JPH0332156Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0332156Y2 JPH0332156Y2 JP4039984U JP4039984U JPH0332156Y2 JP H0332156 Y2 JPH0332156 Y2 JP H0332156Y2 JP 4039984 U JP4039984 U JP 4039984U JP 4039984 U JP4039984 U JP 4039984U JP H0332156 Y2 JPH0332156 Y2 JP H0332156Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shape memory
- memory alloy
- speaker
- signal
- contracts
- Prior art date
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- Expired
Links
- 229910001285 shape-memory alloy Inorganic materials 0.000 claims description 26
- 230000005236 sound signal Effects 0.000 claims description 6
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 3
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 3
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 238000011017 operating method Methods 0.000 description 1
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案はスピ−カ−に係り、特に、形状記憶合
金の伸縮によつて振動板を駆動するようにしたも
のに関する。
金の伸縮によつて振動板を駆動するようにしたも
のに関する。
[従来技術]
一般に、スピ−カ−の動作方式としては大別し
てダイナミツク型、マグネチツク型、コンデンサ
−型等があるが、夫々の方式特有の長所、短所が
あつた。
てダイナミツク型、マグネチツク型、コンデンサ
−型等があるが、夫々の方式特有の長所、短所が
あつた。
即ち、ダイナミツク型は最も広い用途に用いら
れており、音質も良いが、大きなマグネツトを必
要とするため重量が重くなり、また、ボイスコイ
ルの保持構造も比較的複雑となるため高価になる
という欠点がある。また、マグネチツク型は構造
が簡単ではあるが、音質が悪く、現在ではあまり
用いられていない。コンデンサ−型は音質が非常
に優れてはいるが、高圧の直流バイアスが必要と
なり、また、装置が大型化する等の問題があつ
た。
れており、音質も良いが、大きなマグネツトを必
要とするため重量が重くなり、また、ボイスコイ
ルの保持構造も比較的複雑となるため高価になる
という欠点がある。また、マグネチツク型は構造
が簡単ではあるが、音質が悪く、現在ではあまり
用いられていない。コンデンサ−型は音質が非常
に優れてはいるが、高圧の直流バイアスが必要と
なり、また、装置が大型化する等の問題があつ
た。
[考案の目的]
本考案は上記した点に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、構造が極めて簡単且つ軽量であ
ると共に良好な音質が得られるようにしたスピ−
カ−を提供することにある。
り、その目的は、構造が極めて簡単且つ軽量であ
ると共に良好な音質が得られるようにしたスピ−
カ−を提供することにある。
[考案の構成]
本考案に係るスピ−カ−は、
温度変化により伸縮する形状記憶合金と、該形
状記憶合金の伸縮に伴つて振動するように配置さ
れた振動板と、上記形状記憶合金に該形状記憶合
金を駆動する信号(熱駆動信号)を与えるための
駆動回路とを備え、形状記憶合金への熱駆動信号
に伴う形状変形によつて発音させるように構成さ
れている。
状記憶合金の伸縮に伴つて振動するように配置さ
れた振動板と、上記形状記憶合金に該形状記憶合
金を駆動する信号(熱駆動信号)を与えるための
駆動回路とを備え、形状記憶合金への熱駆動信号
に伴う形状変形によつて発音させるように構成さ
れている。
[実施例]
本考案に係るスピ−カ−の実施例を図面に基づ
いて説明する。
いて説明する。
図中、1はスピ−カ−ユニツト部を示し、2は
フレ−ム、3はエツジ4により支持された振動板
である。5は形状記憶合金であつて、その一端は
フレ−ム2に取り付けられ、また、その他端は上
記振動板3に取り付けられている。上記形状記憶
合金5は振動ストロ−クを大きくするためコイル
状に巻かれていると共に、その上端側及び下端側
には夫々電極6が取り付けられていて、給電する
ことにより、発熱するようになつている。従つ
て、形状記憶合金は発熱に伴つてあらかじめ記憶
した形状に変形し、また、冷却によつて変形前の
形状に復帰するため、これに取り付けられた振動
板3を入力信号の大小に応じて振動させることが
できスピ−カ−として動作させることができる。
7はスピ−カ−ユニツト部1を駆動するための駆
動回路であつて、音声信号に或る所定レベルの直
流バイアスを重畳することにより、音声信号に比
例した量の熱駆動信号を供給するようになつてい
る。
フレ−ム、3はエツジ4により支持された振動板
である。5は形状記憶合金であつて、その一端は
フレ−ム2に取り付けられ、また、その他端は上
記振動板3に取り付けられている。上記形状記憶
合金5は振動ストロ−クを大きくするためコイル
状に巻かれていると共に、その上端側及び下端側
には夫々電極6が取り付けられていて、給電する
ことにより、発熱するようになつている。従つ
て、形状記憶合金は発熱に伴つてあらかじめ記憶
した形状に変形し、また、冷却によつて変形前の
形状に復帰するため、これに取り付けられた振動
板3を入力信号の大小に応じて振動させることが
できスピ−カ−として動作させることができる。
7はスピ−カ−ユニツト部1を駆動するための駆
動回路であつて、音声信号に或る所定レベルの直
流バイアスを重畳することにより、音声信号に比
例した量の熱駆動信号を供給するようになつてい
る。
第2図は他の実施例を示し、温度−伸縮特性が
相互に逆である2組の形状記憶合金8,9が並列
的に設けられており、図示例ではばね状に加工し
た形状記憶合金がフレ−ム2と振動板3との間に
同軸上に配置され、夫々の形状記憶合金の伸縮力
のつり合う状態となつている。また、この実施例
では2組の形状記憶合金8,9に夫々電力を供給
するため、2組のアンプA,Aを備え、ロ−パス
フイルタLPFを通過した音声信号が、一方のア
ンプにはバツフアアンプBを介して、他方のアン
プには位相反転バツフアアンプBIを介して夫々
入力されるようになつている。つまり、所定のバ
イアス電流を基準として、音声信号の変化を形状
記憶合金8,9に夫々逆相となる信号として乗せ
ることにより、夫々の電流の絶対値は一方が増
加、他方が減少することとなり、記憶形状の違
う、形状記憶合金の特性を制御し、スピ−カ−を
駆動させている。したがつて、上記2組の形状記
憶合金8,9は同一方向に作動させることがで
き、しかも、供給電圧の増加、減少に伴う発熱放
熱による変位量の非対称性を相殺することがで
き、リニアリテイを向上させることができる。こ
のため超低域用スピ−カ−として利用すれば大振
巾が容易に得られるという利点がある。
相互に逆である2組の形状記憶合金8,9が並列
的に設けられており、図示例ではばね状に加工し
た形状記憶合金がフレ−ム2と振動板3との間に
同軸上に配置され、夫々の形状記憶合金の伸縮力
のつり合う状態となつている。また、この実施例
では2組の形状記憶合金8,9に夫々電力を供給
するため、2組のアンプA,Aを備え、ロ−パス
フイルタLPFを通過した音声信号が、一方のア
ンプにはバツフアアンプBを介して、他方のアン
プには位相反転バツフアアンプBIを介して夫々
入力されるようになつている。つまり、所定のバ
イアス電流を基準として、音声信号の変化を形状
記憶合金8,9に夫々逆相となる信号として乗せ
ることにより、夫々の電流の絶対値は一方が増
加、他方が減少することとなり、記憶形状の違
う、形状記憶合金の特性を制御し、スピ−カ−を
駆動させている。したがつて、上記2組の形状記
憶合金8,9は同一方向に作動させることがで
き、しかも、供給電圧の増加、減少に伴う発熱放
熱による変位量の非対称性を相殺することがで
き、リニアリテイを向上させることができる。こ
のため超低域用スピ−カ−として利用すれば大振
巾が容易に得られるという利点がある。
[考案の効果]
本考案に係るスピ−カ−によれば、温度変化に
より伸縮する形状記憶合金によつて振動板を振動
させるように構成されているからマグネツト等の
磁気回路は一切不要であり、低域用スピ−カ−と
して小型軽量化を図ることができる。しかも、ダ
イナミツク型におけるボイスコイルの保持構造の
如き精度を要する加工は不必要であるから安価に
製造することができる等の特長がある。
より伸縮する形状記憶合金によつて振動板を振動
させるように構成されているからマグネツト等の
磁気回路は一切不要であり、低域用スピ−カ−と
して小型軽量化を図ることができる。しかも、ダ
イナミツク型におけるボイスコイルの保持構造の
如き精度を要する加工は不必要であるから安価に
製造することができる等の特長がある。
図面は本考案に係るスピ−カ−の実施例を示
し、第1図は断面図、第2図は他の実施例を示す
一部切欠した斜視図及び駆動回路のブロツク図で
ある。 1…スピ−カ−ユニツト、2…フレ−ム、3…
振動板、5,8,9…形状記憶合金、7…駆動回
路。
し、第1図は断面図、第2図は他の実施例を示す
一部切欠した斜視図及び駆動回路のブロツク図で
ある。 1…スピ−カ−ユニツト、2…フレ−ム、3…
振動板、5,8,9…形状記憶合金、7…駆動回
路。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 温度変化により伸縮する形状記憶合金と、該
形状記憶合金の伸縮に伴つて振動するように配
置された振動板と、上記形状記憶合金に音声信
号を与えるための駆動回路とから構成されてい
ることを特徴とするスピ−カ−。 (2) 上記駆動回路には直流バイアス電源が含まれ
ており、直流バイアスに音声信号を重畳した信
号で上記形状記憶合金が駆動されることを特徴
とする実用新案登録請求の範囲第1項記載のス
ピ−カ−。 (3) 上記形状記憶合金として温度〜伸縮特性が相
互に逆である2組の形状記憶合金が用いられて
いると共に、上記駆動回路は上記夫々の形状記
憶合金に逆相で増減する駆動信号を夫々供給す
るように接続されていることを特徴とする実用
新案登録請求の範囲第1項記載のスピ−カ−。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4039984U JPS60153099U (ja) | 1984-03-23 | 1984-03-23 | スピ−カ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4039984U JPS60153099U (ja) | 1984-03-23 | 1984-03-23 | スピ−カ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60153099U JPS60153099U (ja) | 1985-10-12 |
JPH0332156Y2 true JPH0332156Y2 (ja) | 1991-07-08 |
Family
ID=30549250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4039984U Granted JPS60153099U (ja) | 1984-03-23 | 1984-03-23 | スピ−カ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60153099U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010517346A (ja) * | 2007-01-22 | 2010-05-20 | ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー | スピーカアクチュエータ |
-
1984
- 1984-03-23 JP JP4039984U patent/JPS60153099U/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010517346A (ja) * | 2007-01-22 | 2010-05-20 | ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー | スピーカアクチュエータ |
US9197968B2 (en) | 2007-01-22 | 2015-11-24 | Sony Corporation | Loudspeaker actuator |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60153099U (ja) | 1985-10-12 |
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