JPS6025195Y2 - 圧電発音体 - Google Patents
圧電発音体Info
- Publication number
- JPS6025195Y2 JPS6025195Y2 JP6890181U JP6890181U JPS6025195Y2 JP S6025195 Y2 JPS6025195 Y2 JP S6025195Y2 JP 6890181 U JP6890181 U JP 6890181U JP 6890181 U JP6890181 U JP 6890181U JP S6025195 Y2 JPS6025195 Y2 JP S6025195Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piezoelectric
- sounding body
- diaphragm
- piezoelectric diaphragm
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Piezo-Electric Transducers For Audible Bands (AREA)
- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は圧電磁器板と金属板等の弾性体薄板を貼り合わ
せた構造、もしくは圧電磁器板を相互に貼り合わせた構
造の圧電振動板を駆動源として音を発生する圧電発音体
に関わり、この圧電発音体の音圧−周波数特性を平坦化
するための振動板のダイビング方法を提供し、メロディ
−や音声を再生するスピーカとして用いることのできる
圧電発音体を実現することを目的とする。
せた構造、もしくは圧電磁器板を相互に貼り合わせた構
造の圧電振動板を駆動源として音を発生する圧電発音体
に関わり、この圧電発音体の音圧−周波数特性を平坦化
するための振動板のダイビング方法を提供し、メロディ
−や音声を再生するスピーカとして用いることのできる
圧電発音体を実現することを目的とする。
従来の圧電発音体は第１図に一例として示すような円形
もしくは角形の圧電磁器薄板１を円形の金属板２に貼り
合せた圧電振動ｉＧ用い、この圧電振動板の周辺もしく
は振動の節部を第２図に断面図で示すようにケース３に
て支持した構造となっている。
もしくは角形の圧電磁器薄板１を円形の金属板２に貼り
合せた圧電振動ｉＧ用い、この圧電振動板の周辺もしく
は振動の節部を第２図に断面図で示すようにケース３に
て支持した構造となっている。
なお、第２図において４は圧電磁器板１の電極に信号電
圧を印加するリード線である。
圧を印加するリード線である。
この圧電発音体は消費電流が少ない、薄形で軽量である
等の特長からブザーとして多く電子機器に用いられてい
る。
等の特長からブザーとして多く電子機器に用いられてい
る。
しかし、この従来の圧電発音体の圧電振動板は非常にす
るどい共振特性を持つため、その音圧−周波数特性は第
３図に示すように共振周波数付近で非常に高くなり、周
波数による音圧レベル変化が非常に大きいのが普通であ
った。
るどい共振特性を持つため、その音圧−周波数特性は第
３図に示すように共振周波数付近で非常に高くなり、周
波数による音圧レベル変化が非常に大きいのが普通であ
った。
そのため、メロディ−や音声のスピーカとして用いる場
合には特定の周波数の音が強調され、自然な音を再生す
ることができなかった。
合には特定の周波数の音が強調され、自然な音を再生す
ることができなかった。
これを改善するには圧電振動板にダイビングをかける必
要があるが、本考案はそのための新しいダイビング手段
を提供するものである。
要があるが、本考案はそのための新しいダイビング手段
を提供するものである。
本考案による圧電振動板のダイビング手段はバネによる
弾性力を利用することを特徴とする。
弾性力を利用することを特徴とする。
以下、本考案の一実施例を断面図によって示した第４図
を用いて説明する。
を用いて説明する。
第４図において１，２゜３．４は第２図の従来の圧電発
音体と同様にそれぞれ圧電磁器板、金属板等の弾性体薄
板、発音体ケース、圧電磁器板１の電極に信号電圧を印
加するリード線である。
音体と同様にそれぞれ圧電磁器板、金属板等の弾性体薄
板、発音体ケース、圧電磁器板１の電極に信号電圧を印
加するリード線である。
圧電磁器板１と弾性体薄板２を貼り合せて一体とじた圧
電振動板はその周辺部がケース３に固定されている。
電振動板はその周辺部がケース３に固定されている。
またこの圧電振動板の前面（弾性体薄板２側）とケース
３の間にはコイルバネ５が装着され、圧電振動板の背面
（圧電磁器板１側）とケース３の間にもコイルバネ６が
装着されている。
３の間にはコイルバネ５が装着され、圧電振動板の背面
（圧電磁器板１側）とケース３の間にもコイルバネ６が
装着されている。
圧電振動板はこのコイルバネ５と６によって互いに逆方
向の外方を受けるが、圧電振動板が振動せず静止してい
る時にはコイルバネ５と６による力は圧電振動板をたわ
みのない状態に保持するように互いにバランスを取って
いる。
向の外方を受けるが、圧電振動板が振動せず静止してい
る時にはコイルバネ５と６による力は圧電振動板をたわ
みのない状態に保持するように互いにバランスを取って
いる。
いま、圧電振動板に信号電圧を印加し圧電振動板がコイ
ルバネ５または６の側にΔ１だけ変位した場合を考える
と、コイルバネ５と６の弾性定数ｋが同一の場合、圧電
振動板２にΔ１の外力がコイルバネ５と６によって作用
し、圧電振動板を静止位置にもどそうとする。
ルバネ５または６の側にΔ１だけ変位した場合を考える
と、コイルバネ５と６の弾性定数ｋが同一の場合、圧電
振動板２にΔ１の外力がコイルバネ５と６によって作用
し、圧電振動板を静止位置にもどそうとする。
すなわち、圧電振動板が振動している場合には常にその
変位に比例した静止位置にもどそうとする外力（ダイビ
ング力）が作用することになる。
変位に比例した静止位置にもどそうとする外力（ダイビ
ング力）が作用することになる。
したがって、圧電振動板はその共振周波数付近のように
大きい変位で振動する場合はその振幅がコイルバネ５と
６によって抑制されるわけである。
大きい変位で振動する場合はその振幅がコイルバネ５と
６によって抑制されるわけである。
このコイルバネ５と６の位置は普通振動板の振幅が最も
大きくなる位置に設置される。
大きくなる位置に設置される。
また、第４図の実施例では圧電振動板にダイビング力を
与えるバネとしてコイルバネを用いた例を示したが、弾
性定数が適当であれば板バネ等、他の形状のバネであっ
ても差しつかえないことはもちろんである。
与えるバネとしてコイルバネを用いた例を示したが、弾
性定数が適当であれば板バネ等、他の形状のバネであっ
ても差しつかえないことはもちろんである。
第４図に示した本考案のダイビング手段を用いた圧電発
音体の音圧−周波数特性を第５図に示す。
音体の音圧−周波数特性を第５図に示す。
この特性は第３図の従来の特性に比べ大幅に音圧レベル
が平坦化されており、メロディ−や音声を再生する場合
に実用上充分な特性が得られることがわかる。
が平坦化されており、メロディ−や音声を再生する場合
に実用上充分な特性が得られることがわかる。
このように本考案は圧電発音体の両側に弾性的に当接す
るバネ材を配置し、圧電発音体をたわみのない状態でバ
ランス良く保持したので、スピーカとして用いる場合、
非常に有用で利用価値の高いものである。
るバネ材を配置し、圧電発音体をたわみのない状態でバ
ランス良く保持したので、スピーカとして用いる場合、
非常に有用で利用価値の高いものである。
第１図ａ、 ｂは圧電発音体における圧電振動板の一例
を示す図、第２図ａ、 ｂは従来の圧電発音体の構造を
示す断面図、第３図は従来の圧電発音体の音圧−周波数
特性の一例を示す図、第４図は本考案の一実施例による
圧電発音体の断面図、第５図は本考案の圧電発音体の音
圧−周波数特性の一例を示す図である。 １・・・・・・圧電磁器板、２・・・・・・・・・弾性
体薄板、３・・・・・・ケース、４・・・・・・り一重
線、５，６・・・・・・バネ体。
を示す図、第２図ａ、 ｂは従来の圧電発音体の構造を
示す断面図、第３図は従来の圧電発音体の音圧−周波数
特性の一例を示す図、第４図は本考案の一実施例による
圧電発音体の断面図、第５図は本考案の圧電発音体の音
圧−周波数特性の一例を示す図である。 １・・・・・・圧電磁器板、２・・・・・・・・・弾性
体薄板、３・・・・・・ケース、４・・・・・・り一重
線、５，６・・・・・・バネ体。
Claims (2)
- （１）金属板等の弾性体薄板の片側もしくは両側に圧電
磁器板を貼り合せたモノモルフもしくはバイモルフ構造
の圧電振動板もしくは圧電磁器板を相互に貼り合せたバ
イモルフ構造の圧電振動板を設け、この圧電振動板の振
動方向の両側に弾性的に当接するバネ材を配置してなる
圧電発音体。 - （２）バネ材としてコイル状バネまたはうずまき状バネ
を用いた実用新案登録請求の範囲第１項記載の圧電発音
体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6890181U JPS6025195Y2 (ja) | 1981-05-13 | 1981-05-13 | 圧電発音体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6890181U JPS6025195Y2 (ja) | 1981-05-13 | 1981-05-13 | 圧電発音体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57181198U JPS57181198U (ja) | 1982-11-17 |
| JPS6025195Y2 true JPS6025195Y2 (ja) | 1985-07-29 |
Family
ID=29864795
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6890181U Expired JPS6025195Y2 (ja) | 1981-05-13 | 1981-05-13 | 圧電発音体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6025195Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5488266B2 (ja) * | 2010-06-30 | 2014-05-14 | 日本電気株式会社 | 発振装置 |
-
1981
- 1981-05-13 JP JP6890181U patent/JPS6025195Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57181198U (ja) | 1982-11-17 |
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