の意味を
有し、nは3〜30の数であり、Cは多官能性カップリ
ング剤を用いて形成される飲用状ポリマーのコアまたは
核であり、B′は主として共役ジオレフィン単位を有す
る重合ブロックであってBと同じでも異なっていてもよ
く、n′およびn″は各々の型のアーム数を示す整数で
あってn r + n LJの和が3〜30の数である
]で表わされるものが挙げられる。
ブロック組成に関して本明細書中で使用する「主として
」という記述は、該ブロックの主成分(少なくとも85
%)を意味するが、他の共重合可能なモノマーが存在し
てもよい。
一般に、本発明の水素添加触媒による不飽和化合物の水
素添加は、従来技術の中で、公知の該化合物用のいかな
る溶媒中で行ってもよい。そのような溶媒としては、直
鎖脂肪族炭化水素、分枝鎖脂肪族炭化水素、脂環式炭化
水素、アルキル置換脂環式炭化水素、芳香族炭化水素、
アルキル直換芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、鎖
状および環状エーテルなどが挙げられる。好ましい溶媒
としては、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、
シクロヘキサン、シクロへブタン、メチルシクロヘキサ
ン、ハンゼン、トルエン、キシレン。
クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ジエチルエーテル
、テトラヒドロフランなどが挙げられるが、これらに限
定されるものではない。一般に、ポリマーと溶媒との溶
液は、1〜30重量%のポリマーと99〜70重量%の
溶媒とを含む。
一般に、水素添加は、温度20〜175℃、全圧446
〜34575kPa(50〜5,000psiq)およ
び水素分圧446〜20786kPa(50〜3.OO
Opsig)の範囲内で行う。
−・般に、触媒またはその成分は、水素添加される0、
45361(g(1ボンド)のポリマーまたは他の不飽
和化合勘当たり■族金属が0.2〜100ミリモルとな
るような十分なI!i1度で添加する。一般に、接触卒 は、水素添加条件で10〜360分公称保持時間にわた
って続ける。もちろん、水素添加条件をもっと厳しくし
て公称保持時間を長くするとポリマーの水素添加は完全
またはほぼ完全になるが、より穏和な水素添加条件で保
持時間を短くすると部分的水素添加に都合が良く、エチ
レン性不飽和と芳香族不飽和との間の選択的水素添加を
行うのに使用できることが認められる。水素添加の程度
を調節するのに利用できるいくつかの変数のうち、水素
添加の程度に対して、特に選択的水素添加を所望チレン
性不飽和の水素添加と芳香族不飽和の水素添加との間の
選択性に対する影響が小さい。もちろん、公称保持時間
は、エチレン性不飽和または芳香族不飽和の部分的水素
添加を所望する場合の水素添加程度にかなり影響を及ぼ
す。
一般に、エチレン性不飽和と芳香族不飽和との間の選択
的水素添加は、温度20〜100℃、全圧446〜69
96kPa (50〜1.000ps ig )および
水素分圧選択的水素添加が行われる。一般に、本発明の
水素添加触媒を使用すると、ポリマー内に含まれる芳香
族不飽和を水素添加することなしに、同じポリマー内に
含まれるエチレン性不飽和を実質的に完全に水素添加す
ることができる。このようなポリマー内のエチレン性不
飽和の部分的水素添加は、もちろん、公称保持時間、温
度および/または水素分圧を下げることにより行われる
。一般に、部分的、完全および/または選択的水素添加
は、ポリマーを分解することなしに行われる。
本発明者らは、如何なる特定の理論にも束縛されるのを
望まないが、本発明の水素添加触媒の製造に使用される
成分を配合すると反応が起きて触媒が生成すると考えら
れる。このようにして生成した触媒は、安定であり、使
用するまで比較的長期間貯蔵できる。
ポリマーの水素添加が完了した後に、ポリマー溶液にア
ルコールなどの極性化合物を加え、ポリマーをクラム(
crumb)として沈澱させることにょリフラムとして
取り出すことができる。あるいは、溶液を水蒸気または
熱水に接触させ、次いで共沸蒸留により溶媒を除去して
もよい。−・般に、これらの取り出し方法によって、触
媒のかなりの部分も効率良く除去される。しかし、更に
触媒の除去を所望するときは、従来技術で周知の方法を
使用してもよい。
本発明方法により%l造される水素添加ポリマーは、該
水素添加ポリマーに関して従来技術で周知のいかなる応
用にも使用できる。例えば、水素添加共役ジオレフィン
ポリ−は、改善されたグリーン強度(fJreen 5
trent1th)およびコールドフロー(cold 
flow)特性を有し、粘土指数(Vl)向上剤や衝撃
改質剤として、あるいは接着剤組成物中などに使用でき
る。同様に、選択的に水素添加された共役ジオレフィン
−モノアルケニル芳香族炭化−シ 水素ポリマーは、種々鋳型成形組成物や接着Ni組成物
中で、あるいは■向上剤として使用できる。
本発明の好ましい態様においては、1種以上のニッケル
および/または]バルトのカルボン酸塩、最初に−・股
式(R−A、o−o>IllおよびR(R−1−0)。
AuR2[式中、R1まメチル基であり、mは5へ、2
0の数であり、n(ま10〜20の数である]を有する
アルキルアルモキサン類の混合物と、次いで1種以上の
トリアルキルアルミニウム(各アルキル基は炭素数1〜
5で、同一でも異なっていてもよい)とN統帥に化合さ
せて水素添加触媒を製造する。1種以上のニッケルおよ
び/またはコバルトのカルボンlll塩とアルミニ92
5〜60℃の温度で行う。
好ましくは、1種以上のアルキルアルモキサンとの接触
を、All :Ni、AN :CoまたはA1:N i
 +GOの原子比がモルまたは原子基準で2:1〜12
:1の範囲内になるように行い、1種以上のトリアルキ
ルアルミニウムとの接触を、AI:NAJ:Coまたは
Aj!:Ni+Coの原子比が1:1〜10・1の範囲
内になるように行う。1種以上のニッケルおよび/また
はコバルトのカルボン酸塩と1種以上のアルキルアルモ
キサンとの間の接触を15〜60分の公称保持時間にわ
たって続け、次 いで、このようにして得られた反応生成物に1種明の特
に好ましい実施態様においては、カルボン酸ニッケルを
オクタン酸ニッケルおよびエチルへ主すン酸ニッケルか
ら成る群から選択し、また脂環式炭化水素溶媒がシクロ
ヘキサンである。本発明の好ましい方法においては、好
ましい触媒を用いて、主として七ノアルケニル芳香族炭
化水素七くとも1種の重合ブロックとからなるブロック
コポリマーを選択的に水素添加する。好ましい実施態様
においては、モノアルケニル芳香族炭化水素ポリマーブ
ロックの重量平均分子量か’$ 5,000〜40.0
00であり、共役ジオレインポリマーブロックの重量平
均分子量が25,000〜125,000である。好ま
しくは、水素添加を脂環式炭化水素溶媒中で行い、溶液
は、10〜25重呈%のポリマーと75〜25重量%の
溶媒を含む。好ましくは、水素添加を、温度20〜10
0℃、全圧446〜699GkPa(50〜1、0OO
psiill)および水素分圧446〜6651kPa
(50〜95hsig)の範囲内で、0.4536に9
 (1ボンド〉のポリマ−5たり1〜10ミリモルのN
iおよび/またはCoの存在下に行う。その水素添加条
件は、30〜240分の公称保持時間続けるのが好まし
い。選択的水素添加は、ポリマー内に最初に含まれてい
たエチレン性不飽和の少なくとも80%および同ポリマ
ー内に含まれている芳香族不飽和の5%未満を水素添加
するように行う。好ましくは好適触媒を使用して、ポリ
マー内に最初に含まれていたエチレン性不飽和の少なく
とも95%を水素添加し、同ポリマー内に含まれている
芳香族不飽和は本質的に全く水素添加しないように選択
的水素添加を行う。
このように、本発明並びにその好ましい実施態様および
最も好ましい実施態様についで幅広く説明してきたが、
本発明は、以下の実施例により更に明白になると考えら
れる。しかし、以下の実施例は説明の目的のためのみに
呈示するものであり、本発明はこれに限定されるもので
はない。
実施例1 この実施例では、最初にシクロヘキサン中、25℃でメ
チルアルモキサン(methylalumoxane)
を2−エチルヘキサン酸ニッケルと化合し、次いでトリ
エチルアルミニウムを加えることにより水素添加触媒を
合成した。この実施例の触媒製造において、2−エチル
へ4=サン酸ニツケルと化合するアルモキサンの量は、
アルモキサン−2−エチルヘキサン酸ニッケル混合物の
AN:Ni原子比が31となるのに十分す量とした。2
−エチルヘキサン酸ニッケルの接触を30分間続けた後
、トリエチルアルミニウムを加えた。トリエチルアルミ
ニウムの添加に際しては、/1(t−リエチルアルミニ
ウム由来):N1の原子比が1:1となるのに十分な醋
を加えた。トリエチルアルミニウムの添加(L更に30
分間接触を続けた。便宜上、この触媒を以下「触* 1
 jと称する。この触媒を製造して短時間のうちに、実
施例3にまとめられたように該触媒をブロックコポリマ
ーの水素添加に使用した。
実施例2 この実施例では、最初にエチルアルモキサンをシクロヘ
キサン中、25℃で2−エチルヘキサン酸ニッケルと化
合し、次いでトリエチルアルミニウムを添加すことによ
り水素添加触媒を製造した。
この実施例の触媒の製造において、2−エチルヘキサン
酸ニッケルと化合させるアルモキサンの量は、アルモキ
サン−2−1デルヘキサン酸ニッケル混合物のAj:N
i原子比が3;1となるのに十分な量とした。2−エチ
ルヘキサン酸ニッケルとトリエチルアルミニウムを加え
た。トリエチルアルミニウムの添加に際しては、1l(
t−リヂエルアルミニウム由来):Niの原子比が1°
1となるのに十分な吊を加えた。トリエチルアルミニウ
ムの添加後、更に30分間接触を続けた。便宜上、この
触媒を以下「触媒2」と称する。この触媒を製造して短
時間のうちに、実施例3にまとめたように該触媒をブロ
ックコポリマーの水素添加に使用した。
比較例1 この比較例では、2−エチルヘキサン酸ニッケルをシク
ロヘキサン中、25℃でトリエチルアル箋ニウムと化合
させることにより触媒を調製した。
この触媒調製では、2−エチルヘキサン酸ニッケルおよ
びトリエチルアルミニウムをAN:Ni原子比が2.2
:1になるように化合させた。この触で 媒(以下、「触媒CIJと称する)を調製しft短時間
のうちに、実施例3にまとめたように該触媒をブロック
コポリマーの水素添加に使用した。
比較例2 この比較例では、2−エチルヘキサン酸ニッケルをシク
ロヘキサン中、25℃でメチルアルモキサンと化合させ
ることにより触媒を調製した。この触媒調製では、2−
エチルヘキサン酸ニッケルJjよびメチルアルモキサン
をAN:Ni原子比が41になるように化合させた。こ
の触媒(以下、「触fic2Jと称する)を調製して短
時間のうちに、実施例3にまとめたように該触媒をブロ
ックコポリマーの水素添加に使用した。
比較例3 この比較例では、2−エチルヘキサン酸ニッケルをシク
ロヘキサン中、25℃でエチルアルモキサンと化合させ
ることにより触媒を調製した。この触媒温′!A′C″
は、2−xチルI\キサン酸ニッケルおよびニブルアル
モキサンをA、O:Ni原子比が3:1になるように化
合させた。この触!I(以下、「触IC3Jと称する)
を調製して短時間のうらに、実施例3にまとめたように
該触媒をブロックコポリマーの水素添加に使用した。
実施例3 この実施例では、実施例133よび2並びに比較例1〜
3で製造又は調製した5種類の触媒を用いて、両末端が
各々の重量平均分子!17,200のポリスチレンブロ
ックであり、中央が重囲平均分子量35.300のポリ
ブタジェンブロックである線状トリブロックコポリマー
の水素添加を行った。各水素添加実験において、ポリマ
ーをシクロヘキサンに溶解した。その溶液は20重品%
のポリマーおよび80重呈%のシクロヘキサンを含む。
各実験において、ポリマー溶液をオートクレーブに充填
し、全圧6306kPa(900psio)および水素
分圧(i306kPa(900psig)でオートフレ
)6内容物を水素でおおい、次いでその内容物を70℃
に加熱した。次に、十分な量の触媒をオートクレーブ中
に注入した。
このとき、全溶液に対するNi含量を100ppH(重
恐〉とした。触媒注入後、反応媒体の温度を90℃まで
上げた。次いで、水素分圧を6306kPa(900E
ISi(])に保持しながら、オートクレーブの内圭 古物りれらの条件で3時間保持した。反応媒体のサンプ
ルを30分後、60分後、2時間後および実験完了後に
反応器から採取し、飽和された最初のエチレン性不飽和
の%を分析して求めた。水素添加の程度は、オゾン滴定
を用いて測定した。ポリマーとオゾンとの間の接触は2
5℃で行った。ポリマ−と実際に反応するオゾン量を測
定し、この値を用いて残存するエチレン性不飽和の旦を
求めた。
5つの実験の各々で実際に得られた結果を下記の表にま
とめて示す。
一五一 2    4:1   89.4 CI    2.2:1   83.OC24:1  
 12.3 C33:1   87.3 95.1   96.0 88.5   92.7 41.5   70.0 94.5   95.0 96.2 93.4 86.7 95.7 上記の表にまとめたデータから明らかなように、本発明
触媒(触媒N091および2)は、スチレン−ブタジェ
ンおよびスチレン−イソプレンブロックコポリマーを選
択的に水素添加するために工業的に使用されている公知
の触媒(触媒N01CI>と比較して、最初のエチレン
性不飽和に対する3時間後の転換率が増加している。ま
た、上記の表にまとめたデータから明らかなように、メ
ヂルアル Pモキザンを用い(製造した本発明の触媒(触媒No、
1)は、初期活性が公知の水素添加触媒よりも小さいが
、メチルアルモキサンのみを用いて調製した触媒(触媒
No、C2>よりも大きい。従って、メチルアルモキサ
ンを用い(製造した本発明の水素添加触媒のこの性質に
より、部分的水素添加を所望する場合には、部分的水素
添加をかなり効果的に調節することができる。これに関
しては、触媒C1を用いるとわずか30分で!初のエチ
レン性不飽和の83%が転換されるがメチルアルモキサ
ンを用い゛′C製造した本発明触媒による転換率は、3
0分後ではわずか30.0%にすぎないことに注目すべ
きである。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)1種以上のVIII族金属化合物を、1種以上のアル
    キルアルモキサン並びに元素周期表の I a、IIaおよ
    びIIIa族から選択される金属の1種以上のアルキル化
    物または水素化物と化合させることよって製造される触
    媒。
  2. (2)1種以上の前記アルキルアルモキサンおよび1種
    以上の前記アルキル化物または水素化物を、最初に1種
    以上のアルキルアルモキサンと接触させる1種以上の前
    記VIII族金属化合物と連続的に化合させることを特徴と
    する請求項1に記載の触媒。
  3. (3)1種以上の前記VIII族金属化合物を、金属カルボ
    キシレート、金属アルコキシド、金属キレート、イオウ
    含有酸の金属塩、イオウ含有酸部分エステルの金属塩並
    びに脂肪族および芳香族スルホン酸の金属塩から選択す
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の触媒。
  4. (4)1種以上の前記VIII族金属化合物、1種以上の前
    記アルキルアルモキサンおよび1種以上の前記アルキル
    化物または水素化物を、(アルキルアルモキサンからの
    )アルミニウム対VIII族金属の原子比が1.5:1〜2
    0:1の範囲内となり、且つ(アルキル化物および水素
    化物からの)アルミニウム対VIII族金属の原子比が0.
    1:1〜20:1の範囲内となるのに十分な比で化合さ
    せることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記
    載の触媒。
  5. (5)1種以上の前記VIII族金属化合物が、金属カルボ
    キシレートまたは金属アルコキシドである請求項1〜4
    のいずれか一項に記載の触媒。
  6. (6)前記金属カルボキシレートまたは金属アルコキシ
    ドが1〜50個の炭素原子を含む請求項5に記載の触媒
  7. (7)前記金属カルボキシレートまたは金属アルコキシ
    ドが5〜30個の炭素原子を含む請求項5に記載の触媒
  8. (8)前記VIII族金属をニッケルおよびコバルトからな
    る群から選択する請求項1〜7のいずれか一項に記載の
    触媒。
  9. (9)1種以上の前記VIII族金属化合物が2−エチルヘ
    キサン酸ニッケルである請求項8に記載の触媒。
  10. (10)1種以上の前記アルキルアルモキサンがメチル
    アルモキサンである請求項1〜9のいずれか一項に記載
    の触媒。
  11. (11)1種以上の前記アルキルアルモキサンがエチル
    アルモキサンである請求項1〜9のいずれか一項に記載
    の触媒。
  12. (12)前記アルキル化物または水素化物がトリアルキ
    ルアルミニウムである請求項1〜11のいずれか一項に
    記載の触媒。
  13. (13)エチレン性および/または芳香族不飽和を含有
    する化合物を水素添加する方法であつて、下記の工程: (a)前記化合物を、適切な溶媒中、請求項1〜12の
    いずれか一項に記載の触媒の存在下で水素と接触させる
    工程と、 (b)工程(a)における接触を十分な時間維持して前
    記化合物内に含まれるエチレン性および/または芳香族
    不飽和の少なくとも一部を変換する工程と、  (c)水素添加化合物を取り出す工程と を包含する方法。
  14. (14)工程(a)における接触を、温度20〜175
    ℃、全圧446〜34,515kPaおよび水素分圧4
    46〜20,786kPaの範囲内で行う請求項13に
    記載の方法。
  15. (15)工程(a)における接触を、10〜360分の
    公称保持時間続ける請求項14に記載の方法。
  16. (16)工程(a)における接触を、温度20〜100
    ℃、全圧446〜6996kPaおよび水素分圧446
    〜6651kPaの範囲内で行う請求項13に記載の方
    法。
  17. (17)工程(a)における接触を、30〜240分の
    公称保持時間続ける請求項16に記載の方法。
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